93

どうせ世界は回る
いつも
つまんない速さで

よく行く中華屋
いつものお姉さんがいなくて
損した気持ちになって

それでも今日も
角煮チャーハンは美味しい

何もない日常を
変える気はないから
何もない日常を
ことばに変える

君に届くな

世界はいつも
今日も
つまんない速さで 回る

好きだよ
ただの虚勢さえも



20161230

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-02-17

Copyrighted
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