聖なる朝に起こさないで

あぁ、そういえばそうだった
求めていた朝ってのは
君の寝顔を見て
二度寝をすることだったんだ

時間が経つ程に
温もりが増えていく冬に
今日だけは傍に
まるで子どもの頃の様に

聖なる朝は起こさないで
このまま眠っていさせて
二人だけの夢を見させて

あぁ、そういえばそうだった
特別な日だってのは
気にしなくて良くて
まだ横になってて良かったんだ

歳を重ねる度に
お互いが幸せになる年に
今日だけは傍に
まるで子どもの頃の様に

聖なる朝は起こさないで
このまま眠っていさせて
二人だけで夢を見させて

聖なる朝に起こさないで

聖なる朝に起こさないで

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-02-10

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