ゆめのなか
ずっと 夢の中に いるようで
目を開けられずにいた
これから ぼくたちを 待つものは
きっと さみしくて
ずっと ずっと
来なくっていいのに
朝焼けの中
登る陽を見ていた
また 今日が動き出す
これっていうものは いま
なんにも なくてね
ただ、からっぽなままでね
望めば、きっと
なんでも手に入れられるんだ って
そう 思ってたのにね
あのころの あの子は
ベッドの上に散らばった宝石たちは
一度見ればダイヤモンドだし
二度見れば投げ捨てたピックでしかない
どこにいったの?
ね 探しても 見つからないよ
輝いていた あの子が
生きる日々が 色付いてた
あの日の あの子
戻れないね
戻れないよ
全てはさ
終わった 過去なんだよ
悔しくいね
悔しくって
こすった瞳は まだ
覚えてるでしょう
覚えつづけているんでしょう
ゆめのなか