疲れたら

　疲れたらやすもう
　元気になって
　また書こう

　疲れたらやすもう
　元気になって
　また読もう

　疲れたれらやすもう
　元気になって
　また生きよう

　最近私は腕が重くて力が入らず、とても疲れるようになって来た。食事は補助具をつけないとうまく出来ない。パソコンのキーボードは肘を机に乗せてしまえば今のところなんとか打てるが、それも出来なくなったらどうしようか。何もしなければ、半年前までそうだったように、病気のことに捕らわれてまた憂鬱になってしまいそうだ。とにかく何かをやって気分を紛らしたほうがいい。
遅かれ早かれ体はどこも動かせなくなるだろう。でも最後は目さえ動けば意思伝達装置を使って会話が出来るということだ。装置はいくつか開発されている。パソコン機能を持った物はインターネットに接続できる。そして、読んだり、書いたりも出来るらしい。多くの神経筋難病の患者さん達は大人も子供もその様な装置を使いながら辛くても必死に生きている。私と同じＡＬＳ患者もそうだと思う。ならば私も頑張ろう。星空文庫は体を休めながらでも続けていきたい。ゆっくりと書き続けていきたいと思う。
2016年12月3日