r-a-i-n
午睡から覚めると そこは真っ白に境界が溶け合った停戦地帯。
君
の
呟き
が
死にたい
ほど
ビューティフル
で
メランコリー
だった
ので
テーブル
の
上
の
冷めきった
プレーンミルク
の
紅茶
の
表面
に
水滴
数滴
落ちて
波立つ
日曜日
か
モンキーバナナ
の
日
その
朝
にわか雨・・・・・・・・・・・・・・。
雨宿り、いいですか?
すでにびしょびしょのまま お願いしてみる。
迷子です。盲目です。
舌足らずです。口呼吸です。
耳鳴りします。脳みそはたぶん赤味噌です。
たましいに 描き込んでください
あなたの血統へ通じる ケーブルが脈打つ電信柱を
くちびるから 録音してください
あなたを呼吸する 言葉ではなく 衝動の音色の暗号を。
r-a-i-n
2000年代に書いたと思う。
この詩は、自サイトにヴィジュアル的な表現で描いたヴァージョンをアップロードしている。(テキストが一部異なる)
よかったら見てください。 http://uzumaki.nobody.jp/rain.htm
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich