暁星

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君が自殺した朝
この世で一番美しい星が見えた

あれは君の星

君が死んでしまったことで
君の生はこの暁において
最も確実性を含んだものになったよ
死んだということは変えられない
だから
生きていたということも変えられない
これこそ君の復讐だったんだろう?

紙風船に息を吹き込んだ
音も立てずに
それは
爆ぜた

さながらしゃぼん玉のようだ

爪を噛む癖は僕が引き継いであげよう
早起きを癖にしてあげよう
それから
孤独な君の星に僕が住んであげようか



あの暁星をゆびさして
僕だけが
君の死を称賛する



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暁星

君が好き。

暁星

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2017-01-09

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