お酒

鼓動を感じて偽りを嗅ぐ
ごまかしを鼓動へ擦りこんだ
逃げて残るはアルコール

未だ突き刺さって抜けない
ごまかしを鼓動に擦り合わせた
私の体にはもうバレていた

アルコールが染み込む
胸は虚しさを感じとり
思い出すのは少しくすぐったい感情

おでこをかすめる
季節の変わり目

鼓動の真実は
感じていたいのは
触れたいのは
離れられないのは
痛むのは

あなたじゃなかったの

お酒

お酒

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-12-29

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