もしもしもしも
中三の担任がくれた鉛筆を削り削ってまだ使ってる
評論の内容が理系寄りすぎる世間が私を見放している
動揺を誘う問題だなあって悟ってかなり動揺してる
白石さん、気持ちはわかりましたので③の文の意味を教えて
求めようなんて書くなよ出題者君の仲間になる気はないぞ
ほんのりと舌に残ったカフェオレが余弦定理を連れ去っていく
なぜ横にリケイがいるんだ鉛筆の音がうるさい指数が泣いてる
数学に四苦八苦する間にもバスはどんどん過ぎ去っていく
会場を出て友と話す「あの先生、手越くんに似てたよね!まじやば!」
この問題解けたのかなあ先輩は 私も来年解けるのかなあ
先輩に明日何て声掛けようかぼーっとしてたらすべてがずれる
もしもしもしも