星歌舞闘戦姫AKBGFDEVOL 第0章『失われた創世記の遺産/オーパーツ・オブ・ロストジェネシス』

AKB0048をベースに、星の海のアムリの主人公「華凶院アムリ」、しゅごキャラ!の主人公「日奈森亜夢」、交響詩篇エウレカセブンのヒロイン「エウレカ」を主要人物として、EAF(エアフ)と呼ばれるロボットを駆り、全銀河を駆け巡り、人々に夢や希望、笑顔を届ける壮大なスペースオペラファンタジー小説です。どんなに苦境を立たされても自分の可能性を信じ、立ち向かい、成長する笑いあり涙ありの青春物語でもあります。
AKB0048をベースしていますが、様々な作品を組み込んでいるため、オリジナルと異なる展開がありますので、暖かい目で見守ってください。

星歌舞闘戦姫AKBGFD EVOL 第0章『失われた創世記の遺産/オーパーツ・オブ・ロストジェネシス』

21世紀初頭、惑星間航行技術を巡って世界大戦が勃発。人類自らが生態系に大きなダメージを与え、地球外への脱出をよぎなくされた。宇宙へ生活の場を移した人類の新たな歴史、それは「星暦00年」をもってスタートする。間もなくして、深銀河貿易機構(D.G.T.O)の支配・統制により、“芸能”や“歌”が“人の心を乱すモノ”として規制される“芸能禁止法”が成立。 一部の地域(芸能絶対防衛圏)を除いては、芸能活動は厳しく罰せられる事となった。アイドルが次々に姿を消していき、人類の心は暗い闇に包まれていくのだった。
そして、かつて”アイドル”と呼ばれた存在は絶滅したかに思えた。
だが、そんな時代に復活したアイドルグループ「AKB(エーケービー)0048(ゼロゼロ・フォーティエイト)があった。
かつて地球の存亡をかけた戦いの中、傷ついた人々の心に光を灯すべく、アイドルとして最後まで歌い、踊り続けた“AKB(エーケービー)48(フォーティエイト)”。そんな伝説のメンバー達の光と魂を受け継ぎ、その名を襲名する形で、「非合法アイドル」として立ち上がったのだ!
だが、圧倒的な影響力をもつ彼女達の活動を無視できなくなったD.G.T.Oにより、“テロリスト”と断定され、さまざまな妨害を受ける。しかし、AKB0048はあきらめずに自ら武器をもち自分たちのステージ、ファン、市民を守るために戦うのだった。

AKB0048「待っているファンがいる限り、傷つき倒れても戦い、そして、私達は歌い続ける!」

そして、時は星歴0048年。
運命の年に、新たなスターとなるべく選ばれた第77期研究生を中心とした物語が、今、まさに始まろうとしていたが、そんな中、辺境の惑星アクーシャでは、一つのカプセルが発見された。
部下A「隊長。見つけました。例の物が・・・。」
調査隊隊長「よし、これを本部へ送れ。他の部隊に引き続き、調査を続けさせろ。」
部下A「はっ。」
部下B「隊長。司令官がお呼びです。」
調査隊隊長「わかった。今行く。」
カプセルを発掘した調査隊のベースキャンプ。彼らはある任務を背負っていた。
調査隊隊長「失礼します。」
司令官「あー・・・君か。休んでくれたまえ。」
調査隊隊長「はぁぁぁ。・・・で、用件は?。」
司令官「総司令部からアレの存在を確保せろと言われてな。本国の連中共がイラついているようだ。」
調査隊隊長「ええ。アレの存在は我々DEAVA(ディーヴァ)にとって、人類最大の発見です。アレの秘密を解明すれば、新たな発見にも期待できます。」
司令官「だが、アレの存在は我々人類にとっては危険な存在になるかもしれん。IEO(イーオ)の連中は、アレを単なる化石程度しか見えんと思っているに違いない。アレ一つで、銀河大戦になりかえんぞ。」
調査隊隊長「え、ええ・・・。しかし、アレを手に入れたい上。我々が主導権に握っています。後は、アルケミーから研究者及び護衛のトップレス数名と合流し、本部へ帰還する手筈です。」
司令官「だが、元老院やOU、ポリヘドロンの奴らも黙っておれないはずだ。奴らもアレの存在を欲しがっているはずだ。諜報部の情報では奴らは銀河全域に先遣部隊や探査機を送り出しているようだが、幸いここは勢力圏外だ。ここに嗅ぎ疲れる可能性は・・・。」
チュドォォォォォン・・・・・・。ドガァァァァァァァァン・・。
司令官「な、何だ!何が起きた!!。」
部下C「し、司令官。大変です。」
調査隊隊長「どうした?。」
部下C「正体不明の敵からの襲撃です。早くここから非難してください。」
司令官「な、何!?正体不明の敵だと!?。」
調査隊隊長「・・・!。まさか・・・EU(イーユー)!?。」
チュドーン。ドゴーン。ダッダッダッダッダッダッダッ。ドガーン。バシュー・・・。
EU(イーユー)
Unknown(アンノウン) Enemy(エネミー)の略称。40年前に地球圏に侵攻してきた正体不明の敵性勢力で、その正体・目的も不明で、突如地球圏に襲来し各地で殺戮と破壊を繰り返している、その名の通り正体不明の敵。EUの主力機である「メタゾード」と呼ばれる人型巨大機動兵器で、生物的な曲面主体の形状が特徴で、多くの機体が尻尾状のパーツと、親指と小指が同じ長さとなった左右対称形のマニピュレーターを持つ。その戦闘能力は高く、I.E.O.の主力PT(パーソナルトルーパー)「ヒュッケバイン」を火力・防御力・機動力あらゆる面で凌駕する性能を誇る。そのため出現からの14年間は常に攻勢に立ち、幾つものコロニーを破壊して回っていた。敵であれば戦意を失った相手であろうと容赦なく撃墜したり、撤退する際には撃墜された友軍機を破壊・爆破処理を行うなど非情さを持ち合わせている。非常に堅牢な装甲を持ち、従来の通常兵器では傷一つ付けることができない。また、単体での超空間跳躍(ハイパージャンプ)を行うことができる上、母艦と共に突如現し、破壊と殺戮をした後に一瞬で消えるなどして、神出鬼没である。
ヒュッケバイン十数機がEUの主力機ガフランに応戦するも、歯が立たず次々と撃破されていく。
パイロットA「うわぁぁぁぁ。」
バシュッ。ドガーン。
ガフランに両断され、爆破するヒュッケバイン。
パイロットB「く、くそーー!!。こんな所で死んでたまるかぁぁぁぁ!!」
ビームマシンガンを連射しながら特攻するヒュッケバインだが、ガフランに効かず・・・。
パイロットB「う、うぎゃぁぁぁぁ!!」
ダダダダダダダダダッ・・・。ジジージジー、ドガァァァァァァァ・・・。
ガフランのビームバルカンを受け、蜂の巣になり爆破された。
パイロットC「う、うう・・・。うわあああああ!!。か、母さぁぁぁぁん!!」
恐怖のあまり、逃げようとするヒュッケバインだが、ガフランは容赦は無かった。
ウィーン、バシューーーン。チュドドォォォォン。
逃げたヒュッケバインにビームライフルを撃ち撃墜させた。
パイロットD「こ、こちら第5小隊。司令部。これ以上、抑えきれません。撤退を…はっ!!、ぎゃぁぁぁっ!!」
バシュゥゥゥゥン。ドスゥゥゥゥン。ドガァァァァン。
司令部に撤退の指示を仰ぐパイロットだが、気を捉える隙にガフランにコクピットを貫かれて惨殺された。
宇宙空港にある巨大宇宙船AXIOM(アクシオム)号。今まさに出航寸前である。
クルー1「急げ。出航の時間になるぞ。」
クルー2「ハイ、わかりました。」
クルーたちは大急ぎで、AXIOM(アクシオム)に乗り込んだ。
副艦長「艦長、積み物を全部収容しました。」
司令官「よし、大急ぎで船を出せ!UEを振り切るのだ。」
艦長「し、しかし、まだ、搭乗してない乗組員が・・・。」
司令官「かまわん!!。何が何でもアレを司令部を届けることが最優先事項だ。今すぐ出せ。」
艦長「は、はっ!。」
ドドオオオオオオオオオオ・・・・ボオオオオオオオオオ・・・・。
アクーシャから脱出したAXIOM(アクシオム)。しかし・・・。
観測員A「前方に亜空間反応あり。こ、これは・・・超空間跳躍(ハイパージャンプ)です!!。」
艦長「な、何!!。」
司令官「よ、読んでいたのか!!。」
バシュアアアア、バシュアアアア、バシュアアアア・・・。
現れたのは全長1キロメートル以上に達する巨大母艦三隻。そこから大量のガフランが射出された。
司令官「か、艦長。超空間跳躍(ハイパージャンプ)の準備を!!」
艦長「し、しかし、座標が定まらない状況では・・・。」
司令官「かまわん。どこにワープしても奴らから逃げ切ればそれでいい。やれ!。」
艦長「は、はっ!。副艦長。超空間跳躍(ハイパージャンプ)の準備を。」
副艦長「はっ」
超空間跳躍(ハイパージャンプ)の準備を急ぐAXIOM(アクシオム)。その間、AXIOM(アクシオム)内に収容しているPT部隊全機投入して防衛に当たらせるが、圧倒的な数を誇るEUの前に、全滅は目に見えている。
観測員B「艦長。エネルギー充填率50%まで溜まりました。後30分で、ワープ可能です。」
司令官「いや、今すぐワープを開始だ。」
艦長「え!!。し、しかし、司令官。まだ完全にエネルギーが溜まっておりませんが・・・。」
司令官「フルパワーじゃなくてもかまわん。今すぐ、ワープせよ。早く。」
艦長「は・・はっ!!」
超空間跳躍(ハイパージャンプ)を開始するAXIOM(アクシオム)。しかし、ガフランや母艦から激しい攻撃をしてきた。次々と破壊されていくAXIOM(アクシオム)は最早風前の灯であった。
バシューッ、バシューッ、バシューッ、バシューッ、バシューッ、ドガガガガァァァァァァ・・・。
ガフランや母艦の猛攻で、アクシオムは大破寸前に追い込まれた。
司令官「・・・う、うう・・・UE・・・化け物共め・・・ううっ・・・。」
EUの攻撃で、メインブリッジが破壊され、操縦不能に陥るAXIOM(アクシオム)だが、超空間跳躍(ハイパージャンプ)のシステムは生きており、秒読みを開始する。
コンピュータ「超空間跳躍(ハイパージャンプ)まで後10秒。9、8、7、6、5、4、3、2、1、0。超空間跳躍(ハイパージャンプ)開始。」
シュバアアアアアアァァァァァ・・・・・・・。
超空間跳躍(ハイパージャンプ)したAXIOM(アクシオム)は、宇宙の彼方へ消えていった。
火の海と化したベースキャンプ。そこにいるのはEUのガフランだけであった。

IEO総司令部ヘブンベース。
その司令室で、二人の将校が話し合いをしていた。
レビル将軍「そうか、調査隊は全滅か。」
ティアンム中将「はっ。生存者は皆無に等しく、AXIOM(アクシオム)は行方不明です。しかし、AXIOM(アクシオム)から例のカプセルは搭乗済みと報告ありました。」
レビル将軍「そうか、では引き続き、AXIOM(アクシオム)探索に全力を尽くしてくれ。」
ティアンム中将「はっ。」
レビル将軍「・・・ああっ。それと中将。」
ティアンム中将「はい?。」
レビル将軍「例の件はどうだった?。」
ティアンム中将「ああ、あの件ならすでに整っています。後は優秀な人材が必要ですが、D.G.T.Oに申請中ですが、どうも手間取っているようで、かなり時間がかかりますが・・・。」
レビル将軍「かまわん。奴らを対抗するにはアレの存在は不可欠だ。わしは、D.G.T.Oの連中に説得してくる。何としてでも、アレを完成させるのだ。」
ティアンム中将「はっ、お任せを。アレを発見しだい、現地に派遣する部隊を編成させます。」
レビル将軍「うむ、頼むぞ。中将。」
レビル将軍に敬礼し、その場に立ち去るティアンム中将。静かに佇むレビル将軍。

IEO元老院
IEOの顧問機関「元老院(げんろういん)」はある緊急会議を行っていた。
アシモフ「DEAVA(ディーヴァ)の先遣隊がEUに全滅したそうだ。」
ブラナー「いい気味だ。おかげで我等の首が繋がったわ。」
カミングス「だが、例のアレは行方不明になっているではないか。」
ディクスン「あれが無ければ、我々の計画が完成できんのだ。」
エーヴェルス「さよう。アレの存在はわれらにとっては重要な鍵である。」
アシモフ「案ずるな。すでに手は打っている。必ずアレを我等の手に・・・。」
拍手する一同。彼らもAXIOM(アクシオム)に隠されたものを狙っていたのだ。

とある宇宙の彼方
シュン、バァン。
無事、超空間跳躍(ハイパージャンプ)に成功したAXIOM(アクシオム)。
コンピュータ「これより、自動操縦を行います。乗組員は全員、持ち場へ・・・。」
自動操縦で当ての無い旅をするアクシオムだが、破損が激しく、いつ爆発するのか状況であった。
その行き先には、辺境の惑星ガラパゴス。人類の植民惑星である。
惑星ガラパゴス・宇宙ステーション「桃色珊瑚(ももいろさんご)」
アナウンサー「宇宙ステーション「桃色珊瑚」へようこそ、降りる際に足元を気をつけてください。ようこそ、惑星ガラパゴスへ。リゾートやホテル充実しておりますので・・・。」
輸送用のスペースシャトルに降りる人々。その中の一人、華凶院(かきょういん)アムリ。
華凶院アムリ「ここが惑星ガラパゴス。よーし、がんばるぞー。」
その少女が、後に銀河を巻き込む戦いに巻き込まれることになる。
AXIOM(アクシオム)貨物室
白いカプセルに入っている無数の腕輪と謎の少女。腕には「Eureka(エウレカ)」という名の付いたブレスレットが着けていた。彼女は一体何者なのか?。それは次の章で見ればわかる。

                                                                    第0章完 第1章へ続く

星歌舞闘戦姫AKBGFDEVOL 第0章『失われた創世記の遺産/オーパーツ・オブ・ロストジェネシス』

この作品は、AKB0048をベースに星の海のアムリ、機動戦士ガンダムAGEなどの作品を取り入れて作ったものです。AKB0048と同じ、世界観ですが、戦姫絶唱シンフォギアから取り入れた歌いながら戦うバトルシーンを重視しておりますので、オリジナルとは異なるSFロボットバトルになっていますので、気をつけながら気軽に楽しんで読書をお願いいたします。

星歌舞闘戦姫AKBGFDEVOL 第0章『失われた創世記の遺産/オーパーツ・オブ・ロストジェネシス』

時は星歴0048年、深銀河貿易機構(D.G.T.O)の支配・統制により、“芸能”や“歌”が“人のココロを乱すモノ”として規制される“芸能禁止法”が成立。しかし、アイドルチーム「AKB0048」は、自ら武器をもち自分たちのステージ、ファン、市民を守るために戦うのだった。 そんな中、惑星アクーシャで白いカプセルを発掘した調査隊。しかし、謎の敵EUの襲撃で、調査隊は壊滅状態に陥り、宇宙船アクシオムは脱出を図るも、EUの攻撃で、操縦不能になり、辺境の惑星ガラパゴス付近へワープする。ガラパゴスへ墜落するアクシオムから白いカプセルを発見する華凶院アムリは、謎の腕輪の力でエレメントドライバーとしての力を覚醒する。それは銀河の存亡をかけた戦いの始まりでもあった。銀河に夢と希望を与え、様々な困難や絶望を味わいながらも、自分の信じる道を貫き通し、夢と歌、奇跡を諦めず掴み取る少女達の物語である。

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 冒険
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-07-09

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著作権法内での利用のみを許可します。

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