共に歩む人達へ
ただずっと、暗闇の中手探りで探してた。
あなた達に出会えた時、私は産声をあげて、確かに祝福されて生まれてきた。
あなた達は私を見て、微笑んでくれた。ただただ喜んでくれた。
あなたのためについた嘘が、あなたを余計苦しめたって、後で知って後悔してた。
為になるって、自分のためだった。
それがすごくよくわかった。
あなた方を、私はずっと好きで。
ただ好きで。
嫌われたくなくて、努力したけど、別のところで嫌われ続けた私は、あなた方にも誤解されてしまって、どうしようもなくて項垂れた。
あの頃はほんと、ついてなかった。
努力して磨き上げて、あなた達を見返した。
そしたらあなたは傷ついたって、後で知って後悔してた。
どうしたらよかったんだろう、私達。
どれが一番正しかったんだろう。
世の中はずっと無情で、非情で、私達を押し流していく。
あなたが染まってしまうのを、私は止めることができない。
ただただ、あなた達の後ろを着いていくと忠誠を誓うだけ。
真心が伝わればいいのに。
あなた方の優しさがひどく不器用に見えて、私は子供で、意味を取り損ねて。
間違えてしまった金曜日、後で知って後悔してた。
私は、私だよ。
変わんないよ、今までも。これからもきっとこのままでいるよ。
ただ自分に正直になっただけ。
もう隠さないって決めたんだ、だってきっと後悔するから。
私の大事な人を守る分、堂々としてるって決めたんだ。
私達雑踏の中、踏切の横断歩道で、あちらとこちら、お互いに手を伸ばしてると信じてる。
ただただ、触れ合わなくて、触れ合うべきなのかどうかもわからなくて、それでもあなたは伸ばしてくれたと信じてる。
すれ違うまま進む青信号。
私達解き合う言葉を持たないまま、ただお互いに同じ方向に進みだした。
手と手は交わらないままでも。
同じ道に立てたと信じてる。
ただただあなた方の後ろを行くよ。
私ここに忠誠を誓う。
真心が伝わればいいのに。
私の気遣いが余計苛立たせたって、後で知って後悔してた。
あの頃には戻りたくない。
私達、きっと前に進めるよね。
あなた達を信じてる。
きっとそれは、後悔しない。
ただただ同じ方向に、進む私たちを導く北極星。
ひたすら目指して、前へ進もう。
共に歩む人達へ。
共に歩む人達へ