*星空文庫

全体止まれ

革命鳴榎 作

小さいときの思い出は
何も覚えてない
何故かと聴かれても
何も知らない
おかしいね
自分のことなのに

ちょっと先の空を見ても
晴れてはないみたい
どっかから拍手が聞こえて
口元がにやけた
うるさいね
邪魔するな

気づけばみんな
前に飛び出していた
僕の信号は赤
まだ進めない
口笛でも吹こうかな
 
言いたいことが言えない
回転が早い人
凄いうらやましい
頬を膨らまして
何かしてみても
すぐに飽きてしまう

雨戸に指を刺したら
後で反省会
足元で蛙は雨宿り
弱いものは必ず
誰かに支えられて
しぶとく生きなきゃね

起きたら針が止まったり
そういうのあったらいいけど
なんて
夢見て生きると
幸せな気分だから

全体止まれば
楽に息も吐けるし 
君の事を
指で追いかけなくても
いいじゃん

『全体止まれ』

『全体止まれ』 革命鳴榎 作

神聖かまってちゃん『口ずさめるように』を聴いて

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2017-01-12
Copyrighted

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