あおい

あおい


いとしい、あおい
寝惚け眼 こすりながら
朝と出会うきみ
ぼやけた 世界のなか
そこに ぼくはいるの?

おはよう、あおい
目覚めのタバコ 咥えながら 立つきみは
なんだか まるで 枯れ木みたいでね

夜更け 白みだす空の下
ぼくら あの映画を いっしょに観たね

少年の冒険 夢にあふれて
きらきら 眩しくて こころが痛い

ぼくは この世界に
飽きてしまうわけには いかないのに

そんな虚ろな目で 見ないでさ
こっちにおいで、寝癖を撫でたいからさ


いつか ぼくの いのちは
きみの愛を こわすのかもしれない
こわいや こわくて
ふるえる つめたい手を
きみが、まもる あたためる



いとしい、あおい
おもい瞼 ぶらさげてさ 寝転ぶ きみ
今夜のおわりの景色に ぼくは、いるよ

おやすみ、あおい
酒焼けしたその声も
きょうはもう 響かない

夜空にひかる国
きみの夢をのせて まわるから

冒険してみようか
つめたい手を つないでさ


ふたり 笑う月に 愛を 唄おう


いつか ぼくの いのちは
きみの夢を こわすのかもしれない
こわいや こわくて
流れる ぼくのなみだを
きみが、まもる ぬぐっていく


いつか ぼくの いのちは
きみの愛を こわすのかもしれない
こわいや こわくて
ふるえる つめたい手を
きみが、まもる あたためる

あおい

あおい

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-12-05

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