まっしろはかせの みずいろさがし

まっしろはかせの みずいろさがし

      







   






   

   







 
                      どこから   くるのか    わかるかな

                                      


                                                  どこで  きえるのか   わかるかな

   







   





       
          まっしろはかせは



   
                         ほっとけーきしろっぷ  ぺたぺたの   おうちに いません





   
                こがらし ふらふらふるると  ふいて      



                                    きょうも   あの    みずいろさがしに    おでかけです






   







   







   







   






   
          まっしろはかせの ゆうびんうけは



   
                     おうちなくした     りすのおやこが おるすばん





   
              りすの ぱぱさん   くるりんころり  と



   
                     きのみさがしと    どんぐりおそうじに  てくてくててて   おおいそがし








   







   







   







   






   
          みずいろさがしに   でかけた   はかせの おへやに



   
              れもんをかじる おんなのこの しゃしん いちまい





   
                        おおきな めのまわる  おにごっこの  まっくらやみと    



   
                  ちいさな ぷりんの あきかんさがし ゆきだるま





   
           そのまんなかで



   

             ぼく   おむれつ  と  おいかけっこ に  めくらまし 



   
                      ころころ ごろろ まいごの ぐんじょういろの   よみち  ゆく








   







   







   







   






   
          まっしろはかせは



   
                    しくしく ぐれーぷのあめふる  よるは   おえかきせんせいです





   
               ろーるぱんが ぽろぽろ  なきやんだ  ひゃっかじてんの ぺーじ



   
                        おつきさまが   こっそり  おかあさんと   るるりらるるり   だんすします






   







   







   







   






   
          まっしろはかせは



   
                   あさになったら   おでかけちゅうです 



   
                          おしごとの    みずいろさがし     



   
                   きょうは   ぶらぶらざぶんと   さぼって



   
                         ほいっぷくりーむ ふかふかの   あのそら



   
                              きっと  ふーせんがむで  ぷるぷるぷらると   とんでます








   







   







   







   






   
          おおぜいの にちようびの おとこのこたち



   
                     あおいおへやの ぴんくいろの  まほうに むちゅう



   
                         とどかない おれんじの   ばーすでーかあど   には



   
            りんごぱーてぃーの おさがりの どれす が  ねむってる   



   
                                 おしゃべりな   もくようびの すみっこで



   
                         あたし  ひとり   ゆらゆらゆらりる   にじを   みながら



   
                               こんぺいとうだけ  しっかり  はなさず   だっこする  








   







   







   







   






   
          まっしろはかせは



   
                        がたごとでんしゃの   おうちに  もう   いません



   
          りすのおやこは いつのまにか  くりのみ  みつけて  おひっこし   



   
              はかせは     おひとり



   
                        みずたまぱらそる と  ぱらぱらするる  おでかけちゅう



   
                                 いつしか   ずっと    あのうみ   あのそらの  むこうです








   







   







   







   






   
                まっしろはかせの   きえていった    みずいろさがしは





   
                             いまは     だれも    かえってこない   なぞなぞです。

   







   






   

   







 

まっしろはかせの みずいろさがし

矢野顕子というひとのカバー曲で『フロッタージュ氏の怪物狩り』という歌がある。
それに触発されて作った。
ツイッター上でほのぼのした詩がで多いので、僕なりに表現しようと思って作った。

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

まっしろはかせの みずいろさがし

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  • 自由詩
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-01-20

Copyrighted
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