人生列車

嗄鳥鳴夏

これは凄い好き。
短めだけど、テーマがちゃんとあるし。
強いて言えば、人生の列車だかって題名の作品を誰かが既に創ってたこと。
まあ、違う列車なんで行き先は違うし別にいいけどね。
デパートの駐車場で母親に読んで聞かせたら褒めてくれた。

背伸びをして目を凝らして待っていた
僕は待ちに待った人生列車に乗り込んだ

午前7時 電車に揺られながら吊革を握りめる時
遠くに浮かぶ母や友の残像と 手紙を見て泣く時
かけがえのないこれまでや跡形もないかつての全てが
涙となり手のひらに落ち想像の地図を創る

僕の人生列車 二度とは戻れない
誰も知らない街を目指す

次は如月 知らぬ間に季節は走る
耳の中に駆け巡る この世界に打ち鳴らす鼓動

午後7時 電車に揺られながら何にも掴まらずいる時
動き続ける景色を見つめて 自分だけ止まっている時
ゆとりさえ無い社会や嫌になる熱い気温が
汗となり目の前を落ち自由のせせらぎとなる

僕は人生列車 つまらない場所から
早く逃げたいだけなんだ

乗せていってくれ 
誰も乗せずに終点へ

人生列車

人生列車

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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