サヨナラ、タバコよ

できないことはない。禁煙も。やり方、教えます。

わたしは禁煙を始めました(懲りずにまた)。ですが今回は今までとちょっと違う感じです。一カ月ほど経ちましたがすごくいい感じに禁煙を続けています。
わたしの禁煙方法は禁煙に関する本を読む、それだけです。しかもその本は図書館で無料で借りたものです。タダです。他には何もしていません。それをじっくり読んで正しい知識を得ました。(それで少々延滞してしまいましたが)
それによってわたしはタバコと縁を切ろうと思いました。愛想が尽きた、というんでしょうか、バカバカしくなった、とでもいうんでしょうか。とにかくわたしは今度こそ、という決意のもと禁煙を始め、今に至ります。
これはわたしの禁煙レビューとちょっとしたアドバイスです。もし、読んでいるあなたが喫煙者で禁煙をしたいと思っているのなら少し参考になればいいと思います。
いえ、きっとなります。

まずはアドバイスから。ともかく禁煙は唐突に突然に始めないでください。高い確率で失敗します。失敗するとかなりのストレスを感じると思うのでよくないです。禁煙はそんな気軽にできるものではありません。ニコチン中毒はおそろしいのです。きちんと準備をしましょう。
準備とはすなわちタバコを吸いたくなったらどうやって回避するか、です。事前に決めておきましょう。ちなみにわたしの場合は「歌を歌う」です。タバコ以外のものならなんでもオッケーですけど。
おすすめは「水」です。ニコチンの渇きと喉の渇きは非常に似ています。同じと言ってもいいくらいの。なので吸いたくなったら冷たい水をクイッといきましょう。きっと楽になりますよ。
その前に喫煙とニコチンの仕組みの正しい知識を得てくださいね。それは専門的知識を有する人物からです。素人の体験ブログを鵜呑みにするのは控えましょう。
手軽で安いものに品質を求めてはいけないのです。
本を読んでください。医師に相談してください。正しい知識がなくては医者に通ったところで結局半年後にはタバコを吸っている、なんてことになりかねませんから。
わたしの場合、準備期間は一週間でした。その間、タバコを吸いつつきたる決行日に備えて覚悟を決めていたのです。
そして禁煙を始める日は普通の日がいいです。自分の誕生日、何かの記念日に始めるのはやめましょう。タバコをやめて何日、と簡単に数えられるのはよくないです。そのスキにニコチンは入り込んできます。
後ろ向きはよくないです。前向いていきましょう。
そして目標と目的を設定しましょう。ぐっとやる気ができてきますよ。ただ禁煙でお金は貯まらないと思います。貯金は貯金の設定をした方がいいです。結局使っちゃうんで。
曜日は金曜日がいいとわたしは思います。金曜日に一日タバコを吸わない体を作って週末に入るのです。
休みは休みで仕事とは違うストレスがありますからね。ついタバコに手が伸びちゃいます。ちょうど三日が過ぎて月曜日になるので仕事の方も都合が良いです。
そしてこれは人それぞれでしょうが、わたしの意見としては周囲に禁煙宣言をしない方がうまくいくと思います。
追い込まれてから出るエネルギーは爆発力がありますが持続性はありません。禁煙は長丁場ですからひっそりといきましょう、ひっそりと。
ですがタバコとライターと灰皿は処分しましょう。どうしても、という時の保険にとっておきたいでしょうがそれは保険になりません。自治体の定める処分方法に従って廃棄してください。
さて、禁煙を始めたとして最初の関門が三十分後です。このくらいでだいたいニコチンがきれてますから。次が三時間後。絶対にコンビニに寄らないでください。レジで自分のタバコの銘柄を探し、店員さんに伝えてしまいます。こんな時は事前に決めた回避方法の出番ですよ。
それでどうにかこうにかやり過ごして三日経ったとします。体から完全にニコチンが抜ける三日間です。ここがターニングポイントといえますが、劇的な効果を期待しない方がいいです。
五日後、そして十日過ぎあたりでニコチン切れが襲ってきます。タバコが吸いたくてたまらなくなります。三日過ぎたのになんで?って思うかもしれません。でもそう言うものなんです。受け入れて流してください。
捕捉というか本来、というか、わたし達喫煙者が禁煙しても非喫煙者にはなれません。タバコを一度も吸ったことがない体には戻ることができないのです。そういう体になってしまいました。忘れることもできないのです。自転車をこぐのと同じです。
つまりわたし達は一生禁煙、ということなんです。
さて、禁煙の辛さにも終わりがきます。吸いたい気持ちは起こりますが弱くなる時期が三週間過ぎです。ここまでくるとすごく楽になっているはずです。わたしがそうでしたから。
冒頭でも申しました通り、わたしの禁煙期間は一カ月足らずですが、もうタバコを吸うことはないだろうと断言に近い形で宣言できます。そのくらい手応えがあります。本を読んだだけで。薬などは一切使わずに。
わたしの読んだ禁煙に関する本は両手で数えられるくらい少ないですがそれでも効果を感じることができます。
もちろん「禁煙セラピー」も読みました。それだけで禁煙できているわけではありませんが、なければ禁煙できなかったかもしれない。そんな感じです。キャッチコピーのようにこれだけで禁煙できるのもうなずけますが。
わたしが最も参考になったのが「リセット禁煙」です。このおかげで禁煙が比較的楽に続いています。
読んで目からウロコが落ちました。重要なことを学びました。
なぜタバコを吸いたくなるのか。その理由はたったひとつです。明確な答えがあります。今ならわたしははっきりと言えます。
そしてわたしは魔法にかかりました。
タバコから逃れる魔法です。
しかし、その内容を具体的にここで書くことはご容赦ください。それはあなた自身が読んでください。別に同じ本でなくていいのです。食べさせてもらっても、噛むのはあなたなのですから。
でもこれは言えます。お金を使わなくても正しい情報を正しく使えば禁煙はできます。
わたしが証拠に。

サヨナラ、タバコよ

サヨナラ、タバコよ

タバコはやめられますよ、全然。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-12-23

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