勇者様は辛いのです。　　２．７５

「信じる心」

今回は輝瑠君とルイくんがメインです

「ルイ・・・」
輝瑠が口を開く
「何だ？」
「零サンも憂香も何であんなに強いんだろう・・・自分の弱さが嫌になる」
険しい表情の輝瑠
「・・・・・・輝瑠、人と比べたって仕方がないし、俺はお前がそんなヤツだとは思わない。」
きっぱりと言い切るルイ
「うん・・・俺さ、もう２００年近く生きてて”人間の魔界への侵略”、戦争、差別、いろんなことを見てきて、現代は幸せだなって思ってた。でもさ、最近は心がおかしくなりそう。みんな変な目してる。今じゃここは人間界と化してるから俺たち魔界人のいろんなものがおかしく映るかもしれない。だからって差別しないでほしい。憂香や憂香のお姉さんのことだって・・・」
「輝瑠、俺たちは後何年生きなきゃならないのかわからない。これから何度もそういったことを見ることになるだろう。そうやって感じるのはお前の良いところだけど感じすぎはよくないぞ」
優しく微笑むルイ
「うん・・・俺は後何度あいつを封印して、ルイはあと何度その戦いを記憶しなくちゃいけないんだろう・・・優姫は後何度苦しんで傷付いて・・・もう嫌だ・・・こんな運命・・・こんな運命変えてやる！あいつを、あいつを人間に戻す！生まれたときに貰ったこの力を信じてる」
「輝瑠、お前ならできる、俺はそう思う。信じてる。」
「ごめんな・・・ルイ。今度の戦いで最後にしよう・・・」
「ああ・・・」

少年たちは決意をあらたに次の旅へと・・・
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ー続ー

はいはい、ちぇりぺんです！
今回の話意味わかんないわ～(--;)
わかる人にはわかる！！！
取り敢えずネタバレ↓
・ここはもと魔界
・輝瑠君、ルイくん、優姫ちゃん、憂香ちゃん、お姉さん、零様は魔界人
・魔王は元人間
・輝瑠君、ルイくん、優姫ちゃんはかなりの年月を生きている（見た目は１６歳ぐらい）
なんて設定なんですね～(^-^;
他にもあるんですよ、ここで若干出てきてる設定が・・・まあ、それはまた今度にでも(^^;

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