めちこさんver(Twitterハッシュタグ企画物)
これはTwitterハッシュタグ#自分の世界観でキャラ化のめちこさん(ゆっけさん)verです。
私たちはいつも一緒。ずっと一緒。一緒にいることが普通…だけど、一緒にいることが大切。大切で、幸せな時間。
「ね、あれ、見た?」
「見たみた〜、行く?」
「行こうよ!」
こうやってね。何かあれば、隣には君がいて、それが私にとって、君にとってのベストだ。家に帰ればご飯を食べて、お風呂に入って、朝になったら君と一緒に学校へ行こう。
「幼稚園にもこうやって通ったよね。」
並んでこの坂を下りる。12年目になる。ここからは太陽が綺麗に見える。寒さも、暑さも、時の流れを感じた坂だ。
「そうだねぇ…。幼稚園、懐かしいなぁ。」
過去を振り返るというほどの時間、隣を歩いた。少し横をむけば、歩き出した足跡が見えそうだと思っていた。もう、足跡を背に歩いているね。今日も明日も明後日も、すべての時に君がいます。
すべての、すべての時に…。
朝起きる。化粧をして、仕事着に着替える。短すぎる廊下を歩いて、少し重いドアを押し開ける。さぁ、今日も始まりだ。エレベーター、エントランス、エンカウントせずに駅までの道を歩く。黒いアスファルトをコツコツと。コツコツと仕事をして、昼休み。仕事は大変だ、けれど楽しい。これはどう対処すれば円満かなとか、どう動けば効率が良いかとか、ある意味で脳を縛り付けている。それを解放する昼休み、あの日々のように思い浮かべる君のこと。
『ライブ行こうよ』
文字になって飛んでくる言葉。あの日々ならば隣から聞こえてきたその声は、文字に乗って飛んでくる。
『勿論!行こう行こう!』
君は私じゃない。私は君じゃない。そんなの最初からわかっていたのだろう。だけれど私たちは、同じで、隣で、一緒に笑う一心同体だった。今でもそうかもしれない。いつも一緒にいる。それでもそれは、粘土のような塊ではなく、磁石のように隣にいる。
「はぁ…楽しかった…。」
ライブ終わりの寒空の中、冷めやらぬ熱気をまとって呟いた。私は君のことが大好きだなぁ…、と思いつき、恥ずかしくなる。何を今更…と思うけれど、そうやって、互いに認め合って信じることができてよかった。
「また一緒に見ようね、っていうか絶対そうしてる。」
"絶対"という言葉は後にも先にも君以外には使えないだろう。
「絶対そうしてるよ。」
君と私の歩く道は違う。それでも度々混じり合って、同じ道を歩く。それが、ずっと、すべての時に。
めちこさんver(Twitterハッシュタグ企画物)
伝えたかったのは、実際の距離より、心の距離だということ。友達の少ない自分がいうのもおかしな話ですが、お友達っていいですね…。幼馴染みうらやましい。