永遠を。

葉から落ちる雫が 星明りに光るから
僕はただ君を見つめる
冬の澄んだ水の笑いが 僕の耳をくすぐるから
僕の心は君で満ちてく

見上げればいつも 星が泡の様に浮かぶから
僕は君の中を泳ぐ
足元にいつも 確かな鼓動を感じるから
僕は君の肌に触れる

数秒前の気分が 今はもう確かに違うから
僕は僕の不確かさを知る
木々の隙間で死んだ牡鹿が 次第に土へと還っていく時
僕は僕の永遠を知った。

永遠を。

以前描いてたブログより転載。

永遠を。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-02-01

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