巨根の生涯
入れるものだとばかり思っていたが実は出てきたこともあったのだとしみじみ思い出す
あの産道をちょうど通過した直後の分娩室K産婦人科1974年11月18日。
両親の傍らで深夜映画を見た幼稚園のわたしが、草刈正雄と大地喜和子(・・・たぶん)ベッドシーンを見て勃起したとき、
母は大きくなったわたしのそれに目を細めニコニコ嬉しそうに言ったのだった。
「あら! ふうーん、そうかあ~。そうなのねえ。おおきくなったんでしゅねえ~」
初めての女、23歳・美容師見習M子とホテルラスベガス「空中庭園の部屋」(・・・恐らく)でベッドを共にした夜、
16歳処卒の彼女はわたしの股間をゆっくりともみほぐしつつ息を洩らして囁いたものだ。
「もぉ・・・・・こんなにしちゃってぇ、カズヤくぅんてばぁ・・・・、おっきぃー・・・・・・・かあいいぃっ・・・・!」
忘年会の帰りに執拗な課長の誘いをかわしていて終電を逃したという理由(・・・だったと思う)を信じ下宿に泊めた
新卒営業3課事務・後輩A美が、突如執拗にわたしの顔にキスの雨を浴びせてきたときの言葉は忘れられない。
「先輩っ、一宿一飯の恩義は、身体で払わせて頂きますっ! 先輩の太いの、くださいっ!!」
入れるものだとばかり思っていたがもはや入れるあてもなくなったのだと悟ったのは
ちょうど線香1本を手向けたところの午後の日溜り、妻の初盆、T霊園2044年8月13日・・・・・・・。
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:! | , l. | .| :, 巨根をば 「いやん」と焦がる おなごども ヱクスタシヰの 泡と消ゆれば
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巨根の生涯
特に意味はない詩です。面白く読んで頂けたならば嬉しいです。
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich