欲に忠実である少女
大好きな恋人を欲張ってしまう、欲張りな自分に忠実な少女のお話です。自分の想いや、これが書きたい。という想いを詰めたものになったので、もしかしたら全く楽しくないかもしれません。それでも、少しでも良いと思っていただけたら、共感していただけたら嬉しく思います。
何時だって私は、自分に忠実でありたい
「貴方以外何もいらない」 「もう何も要らないぐらい幸せ」
そんな言葉が小説や歌詞の中に良く出て来るけど、私はその言葉を見る度に思う。何も【要らない】といっている時点で、【要らない】現実を【求めて】いると。
何も要らないという人ほど欲張りで、その欲を隠したがる。何で隠すの?私は何時だって自分の欲に忠実でありたい。そしてその欲を隠したくない。だって欲張る事は悪い事じゃないと思うから。欲張る【想い】は自由だし、欲張った物を手に入れる為に頑張ればいいだけ。【要らない】なんて言葉で自分の欲を隠して、欲張ったものが手の中に落ちてくるのを何もせず待っている方が、私には【悪】に見える。
だから私は何時だって欲張って、その欲に忠実に動く。
「…貴方が好き。だからこれからも私だけをその綺麗な目に映していて」
綺麗な貴方の瞳を【奪おう】とする人は沢山いるけど、貴方は私の【恋人さん】なんだから、これぐらい欲張っても良いでしょう?貴方の目に映り続けていられるように努力するから。可愛げの全くない私から、少しでも【可愛い】私になれるように頑張るから、貴方の瞳を他の誰にも奪わせないで。渡さないで。私に、【頂戴】。
何時だって私が欲張るのは【貴方】だけ。だから私に【貴方】だけを欲張らせて。貴方の周りにいる女の子のように、沢山の甘いお菓子という【言葉】を欲張ったりしないわ。だって私が欲しいお菓子は、貴方がくれる【お菓子】だけだから。貴方以外がくれる甘くないお菓子は全て捨てて、貴方のお菓子だけを欲張ると誓うよ。だから、これからも貴方だけが持ってる【お菓子】で私の事を捕えていてね。
私の紡ぐ【欲】はきっと、少しの甘さを含んだ【毒】になる。…ねぇ、貴方はこれからこんな【毒吐き】な私を好きで居てくれますか?欲張りでも許されますか?
「…貴方が好きで居てくれるなら、もう私は何も【要らない】わ」
そう、【要らない】現実を【求める毒】を、また私はあなたに紡ぎ、吐くの。
欲に忠実である少女
私自身かなりの欲張りで、でもその欲を隠す性格をしているので、今回は隠さずすべてを此処で出してみる事にしました。
私は自分に自身が持てず、「こんな私が欲張っても良いのかな。」と思う事が多々あります。小さなことでも大きなことでもあまり欲張れず、結局後になって、欲張っておけば良かった。欲張っても良かったんだと気付く事が多くて、何時も後悔ばかりしています。
作中に出てきた、【頑張ればいいだけ】。という言葉は自分に向けて綴った部分が大きいです。欲張っても欲張った分【頑張れば良いんじゃないか】、【努力したら良いんじゃないか】。そう自分自身に言い聞かせる事で背中を押してもらおうと思いました。
欲張り過ぎはイケないかもしれません。それでも欲張りたくなる【心】は誰の中にもあるのが事実です。一つずつ欲張って、その度に頑張って、何かを得て、自分の【自信】に繋げていけば私は良いと思っています。
ですがこれは私の勝手な解釈であり、想いなので、それを踏まえたうえで胸の中にそっとしまったり、ふとした瞬間に思い出したりしていただけたら、とても嬉しいです。
長々と失礼いたしました。皆様、最後まで読んで下さってありがとう御座いました。