夜の熱

熱かった
体を委ねてしまいたかった
熱かった
触れ合う肌を溶かしてしまいたかった
朝日を感じて
全てがおしまい
あなたの背中の残像
あなたと眠った心地
決して近くはない心も
今となっては愛おしい
熱かった熱かったの
全てを触れたかった
感じられたら
わたしは温まったのに
痛みを感じる軋む
あの熱さは誰の物にもならないから

夜の熱

夜の熱

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-01-23

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted