〝し き〟

〝し き〟

ふわふわ不安な春の夜
きしきし軋むあなたの背骨
微睡む蒼い夢の淵

ひらひら開く花火の下で
きらきら嫌いなあの子に見せた
夏の紅く鮮やかな傷

うつうつ移ろう木々の色
秋枯れするのはあの日の憧れ
黄ばんだアルバム誰のもの

くるくる狂う万華鏡
無音のネオンに呑み込まれ
冬の白い眩暈に沈む

〝し き〟

ほとんど意味の無い言葉遊びです

〝し き〟

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-01-30

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