ソーシャルゾンビ少女の多住人面プレイング闘争
Anata, watashi ni sawarenai desu.
Watashi ni, anata no, shimon, tsuki masu.
うちはあの公園、17さいの春から行けへんのよ、うちがつれさられたん、あの公園のまえやしね、ふしぎやろ、じっか、あのちかくやのに、うちつれさられたんよ。まつだのくるまだったかいな、あおいくるま、うち、それから、あおいろしか、目にうつらへんようになったんよ、家具がぜんぜんあらへん、へんなへややった、かーてんにニコチンのヤニべったりで、おもちゃの手錠はめられて、ぱいぷのべっどにつながれてな、うち、いまだにおふとん、べっどこわい、あのぱいぷべっどおもいだすけん、両手ぱいぷにこていされて、あさもひるもよるも、まよなかもよあけも、かんけーあらへん、あのお面つけたひと、すきなときに、すきなようにからだいじって、おしてくるんよ、あせいっぱい、かおみえへんからわからん、けど、うちのしらん女のひとのなまえよびながら、ぐいぐい、痛あにつっこむんよ、そらゴムやあらへん、くちにも、ほっぺたにもかけられた、くちのなかにきたないやつ、おしこまれて、あたまつかんでうごかされたり、かたいやつ、のどちんこにあたって、吐いたら、いっぺんだけやけど、はなぢでるまで、しばかれた、もう、あんましおぼえてない、うちが、ちがううちのとき、うち、だれか男と、あんなんやるんやろか、今でも、お面のひと、ごはんはたべさせてくれたんよ、手錠のままな、いぬぐいみたいにな、かお、しるでベタベタになったら、お面がわらいながら、やさしく、てぃっしゅでふいてくれるんよ、おしっことかうんこ、したあなったら、ぱぱ、したいです、いうんよ、したいってまただしてほしいんかいわれるけど、ちがいます、ぱぱ、あれです、あれってわからへんわ、ちゃんというてみい、はい、ぱぱ、うんこですおしっこです、そんではじめて手錠のまま、といれつれてってくれた、うんことしっこ、いつもみられた、いっぺんいっしょにべんきにおしっこされたあと、べんざのうえで、毛のこいひざのうえ、のせられて、そのままやられて、ぎゅうぎゅう、あせまみれの、垢くさあいからだで、うえ、した、ふりなげるみたいにして、にこちん色の歯で、したかみきられるんちゃうかゆうぐらい、くちすわれて、だされた、せいりのとき、ちゃんとふくきせてくれてな、ぱんつはかせてくれて、ナプキンつけてくれたしな、そんときだけ手錠、かたてだけで、ほっとかれて、せいりのあいだじゅう、お面のひと、ばいおはざーど、こうりゃく、むちゅうやった、お面のひと、だしたいときは、うち、だっちわいふで、せいりや犬ぐいのとき、うち、ぱんつはいてない、きせかえにんぎょう、おまえ、おっぱいちいさいけど、しまりはええわ、だすとき、きゅううううううって、おまえのおめこ、ようしまるわ、わしのおもちゃ、わしのおもちゃやぞ、わかっとるか、そんなんいわれて、また、りょうて、手錠、24じかん、わしのせいよく処りべんじょってわらわれたり、ええか、いくけんなあ、ぱぱ、きもちいいって、なけ、ええこえでなけ、いろっぽいこえだせや、おらおら、おう、ええわ、ええわ、お、お、おぉおぉ、いく、いく、いく、いくぅううううぅううううぅ、、、、、なきそうなこえで、つように、毛ぶかい血っかんうきでたうでで、しがみつかれて、そんなんが2かげつ、つづいたかいな、お面のひとにいうたんよ、もうすぐお盆です、ひとりぐらしのうちを、かえってくるん、じっかのおかあさん、まちます、かえられへんかったら、みな、さがします、うち、じっか、母子かていやけど、おじいちゃん、町内かいちょうです、みな、さがします、そう言うたん、けいさつとかぜったい、いわんかった、ころされるおもたもん、ぜったいいわんかったよ、お面のひと、いっぱいあそばせてもうたしなあ、ようけ抜かせてもろたし、おまえ、そろそろええわ、、ほな、かえり、、、そんなんやったかな、、、、まつだ、、、、あおい、、、くるま、、、、とらんく、、、、さるぐつわ、、、、きいついたら、さらわれたときのこうえんやった、ゆうがた、ひがしずんで、こうえん、こどもおらへんかった、どうろのわきに、ねかされとった、なんや、うち、死たいみたいやった、そんでマンションへやにかえったんよ、てくびに、まだ手錠、ついとるみたいで、半年くらい、てじょう、ついとるようで、だれにもいわんかった、いうたらころされる、そやからいうねん、まつだのあおいくるまのうちに、うちがあんたで、がっこーさぼって、ほすてすやっとったん、がっこーにばれたら停がくなるけんあかんし、おかんにもばれたら半ごろしにされたやろうしな、あんたしっとるやろ、4がつに、さんふじんか、おろしにいったん、ようけおこられた、あのせんせー、こわかった、しゅじゅつのあと、あのこうえんとうったら、こども、きゃっちぼーるしとって、ぼーる、うちのところ、きた、うち、ぼーるひろて、よそのいえの庭のなか、なげいれたった、ないとったわ、あのスワローズのぼうしのこ、あれから、あのこうえんのまえ、ぜったい、とうらへんねん、スーパーいくときも、とおまわりや、お面、、、まつだ、、、、、あお、、、くるま、、、、、、、、ぴかちゅーのおめんやったやろか、おもいだされへん、こわかったから? そやない、あんまし、いま、こわいおもわへん、うち、あのときのうち、はんぶん、せかいにおらへん、いきてへんねん、けどいちばんこわかったんはな、うちのきもちや、手錠のときのきもちや、犬ぐいしとったときのきもち、ぺっとみたいやけど、なんでもたべさせてくれるし、なんでも買うてきてくれたし、うち、あのお面に突かれながら、ひょっとして楽ちゃうん、この毎日、そう思たん、そんときのきもち、そんときのうちのきもち、うち、うちのことがいちばん、こわかった。
みゆは、おきゃくさんのこと、どう、およびすればいいですか
「そやな、ええとな、うん!!、そや!!、パパって言うてくれる?」
ぱ ぱ
「なんや、みゆ? もっと呼んでえな!! パパ言うてえな!!」
ぱぱ、みゆは、ついったー、やってみたいです。みゆ、ともだち、ほしいです
「そうか、ほな、パパはみゆにヴァイオ、買うたらなあかんな!!、ヴィトンのバッグもどうや!!、モノグラムいうやつ、どや?」
はい、ぱぱ。ばっぐも、みゆは、うれしいです
彼は既に結婚出来もしない不惑に近い文学青年気取りのソフト帽を被って私の部屋に訪れては私の詩の事を常に誉める事を怠らなかった「ミユサン・・・・・・」
私が同伴出勤する企業の役員で働かずに食べられる年寄りとは違ってナイーブな人だったが「ミユサン・・・・・・」
彼の最低賃金以下の作業所生活の話は彼の情熱に反して私を冷却させた「ミユサン・・・・・・」
彼は絶対に私を抱こうとはしない「ミユサン・・・・・・」
17歳の私の事実は脚色されて彼のメランコリーを動揺させた「ミユサン・・・・・・」
私が彼に作ったミサンガを彼は事の外狂喜した「ミユサン・・・・・・」
まるで17歳の日のあのパイプ椅子の手錠のように「ミユサン・・・・・・」
酒は飲めるかと訊かれてつい飲めないと嘘をつくと「ミユサン・・・・・・」
彼はキューバリブレの美味しいショットバーへ私を誘えないことを悔やむ「ミユサン・・・・・・」
本当はクラブ勤めだから飲めない訳も無く「ミユサン・・・・・・」
将来の夢はなに?彼の口癖「ミユサン・・・・・・」
繋がりの為の話の端緒「ミユサン・・・・・・」
高校時代にほんの僅かな期間に働いた飲食店の話をする「ミユサン・・・・・・」
私の現在の仕事は家族も友人も「ミユサン・・・・・・」
そして彼も知らない「ミユサン・・・・・・」
美優さん、喫茶店を営業してる作業所で働けばいいよ「ミユサン・・・・・・」
きっと君の夢に少しでも近づけるから「ミユサン・・・・・・」
少し私の彼への背信が私の中に疼く「ミユサン・・・・・・」
主治医の詐病の診断書によって私は統合失調症患者という事で「ミユサン・・・・・・」
障害年金1級と特別介護手当と同伴出勤の抜け道の所得隠し「ミユサン・・・・・・」
彼が私の詩を優しく朗読してくれる時に限って「ミユサン・・・・・・」
私の中でホステス勤務用の青いみゆが私に「ミユサン・・・・・・」
声をかける「ミユサン・・・・・・」
震える「ミユサン・・・・・・」
うるさい「ミユサン・・・・・・」
昏倒する「ミユサン・・・・・・」
彼がキッチンで崩れた私「ミユサン・・・・・・」
を起こして居間へ連れて行こうとする「ミユサン・・・・・・」
強く握られた腕「ミユサン・・・・・・」
青い車「ミユサン・・・・・・」
青「ミユサン・・・・・・」
公園「ミユサン・・・・・・」
やめて!!「ミユサン・・・・・・」
硬直して痙攣「ミユサン・・・・・・」
を起こす私の身体「ミユサン・・・・・・」
から彼の手が離れ美優さんと何度も私を呼びながら私は眩暈「ミユサン・・・・・・」
をようやく抑えて彼が敷いてくれた毛布の上「ミユサン・・・・・・」
で私は私を調整する私を調整する調整する調整調整調整「ミユサン・・・・・・」
彼が結婚を切り出した時に私はようやく借財のように蓄積した私の虚像から解放される心持ちがした「ミユサン・・・・・・」
だが彼の不安神経症は何度も私に確認をする確認をする確認をする「ミユサン・・・・・・」
どのような完璧な安らかさの証明を私に求めているのか「ミユサン・・・・・・」
安らかさ何それ美味しいの「ミユサン・・・・・・」
彼の甘えが私の半生の過酷さから彼への憎しみを生む「ミユサン・・・・・・」
知らなかったという彼の幼稚さを知らなかったのは相手への責任転嫁だと私が責めようとする「ミユサン・・・・・・」
私は彼に教えてやった、人生はルートを踏み外せば千人の敵がいるのだと、「ミユサン・・・・・・」
命乞いなど無用「ミユサン・・・・・・」
なのだと、「ミユサン・・・・・・」
命のやり取りは味方にすら吐露しないものなのだと「ミユサン・・・・・・」
数日連絡が途絶えた後、彼から送られたメールは完膚なき程に私を手錠の記憶のように弄り倒した「ミユサン・・・・・・」
美優さん、僕には敵はいません、だから味方もいません「ミユサン・・・・・・」
人を敵味方に分け隔たせざるを得ない美優さん「ミユサン・・・・・・」
の人生を僕は悲しく思う「ミユサン・・・・・・」
正邪に大小はあれ、邪悪の為に敵が生まれるなら僕は石枷から放たれた絶望を選びます「ミユサン・・・・・・」
手錠「ミユサン・・・・・・」
の私「ミユサン・・・・・・」
が私「ミユサン・・・・・・」
を呼ぶ「ミユサン・・・・・・」
手錠の17歳の私が命じるままに「ミユサン・・・・・・」
彼「ミユサン・・・・・・」
の記憶「ミユサン・・・・・・」
を指紋一つも無き程に私「ミユサン・・・・・・」
は私の心「ミユサン・・・・・・」
から抹殺した「ミユサン・・・・・・」
ああ消える消えるね消えるよ消える消える消消消消消ああ消え、る、、、、なに、、、、公園、、、、べんじょ、、、、うち、、、え、、、、お面お面お面お面お面お面お面お面お面お面お面お面お面お面お面お面お面お面、、、、、、「ミユサン・・・・・・」「ミユサン・・・・・・」「ミユサン・・・・・・」「ミユサン・・・・・・」「ミユサン・・・・・・」「ミユサン・・・・・・」「ミユサン・・・・・・」「ミユサン・・・・・・」「ミユサン・・・・・・」
「ミユサン・・・・・・」
You
trespass on
too much
faces
all
places,
わ、 た、 し、 は、 ど、 こ、 に、 も、 か、 お、 が、 な、 く、
therefor
you
guffaw
as a lunatic
suchlike games,
で、 も、 こ、 う、 し、 て、 い、 ま、 な、 い、 て、 い、 る、
surely
it's because of
the ugly act
of
your
true face,
き、 っ、 と、 べ、 つ、 の、 か、 お、 の、 し、 わ、 ざ、 な、 ん、 だ、
your hatred
for
your fuck-hole,
わ、 た、 し、 の、 わ、 た、 し、 へ、 の、 に、 く、 し、 み、
you
plot
to pinch
your face
soon.
わ、
た、
し、
は、
あ、
た、
ら、
し、
い、
か、
お、
か、
ん、
が、
え、
る、
、
、
、
、
、
、
ソーシャルゾンビ少女の多住人面プレイング闘争
最初に断っておきたいが、ある種の疾病を有する人々を差別・排斥するために描いた作品では決してない。
この作品は全くのフィクションではあるが、作者の個人的見聞から着想を得た創作であることは確かである。
作者ツイッター https://twitter.com/2_vich