真珠姫とダイアモンド
そこにあったのは 誰かのたわごと
拾い集めた小枝を 洋服の裾に絡みつかせたまま
道を行くようなもの
いつか小枝で 傷つくだろう
しかし彼は道を行かねばならず 急いでいる
そこにいたのは大きな鼻の小さなピエロ
隠し通してきた 幻を その涙に映す
真珠と涙の申し子が
彼に手を伸べる
That's right!
君は勇気を引き出した
それでいい
お天気なんか 気にしてる場合じゃない!
それでいい
君はその向こうへ行く権利がある
ぼろぼろになった ピエロなんて置き去りにして
手元にナイフ 光らせて
真珠姫とダイアモンド