花火の晩のウィリアム・テル

花火の晩のウィリアム・テル

 テルは的を狙ったまま、動かない。
 浴衣の袖に描かれた、宵闇を螢が舞うような花模様も、夜店の灯りにふんわり照らされたまま微動だにしない。照明用のモーターがあちこちで唸り、モーター音にかき消されまいと人が声を張り上げて行き交うのでやかましかったが、テルの周りだけ、空気が静かだった。
 夜店のじいさんが僕にささやきかける。
「その嬢ちゃんは、えらい、プロみたいやのう」
僕もテルが射撃のプロなんじゃないかと錯覚しそうになるのだが、幼稚園の頃から傍で見てきた限りでは、こいつはただの活発すぎる女子中学生であって、プロではない。
 幼稚園に転入して来たばかりのあの頃、カンサイジンは外国人だと思いこんで誰とも口を利けなかった僕を、砂場へ誘ってくれたテル。清潔第一の僕を、水と砂を練り混んだ砂場にぶちこんでくれたテル。あの日泥まみれで崩壊していたお団子頭と、泥まみれの名札から読みとれた「てるき」の文字は、忘れない。あれ以来のつきあいだけど、テルが射撃訓練を受けたなんて話は、聞かない。
「――」
突如、浴衣の袖がひらりと動いた。銃が斜め後ろ下に勢いよく振り下ろされる。
 鈍い音がして、木製グリップが男に当たった。
 男は肘をひっこめた。その手には、テルの財布。
「おっちゃん、鉄砲借りるで!」
男が逃げ出す。野球帽を被っていた。テルが射的銃を右肩に担いだまま、小走りで人混みに消えた。浴衣の帯にくくりつけた巾着が揺れ、そこからいろいろ小物が転がり落ちていった。巾着の横っ腹は真一文字に裂かれていた。
「あの、あのっ」
僕は足踏みしながらテルのわたあめとたこ焼き入りナイロン袋を台に置いて、おじいさんに言い残す。
「スリです、本部に連絡してください!」
巾着を追っかけて、僕も人混みをすり抜けていった。

 何故こんなことになったのか。
 それは、テルが浴衣を着てきたからだ。

 テルの親御さんは、よほど「女の子」というものに夢と希望を抱いていたのだろう。と、今になって思う。幼稚園には毎日毎日髪を結った状態で送り届けていたし、あの頃の私服にはフリルがついていた。テルが藪につっこむたびにフリルが裂け、テルが泥につっこむたびフリルの目には泥が詰まったが、テル親はめげず、娘に乙女服を着せ続けた。
 何しろ名前が「照姫(てるき)」だ。姫とはまあ、ごたいそうな名前だ。これで万一テルが目を覆うような醜女であれば悲惨なことになっていただろうが、幸か不幸か、テルの見た目は名前と調和していた。中学生になった今も、ショートカットの黒髪に色白で、すらりとした「ソフトボール部の可愛い子」として話の種になっているのは、僕のような浮いた話とは無縁の男子にも、わかる。動作はがさつこの上ないのに。話の種にしたがる人たちにとっては、顔かたちがよければそれでいいらしい。
 テル親は、さすがに中学生になった娘に私服を強要できなくなったようだ――そもそも私服を着て出歩く時間があまりない――と思っていたが、テル親の執念はまだ生きているのだと、僕は今日、実感したのだった。

「お母さんに無理矢理着せられたん」
 テルは浴衣姿で、珍しく困惑顔だった。呼び出しがあった時点では、自転車で会場に向かうと聞いていたのに。僕は自転車をテル家の端っこに止めた。
「会場の近くまで、車で送ったるからって」
 テル母は、満面の笑顔でマーチの運転席に座っていた。
「んもうー春樹くん、照姫(てるき)かわいいやろっ? おばちゃんな、着物屋さんで照姫(てるき)に似合うの頑張って探したんよ。どれ合わせても似合うんやけどな……」
テル母は、浴衣と帯と小物にかける思いを熱く語った。県道の渋滞を避けて小道に入り、「停車しやすいし会場にも近いから」と貴志(きし)駅の駅舎前で降ろしてもらった時には、売店で絆創膏でも買ってテルの下駄ずれを防いであげようと考えていた。何しろいつも運動靴で走り回っているテルのことだ、慣れない下駄ではすぐ痛くなるに違いない。いや、むしろあの勢いでは、下駄の鼻緒も切りかねない。
「春樹くん、うちの照姫(てるき)を守ってな」
守ります(下駄ずれから)、と答えると、テル母は上機嫌で去っていった。
「……女って、大変やな」
「男の子の友達の中でわかってくれるの、ハルだけやで」

 木造のおんぼろ駅舎の傍で僕は絆創膏を買った。テルは売店前の猫で遊んでいた。
 駅に自動アナウンスが入り、電車がやってきた。終点の駅だし今日は祭りだ、河川敷の花火めあてに人がぞろぞろ降りてくる。売店から出た時には、テルは見慣れない女の子と賑やかに喋っていた。
 というか、その女の子のテンションが高い。巾着からデジカメを取り出して浴衣姿のテルを激写。猫と一緒の浴衣テルを激写。テルの髪にくっついた飾りが、ゆらゆら揺れた。女の子の浴衣の袖も、ひらひら揺れた。
「きゃああ、テル、いいよいいよ浴衣似合うぅうぅう」
フラッシュが飛んで猫が逃げた。売店の自動ドアの前で突っ立った僕に気づいて、テルが振り向く。
「あ、ハル来た。じゃね、UV」
UVと呼ばれた子が構えているのは今年出たばかりのFinePix40iらしい。真新しいデジカメをおろして、彼女は僕を見て、テルを見て、また僕を見て、鼻で笑った。そしてテルに向けて笑顔を振りまく。
「浴衣、ほんまに似合ってるよ。じゃあまたね」
彼女は後ろに控えていた男と一緒に、電車から降りた集団と同じ方向に歩いていった。僕は絆創膏を差し出した。テルはきょとんとしていたけれど、下駄ずれという言葉を知って、慌てて駅のベンチに座った。
「えっと、どこに貼ればええの?」
「……知らない」
ああ、もう、ハルってなんでこうしっかりしてるように見えて頼りないの! とテルに嘆かれた。よくわからないので、両足の甲の、鼻緒の当たる部分に適当に貼ることにしたらと言った。
 さっきの彼女は同じソフトボール部の子らしい。何故UVかというと、この時期、朝練の前に必ず「UV」と大書された日焼け止めを持ってきて、テルに塗りたくるからだそうだ。なるほど、連日外で跳ね回るテルが色白でいられるのは、彼女の功績なのだろう。
 男子一同とテル母の「UVグッジョブ!」と叫ぶ声が聞こえた気がした。

 大して広くない河川敷に、夜店と駐車場を詰め込んで、下流で花火を打ち上げる。
 住民は毎年、河川敷の大混雑と蒸し暑さを知りながらも会場に吸い寄せられる。車でやってくる観光客と一緒になって、花火を見上げるのだ。
 テルは夜店が大好きだ。一枚500円のお好み焼きであろうが、一回300円のくじ引きであろうが、何も考えずにお金を出す。僕は適当におつきあいしているけれど、何故か毎年、夏祭りの後は小遣いが足りなくなる――他の連中も、テルに同行した後は同じことを言っていた。

 さっきのUVとたこ焼き屋の前で再会した時、彼女はうつむいて涙を流していた。僕を見て鼻で笑ったあのふてぶてしさは河原の向こうにすっとんでいた。通行人が次々と、UVを見ながら通り過ぎていった。
「スリに遭うたんや」
と、UVの連れの男が言った。巾着にナイフで切られた痕があり、布の切れ目からFinePix40iのケースが見え隠れしていた。
 夏祭り本部のパイプ椅子に座って、UVとテルが何事か話をしていた。UVの連れの人は、本部の奥で商工会議所の親父に事情を説明していた。僕は女の子同士の世界に立ち入れず、事情も知らないので、本部の白テントの端に突っ立つしかない。
「おう、ハル君やないけ」
近所の兄ちゃんがスタッフの法被を羽織ってテントの奥から出てきた。パイプ椅子を勧め、ビールを勧めてくれた。ビールを固辞すると代わりにフライドポテトが出た。オレンジと白の紙の中でしおれた細切りポテトは、ありがたくつまませてもらった。
 兄ちゃんも商工会議所のメンバーらしい。本部のテントの奥で喋っているUVの連れを見て、UVに目を遣り、「これで3人目らしいで」と言った。
「警察呼んでんねんけど、この混雑やろ」
河川敷の夜店通りから見上げると、道路はどこもかしこも渋滞中。車は動かず、人は橋の上をのろのろと行き交い、テールランプが人混みと橋と夜空を照らしていた。
「で、テルちゃんとデートかい」
ポテトを咀嚼していた歯が、ほっぺの内側を噛んだ。
「違います」
兄ちゃんは、ポテトの袋を差し出したまま、にこにこにこにこと微笑んでいる。
「男の子と女の子が、ふたりで出歩くのは立派なデートや。さっきから見てたで?」
僕がテルにひきずられて夜店を渡り歩く姿を、本部テントの奥から眺めていたのだと、兄ちゃんは言う。そして急に声を低めた。
「今夜のスリはな、浴衣の女の子ばっかり狙ってるみたいや」
他の被害者も皆、浴衣姿で若い女子であったそうだ。巾着を切り裂いて、財布を抜き取られている。どうやってそんな芸当をこなすのかわからないが、あれはプロに違いない。
 そして兄ちゃんは一際高らかに言い放つ。
「テルちゃんは可愛いからなー。目ぇつけられやすいかもなー。他の男に触られんように気ぃつけやー」
だからデートじゃないです、と声が高くなってしまった頃に、テルがやってきた。
「ハル、行くで」
テルは真顔で真正面を見据えていた。声は――まるでこれから幽霊屋敷に挑むように――凛と張りつめていた。
「浴衣で思うように歩けやん女の子ばっかり狙うヤツに、うちは負けん」
厭な予感がした。……負けないって……スリと戦う気か。巾着袋を切り裂くナイフを持った犯人と取っ組み合う気か。僕はごめんだぞ。
 兄ちゃんがポテトの取り出し口を己の方に向けながら、手を振って、テルちゃんをしっかり守りやー、と言う。守ります(犯人をテルから)、と答えながら、僕はテルに引っ張られていった。テントの奥でUVと連れの男が肩を寄せ合っていた。

 わたあめ、たこ焼き、それから射的。
 テルは夜店を渡り歩いた。
 射的会場で、巾着袋を帯に結びつけさせられた。そしてわたあめとたこ焼き入りナイロン袋を預かったわけで。ああ、ライトと人の熱気で蒸し暑い。

 浴衣を着たテルが速く走れるわけがない。あの野球帽スリに追いつけるとは思えないけど、幼いあの日、フリルスカートのまま藪につっこんでザリガニと格闘したテルのことだし、下駄の鼻緒をぶち切ってでも夜店通りを駆け抜けそうだ。
 僕は、兄ちゃんに言った「守ります」を守れるかどうか、わからなかったけど、とにかくテルを追いかけた。
 人混みの先で「スリです」「つかまえて」と叫ぶ甲高い声がする。
 声を頼りに、目の前に現れる人影を次から次へとすり抜けていくと、テルの浴衣が見えてきた。思ったより先に行っている。藍色の地へ無造作に花を散らした模様が見えた。夜店に取り付けられたライトが、右肩にかつがれたままの射的銃を照らしている。彼女の行く手は大きく開けて、女の叫び声が行く先々から聞こえた。
 僕は立ち止まった人たちを両手で押しのけた。誰かの汗ばんだTシャツの湿り気が掌に残った。テルの短い髪がひらりと跳ねて、射的銃の筒の先がカステラ焼きとスーパーボールすくいの間に消えた。
 誰もスリを止めようとしないのかよ。浴衣姿の女子がひとりで「つかまえて」と言っているのに――せめて、せめて。
「スリが逃げます! 本部を呼んでください!」
原色や蛍光色のスーパーボールが浮く水槽の向こうで、白タオルを首に巻いたおっちゃんがぽかんと口を開けていた。
 やかましいモーターを飛び越して、段を飛び降りて、川石混じりの砂利を踏む。一気に暗い場所に出た。簡易駐車場だ。あちら側とこちら側に車が並んでいて、間の広い空間でテルが射的銃を振り回していた。スリは砂利の上に転がっていて、いつの間にか野球帽が消え、薄い頭頂部がよく見えた。どちらも息が荒い。モーター音や僕の呼吸音に混じって、息を吸ったり吐いたりする音が響いてきた。テルは浴衣の裾から片足を出して一歩踏み込み、銃口をスリの胸に押し当てる。ああ、浴衣なのにふくらはぎまで丸見えだ。
「財布を返して。他の人の、財布も、返して」
僕は加勢するべきだろうか。それとも本部に「ここだ」と叫ぶべきだろうか。ためらったその間に、テルは男から飛び退いてひっくり返った。スリが、財布を取り出す代わりにナイフを振り回したのだ。
 僕は突進した。
 ナイフを振り上げた男に、斜め後ろから体当たり。ポロシャツの下のぬくもった肉は、あちらがわに重心を崩した。砂利と丸くなった川石が僕の頬にもめりこんだ。
「ナイス、ハル!」
鈍い音がこだまして、男の呻き声が聞こえた。テルが射的銃で何かやったらしい。

 水苔くささが鼻についた。水の流れる音がする。すぐ上手でせき止めているから、今日も流れる水はほんのちょっとだ。ちろちろと、小さな音が耳に届く。その音をかき消すように男の人の声がたくさん聞こえてきて、ざわめきも少しずつ大きくなってきた。近所の兄ちゃんが僕とテルの名前を呼んでいる。兄ちゃん、さっきポテトと一緒に噛んだほっぺたの内側が、痛いよ。
 助け起こされた僕に近寄ってきた兄ちゃんが、僕の頬を――しかも噛んだほうを――ぶった。
「あほんだら、お前、なんで女の子巻き込んでこんな危ない事した!」
 いや、違う兄ちゃん、巻き込まれたのは僕……。ほら、テルも横から言ってるよ。
 そのテルはひどい格好になっていた。髪飾りもなく、浴衣は着崩れて、胸元と太股が今にも見えそうだ。帯からはずされた巾着は既に使い物にならない。差し出す手には砂利で切ったのか、血がにじんでいる。
 ――ああ、そうか。
 僕がテルを止めれば、テルがこんなに傷つくことはなかったんだ。
 とても簡単な事に今更気づいた。本当に僕は、肝心なところで考えが足らない。
「あれ、ハル、何泣いてんの」
テルがきょとんとしている。そんな事よりテルちゃん、と横から兄ちゃんが心配そうに声を掛ける。浴衣の着崩れを治してはどうか、とタオルを差し出しながら、恐る恐る。
「えー、こんなん脱いでしもたらええやん」
射的銃を砂利の上に置き、タオルで掌の血を拭ってから、何のためらいもなく、テルは帯に手をかけた。スリからナイフをもぎ取って連れて行こうとしていた男の人たちや、テルの傍にいた男の人が、ちょ、待て、と声をかけている間に、するすると、帯をほどいて下紐もほどき、浴衣をはいだ。
 テルの体にはTシャツとスパッツがくっついていた。下駄にTシャツとスパッツ。
 テル母は学習したのだ……娘は手直し不可能レベルまで浴衣を着崩すと、予想できるまでに。
 別の意味で涙が湧いた。

 夏祭りのメインは、八時半からの打ち上げ花火。
 僕とテルは、それを、駅のベンチから見た。貴志(きし)駅は河川敷より高台になっていて、民家の屋根の向こうに打ち上がった花火が見えた。打ち上げ音が腹によく響いた。ベンチの配置上、僕たちは首をひねって花火を見、真正面に向き直って食べ、それからまた首をひねって花火を見た。
 テルは焼きそばをすすっていた。下駄を脱いで足をぶらぶらさせている。貼ったはずの絆創膏は汗でとっくにはがれ落ち、見事な下駄ずれが出来ていた。救護所で掌ともども消毒してガーゼを貼ってもらったが、足が痛いと騒ぐので、花火後の混雑を避けて先に帰ろうと、ここまでやって来たのだった。同じく混雑する前にと考えた人たちがちらほらいて、ベンチの後ろの券売機で切符を買っている。
 射的銃を返された店番のじいさんが、ちょっと曲がってしまった銃身を見て肩を落とし、嬢ちゃんたちがナイフで切られなくて良かったよ……と言っていた。銃とひきかえにたこ焼きとわたあめを受け取ったが、じいさんは最後まで、壊れた銃を弁償しろとは言わなかった。
 ベンチに座るテルの横には、スーパー松源(マツゲン)のナイロン袋。浴衣一式と、巾着から落ちた物のうち、本部に届いていた携帯電話と、途中で僕が拾ったハンカチが入っている。あと髪飾りも。金具に金色のビーズがぶら下がった物だったが、拾った時にはずいぶん傷んでいた。テル母が見たら泣くかもしれない。
 ナイロン袋の脇には、わたあめと、たこ焼きと、僕のお金で買ったカステラ焼き。
 テルが何か言ったが、お好み焼きのソースがしみるほっぺたに意識を集中していたので内容を聞き逃した。
「……意外やった、って言うたの」
「意外?」
「そう。スリを追っかけてる時、誰も協力してくれんかった。スリを通せんぼするとか、一緒に追いかけるとか、あるやん? でもみんな、逃げるばっかり。鉄砲振り回して逆にこけた時、すごい怖かった」
誰にもわかってもらえないまま、自分は一人さみしくナイフで殺されるのだ、とテルは覚悟したそうだ。
「でも、ハルがとっさにあれをどついてくれた」
 守りますと約束したから。靴ずれからも、犯人をテルからも、守れなかったけれど。怪我する前にテルを止めることもできなかったけれど。それでも土壇場で、僕はテルを守った。
「……何を今更。友達やもんな」
照れて至極まっとうな返事をかえすと、テルが朗らかに笑った。
 ありがとね、と僕の顔を見てテルが微笑んだ。黒髪が頬にかかった。

 花火が一際大きく上がった。テルの背で、明るい光がぱぁっと咲いた。
 生まれて初めて、同い年の女の子を綺麗だと思った。

 ――だから、頼むから、唇の青のりは取ってくれ。テル。

花火の晩のウィリアム・テル

2001年頃が舞台になっています。あの頃、駅売店の猫たちはあそこにいたかどうか、いまいち自信がありません……。
夏祭りのスリはフィクションですが、実際にお出かけの際は、落とし物・迷子などにもお気をつけください。
------2007. 7.27

10年前に書いたものです。
この10年の間に駅舎もすっかり様変わりし、町も合併で市になりました。花火大会も同じ場所では開催されていません。
10年経って、あらためて読み返してみると、各所から非難がきそうだと苦笑するばかり。猫にフラッシュはあかんな。

花火の晩のウィリアム・テル

とある関西の町に住む、幼なじみたちの、夏祭りのお話。2001年頃が舞台になっています。

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-02-19

CC BY-NC-ND
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CC BY-NC-ND