真夏の雪

カーテンをちょっぴり開けて
太陽の光を呼び込んで
飛び込んできたのは真夏の雪
掴んでは投げ
掴んでは投げ
それでも空間を泳ぐ雪は消えず
私の心をひらひらと揺れ動かす
いつかあの人が言っていたように
見えないものが私たちを取り巻いているようで
その見えないものが日常の証
はっと閃いた宇宙の根源
ぱっと消えるのは夢幻
でもそれが私の誇りとなって
私は明日も生きていく

真夏の雪

真夏の雪

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-12-31

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