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悔しい思いしてそれでも生きてきたんだよって胸を張りたい。自分の幼さを永遠にしながら死んでいくのは惨めだった。さよならをしってはじめて戻らない時を想う。さよならさよならさようなら。壊れていくのは心で、でも大丈夫なんだよ。嘘でもいいから君にそう言える僕でありたかった。ここには君を救えるひかりがないし、僕は光にはならない。ごめんね。数えきれない懺悔を連れて、僕は死ぬのかもしれない。それでよかった。そう言える僕になりない。彼女が怖いのは姉に似てるからだ。あの人はでもきっと姉と違って守ってくれない。自分しか守らない。きっとずっとそうやって本当の意味では誰も救わずに生きてきたんだろう。私も一緒。彼女はそれを隠さないだけ。私は私のために隠す。隠し通す。辛さ。どこにも行けやしないから、ひとりだって泣くことをゆるしてほしい。ごめんね。君が嫌いです。僕も僕の事が嫌い。いつも誰も許せないのは、僕が僕を許さないからだ。痛みは消えない。幸せは見ない。


20160818

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-12-31

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