霧の朝に/短歌5首
深き霧のなか鵜の群れは
一矢の如く飛び去りぬ
迷うことなく海を目指して
霧深き 墨絵の如く家々を
儚きゆうべの夢の名残りか
朝霧のただ沈黙の重き灰色
世の人々の心深くにも
雲晴れて遍く照らす太陽の
光よ憂き世の霧も消し去れ
人もまた宇宙の塵のそのまた塵の
星の地上の霧のひと粒
霧の朝に/短歌5首
深き霧のなか鵜の群れは
一矢の如く飛び去りぬ
迷うことなく海を目指して
霧深き 墨絵の如く家々を
儚きゆうべの夢の名残りか
朝霧のただ沈黙の重き灰色
世の人々の心深くにも
雲晴れて遍く照らす太陽の
光よ憂き世の霧も消し去れ
人もまた宇宙の塵のそのまた塵の
星の地上の霧のひと粒
霧の朝に/短歌5首