ゼロから有へ

ゼロから有へ

昔、女の人は髪が長いほどハ*チとみなされていたようで。
女のたしなみとして馬鹿のふりするのはきつかったと思うんです。
教養のある方など特に。

「くたばれ」なんか、言葉を選ぶ僕には無理だな

「死んでしまえ」なんて、僕が死にたくなるよ

 それは無になれってことだからね


 ニーチェは女に魂はないって言ったけど

 僕の友人だったあの娘は

 メイドとウエイトレスは魂が違う、と言っていた


 魂さえないとされた十九世紀の子女らは

 彼の作品をまともに読んでは いけなかったろう

 否定も肯定も 懊悩を深くするだけのもの 


 マイナス零度の自信家で 持てるくらいなら 僕が持つ

 インディカ米なんか 怖くない

 あふれる情報世界に 埋もれてしまえばいいのさ

ゼロから有へ

尋ねる言葉に縛られないで、自由に探して良いんじゃない?
現代なんだから。

ゼロから有へ

今自分はどこら辺にいるんだろうなあって思います。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-01-29

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