クレジット払いはもうやめよう

引きこもりの裏返しは防御

自分を小さくしようというのではない
周りの力が強すぎて負けそうだから壁をつくって自分を守る

日本人って結構みんな殻に閉じこもってほんとうのありのままの自分を表に出さない
ひょっとしたらお隣の国とかアジアのほとんどの人はそうなのかもしれない

でもこれは自分のせいではないですね
生まれつきとか性格とか病気とかそういうものではなく
家とか学校とか会社とか国家とか
そういうところの権力が強すぎるんですね

いくら日本が民主的といっても
それはアメリカとかヨーロッパとかの民主主義先進国のものとは違います

地方豪族の王からはじまって天皇そして近代の政府というふうに
絶対的な権力集中が常にあって
それにはふつうの人は逆らって生きていくことは許されなかったから
その監視や管理の外でふつうに生きることはできなかったから

そういう意味では明治維新が唯一の革命といわれても
ちょっと意味合いがちがいますね
民衆が蜂起した百姓一揆だったらわかるのですが
そうではないから
地方の豪族が天下を統一した程度のものとかんがえます

そしてそんな政府が天皇の名のもとにつきすすんで戦争で大敗したとき
民衆を縛る呪縛が一旦は解き放たれましたが
また最近それが復活してきました

歴史は繰り返すっていいますが
ほんとにそうですね

それは人の生理的物理的構造が今も昔も同じだから
その構造の上に発現する考え方とか欲望とか感情とかの精神的現象は変わらない

歴史は人のやったことの積み重ね
人は変わらないからやることも変わらない
だから歴史は繰り返す

為政者はいつの世もどこでも
自分たちの知らないところで勝手に何事かがおこるのを恐れています
いつも不安でいますが一方でその本心は大衆に知られないように隠そうとします
ほんとは何を企んでいるとか能力がないとかを知られたくないんです
みんなの前ではなるべく明るく振る舞ってウケ狙いをやっていますが
一人になると孤独と恐怖の極みで不安でいっぱいです

そんな為政者の思いの反作用が権力の強化と拡大ですね
いろんな情報が大量に飛び交っていて
うかうかしていると一瞬で足元をすくわれます
それだけ世の中が予測不能でカオス的です
だから人に勝手な行動をさせないように
さらに徹底的に監視して管理しようとする

それだけだったらまだマシかなとおもうのですが
この国の場合さらに多額の国の借金とか原発事故処理費用とか子供が少ないとかで
これから若い人たちが背負う負担が著しく増えそうです
要するに現世代の借金を将来のつけにしているのですが
せめてこのつけは現世代が生きている内にゼロにしておかなくてはなりません

このままではみんな息が詰まってしまって将来の希望もわかないし
なにかやりたいこと新しいことに挑む芽がでてきそうにありません
今の若い人たちこれから生まれてくる人たちに現在の借金を負わせないよう
数十年先を見据えた生き方をみんなしなければなりません

預金口座にお金が一銭もないのに
今しかできないあれもこれもとバンバン高級料理店で飽食し
その支払いをクレジットカードで済ませるようなふるまいはもう辞めにしないと

クレジット払いはもうやめよう

クレジット払いはもうやめよう

明るい未来のために今日からすること。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-12-12

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted