黒い噂

杉山 実

  1. 清楚な美人
  2. 素晴らしい肢体
  3. 黒田のSEX
  4. 舌が侵入した
  5. 緊縛撮影
  6. 堕胎
  7. 木原の魔の手
  8. 動けない
  9. 強姦
  10. 悪魔の部屋
  11. SMホテル
  12. 名器の菜穂
  13. 不倫発覚
  14. スクープ
  15. 混乱のプロダクション
  16. 逃避
  17. 追い打ち
  18. 安藤恭子の危機
  19. 刺青の親分
  20. 恭子は罠に
  21. 記者会見
  22. AV女優の悲劇
  23. 断髪
  24. SMホテル薔薇の扉
  25. 始まったアナル調教
  26. アナルSEX
  27. 交渉
  28. 悪魔の契約書
  29. 仕掛けられた罠
  30. 始まるCM撮影
  31. 震える洗髪
  32. 悪魔の松宮美容整形へ
  33. 始まる剃毛
  34. 気を失う
  35. 至福の剃毛プレー
  36. クリトリス包茎手術
  37. 思惑違い
  38. 誘惑
  39. 逮捕
  40. ときめきの時
  41. 二人の仲
  42. 準備進む
  43. 魔の手
  44. 無念の思い
  45. 強姦された芽生
  46. 哀しい結末
  47. 始まった撮影
  48. 手術台に縛られて
  49. 彷徨う世界
  50. 剃りあげられた陰毛
  51. 夢の中の世界
  52. 狂う道具
  53. 放心状態
  54. 仕置き
  55. 剃髪
  56. 昇天した
  57. 涙の再会
  58. 驚愕の光景

闇プロダクションは、過激な本物志向のAVビデオを作る会社、バックには美容整形で大儲けをした松宮美容整形と妻が経営する婦人科の存在が在った。
女優を沢山抱えるプロダクションでも、頭打ちを打開する為に、今まで比較的大人しい作品にのみ出演していた女優を騙して、過激な作品に出してしまう。
嫌がる女優にSM調教を施して、撮影を強要、その現場の監督が有藤で、闇プロの専務兼監督。
殆どの女優は泣き寝入り、若しくは撮影の中で好きに成ってしまって、二作目、三作目の撮影に成る場合も有る。
マンネリを感じたプロダクションが闇プロに撮影を依頼したのだ。

清楚な美人

 33-01
公共放送局の玄関を笑顔で出て行く美しい女性、背中まで長く伸びた黒い髪を、玄関先で思わず春の風が、菜穂の黒髪を大きく揺らせて、乱れさせたので、纏めて括ってヘアーバンドで留めて、改めて出て行った。
北条菜穂は、今この放送局に別れを告げて、来週から民放のアナウンサー&タレントに変身予定に成っていた。
有名な国立大学を卒業して、アナウンサーとして入社して約六年、転機が訪れたのだ。
清楚で知的美人として、人気に成って去年の同局恒例の歌合戦の司会を担当した程で、人気は頂点に達していた。
退職と同時に、数社のCMに登場予定で,撮影も既に終わって,オンエアーを待つのみに成っていた。
その後も数社のCM契約も終了して,撮影を数日後に行う予定に成っている。
人気の原因のひとつに、全く男性の存在が見えない事も有るのだが、菜穂には少し寂しい気持ちがしている。
民放に入れば,色々な意味での制約も外れるので、恋と仕事に頑張ろうと考えている。
もう大台は直ぐそこだ!三十歳までには恋愛をして、結婚までの道筋を付けたい菜穂。
先日局のマンションを退去して、品川の高級マンションに引っ越しも終わって、準備が整った。
菜穂は兄妹で、大阪市の生まれ大学生の時から東京で住んでいるが,勉強一筋で男性には目も向けないで今日に至っている。
唯一高校の同級生青山京介と交際が有り、東京で再会の時に関係が有った程度、その後彼は海外の仕事で離れ離れに成り自然消滅に成った。
その後は華やかな芸能界に、席を置きながら噂とは縁遠い存在に成っていた。
大阪から,時々両親が訪れるが、人前に出るのが昔から苦手で、娘の仕事には口を挟まない。
兄は大阪の役所勤め、父は長年郵便局に勤めて居るので、家族揃って堅い仕事なので、菜穂の行動もこの様な環境がもたらしたのだろう?
色白で身長も高く百六十八センチ、スタイルも出るところが出て腰も括れて理想的なスタイルで、公式サイトにはバスト八十五、ウエスト五十七、ヒップ八十五との記載で、世の男性には知的美人の俗称で呼ばれた人気アナウンサーだった。

翌日早速解禁に成ったCMがテレビに流れて、勿論化粧品のCM、飲料水の爽やかCM、生保のCMの三社の放映が始まった。
今日も午後から、自慢の髪をイメージしたシャンプーのCM撮影が入っている。
子供の頃から母が、父の好みだったのか長く伸ばす様に成って、いつの間にか背中の真ん中位までのストレートが定着してしまった。
この後、タレントとしてドラマ出演も決まり、年始の時代劇でのヒロイン役が決定して,今月末から撮影の予定が入って順風満帆の船出に成っていた。
民放に変わりタレント事務所に所属する事に成って、竹本プロダクションにマネージメントを委ねる事に成った。
大きなプロダクションでは無い処を希望したので、局の先輩が所属しているこのプロダクションに成った。
プロダクションが仕事を決めるのでは無く、選べるのが良いと先輩安藤恭子が勧めたので、ここに成った。
社長は竹本康三、五十八歳、妻の澄江が専務をして、数十人の社員を抱える小さなプロダクションの部類に入る。
それでも所属タレント、歌手は有名な人も抱えて、順風満帆に経営は行われていた。

その順風満帆な経営が、突如危機を迎える事に成るとは,その日の朝竹本は予想もしていなかった。
スタジオQで午後から、菜穂を伴ってシャンプーのCM撮影の為に訪れた。
スタジオQはCM専門のスタジオで、毎日の様にタレントとか歌手が出入りをして、一般人も毎日の様に情報を手に入れて,スタジオ前に陣取って待っている時も有った。
今日も、タレント木原良純と歌手の黒田美樹が、CM撮影に来ていた。
二人は親友なのか、ライバルなのかよく判らない関係で、時には今日の様に一緒のCMに登場をする。
撮影が遅れて、待合のホールで黒田美樹が、丁度入ってきた菜穂に出会した。
テレビで一度,歌番組で一度遠くから見た事が有るが、これ程間近で見た事が無かった美樹は思わず会釈をした。
菜穂も面識が有るので,会釈はしたがタイプ的には嫌いな男の部類に入る。
不真面目そうな、不良タイプが菜穂には嫌いな男に成った。
遅れてシャワーを浴びて、木原良純が黒田の処にやって来て「お待たせ!」と言って菜穂に目が行く。
軽く会釈をして「今度の時代劇で、ご一緒する木原です」と挨拶をした。
菜穂も会釈をして「よろしくお願いします」とは言うが、共演者の顔まではこの時点で把握していなかった。
菜穂が中に入って行くと、黒田が「すげー、俺のタイプだ、二回程遠くで見たけれど、今日見ると格別だ!シャンプーのCMって書いて有ったのは、彼女だな!見学に潜り込まないか?」黒田が乗り気に成ってしまって、仕方なく付いて行く木原。
スタッフに紛れ込んで、始まった撮影を見守る黒田と木原。
風に黒髪が揺れる様の撮影を見て、感動する二人「良いな!あの黒髪」と木原が言うと、黒田が「俺、あの黒髪に射精したいよ!」と耳打ちをした黒田。
木原がまじまじと黒田の顔を見て呆れる。
また、病気が始まったのか?気に入った女性が出来ると当分の間熱心なアタックが続くのか?心配に成った木原。
木原良純三十二歳は、二年前に結婚して、一児の父親に成っているが、最近は妻涼花とは若干隙間風が吹き始めていた。
妊娠中の軽い浮気が原因で、涼花が臍をまげているのが主な要因だった。

素晴らしい肢体

33-02
扇風機による風に靡く黒い髪に、二人の男は魅了されて益々好きに成る黒田。
次の撮影は実際のシャンプーのシーンを撮影するので、風呂場のセットに成っている。
菜穂は洋服の下に水着を着用して居るので、素早く脱ぐとバスタオルを巻き付けて、メイクさんが髪にシャンプーを付けて、上手に仕上げていく。
菜穂の長い黒髪が水に濡れると、カラスの羽の様な黒光りの髪に成った。
「おい、あれを見て見ろ、色っぽいな」黒田は完全に舞い上がってしまって菜穂の虜に成ってしまった。
その言葉を聞いた木原も、バスタオルを巻き付けた菜穂の身体を見て、良い身体だと同じ様な気分に変わってしまった。
事実、竹本プロに所属する時、健康診断に行った病院の女医が「素晴らしい、プロポーションに驚きました、肌の色も透き通る様に白いですね」と告げて、健康で総ての数値も正常ですと記入していた。

その日を境に、何とか切っ掛けを作ろうと必死の黒田だが、菜穂は見向きもしない。
タイプが違うから、メールも電話番号も教える事はない。
それでも時間が空いたら、黒田は菜穂のスケジュールを調べて、局にやって来る事が多く成って困る菜穂。

月末に成って、年始の大作時代劇の撮影に週二日入る事に成った菜穂。
木原も同じドラマの共演なので、当然出会う事に成った。
当初予定の主役級女優の突然の降板で、配役が変更に成って木原は殿様の役に成ってしまった。
年齢が合わなく成って脚本が変更されて、元の男優は大御所の設定に成った。
町家の商人の娘役の菜穂が、大奥に上がって将軍役の木原との絡みが実現してしまった。
配役と台本を手渡されて、出演者が挨拶をして和やかに成る。
久々に再会した菜穂も役者では新米なので、木原に挨拶に行くと「意外な役柄で、再会ですね、よろしく」と挨拶された。
菜穂も丁寧にお辞儀をして挨拶をする。
自宅に帰ってから、台本を読みながら始めて木原との、所謂ベッドシーンに驚く菜穂。
将軍の寝室で夜伽をするシーンが克明に書かれていて、サービスシーンに成っていた。
台本に顔を紅潮させる菜穂、初の芝居でいきなりの設定は、視聴者にはインパクトが有ると考えた配役に成っている。
当初は、主役の老練な殿様との絡みが、若い殿様に変わった。

翌日早速黒田と会うと「黒田には悪いが、俺は菜穂とのベッドシーンの撮影が有るのだよ」
「えー、そんなシーンが有るのか?役得だな!俺の女だからな!間違えるなよ」驚きながらも牽制する黒田。
「芝居だからな、仕方ないよ!ここを読んで見ろ」台本を開いて見せる木原。
「長襦袢姿の菊が横たわる、襦袢の紐を緩める。。。。。。胸を襦袢の上から掴む!おい、これって本当にするのか?」
「当然だろう、その後口づけも有るだろう?」木原が言うと「嘘だろう?清純派の菜穂が?」驚きの後は怒り始める黒田。
「今までのイメージを壊すのが、目的だろう?お堅い感じがするからな」
「それが菜穂の良い処だよ、お前に唇を奪われるのは大いなるショックだよ」
「俺は、今まで沢山の女と遊んだから、その中の一人に成るかも知れないぞ、俺のキスでな!」黒田の嫉妬を誘う木原は、涼花との関係も有るので、満更嘘でも無かった。
その話を聞いて、黒田は益々菜穂が気に成るが、近づく切っ掛けが中々無い。

その後スタジオで時々会う様に成る木原は、なるべく菜穂に近づいて親近感を持とうとする。
菜穂は近いうちに撮影に成るシーンの為の緊張を解す為に親切心で、会話をしてくれていると解釈をして、応対をしていた。
二人が直接出会うシーンはもう少し先で、直接の撮影が無かった。
翌月には姫路城に、ロケに向かうメンバーが発表されて、その中に北条菜穂の名前も入っていた。
竹本プロでは、今月に成って漸く菜穂に付き人を付けて身の回りの世話を始めた。
大学を卒業したての、近藤早代でまだまだ芸能界の事情には疎い女だった。
顔とスタイルは普通の若者に見える。

姫路城の直ぐ側の考古園を使って、お城に入るシーンの撮影と庭の池で始めて殿様に見初められるシーンの撮影が組まれている。
姫路駅前のホテルに二泊三日の予定で、プロダクションはホテルを用意していたが、菜穂は大学の友人から連絡が有って、早代が一人で宿泊する事に成った。
早代は自分だけならこの様な部屋は用意して貰えないのに、偶然泊まれる事に成って大喜びに成る。
黒田に木原がロケの前に「今度姫路でロケがあるのだが、もしかすると北条菜穂は俺の物に成るかも知れない、悪く思うなよ」と挑発をした。
その言葉に焦る黒田は仕事を放り出して、姫路に追い掛けていった。
黒田は苦労をして、菜穂の宿泊場所を突き止めて、乗り込んでも何とか木原との関係を阻止しなければと必死の覚悟を決めている。
初日の撮影が終わると、姫路の歓楽街魚町に繰り出して、スタッフも交えての懇親会に成った。
菜穂は付き人の早代に、途中で抜けるので後は頼むと言って、トイレに行く事にして抜け出してしまった。
酒を飲む木原は、菜穂がトイレに行き始めたので、酔ってきたのかとチャンスが有れば誘おうと目論む。
早代に近づいて、カクテルを勧めて酔いつぶして、菜穂とのデートの邪魔をさせない様にしようとした。
「北条さん、トイレ遅いね」早代に言うと「内緒ですよ!もう戻りませんよ!」酔っ払った早代が喋ってしまった。
「何処に行った?」上手く逃げられたと驚く木原。
「姫路に大学の友人が居て、遊びに行きましたよ」そう言いながら、酔っ払った状況の早代。女性だと聞いて、一安心で席を離れると、早代はそのまま椅子にもたれて眠ってしまう。
お開きの時まで目覚める事は無く、起こされてホテルにタクシーでホテルに帰って行った。

黒田のSEX

 33-03
宿泊のホテルに新幹線から向かう黒田。
酔っ払ってホテルの部屋に戻った早代、部屋に入ると直ぐにベッドに倒れ込む。
その時、チャイムが鳴って慌てて起き上がって、扉ののぞき窓を見る早代が「えー!」と酔いが覚める程の驚きに成った。
早代は黒田美樹の熱烈なファンだったので「酔っ払ったのよね?」覗きながら頬を摘まむ。
「痛い!」と叫ぶと同時に扉を開いた。
「ここは、北条菜穂さんの部屋ですよね!」早代の顔を見て尋ねる。
「黒田さんですよね!」もう舞い上がってしまった早代は、何も躊躇わずに向かい入れて「そうですよ、今近くに出ています、お待ち下さい」と意味不明の言葉が酔いも手伝って出てしまった。
憧れの黒田が目の前に来て、舞い上がる早代はソファーに案内をして「何か飲まれませんか?」と尋ねて、ビールを冷蔵庫から出してグラスに注ぎ始める。
この時、早代は自分の服装が上半身キャミソール姿に成っている事に全く気づいていない。
酔って暑いので、ベッドに転がり込んだ時にブラウスを脱ぎ捨てていた。
テーブルにグラスを持って行った時、黒田の視線に早代の胸の谷間が目に入ってしまった。
「私は、付き人の早代と申します、昔から黒田さんの大ファンなのです」
「そう、ありがとう」一言言うと一気に出されたビールを飲み干してしまう黒田。
これから菜穂に何を語るか?興奮がその状態にした。
「まあ!」一気飲みを見て、ビールを注ぐ早代の胸に目が行く黒田。
二杯目を飲んだ時「ごめんなさい、黒田さん」と誤り始める早代。
「何が?」不思議な顔に成ると「今夜は、菜穂さん帰りません、姫路の女友達の家に行かれました」すまなさそうに言う早代。
その言葉に安心顔に成ったのは黒田の方だった。
何を話そうか?室内には入れたが話す内容に困っていたから、早代の言葉は天の助けだった。
今晩木原とベッドに?と思っていたので嬉しさは倍増の状況に成った。
「ありがとう」と言うといきなり早代を抱きしめてしまった黒田。
「あの、えっ」抱きしめられて益々舞い上がる早代、抱きついて離れ無く成った。
顔が丁度、早代の胸の辺りに成っていたので、黒田の興奮も早代の興奮も一致してしまった。
「黒田さん!大好き!抱いて!」と叫んでしまった早代。
酔いも手伝って目の前に憧れの黒田を見て我慢が出来ない状況。
振り払う予定の黒田に、この付き人を自分の手の内に入れてしまえば、菜穂の情報は手に取る様に入ってくると咄嗟に思ってしまった。
不細工な女性でも無い早代、目の前には胸の谷間が眩しく目に入る。
黒田の行動も早い、直ぐに早代の顎を右手で持って顔を上に向けると唇に自分の唇をそっとあてる。
この時もう早代は完全に女に変わって、唇を求めると黒田のタバコの臭いのする舌が入れられて唇を開いて招き入れると、自分の舌を絡めて答えている。
黒田の右手が直ぐに胸を弄ると、キャミソールからブラの中に上から入ってくる。
大きめの乳房を黒田の手が、一気に掴む様に揉まれる早代、口はキスの状態で、そのまま横のベッドに倒れ込む二人。
早代のスカートのホックに手を伸ばす黒田、何度もこの様な事が有るのか手早い。
しばらくすると、早代のスカートはベッドから下に滑り落ちて、下着姿に成っている。
ここで起き上がって、黒田も自分の衣服を素早く脱ぎ捨てて、トランクス一枚に成る。
いつの間にか、早代もキャミソールを脱いで、ブラジャーを取り外して、大きめの乳房を無造作に黒田に見せて挑発をしている。
早代は学生時代に、数人と肉体関係の有る付き合いをしていたので、男性の扱いは心得ていた。
「黒田さん」と口走ると直ぐにトランクスの上からペニスを触って刺激をする。
そして、直ぐにトランクスを脱がしてペニスを右手で掴むと「舐めても良いですか?」尋ねると同時に小振りのペニスに口を持って行く早代。
意外と小さいわ、このペニス仮性包茎だわ!裸に成ってしまうと早代は、今までの憧れの歌手から一人の男として見て、冷静さを完全に取り戻していた。
逆にフェラをされた黒田は、もう止まらない状態で早く挿入をしたい状態に変わっていたのだ。
よく遊んでいるのだが、仮性包茎の早漏だったのだ。
日常は包茎の為、刺激に弱く早代のフェラで、極端に興奮をしてしまった。
それを察して、パンティを上手に脱ぎ捨てる早代に、直ぐに乗りかかって来る黒田。
小振りで堅いペニスが、早代の膣に挿入されるのに時間は必要無かった。
「うぅ」と声を出したのは黒田の方で、挿入すると直ぐに勢いよく腰を五回程振ると「うぅ、うぅ」声を出して、早代の胸に倒れ込んでしまった。
驚いたのは早代で、まさか中だしをするとは考えもしなかったので、慌てて黒田の身体から自分の身体を抜いて、風呂場に走って行く。
「何で、中で出すのよ!早漏野郎」と怒りながら股間をシャワーで洗い流す。
先程までの憧れは消えて、SEXの相性は最悪だわ、夢は消えた!消えちゃった!と頭の中で呟いていた。
これまでのSEXでは、フェラをして盛り上げてから、男性がリードでSEXまで向かったから、こんなに早いのは初めての経験の早代。
大丈夫かな?心配な表情で戻ると、黒田は小さくなった包茎のペニスを見せたまま眠っていた。
「面白い絵柄だわ」と口走るとその姿を撮影して苦笑いをして、ビールを飲み始めると黒田が急に起き上がって「眠っていたな」そう微笑んで座った。
「ビール飲む?」早代が尋ねると「欲しい」と一言言った。
黒田はその後、自分と関係を持った事に安心したのか、菜穂の行動を教えて欲しいと頼み込んだ。
勿論お金を払うと言うので、簡単に引き受ける早代。
「実は、今夜泊まる場所を用意していない、ここに泊めて貰えるか?」
「良いわよ、ベッドひとつ空いているからね」そう言うと、ズボンを拾い上げて財布から「今夜の泊代とSEXのお礼だ」そう言うと十万を早代に渡した。
「こんなに?」沢山のお金を貰ったので直ぐに、態度が変わる早代だった。

舌が侵入した

33-04
一夜を共にして、話しやすくなった早代は「黒田さんって、菜穂さんの事が好きだから、乗り込んで来たの?」と尋ねる。
「それも有るけれど、僕の悪友の木原が菜穂さんを狙っているのが気に成ってね」
「今共演の?」不思議そうに尋ねる早代。
「女に手が早いからな、今まで泣いた女を沢山知っているから、気に成って来たのだ」
「本当は、黒田さんが好みなのでしょう?」そう言って微笑む早代。
お金を貰えるなら、今後も情報を流すとの約束をした二人は、肉体関係が有った事も忘れてお互いの思惑の為に団結した。
翌朝、黒田は早代の「姫路では絶対に、関係は起らないと思いますよ!私も今日から監視を強めますから、安心して下さい」の言葉に、仕事も有る黒田は帰って行った。

翌日考古園で、腰元として行儀見習いとして大奥に入った菊乃役が、将軍の目に止るシーンが撮影された。
着物姿に着飾った菜穂を間近に見て、木原の遊び心に完全に火が付いてしまう。
元々清楚系の好きな木原、菜穂の着物姿を見た事が無かった木原には新鮮だったのだ。
元々長い黒髪の菜穂は、他の役者さんが鬘を着けるのに、自毛を使った髪型に結い上げていた。
この正月特番が、女優デビューの北条菜穂、局側もそれを話題にしてこのドラマを制作している。
プロデュサー小柳が、態々竹本プロに出向いて出演依頼をしたのだ。
この小柳順一が、菜穂のファンで髪フェチだったのだが、誰もその事は知らない。
だが、この拘りが益々木原の心に楔を打ち込んでしまう事に成った。
三日目の朝、ロケの最終日、菜穂は髪を結って貰う為に早朝から、臨時の化粧室に来ていた。
美容師さんが、髪を結って白粉を項から背中の上部に塗っているのを、目撃してしまったのだ。
その姿は艶めかしく、木原の脳裏に刻まれてしまった。
長い黒髪を上に、襟足の白さに呆然と見とれた木原。
ロケの間は切っ掛けも無く木原と菜穂は別々新幹線で帰路についた。
これは早代が木原に尋ねられて、異なる新幹線の時間を教えた為に、離れ離れに成った。

小柳はこの作品の監督岩崎に、北条菜穂の新境地を開く作品にして欲しい、今までのイメージを打ち破りたいのが彼女の気持ちです。
公共放送の堅いイメージの払拭を狙った最初の作品ですから、大胆にお願いしますと本人には話さずに勝手に進言をしていた。
脚本には大店の商人の娘菊が大奥に上がって、菊乃に改めて将軍の手が付く設定。
将軍との寝所のシーンが注目の第一、二番目の注目点は反対勢力に捕らわれて、折檻を受けてしまう場面、この二点を小柳が監督に強く指示をした部分だった。
脚本では、台詞が少なく菜穂には別段気に成らないシーンと思われる二番目。
将軍との寝所のシーンも、正月作品だから、軽い気持ちの菜穂。
ロケの翌月、第一の寝所の撮影が行われる事に成った。
午前中監督から、トレーナーを着てのリハーサルを行うが、布団に横たわる菜穂の唇に軽く口づけをして帯を解いて、軽く胸を木原が掴む。
菜穂が目を閉じて、若干足を移動させてカットに成って終わった。
夕方に衣装と、メイクをして本番の撮影を行うと岩崎が告げてリハーサルが終了した。
本番では、ブラジャーもパンティも厳禁、アップに成るのでラインが映ってしまうからだ。
沢山着物を着込んでいる時は、和装用のブラジャーにパンティは許されるが、白い寝所の衣装は画像の良く成ったテレビでは、見える可能性大に成っている。
着替えをして早代に「昔の人って、風通しが良かったのね、お腹が冷えそう」そう言って笑いながら、撮影の準備をしていた。
木原には監督が前日から、リハーサルでは簡単に触れるか触れない程度に触って、本番では濃い演技をお願いします。
北条菜穂のお堅いイメージ払拭の作品したいそうですと、指示をしていた。
木原には願ったり叶ったりの話「出来るだけ頑張ってみます」と答えていたが、内心は菜穂を物にした時のリハーサルと、本当に初心なお堅い女性なのか?それを確かめるには絶好の機会だと思っていた。
控え室で顔を合わせて軽く挨拶をして、セットに入って行く二人。
ガウンをお互いが脱いで、寝所のセットには入って行くが、緊張しているのは木原の方で、菜穂は下着が無い事に気を取られて、内股で静々と歩いて高級布団の処に行った。
「菊乃は、横に成って準備して下さい」岩崎監督の声が飛ぶ。
菜穂が横に成って、リハーサルの様に目を閉じて待っている。
「一発本番で行きますよ、失敗の無い様に!」の監督の声。
菜穂の側に座って、決められた台詞を喋る木原、頷く演技だけの菜穂。
菜穂は自毛の状態で寝ているので、鬘に気を遣う心配も無く目を閉じているだけ。
白絹の寝着の紐に手をかけて緩める木原、小刻みに震える菜穂は演技なのか?本当なのか?判らないが良い絵柄に満足している岩崎監督。
木原がここで唇に口づけをするのだが、リハーサルでは触れただけだったが、監督が「気持ちを込めて!」と言うと、木原の唇が菜穂の唇に重なる。
リハーサルとは異なる口づけに戸惑うが、我慢をして演技をしていると、舌を入れようとしてくる木原。
驚いている時に、今度は右の乳房を着物の上から力を入れて揉む様に触った。
いきなりの刺激に、思わず唇を開くと木原の舌が侵入して驚く菜穂が、足を少し動かした。
「カット、良かった!良かった!」岩崎が拍手をすると、その場のスタッフが全員拍手をした。
木原が、拍手に答える時、漸く起き上がった菜穂は、驚きながらも微笑む仕草をした。
「北条さん、初めての演技とは思えなかったよ!実に良かった」褒め称える岩崎。
直ぐに控え室に駆け込んで早代に「驚いたわ、いきなり舌を入れてきたので、胸も揉まれて、悲鳴が出そうだったわ」胸の鼓動を押さえる様に話した。
「私も、見学していて、驚きました!リハーサルとは全く違いましたね」
早代の頭には木原が狙っている!の言葉が刻まれていたので、芝居の中でアピールしたのだと思った。
このキスが、菜穂の心に刻まれてしまったとは、早代には判らない事だった。

緊縛撮影

33-05
これを境に話をする事が増えた二人、菜穂には久々のキスに乳房を揉まれたショックは、逆に好意を持っているのだと思ってしまった。
同時に貞操観念も芽生えて、キスをした人に対して恋心までも持った。

出演者のスケジュールに合わせての撮影に成るので、撮影の進み具合が遅くなっている。
一応撮影終了が十一月初旬、オンエアーが一月二日の予定で撮影が進む。
主役のスターが、大奥の不正を暴いて悪者を一掃してしまうストーリーで、菜穂の役柄は善の役どころ、木原は将軍役なので中立の立場。
寝所のシーンは一度切りで、その後二人の撮影は殆ど無く成る。
世継ぎの男子の死亡で、世継ぎ騒動が勃発して、陰謀渦巻く大奥に成ってしまう。
二派に別れての、世継ぎ争いに巻き込まれる菜穂。
今度の撮影は、妊っているとの噂に敵対する一派に誘拐されて、将軍から遠ざけられてしまう場面。
時々スタジオで顔を合わせると、雑談をして次第に菜穂は心開いていた。
早代に「木原さんって、独身なの?」と尋ね始める。
「奥様も子供も居たと思いますよ」そう言って近づくのを牽制する早代。
早代は黒田に逐一連絡をしていたが、撮影のシーンの話はしていない。
何事も無く、報告するだけでお金が貰えればそれで充分だったからだ。

だが予想外の事が早代の身に起って、情報を送る以前の問題に成った。
一度のSEXで、黒田の子供を妊娠してしまった早代は、黒田に相談をする。
驚く黒田は、誰か他の人の子供だろう?と嘯くが「生まれたら判るわ、その時に驚かない事ね」と逆に脅されてしまう。
恐くなった黒田は下手に出るが「私は産むわ」と黒田を困らせてしまう。
堕してくれる様に再三頼むが、早代は相手にしない。
黒田には菜穂の事以上の大事件に成って、プロダクションの社長斉藤に相談をして方策を考える事にした。
黒田は斉藤プロでも、重要な稼ぎをする歌手、斉藤はその早代を説き伏せて堕胎をさせようと黒田に変わって交渉をした。
「一千万貰えたら考えるわ、それ以上は負けませんよ」と強気の態度。
斉藤は早代の態度に、もし子供が生まれたらもっと多くの金を要求されるのでは?不安が芽生えた。
斉藤が松宮淳三に相談をすると「咲江に頼むのが一番だな!危険な芽は摘むのが一番だ」と答えた。
斉藤から黒田に薬が手渡されて「これを飲ませれば、お腹が痛くなるから、連れて行きなさい」と松宮婦人科の住所を手渡した。

丁度同じ時期に、菜穂は妊娠を疑われて誘拐されるシーンの撮影に、早代は本当の妊娠を堕胎される事に成っていく。
スタジオで、誘拐されて、責められるシーンのリハーサルが行われて、手首に日本手拭いを巻かれて、縄を中央にして吊り上げられている様に見せる。
テイシャツにズボン姿のリハーサル、撮影の角度で苦しい表情をして、吊り下げられている様に見せるリハーサル。
小柳の作戦で、菜穂に安心をさせているが、岩崎監督とは打ち合わせ済み。
勿論大道具の係とは綿密な打ち合わせが行われていた。
このシーンまでは昨日撮影が終わって、妊っているのを確かめる為に問いただした後のシーンだ。
夕方に成って、着物姿に着替えてスタジオで撮影の前に「リハーサルの画像にクレームが付いて、縛り方を変更する。リハーサルの腕だけの縛りでは体重を支えられない!の結論が出た」岩崎が出演者に説明をした。
縛られる菜穂は驚きの表情をしたが、今まで見た事も無い男が現れて「梶原です、どうぞよろしく」と挨拶をした。
小柳の知り合いの有藤が頼まれて送り込んだ闇プロの縄師だ。
両腕を後ろに廻して縄で縛っていく、予定に無い事に戸惑いながらも縛られていく。
「じゃあ、梶原さんお願いします」岩崎監督が言うと、菜穂の着物の乳房の下に縄を巻き付ける。
「痛い!」強く縛られて口走ると「緩く縛ると危険ですから」と梶原が言う。
今度は乳房の上辺りにもう一本の縄を巻き付けると、同じ様に縛る。
天井からの、縄に結び目を縛り付ける。
天井には滑車が取り付けられて、反対側から引っ張ると菜穂の身体が浮き上がる様に成っている。
「口を開いて下さい」梶原に言われて少し開くと、これも予定に無い日本手拭いを中央で結んだ結び目が口にすっぽりと入った。
空かさず手拭いを後頭部の下で、強く結ぶと、完全に猿轡に成ってしまった。
「準備が出来た、本番スタート」の監督の声と同時に、菜穂が驚きの表情に変わる。
身体が床から離れて、吊り下げられてしまった。
体重が上半身に、重くのしかかって、乳房が一段と締め付けられて苦しくなっていた。
眼下では共演者達が、延々と台詞を言うが、菜穂には痛みで殆ど聞き取れない。
結局長時間吊り下げられて、くたくたに成って撮影が終了した。
「良い感じに出来上がりました、ご苦労様」岩崎が労いの言葉を菜穂にかける。
小柳が来て「中々良い演技でした、良かったです」と言ったが、腕を摩りながら「はい、疲れました」以外の言葉は見つからなかった。

「大変な撮影だった様だね」木原が労いの言葉を菜穂にかけて、気分が少し良く成った。
「今夜これから、食事でも行きませんか?」
「そうね、今夜の撮影は本当に死ぬかと思いました」意気投合して、三人で食事に出かける約束をした菜穂。
早代は、黒田に呼びだされて、同じく食事の予定に成っている。
本来なら、この食事の情報は流れるのだが、黒田との話の成り行き次第に変わっていた。
「北条さん、今夜は用事が有りますから、これで失礼します」一緒に行く予定の早代に断られて、結局二人に成ってしまった菜穂。
二人には厄日が、訪れた様だ。

堕胎

33-06
同じ時間に、異なる場所で食事を始める早代と菜穂。
十月初旬の夜は、少し風が冷たい。
木原はレストランを都内の有名なホテル内に予約をして、内緒で部屋も準備をしていた。
上手く事が運べば今夜このホテルで、初めてのSEXが出来る手筈を整えていた。
当初は付き人が一緒だから困っていたが、居なくなって木原には絶好の機会の到来だ。

早代も黒田から今後の事を相談したい、金額も提示させて欲しいと譲歩の話を持ちかけていた。
早代は、子供の事を考えると産みたくは無かったが、出来るだけお金を引き出すには、駆け引きが必要と考えていた。
堕胎をするには、今月が限界だとも思っていたから、交渉に乗った形だった。
黒田は上手に誘い出して、斉藤から貰った薬を飲ませて、松宮婦人科に運んで堕胎手術をしてしまう目論みだ。
咲江達は、今夜は残業で手術をする事にしていた。
有藤から、北条菜穂の付き人だから、今後何かの役に立つ可能性が有るとも聞いたので、乗り気に成った。
有藤は咲江が清楚で知的な美人を崩壊させる事には、触手が伸びる癖を見抜いていた。
「あの美人アナウンサーでしょう?」千田がコーヒーを飲みながら話す。
「髪が背中の真ん中位有って綺麗人ね、最近CMも数社出ているので、見ない日が無いわ」
前田が思い出して話す。
「清楚な感じの女程一度壊れると脆いのよ、来年の正月特番に出ているみたい」杉本が、知っている情報を話して、盛り上がっている。
「今夜連れて来るかな?」
「もう、必死だから、連れて来ると思うわよ!黒田も馬鹿ね、変な女として妊娠させたら最悪よ」三人の会話が盛り上がっていた頃、黒田は早代がトイレに行った隙に水の中に液体の薬を混入させる。
水が飲みたくなる辛い料理を特に注文して、チャンスを待っていた。
元々、早代は辛い料理が好きだから、黒田には絶好の機会に成った。
トイレから戻ると「子供の養育費で、月に百万貰えるのね、それなら産むね!今トイレで考えて居たのだけれど、本当は黒田さん子供が欲しかったのね」笑顔で話す。
「そうだよ、田舎の両親に話したら、子供が出来たら産んだ方が良いと言われたのでね!」
「結婚をしてくれるの?」嬉しそうに尋ねると「それも考えて居る」その言葉に嬉しくなったのか、グラスの水を一気に飲み干した。
「少し、ドライブに行こうか?星の綺麗な場所に!」ロマンチックな誘いに、嬉しくなってレストランを出る二人。
車に乗せて、松宮婦人科に向かうとは考えても居ない早代。
半時間以内に腹痛に成るから、痛くなる前に車に乗せて置きなさいと指示されていた。
車で高速を走っていると、無口に成った早代に「急に黙って、どうしたの?」と尋ねる黒田。
「少しお腹が痛いのよ」お腹を押さえている。
ほくそ笑む黒田は教えられた病院に向かって、車を飛ばす。
「黒田さん、病院に連れて行って、流産かも知れない!急いで!お願い」声を出すのも苦しい状態に変わった早代。
電話をしている黒田、全く関係の無い処に「急病人です、診て頂けませんか?」と話して「駄目だ、次聞いて見る」二番目の電話をして、三番目に「すみません、腹痛で流産かも知れません診察お願い出来ませんか?」と前田に電話をした。
「早代さん、病院見つかったよ」と言うと「そう。。。。。。よか。。。。」とだけ話すとシートを倒して、横に成ろうとした。
もう、松宮婦人科は目の前に迫っていた。
「もう直ぐだ、頑張れ!」元気付けると、目の前にストレッチャーを用意して待つ前田と杉本。
目で合図をして、車を止めて助手席の扉を開いて、抱きかかえてストレッチャーに早代を載せた黒田は、表情が和らいで「後はよろしくお願いします」とお辞儀をした。
明日の朝迎えに来たら、総てが終わっているから、安心して来なさいと咲江に耳打ちされて、嬉しそうに帰って行った。

診察室で痛み止めの注射の後「ここが痛いの?」とお腹を服の上から押さえて様子を診る咲江。
「はい、その辺りです」多少は痛みが和らいできた早代が答える。
「子宮ね、妊娠しているのでしょう?赤ちゃん無理かも知れないわね」
手術室に運び込んで「スカート脱がせるからね」杉本がスカートを素早く脱がせると、前田がパンティストッキングと一緒に、パンティも脱がして、下半身を露出させた。
「何処かの病院に通っているの?」聞かれて頷く早代。
「明日、教えてね、連絡をして置くからね」
直ぐに手術台に寝かされて、足を固定するとカーテンで仕切る。
時間が遅いので、直ぐに手術をしてしまおうと決めている四人。
大きく開かれた両足「クスコ!」と咲江が言うと、ローションを塗り込んだクスコが手渡されて、早代の膣に挿入した。
「力を抜いて下さい」の言葉と同時にアヒルの嘴の様なクスコの先が開いて、膣口が大きく開いた。
中に長い器具を入れて診察の形を感じさせると「残念です、流産ですね」と教える咲江。
「そうですか?」とか細い声。
「それでは、手術をしましょう、麻酔をしますからね、目覚めたら明日の朝ですよ、残念でしたね」
前田が直ぐに麻酔の注射を持って、早代の顔の処に来た。
「全身麻酔ですから、注射が終わったら、数を数えて下さいね」
直ぐに腕に注射を始めるが、流石に緊張している早代は「大丈夫ですか?」と尋ねる。
麻酔薬が早代の身体に注入されて「はい、数えて下さい」前田が言う。
「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、い。。。。。。」で早代は完全に眠りに落ちた。
麻酔が終わると、咲江は早速手術を始める。
通常の手術よりも手荒い、準備もしていないので、無理矢理広げて、胎児をかき出さなければ成らない。
この手術で、この女性はもう子供が出来ないかも知れないのだ。
恐い咲江は、その様な心配は全くしていない、この女の運だと思っていた。

木原の魔の手

 33-07
仕事はフリーに成ってCM数社、他は単発のゲスト出演、クイズ番組等を行っていたが、この十月から、勉強が出来るので、クイズ番組のレギュラーと成ったのと、夜遅い時間の経済番組の話も持ち上がり、本格的に忙しくなり始めていた。
今回のドラマで成功すれば、ドラマの依頼も増加が見込まれて、竹本プロも潤っていた。

その夜菜穂は、ホテルのレストランで木原にワインを勧められて困っていた。
「何が好きですかの質問にワインが、少し飲めます」と答えてしまったので、高級ワインがテーブルに届いてしまった。
「一杯だけ、頂きますわ」酔わない様に気を付ける菜穂。
長い髪を後ろで団子にして、それでも首よりも下まで流れている。
好きな白の長袖のワンピース姿で、木原の好みの清楚なスタイルでやって来た。
白ワインを飲みながらフランス料理のフルコース、店員は二人が木原良純と北条菜穂だと判っていても口には出さない。
口当たりの良いワインに、一杯だけと思っていたのに、二杯目が既に注がれて菜穂の頬が紅潮していた。
木原は、今夜を逃すと当分チャンスは巡って来ないから、今夜がワンチャンスだと思っていた。
友人から貰った特殊な薬を密かに持って、菜穂に飲ませる機会を伺う木原。
一気に酔いが廻って、歩けなく成る薬だと聞いて貰ったが、実際は一度も使った経験が無かった。
最近は、菜穂がターゲットに成っているので、本来の女性キラーの力が温存されている。
妻の涼花には、撮影が遅れているから遅くなるので、ビジネスに泊まると告げていた。
涼花は子供の事に手一杯で、木原の事は眼中に無いが、浮気癖には時々目を配っていたが、最近は大人しいと思っていた。
涼花もタレントをしていて、木原に声をかけられたので、同じ事をする可能性は絶えず警戒をしていたが、最近は生まれた子供に手が向かうので、菜穂の事まで見ていなかった。
今までのタイプには、菜穂の様な知的な女性が居なかったからだ。
しばらくして菜穂は、ワインによる顔の火照りが気に成って、トイレに向かった。
木原に千載一遇のチャンスが訪れたと、ポケットの薬を取り出そうとするが、興奮が先に成って指が上手く動かない。
漸く落ち着いて取り出すと、周りを確かめて菜穂のワインに混入しょうとしたが、残り僅かの為、急に赤ワインを注文した。
一度も見ていない薬に色でも有ると、万事休すに成るからだ。
薬の効果も確かめずに、いきなりの使用は友人の言葉だけが頼りだ。
ワインの到着が早いか、菜穂が戻るのが早いのか?木原の胸の高鳴りは、心臓が飛び出した様に成っていた。
菜穂は、トイレで付き人の早代に連絡をして貰って、抜け出す事を考えていたのだ。
何度かかけ直すが、繋がらないから仕方無く戻る事に成った。
どの様にして、この場を抜け出すか?木原に悪い印象は持ってないが、奥様も子供も居るので深入りは絶対にしないと決めている。
木原には、菜穂の電話が幸運で、新しくテーブルに届いたワインに楽々と薬が混入出来た。
「遅かったですね~」木原が笑顔で尋ねる。
「少し酔ったので、冷ましていましたのよ」菜穂も笑顔になる。
テーブルの赤ワインに気付いて「新しいのを、注文されたの?もう飲めませんのに」困り顔に成る菜穂。
「そうなの?このワイン高級品で、中々手に入らない幻の品らしいですよ、このワインでお開きにしましょうか?」微笑みながら語る木原の言葉に、自分が言い出さなくても帰ると言われて、良かったと思った菜穂。
「それでは、幻のワインに乾杯」グラスを合わせる二人。
一口飲んで「お味はいかがですか?」薬が気になるので尋ねる。
「この様な味は、始めてですわ、酔いそうですわ」もう一口飲んで微笑む。
もう直ぐ解放されると思う菜穂は、飲み方を早くしていた。
「飲み終わったら、デザートを食べて出ましょうか?」そう言うと、木原はグラスの赤ワインを一気に飲み干した。
「中々のワインだった」テーブルにグラスを置いて、満足そうな顔に成った。
菜穂に、薬を飲ませた安心感の顔だったが、菜穂には判る筈もなかった。
自分が飲み終わるのを待っているので、菜穂も残っているワインを急いで飲み干したら「大丈夫ですか?一気に飲むとワインは、堪えますよ」微笑みながら教える木原。
直ぐにデザートの注文をする木原の声が、木霊の様に聞こえた菜穂は、耳を触って確かめる。
しばらくして、アイスクリームが運ばれて来たが、スプーンに手が持って行けない状況に成っていた。
どうしちゃった?変だわ!飲み過ぎだ!大変だ!ここを出てタクシーに乗れば、自宅までは帰れると思う菜穂だが、徐々に目が廻るのが自覚してきた。
「どうしました?美味しいアイスクリームですよ」そう言う木原の声が、遠くから聞こえる。
力を振り絞って「お腹一杯で、もう入りません」そう言うのも大変な菜穂。
「そうですか?じゃあ帰りましょうか?」立ち上がる木原を見て立ち上がるが、大きくよろける菜穂。
「大丈夫ですか?」慌てて身体を支える。
「すみません、酔ったみたいです」
過去に無い酔っ払い状態を自覚し始める菜穂。
木原の肩を借りなければ歩けない状況に、ニヒルに笑む木原。
「北条さん少し休んで帰られた方が良いですよ」自分の部屋に向かう為に、エレベーターに連れて行く。
エレベーターに乗ってから「ここは?」と尋ねると「レストランから、下に降りています」嘘を言うが、判らない菜穂は身体を木原に預けている。
部屋の在る十階に到着した時には、もう殆ど意識が無い。
部屋まで連れて行くと急に「ここは?」と尋ねる菜穂に、驚いて「家に着きましたよ!」と教えると「ありがとうござい。。。。。。」とお礼を言い出して、再び意識が無い状態になる。
「重たい!」そう言って菜穂の身体をベッドに投げ下ろした。

動けない

33-08
投げ下ろしたショックで目を覚ました菜穂は、ベッドの上に起き上がって「ここは?ホテル?」そう言うと、ふらふらの身体で座って「帰ります」と立ち上がる。
驚いた木原が「ここ迄来て帰るのか!楽しもうぜ」と言う。
菜穂が「何を馬鹿な事を考えているのですか!」怒った口調で怒る。
この薬って直ぐに正気に戻るのか?と不思議な程の変わり様に成る菜穂を見て思う木原。
目がまわっているのだが、精神力が優っていたのだ。
元々連れ込み易い様に、強い酔っ払い状態に一時的に成るが、媚薬効果で楽しめる薬だ。
意識の無い女性を抱いても楽しめないから、この様な薬に人気がある。
意識はその為に徐々に戻るが、歩いて部屋から逃げ出す程には中々戻らない薬。
立ち上がる菜穂を少しの力で押すと、ベッドに再び座ってしまった。
「キスをして、おっぱいを揉んだら感じていただろう?」と微笑む。
菜穂が「そんな事は、ありません!帰らせて下さい!奥様も子供さんもいらっしゃるのに、恥ずかしく無いのですか?」はっきりと喋る。
「芝居の続きをこれから教えてやるよ!」菜穂の肩に手を出して来る。
振り払おうとするが、上手に出来なくて抱き寄せられる。
キスを迫って来る木原に、身体が思った様に動かない菜穂「芝居のキスが出来るのに、出来ないのか!」怒る木原。
「嫌ーー!」と口が開くと舌先が入る。
「痛い!」木原が驚いて口を離す。
「何をするのだ!」木原の舌先を軽く噛んだ菜穂。
今度は「バシー」と左の頬に平手打ちが炸裂して、ベッドに倒れ込む菜穂。
怯んで頬を押さえている菜穂の身体を、うつ伏せにひっくり返しワンピースのファスナーに手をかけると、一気に下ろしてしまう。
「服が破れると、外にも出られないぞ!暴れても無駄だ!身体が動かないからな!」急に恐い口調に変わった木原。
「薬を飲ませたのね~」うつ伏せの状態で、漸く薬に気が付いた菜穂。
「警察に、訴えるわよ!」うつ伏せに押さえられて、ワンピースを脱がされながらも抵抗をみせる。
「好きな様に警察でも、何処にでも行けば良いよ!二人で食事をして楽しんだ!で終わりだ!薬を飲ませたのは、証明出来ないし、事細かくこの様に乳房を揉まれた話が出来るのか?」そう言いながら右の乳房を揉んだ。
「嫌ーー!やめなさいよ!」大きく身体を動かすと、右の袖から服が脱がされて、左の袖も直ぐに脱がされてしまう。
身体の動きが悪いので、そのまま腰からワンピースを抜き取られて、キャミソール姿で漸く起き上がった。
服を脱がせて安心したのか、着ていた菜穂の服をクローゼットに吊り下げに行った木原。
「皺に成ると困るだろう?」微笑みながら、再び横に座るといきなり抱きしめる。
「今度同じ事をすれば、その綺麗な顔に傷を付けてやる!」
唇を求める木原に、仕方無くキスをする菜穂。
「開けよ!」口を開かせると、木原の舌先が菜穂の舌に絡めてくる。
菜穂は、この様なキスの経験が無いので、木原の思うままに絡まれて吸われた。
木原は、キスだけでこの女は殆どSEXの経験が少ないと見抜いて、自分好みに仕込んでやろうと思い始めた。
キスをしながら、キャミソールの肩紐を外してしまう。
菜穂に、媚薬の効能が現れたのか?比較的大人しくキスは進んでベッドに倒れ込むと、キャミソールを脱がす木原の手を振り払うが、力が抜けているのか思う様に成らない。
菜穂の身体は薬効いて、もう殆ど自由が無くなっているので、木原の思うままに成っていた。
「どうした?暴れても仕方ないのが判ったのか?」笑う木原。
「卑怯者!最低男」口は普通に喋れるが、手足に力が入らないので、抵抗する事が全く出来ない。
キャミソールを脱がされて、ブラジャーとパンティ姿、全て純白で揃えている菜穂。
木原がそのブラジャーの背中のホックを外すと「やめて下さい!冷静に成って木原さん」と説得する菜穂。
もう、木原の欲望を止める術は無い。

ブラジャーを、外される事にも、言葉では罵るが何も出来ない菜穂。
「中々綺麗な乳房だな!乳首も小さくて綺麗だ」左の乳房を下から揉みあげて、菜穂の顔を見て「気持ち良いか?」と尋ねる。
菜穂は「良い筈ないわ、ケダモノ!」と罵るが、木原はもう自分のものに成った喜びに溢れていた。
「声も出ないのか?」乳房を揉みながら不満顔に成る木原。
今度は右の乳房を揉みながら、左の乳首を吸い始めると、流石の菜穂も我慢の限界に成って「うぅ、ぅう」と声が出始める。
嬉しそうに成って、揉みながら吸うのにも力が入る木原。
木原には、所詮女は同じ気持ちで対応しているが、SEXが三度目の体験に成る菜穂には大事件だ。
木原の手がパンティに伸びて、脱がされているが気づかない程に乳首の刺激が有った。
薬がもう身体に染み渡って、理性が欲望に負けてしまったのだ。
「ぅう、ぅぅ」乳首を吸われる度に声が出ている事に、もう気が付かない。
木原の指が股間に行って、クリトリスを刺激すると「いやーやめて」大きな声を出して嫌がる素振りをした。
菜穂は、これ以上の刺激に耐えられなく成っていたのだ。
急に木原が衣服を脱ぎ始めると、全裸になって「これを咥えて、舐めろ」と菜穂の顔にペニスを突き出した。
男性のペニスを、この様に近くで見るのも始めてで、舐める事自体考えられなくて、舐める事に驚く。
「舐められないのか?」木原は驚くよりも、菜穂の純粋で経験が少ない事に感激をすると「それなら、俺が舐めてやる」そう言うと、直ぐに菜穂の股間に顔を埋めた。
いきなり、木原の舌がクリトリスの廻りの陰毛をかき分けて、入って来て舐めた。
「ヒィー」いきなりの刺激に声が飛び出る菜穂。

強姦

33-09
ひと舐めの後「髪も長くて多いが、マン毛も長くて多いな」と言うが、全く手入れの無い陰毛に、遊んでいない初心な女だと嬉しく成っていた。
木原は、これから自分好みに仕込んでやろうと、再び陰毛の中に顔を埋めた。
「ヒーー」今度は小陰唇を大きく開かれて、木原の舌先が侵入して舐め始めると「ああーいやーやめて、そんな。。そんな」声が大きく成って、仰け反る菜穂。
しばらく嗚咽が続いてから「今度は君の番だ」隆起したペニスを顔に押し付けて「口を開けて」と強要する。
小さく開くと、ねじ込むペニスに「グェー」苦しく成る菜穂。
数回菜穂の頭を持って動かすといきなり、菜穂の両足を大きく開いて、人差し指で濡れ具合いを確かめて、ペニスを挿入して来た。
長い期間SEXの無かった菜穂の膣に無理矢理入れられたペニスは、痛みを伴って苦痛の表情に成っていた。
木原には、それが最高に新鮮に映った。
痛みを快感と思って、腰の動きを早くする木原。
「ああーいやーいーーいくー」痛みは薬の効果も加わって、次第に快感に変わって感じ始める菜穂。
木原がその声に誘発されて、膣からペニスを抜くと、菜穂の腹に射精して果てた。
木原は菜穂が久しぶりのSEXと薬の影響で、放心状態に成っている足を再び大きく広げると、緩んだ膣口を撮影する為に陰毛をかき分けて撮影した。
「あっ、うぅ」声をあげて、拒否の仕草をして「何を!撮影は。。。」と口走るが、薬とSEXの影響で抵抗する事が出来ない菜穂。
数枚の写真を撮影すると、開いた股間を隠す様にバスタオルを放り投げて、自分はシャワー浴びて「良かったよ!また抱いてやるからな!マスコミに見つかると困るから、帰るよ~」と言った。
「ケダモノ!」菜穂は、罵声をなげるしか術が無かった。
大きな瞳に涙が溢れて、無念の気持ちが溢れていた。
菜穂は結局朝迄眠ってしまって、目覚めた時、薬が切れて普通の状態に回復して、急いで風呂入ると、これ以上擦ると皮膚が傷つく程タオルで身体を洗い落とした。
湯船に一杯湯を入れて、浅い湯船に頭を浸けると長い黒髪が湯船に一杯広がった。
九時には、ホテルを後にマンションに帰って行った。
その足取りは重くて疲れたもので、最近までの木原のイメージは大きく落ちた。

菜穂は、幸い木原との撮影の予定は無いから、今後顔を合わすのは、撮影の打ち上げの時だと考える。
早代から、弱々しい声で体調崩して休む連絡が有って、一人でクイズ番組の録画撮りに向かった。
何度も昨夜の出来事が脳裏に蘇るので、一日中仕事に集中出来なかった。

(気持ち良かったから、思い出すだろう?)
翌日、早速木原がメールを送って来た。
「わあー、嫌ー」と口走って削除したが、毎日の様にメールが来る。
一週間後から(また、菜穂のマンコに入れたい)と内容が変わる。
早代は、黒田と元の関係に戻って情報を伝えて、報酬を受け取る事に成った。
まさか、堕胎させた本人だとは考えもしない。
病院に連れて行った親切な人の位置付に成った。
数日後、黒田は再び菜穂にアタックの機会を探っていたが、早代の目に偶然木原のメールが見られてしまった。
早代には驚きの内容で、既に関係が有った様な文章?その日を境になお一層注意して行動を監視する。
だが会っている気配は全く無かった。
ドラマの完成を祝っての打ち上げ会に、二人が久々に会う事に眼を光らせる早代。
当然黒田にも連絡されて、驚く黒田は木原に確かめる。
勝ち誇った様に「悪いな、頂いたよ!素晴らしい身体で、俺の技に悶えていたよ!」そう言って自慢の様に話した。
だが、再三の呼び出しには全く応じない菜穂、打ち上げの席でも遠く離れて座って、目も合わさない。
終わると逃げる様に帰ってしまった。
早代は黒田に「話は嘘なのでは?木原の作り話?」と連絡をした。
黒田は木原に「お前騙したな!北条さんとは何も無いだろう?」と電話で言うと「これを見て諦めなよ」送られて来た画像は、明らかにホテルの部屋で二人が居る姿、過激な画像では無いが二人の関係を疑う余地は無かった。

何度も誘うが反応が無い菜穂に、徐々に苛立つ木原は菜穂の卑猥な姿を送り始めるが、それでも全く応じない菜穂。
幸い早代に見られる事は無かったが、何処にも相談出来ないので、ノイローゼの様に成っていた。

年が改まって、初めてのドラマが放映されて、予想通り寝所のシーンと吊されるシーンが話題に成って評価が高く成った。
だが会っている気配は全く無かった。
だが、このドラマを見た木原が、ある事を思い付いて「これが最後だよ、誘いに応じない場合は考えがある」久しぶりに電話をした。
「貴方の様な卑劣な人に、二度と会いませんから、電話もメールも止めて下さい!」と強い言葉で言うと電話を切った。
すると直ぐに画像と一緒に(会いに来なければ、この画像が世間に出回るが良いのか?)
送られて来た物は、大きく足を開いて、緩んだ膣口の写真に菜穂の血の気が引いた。
(よく考えて返事をするのだな!両親も世間も驚くだろうな!また連絡する)のメールが届いた。
「どうされたのですか?」早代が菜穂の只ならぬ表情に驚いて尋ねた。
「別に、実家で飼っていた犬が亡くなったのよ」咄嗟に誤魔化す菜穂。
早代は、翌日直ぐに実家に確かめて、その様な事実が無い事を確認して、黒田に連絡を入れた。
二人に何かが有ると、目を光らせる。

悪魔の部屋

33-010
翌日木原は、竹本プロに嘘の電話をして、菜穂の来週一週間のスケジュールを聞き出した。
木原と名乗ってドラマの評判が良く、サイン会が入るかも知れないので、空いている日は無いか?と尋ねた。
決まっていたら、連絡するので本人にはその後話して下さい!不確かな話ですからと、事務員に言った。
木原の話だから、直ぐに信用して詳しく教えてしまった。

情報を手に入れた木原は一月の末、待ちに待った強迫のメールを送った。
(二月の一日に、渋谷のラブホテル欄の五百二号に午後五時に来る事!無視されたら、翌日の芸能ニュースに発表されると思って下さいよ!)と送り付けた。
受け取った菜穂は覚悟をしていたが、返事を躊躇してしまう。
(何度も呼び出されるなら、行く事は無理です!奥様に話してしまいます)意を決て、菜穂は初めてメールを送る。
(それは困る!今回で最後にする!来てくれたら目の前で過去の画像は消す事を約束する)
(本当ですか?信用出来ません)
(部屋前で消すから見てから、入れば良い!薬飲んで無いから、大きな声を出せば係が来る)
(本当に今回で最後にして下さいね!)
(嫁に言われるのは、俺も困る)
次に木原は、ホテルの住所と簡単な地図を送った。
菜穂に調べさせない為に木原が、先手を打ったのだ。
木原は、逃げられたら困るのでSMホテルに連れ込んでしまう作戦をしていた。

見張っている早代は、何か変だとその日から菜穂の動きに注意して、当日木原から送られたメールを偶然目にしてしまう。
「黒田さん、今日の夕方渋谷のラブホテル欄で、密会する様な感じですよ!」伝えた。
黒田には、そのホテルがSMホテルだと直ぐに判ったが、早代には「ありがとう」と言っただけだった。
あの二人が、良い仲だとは聞いてはいたが、信用していなかったがSMの趣味が有った事に驚いた。
その様な仲の二人の中に割り込む事は不可能だと諦め様としたが、何故妻も子供も居る木原とだ!徐々に、腹が立って来た黒田は潰してやろうと、知り合いの芸能記者に教えてしまった。
芸能記者安達は、最初信じ無かったがドラマの最中のキスを見ただろう?縛られて吊されただろう?と言われて騙されたと思いながらもホテル欄を四時から張り込む。
あの、清楚な美人北条菜穂が、不倫でSMホテルにて密会!もしも本当なら大スクープに成ると心躍らせて待っていた。
五時前に成って、変装してやって来た木原を見つけて「本当に?」と口走って、シャッターを切った。
一人でホテルに入って行くので、先に来ている?北条菜穂程の美人を見落とす筈は無いと、改めて気合いを入れた。

木原は、以前から恋愛の多い人物だから、面白味も無いが相手が元公共放送の美人アナウンサーで、過去に一度も噂も無い北条菜穂なら、相手が木原良純でも事件に成る。
木原が入ってから、十五分以上過ぎて安達が諦めかけた時、帽子を深く被ったスタイルの良い女性がやって来た。
安達には、直ぐに北条菜穂だと判ってシャッターを連続で切る。
周りを気にしながら、エレベーターに向かうので連れが居る事は明らかだ。
フロントに目もくれずに向かった事が菜穂の不幸で、このホテルがSM仕様だとは全く知らずに部屋に向かった。
安達が階数を確かめて、次のエレベーターに乗り込む。
各階には二部屋しかないので、全部で二十部屋で安達が事前に調べた部屋の仕様は、医療プレーの部屋だと記憶していた。
エレベーターを降りると、五百二号室の前で何やら揉めて居ると見ると、急いで男性が菜穂の手を掴んで連れ込んだ。
「何をするのですか?」と怒る菜穂に「危なかった!芸能記者に尾行されましたか?」と尋ねた。
「えー、何度も振り返って注意して来ましたから、大丈夫だと思います」
「今来たのは、安達って蛭の様な記者ですよ」
「えー、芸能記者!」怯える顔に成る菜穂、手には木原の携帯が握られている。
「私達を張り込んで無かったのかも、知れません」木原が安心した様に言った。
菜穂は急に携帯に気づき、途中迄消した画像の続きを消しながら「本当に嫌な写真ばかりですね!」怒りながら消し終えると、入り口のノブを回して逃げ様とする。
空回りのドアのノブに「何故開かないの!」今度は「ドンドン」と扉を叩いて叫ぶ。
「この鍵しか開きませんよ、それにこの部屋には完璧な防音装置が有るのですよ!」鍵を見せて微笑む。
「えー、普通のホテルではないの?」入り口の奥を見るが、暗くて何も見えない。
「菜穂さん、当医院にいらっしゃいませ」と言うと電気のスイッチを入れて、奥の部屋が明るく成った。
菜穂の顔色が直ぐに変わって、血の気が消えた。
最悪SEXは、しなければ難しいとは思っていたが、この様な部屋に連れ込まれるとは、考えてもいなかった。
「木原さん、この様な趣味が有ったのですか?」気に成って尋ねる菜穂。
「この様なプレーは好みませんが、予想通り逃げ様とされました。この部屋にしていて助かりました」
「逃げたのは、申し訳ございません!この様な事も婦人科に行った事も有りません!許して下さい」
だが木原はその言葉に、逆に燃えてしまった。
「それは尚更面白そうですね!私が検査をして差し上げましょう」
「いや~、絶対に嫌です」部屋の奥に走る菜穂。
部屋の奥には、鎖の付いた手錠がセットされたダブルベッドがある。

SMホテル

33-011
向こうには、スケルトンのトイレが見えて、恐怖を誘う。
「トイレに行きたい?浣腸でもしましょうか?」と笑う。
「その様な事をされたら、舌を噛んで死にます」恐い顔の菜穂。
「安心して下さい!私はアナルに興味はありません!浣腸もしません!SM好きの人は変わったプレーが好きですよ!マン毛を剃って遊ぶ、燃やして遊ぶ人もいますね?菜穂さんの様な毛深い人は、喜ばれますよ」微笑む。
「喜ばれなくて結構です!」近寄る木原に警戒しながら、徐々に角に追い込まれていく。
「手荒な真似をして、衣服が破れたら帰れませんよ!芸能記者に見せるのですか?」そう言われて力が抜ける菜穂。
木原に手を引っ張られて、診察台の側に連れて来られる。
「今夜が最後ですから、諦めて下さい」
「本当ですよね!嘘では有りませんよね」念を押す菜穂。
「私も、木原良純ですよ!妻に知られて、揉めたく有りませんからね」
「さあ、ご自分服脱いで、ここに横に成って下さい」木原は、壁に吊るされた白衣を羽織って「これで医者らしく成ったでしょう?これでも内科医の役はしたのですよ!看護師が居ませんが似合うでしょう?」首に聴診器を引っ掛けて、様になっている。
躊躇して居る菜穂に「患者さんの役をすれば良いのですよ」それでも動かない菜穂に、遠くに在る椅子を持って来た。
「内科医から、始めましょう」自分はソファーの端に座って「はい、椅子に座って胸を開いて下さい」嬉しそうに言う。
座らない菜穂に、怒り始めて「服を切り裂きましょうか?」怖い顔に成った。
仕方なく座ると、セーターを脱ぎ始める菜穂。
最悪コートを羽織って逃げ様と、考えて入り口のハンガーに吊るして在るコートに目をやると「逃げ様と思って居るなら、コートを切り裂きましょうか?」と先に言われる。
セーターを脱ぎ、近くの机に置くと「ブラウスも脱いで下さい!不妊治療に入る前に心音も聞かなければ、いけませんね」医師に成り切る木原。
流石に役者だから、上手で間違う程の演技力に、菜穂は呆れてしまいそうに成った。
それでもブラウスを脱ぐのが物凄く遅いと「患者さんが立て込んで居ますから、急いで下さい」と言う。
白のブラウスの下に厚手のキャミソール、外は真冬で寒いので仕方がないが、苛々して来た木原。
仕方なくブラジャーを外し始める菜穂。

この前にも見ているのに何故か心臓の高鳴りを感じている木原。
菜穂も数ヶ月前に見られて、触られて、揉まれて、吸われたが、その時は薬の影響を受けていて不透明だったが、今は異なる恥じらいを感じていた。
露出した白く盛り上がった乳房、小さなピンク色の乳首を前にして、吸い付きたい衝動を抑えて「それでは」と言うと聴診器を乳房の下にあてる
部屋の外に居た安達はフロントに行って、部屋の間取りから客はどの様に遊ぶのかを、想像で作り上げる。

今入ったので三時間はでて来ないのは確実だ。
試しに予約を入れて見たので直ぐに判った安達、流石にこの様な修羅場に慣れていた。
早代もこっそりと、ホテルを偵察に来たがSMホテルだったので驚いてしまった。
清楚でSEXは知りませんと思えた北条菜穂が?信じられない早代だった。
その早代を、降りて来た時に安達が見つけてしまった。
何度かテレビ局で見ていたので、知っていた。
「貴女は北条菜穂さんの付き人の方ですよね」早代に声をかけて「あっ」逃げ腰の早代を捕まえて「少し話を聞かせて下さい」と言うと同時に財布を取り出して、万札を数枚摘んで渡した。
「少しお話をお聞きしたいのですがね?」と言うと「何でしょうか?」おおよその見当が判った早代は、お金をしまい込むと安達について行った。
「二人の関係はいつ頃からですか?」
「ドラマの撮影中から、少し変っていました」早代は適当にお金を貰える話を作り上げる。
恐ろしい話が出来上がり、北条菜穂は以前からSMに興味を持っていたと証言してしまった。

外の恐ろしい話の状況を知らずに「ブラジャーを外して下さい」木原の言葉に困る菜穂。
聴診器に、菜穂の心臓の音が早く聴こえて、興奮していると勝手に思う木原。
SMホテルだが、この部屋はお医者さんごっこが出来る部屋が売りらしい。
木原が菜穂の乳首を聴診器で突き始めると「遊ばないで下さい!」怒る菜穂。
「遊んではいませんよ!真剣ですがね~」微笑む木原。
「私を抱きたいのでしょう?変な事を考えないで抱きなさいよ!抱かれても何も感じないわ!狂犬に噛まれたのだから、貴方に出会ったのが私の不幸だったわ!」乳房を突かれながら、強い気持ちで言う菜穂。
「そうだよ!俺は狂犬だ!さあ~スカートを脱いで、診察台に上がれ!マンコの奥の奥迄見てやる!」微笑む木原。
乳房を突かれるのが終わると急がせる。
「カメラは、部屋を出る迄私が持つから」と携帯電話を握り締める。
「自由にすればいい!カメラに残すと、先程の様な記者に付け込まれる」木原は、先程見た安達を警戒していた。
長年の勘が働いたのだろう、証拠はなるべく持たないのが最善と考えている。
立ち上がると、菜穂はスカートを脱ぎ始めると、丁寧に畳んで籠に入れた。
脱ぎかけのキャミソールも、脱いで綺麗に畳んでスカートの中に隠した。
「いつ見ても素晴らしいスタイルですね!男性が今日迄居ない事が不思議だ」じろじろと舐める様に、菜穂の身体を見ている。
乳房を左手で隠して、右手で白いパンティをゆっくりと脱ぐと「いつもの様に、黒々としているな!神秘の密林だな!」そう言って微笑む。
パンティを小さく丸めて、スカートの中に隠す様に入れる。
左手で乳房を右手で陰部を押さえて、台に上がるのを躊躇する。

名器の菜穂

33-012
左手には、木原の携帯がしっかりと握られている。
「時間が無くなりますよ!ゆっくりし過ぎですよ!一度は見せたから、二度も三度も同じでしょう?」そう言って急かせる。
覚悟を決めて、尻を診察台に乗せて横に成って目を閉じる。
依然乳房と陰部を手で押さえていると「ここに足を載せて下さい」動かさないので、木原が右足を持って金具に持って行くと「いゃ~」と小さな抵抗を見せるが、強い力で載せられてしまい、すぐさまマジックテープで留める木原、これで右足は動かせない。
今度は左足を持って、金具に持って行くが力を入れて抵抗する菜穂。
左足も固定されると、自然と股間が開いてしまうから抵抗するが、直ぐに金具に載せられて、テープで留められた。
上半身に来て、手も台の横に出ているマジックテープで巻き付けてしまった。

側の棚には、クスコが三種類とアナル拡張器、綿棒に何故か鏡。
クスコとアナル拡張器は消毒済みの容器に入れてある。
横の棚には、ローター、バイブ、コンドームが使い捨て?お持ち帰りで置いて有る。
ホテルの料金に含まれているのだろう?ゴムも十枚も置いて有る。
木原が、スポットライトを点灯すると、菜穂の股間にライトが当てられて白い肌が光る。
黒い陰毛も光沢を放つ。
「恥ずかしいですか?」不気味な微笑みに成る木原。
「当たり前の事を聞かないで下さい」と」目を瞑って強い調子で言った。
診察台の下に有るハンドルを回し始める木原、すると股間が徐々に開き始めて「何!やめてー広げないで-」急に驚いて騒ぎ始めるが、身体を動かす事が出来ない。
「貴女は患者さんですよ、騒がないで下さい」
一杯に足を開いて、ハンドルは固定されて。動かせない様に成った。
「陰毛で見え難いですが、ここまで開くいと、大事な処が見えますよ」
「いやーー、見ないで!」目を閉じていたが、大きく足を広げられてからは、気に成って目を見開いていた。
「さあ、これでもっと広げて中を見てあげましょう」菜穂の目の前に「ガチャガチャ」と
音を立てながら、アヒルの唇の様なクスコを見せる。
「いやーーー、そんな恐ろしい事は、やめてー」恐怖の顔に成る菜穂。
十月に初めて強姦してから、既に四ヶ月が経過しているので、菜穂の身体は木原には殆ど初めての様な感覚に成っている。
股間に入ると「さあ、密林の中を探検してやろう」クスコをローションの器に漬け込んで、流れるローションを垂らしながら、菜穂の股間に持って行く。
「やめーてー変な物を使うのは!」騒ぐ菜穂の股間を左手で、広げる様に陰毛をかき分ける。クスコの先を膣口にぐっくりと挿入して行くが、使った経験が少ないので、上手に使いこなせない。
「いやー、痛い!怪我するわ、やめてーー」上手に使えない木原が無理矢理挿入をしようとしたが結局諦めて、ローターを持ってクリトリスを刺激し始めた。
クスコを入れる事が無く成って、安心したが刺激が菜穂の身体を支配したが、ここで感じると木原が調子に乗るので、必死で我慢をする。
「感じないのか?この目は薬が有ったからか?不感症なのか?」指を膣に挿入した木原が「随分濡れている?我慢して声を出してないのか?」と微笑んで言う。
指を入れられて思わず「うぅ」と小さく声が出てしまう菜穂は、再び目を閉じて奥歯を噛んで必死で全く関係の無い事を考えて、感じるのを阻止している。
木原はその様子を楽しそうに眺めて見ていて、何処まで我慢が出来るか根比べだと思っている。
男性は自分が興奮をして、射精してしまうと一気に性的な興味が失われてしまう事を、木原は意識していなかった。
指を動かして刺激をしていると、自分が興奮して衣服を脱ぎ始めると、指の刺激は終わったので、菜穂はほっとして薄らと閉じていた目を開く。
白衣を脱いで、セーターを脱ぎ捨てて、ズボンを脱いでトランクス一枚に成る。
ワイシャツ一枚にトランクスを脱ぎ捨てている様子が見える。
再び目を閉じる菜穂は、もう直ぐ木原のペニスが挿入されると思うと、一気に濡れてくるのを感じていた。
四ヶ月前の感覚が蘇ってくるから、女体の神秘はよく判らないものだ。
ここの診察台は、女性を寝かせてそのままの状態でSEXが出来る様に設計されているので、高さの調節だけだが、既に高さも標準で充分の様だ。
逃げる事も、避ける事も出来ない菜穂は、木原のペニスをすんなりと受け入れてしまう。
「うぅ、うぅ」挿入の感覚に、もう声を止める事が不可能な菜穂。
腰に力を入れて、奥まで挿入された木原のペニスが、動き始める。
「うぅ、うぅ」動きと同じ様に声が小さく出て目を閉じて、耐えている菜穂。
これ以上はどんな事をされても声は出さないと、必死で耐えているが、身体が動いて丸めていた長い髪が、動きと弾力の力で一気に弾けて、台から流れて髪留めと一緒に弾けて飛んだ。
「おおー、うぅ」とその様子に木原が完璧に興奮をして、大きくペニスが膨張して動きが止った。
「うぅ、うぅ」の声と一緒に射精が終わってしまった。
所謂中出し状態で、木原の身体が菜穂のお腹に倒れてしまった。
菜穂は生まれて初めて中出しをされて、木原のSEXは簡単に終わってしまった。
しばらくして、菜穂の身体から離れる木原。
緩んだ股間から白い液体が流れ落ちている。
勿論緩んだ膣口から流れ落ちているのだが、黒い陰毛を白く染めている部分も見える。
菜穂は逝かなかったが、半ば放心状態で、射精された意味もそれ程判っていない。
「すまない、早く洗って来い」とマジックテープを外されて、漸く解放された。
重い足取りでシャワー室に向かう菜穂、股間を見て「あっ!」と口走るとシャワーの水を体中に流して、股間の精液をシャンプーで一生懸命に洗い落とした。
菜穂には妊娠するからでは無く、木原の物が耐えられないからが理由に成っていた。
身体の隅々まで時間をかけてこする様に、洗い流して漸く落ち着いて、長い髪にもシャンプーを付けると今度は黒髪も洗い始めた。
木原は、その時湯船に浸かって、中出しを後悔していた。
もしも、妊娠でもしたら北条菜穂は、あの性格だから世間に発表してしまうのでは?
何故?中出しをしたのか?過去には一度も無かったのに!不思議に思った木原だった。

不倫発覚

 33-013
シャワーから出て来た菜穂に「すまない」一言謝った木原。
菜穂にはSEXを行った事を謝っているのだと思って「これで最後ですよ」と念を押しただけで、ドライヤーをする為に洗面台に向かった。
しばらくして、長い髪を乾かして戻った菜穂、木原は既に衣服を着て「もし、妊娠しても産まないで欲しい、手術の費用も内緒で堕せる医者も捜すからな」恐ろしい事を伝えられたので初めて、妊娠の恐怖を感じた菜穂。
「えー、妊娠?」と尋ね返した。
「すまない、その様にする予定は無かったが、外に出せなかったので許して欲しい、もしも妊娠したら連絡を下さい、本当に申し訳ない!誰かに見られたら困るので先に出る」お辞儀をすると、逃げる様に外に出て行った木原。
その言葉を聞いて初めて妊娠の言葉が大きくのしかかった菜穂。
「妊娠」と呟くと、自分も衣服を着る準備を始める。
今まで、妊娠の事は全く考えもしていなかった菜穂、木原とのSEXが早く終わってここから帰る事のみを考えていたからだ。
木原の携帯を捜すが、何処にも見当たらないので、木原が持って帰ったと考える菜穂。
しばらくして衣服を着て、髪を丸めて帽子を被った時(大変だ、芸能記者に捕まった、気を付けろ)のメールが携帯に送られてきた。
(どうしたの?詳しく教えて)返信をするが全く反応が無く成った。
入り口で見たあの男が、ここで見張っていたの?菜穂は今まで一度も芸能記者に追い掛けられた経験が無かったので、それ程の恐怖は感じていなかったが、ラブホテルから木原と一緒にでる事は、週刊誌ネタに成る事は確実だと思って、出来るだけ時間を遅らせ様と考えた。

「木原さん、もうそろそろ彼女も出て来るでしょう?認めたらどう?ネタは掴んでいるのですよ」安達に捕まって、近くの喫茶店の隅で話している二人。
「ネタ元は何処だ?」
「彼女の関係者ですから、間違いないですよ、木原さんには不利な記事は書きませんから、本当の事を教えて下さいよ」木原には全く興味が無い安達は北条菜穂の事が聞きたいのだ。
早代が話した時代劇の撮影中から、恋愛に成った事、彼女がSM好きで時代劇の中でも縛られる役を進んで希望したとかを裏付けを取りたいのだった。
「そう言う事か?それなら本当だ!知的で清楚な北条菜穂がSM好きだったのは意外だったよ」木原は自分が助かる為に、早代の話した事に尾びれを付けてしまった。
「それでは、このホテルでも?その様な事を?」興味津々尋ねる安達。
「僕はその様な事には殆ど興味が無いので、迫られて困ってしまいましたよ、美人の本当の顔が判らないので、誘われて喜んだのですが?意外でした」全く予想もしていない話の成り行きに、自分の擁護の事に終始した話をしてしまった木原。
「木原さんには、奥様も子供さんもいらっしゃるのに、この様な事に成って何か?言葉は有りませんか?」安達が家庭の事に触れる。
「涼花には、出来心と言って許して貰えるとは思っては居ませんが、今回は少し違う様に思います、迫られて恐くなって逃げ出してきました」
「木原さんはこれまでにも、何度も浮気の現場を見てきましたが、今回は過去の浮気とは異なる?そうなのですね!」
「はい、清楚で美人の北条菜穂の正体が恐くなったと言う事ですよ!異常なSEX愛好者ですね、一言で言えばね」
「それは、興味が湧きますね」安達も木原の発言に驚きを隠せない。
「私が逃げ出したから、怒ってまだ部屋に居ますよ」そう言って笑うと「妻には、今夜に説明しますよ、それじゃあね!」そう言うと笑顔で、タクシーに乗り込んで雑踏に消えた。

遅れてホテルを出た菜穂を撮影していたのは早代。
安達に頼まれて、カメラで菜穂が部屋から出る瞬間の撮影に成功していた。
帽子を深く被り、マスクをして菜穂は、逃げる様にホテルの部屋を後にした。
安達が、話を聞いて喫茶店を出て、ホテルに戻るのと数秒違いで、お互いは顔を合わさずに終わった。
「安達さん、写真撮影出来たわよ、これ見て」カメラの画像を見せる。
三枚の写真の一枚が菜穂の顔を識別出来ると、安達が見て大いに喜んだ。
安達は、早代の助けで写真と重要な話を手に入れて満足に成ったが、木原の話を信用していないので、菜穂の取材を行いたいと考えていた。
早代と相談して、時期を考える事にして、その場を離れて帰路についた。
早代は沢山の小遣いを貰えて上機嫌だったが、数日後予想もしていない出来事が起って驚く事に成ってしまう。

翌日「北条さん、週刊トピックの安達さんって記者さんから取材の申し込みが来ていますが?」と早代が菜穂に伝えた。
「週刊トピック?何の話かしら?今日は誰とも会いたくない」
「明日以降なら良いですか?良い話かも知れませんよ」
「不倫の記事が多い雑誌でしょう?興味無いわ、不倫何て最低よ」吐き捨てる様に言う菜穂。
早代は、貴女の木原さんとのホテルに行ったのは?不倫では無いと言うの?スポーツなの?心の中で怒る早代。
機嫌の悪い菜穂と一緒に、テレビ局に向かうと小柳プロデュサーが「北条さん、次のドラマ決めるから、また出演頼むよ!今度は連ドラ予定して、作品捜しているから頼むよ」と声をかけられて、多少機嫌が良く成る菜穂。

その頃週刊トピックの編集局に、木原の妻涼花が電話をして、夫の言葉の裏付けを聞こうとした。
木原は浮気が多かったから、涼花が常に警戒していたが、タイプの異なる北条菜穂との関係を自分から告白したので、不審に思った涼花が電話をした。
木原は週刊誌に載る前に、涼花に告白する事で、自分を正当化してしまおうと、画策したのだ。
「安達さんって記者の人呼んでよ」
「安達は今、取材で外出していますが?ご用件は?」
「北条菜穂の不倫の話よ!」勢いの有る話に驚く井尻記者。
安達は、まだ誰にも話していなかったので、井尻も初耳の話に「誰と不倫ですか?」井尻が聞き返す。

スクープ

33-014
「主人との不倫の話よ!知らないの?虫も殺さない顔して、する事は凄いのだから!」苛立つ涼花。
「ご主人と言われましても、何方か存じませんが?」聞きだそうとする井尻。
「誰でも良いじゃ無いの、安達さんがまだスクープ持っているのね!帰ったら携帯にかけて」と自分の番号を教えて、電話を切った。
井尻が早速編集長の矢口に伝えると「何、あのスキャンダル処女の北条菜穂が不倫!」声が裏返る矢口。
「はい、情報は安達さんが持っている様です」井尻が話す。
「直ぐに、安達君を呼び戻しなさい、他の取材は必要無い」矢口は言葉に力が入った。
安達は木原の話を信用していなかったので、社には連絡を躊躇っていた。
一度、北条菜穂の取材をしてから、記事にしても遅くは無いと考えて、今日もアポをしたのだが、断られていた。

編集長に呼び戻されて安達が戻ると、詳しく話を聞く矢口。
写真を見せられて「安達君、これは間違いないよ!大スクープだよ!付き人の証言も有るのだろう!間違いなく不倫で北条菜穂は変態だよ!」一人で納得している。
「でも、木原の言っている事が真実だとは限りませんよ!何しろこれまでの恋の遍歴が半端では無いですよ」
「だがな、木原はこれまで一度もこの手の行為はしていない!先程調べたら殆どが普通のSEXだ!今回はこの北条菜穂が怪しい」
「でも北条菜穂もその様な遍歴が有りませんよ」
「恋の噂も無かったのは、変態SEXを好むから無いのでは?」矢口が説き伏せる様に話して、記事にしてしまおうとする。
結局編集長に押しきられる形で、渋々安達は記事にする様に成ってしまった。
それでも納得出来ない安達は、涼花と菜穂の二人を取材して、書くと約束をした。
涼花は直ぐにでも来て、私も色々聞きたいのよ!と答えた。
菜穂に連絡をすると「えー、木原さんの事で取材?」驚いた様子で答えた。
「一度時代劇で共演しただけで、お話しする事は何も御座いません」と厳しい応対に成った。
「貴女と木原さんがラブホから出て来たのを見たとの証言が有るのですが?反論は有りませんか?」必死に尋ねる安達に「その様な汚らわしい場所に行く事は絶対に有りません」と怒って電話が切られた。
側に居た早代が驚いて「雑誌記者が何か?」と尋ねると「考えたくも無いわ!」憮然とした菜穂。

翌日、木原の自宅に向かった安達に「主人がタイプだと言って、あのインテリ美人の北条菜穂が声をかけてきたって聞いたわ」と話した。
「大奥の新春時代劇の共演で?」
「そうよ、時代劇の共演でベットシーンの時も、台本に無いのにキスを濃厚にしたとか、胸を強く揉んでと言われたそうよ、私も録画の画面を見たけれど、主人の証言の通りだったわ」
「木原さんは、渋谷のホテルの事も、奥様に話されましたか?」
「勿論です、事細かく聞きましたが、恥ずかしくてここでは申せません、主人が途中で嫌に成ってホテルを先に飛び出したって聞きましたが、本当でしょうか?」
「はい、半時間程後で北条さんはホテルを出て来ました。それは間違いないと思います」と答えると涼花が「今回は、いつもの浮気と違うわ、聞いても居ないのに自分から告白したから、本当に恐かったと言うか迫られたのだと思います」意外と嬉しそうに話す涼花。
安達も先日の話と同じ事を、妻の口から聞いたので、本当なのか?と思ってしまった。
そして、何度取材の申し込みをしても反応が無い菜穂に、安達もしびれを切らせて、編集長の意見に乗ってしまった。

週刊誌に原稿が回って、翌週号の巻頭を飾る大スクープに成る事が確実に成ってしまった。新聞の予告も、電車の中吊りも発売日に合わせて臨時で印刷される段取りに成っている。
通常の予告には(驚異!!清純タレントの性の秘密、渋谷ラブホテルの密会)の記事のみで、何処の誰か判らない。
ライバルの映好の編集部でも「これは?誰だ?」
「清純タレントって?」
「若い女性かな?」
「若い女性なら、面白く無いでしょう?堅いイメージの女性が何故って感じでないと」
「その様な女性居たか?殆ど実際と全く異なる生活態度が多いからな、今更清純とか清楚と聞いても、驚かないよな」
「一人、噂も私生活も全く何も無い美人が居るわよ!」女性記者の佐々木望が急に発言をした。
「北条菜穂!」「北条菜穂!」声を揃えて、森田と辻井が叫んだ。
望が「それは、無いと思うわ!彼女にその様な男性の影は無いから、私も調査はしているのよ」自信有ると言い切った。
「誰だ?????」三人は謎に包まれたスクープに、困惑をしていた。

発売日前日(北条菜穂、隠された性癖!渋谷のホテルRで密会!妻子在る男性と禁断の一時)新聞広告、電車の中吊りも総て特別に刷り直されて発表に成った。
昼過ぎ、竹本プロの電話が一斉に鳴って、事務員が驚いて対応をするが鳴り止まない。
菜穂も先輩アナ安藤恭子がいち早く情報を手に入れて、電話をしていたので驚いて、身を隠した。
紹介した安藤にも責任が有るので、真意を確かめたいと言われて、急遽東京から姿を消した菜穂。
「渋谷のラブホで密会!この様な記事が出たら当分世間には出られないから、隠れなさい」
「どの様な内容の記事なのですか?」
「心当たり無いの?私も詳しい事は知らないの、今回記事を出したライバルの映好の佐々木って女性から連絡が有ったのよ」
「特定の男性は居ません、もっと詳しく判りませんか?」
「その様な時間は無いわ、少しの間身を隠す身の回りの物を持って、私の知り合いが経営している湯河原の(千鳥)と言う温泉旅館に隠れて、もう少し情報を持って夜には行くわ、誰にも言わないで、付き人にも話しては駄目よ」
望は広告が張り出される数時間前に安藤に伝えたから、菜穂は楽々と東京を離れた。

混乱のプロダクション

33-015
望は印刷会社に探りを入れて、中吊りの内容を確認して、日頃から親交の有る安藤に連絡をした。
安藤が菜穂にフリーを勧めた事も、今の状況もよく知っていたから、驚いて連絡をしたのだ。
記事の内容は、どうしても教えられないと、印刷会社は拒否をした。
トピックから、念押しの電話が印刷会社にされている事は明白だった。
連絡の時「相手に問題が有るのかも知れませんね、大物俳優とか?」望が安藤に尋ねる様に話した。
「私は菜穂の事を一番知っているけれど、男性の影は絶対に無いわ!」
「でも、嘘は書かないと思うわ、もう少し調べてまた連絡します」で一報は終わった。
その後直ぐに菜穂に連絡をした安藤、彼女も一度スクープ記事に追い掛けられた経験が有るので、敏速な対応だ。
結局、恋はその記事を切っ掛けに消えてしまって、失恋に成った苦い思い出を持っていた。

夕方、身の回りの物を持って菜穂は(千鳥)の玄関に入った。
小振りの温泉旅館は、少し郊外に在って部屋数も二十程で、湯河原の温泉街からは少し離れている。
女将の北山が挨拶に来て「恭子さんから聞いていますよ、安心して過ごして下さい」と言った。
訳が判らない菜穂は、挨拶だけして安藤恭子を待つ事にした。

記事の内容が判らないけれど、竹本プロには芸能記者、スポーツ紙の記者が大勢やって来た。
「ここには、北条菜穂は居ません、私も事情は判りません、何もお答え出来ません!」
大きな声で、竹本康三が記者に話す。
「何処に行けば、彼女に会えますか?」記者の一人が大きな声で質問した。
「我々も捜しているのですが、現在行方不明です」竹本が答える。
「付き人の方は?連絡出来ましたか?」
「彼女は連絡出来ました、もう直ぐここに来ます」
「そうか、それではもう少し待とう」の声が聞こえる。

社長室に戻った竹本は「北条君に限って、不倫は考えられないな」妻の澄江に話す。
「沢山のタレント、歌手、俳優を見てきたけれど、北条さんの様な人は少ないわ、不倫なんて絶対に無いわ、何かの間違いよ」澄江も信じられない表情で話す。
「連絡が無いのか?」
「はい、携帯電話が切れています」
「ここで、この騒ぎだ、本人の電話を知っている人は、一斉にかけるな」
「もう直ぐ、付き人の近藤さんが戻るから、判るわ」

その近藤早代は、記者に囲まれて有名人気取りで「北条菜穂さんは、今どちらですか?」の質問に「逃げているのでしょう?大変な騒ぎに成りましたから」平然と話して「何かご存じの事有りますか?」の質問に「渋谷のSMホテルに行った事?」と話してしまった。
「えーー!」響めく記者の声、早速社に一報を送る面々。
「相手は何方ですか?俳優さん歌手?」と矢継ぎ早の質問にスターに成った気分で答えている早代。
事務所から、竹本が出て来て早代に気づくと、腕を握って事務所の社長室に引きずり込む。
「お前が、何を話したか知らないが、事務所の許可無く喋るな!」厳しく怒る竹本。
「社長さん、もう話してしまいましたし、明日の週刊誌に載るから良いのでは?」開き直る早代。
「馬鹿者、お前は何を話したのだ!」
「北条菜穂が渋谷のSMホテルに、行った事は本当ですからね」
「何!新宿のSMホテル?北条君が?冗談だろう?」全く信用をしていない。
「社長渋谷ですよ!そんな話信じられないわ」澄江も大きく否定する。
「安藤さんに聞いて見なさい」と竹本が慌てて指示をする。
「君の発言が会社を窮地に陥れるとは考えないのか?」竹本の怒りは収まらない。
しばらくして、澄江が「この子が芸能記者に情報を流して、大変な事に成っているらしいですよ、安藤さんが話していました」
「お前、何を話したのだ!」今にも殴りかかる勢いの竹本。
「そうよ、週刊誌には付き人の証言も有ると書いてあるそうよ!」澄江が付け加えた。
「事実を話して何が悪いのよ、こんなプロダクションは今日限りで辞めるわ」それだけ言うと社長室を飛び出して行った。
外に出ると数人の記者がまだ残っている。
「私の情報買わない?面白いわよ!」と売り込みを始めた。
「幾らだ!」
「良い情報なら買うぞ!」
「付き人が情報売ると首になるぞ!」口々に色々な言葉が飛ぶ。
「もう首に成ったわ、何でも喋るわよ!」嬉しそうに、近くの喫茶店に数人の記者を引き連れて向かった。

本の内容が時間の経過とともに、徐々に判明をしてくる。
安藤はその情報を望から受け取りながら、湯河原に向かう。
菜穂も竹本の元に旅館の固定電話から、何度もかけていたが話し中で繋がらない状況。
社長の携帯も、専務の携帯も切られて繋がらない。
竹本プロダクションは開店休業状態に成ってしまった。

早代は数社の記者からの質問に答える為、喫茶店の奥の席に陣取って、お金を徴収して質問を受け付け始めた。
「ズバリ、相手の男性は?」
「はい、木原良純さんです」
「えー、プレイボーイに引っかけられたのか?」記者の一人が言う。
「渋谷のラブホは何処ですか?」
「ホテル欄です!ご存じでしょうが?SMホテルです」
「えー!」その場に居た記者全員が大きな驚きの声を上げた。
「先程の話は、本当だったのか!」騒然とする。

逃避

33-016
「新春時代劇で共演していますが?その時が出会いですか?」記者が質問をする。
「テレビで見たでしょう?濃厚なキスを!付き人の私が驚きました」
延々と質問が続くが、近藤早代は適当な話を作り上げて記者に話してしまった。

湯河原に安藤が到着して「先輩大変な迷惑をかけてしまいましてすみません」深々とお辞儀をして謝った菜穂。
「今夜はここに泊まるわ、色々聞かせて、私も映好の佐々木さんの話を教えるわ、取り敢えずお風呂に入りましょうか?」
二人は、貸し切りの露天風呂に向かう。
「久しぶりね、菜穂と温泉に来たのは?」懐かしそうに話す安藤恭子。
「三年以上前に、箱根に女子アナ五人で行きましたね」
「もう、三人は辞めて主婦しているから、現役は私達だけね」
脱衣場で浴衣を脱ぐ菜穂の身体を、真剣に観察している恭子は、長い髪を纏めてピンで留める菜穂を見て、少し昔に比べて色っぽくは成ったけれど、男とSMホテルで遊んだ身体には見えない。
縄で縛られた形跡も、蝋燭で責められた感じも全く無い。
色白で綺麗な身体、パンティを脱ぐと黒々として手入れの無い陰毛を見て、恭子は確信をした。
あの記事が出鱈目で、誰かが作り上げた悪戯だと、悪質な悪戯に怒りが込み上げてきた。
湯船に浸かると「菜穂の付き人の子って信用出来るの?」恭子が尋ねる。
「普通の子よ、プロダクションが用意してくれたのよ!何か?」
「明日の記事に、付き人の証言が掲載されているらしいのよ、それが信憑性を増幅させているのよ」
「えー、近藤早代さんが?嘘!」菜穂の声が変わった。
「それと渋谷のSMホテルに行った?それを証言したらしいわ!その子」
「えー、そんな!」顔色が変わって、恐怖の様相を呈していた。
「本当なの?嘘でしょう?菜穂が?信じられない」恭子が言う。
「。。。。。。。。」考え込む菜穂の様子に、今度は疑い始める恭子。
突然泣き始める菜穂に「どうしたの?詳しく話して!」何かが起ったと思う恭子。
「。。。。。。」中々泣き止まない菜穂。
化粧が完全に落ちているが、素顔は幼い様子の菜穂の側に近づいて肩を抱くと、落ち着いたのか「先輩、実は木原さんに脅迫されて、呼び出されてしまったのです」とゆっくりと話し始めた。
「木原って、時代劇の共演者で噂の多い人ね!菜穂を狙ったのね」怒りが顔に込み上げて来る恭子。
菜穂は恭子に粗方の経緯を話すと「何と卑劣な男よ!それが何故急に週刊誌ネタに成ったのよ!被害者は菜穂なのに!」怒りが込み上げるのか、顔を真っ赤にして怒る恭子。
「貴女は動けないから、私が色々調べてあげるわ、当分ここに隠れていなさい!女将の留美には頼んで置くわ」恭子は時間の許す限り、菜穂の為に行動する事を確約して、その夜は枕を並べて眠った。
卑劣な方法で、菜穂を襲ったらしい木原を許せないのは勿論だが、付き人近藤早代の行動にも立腹の恭子。
恭子は今年三十一歳、竹本プロに移籍しても、席だけを置いて殆どフリーで仕事を行っている。
安藤恭子も、知的な美人アナウンサーで、公共放送時代はニュースを担当していた事も多かった。
菜穂に比べると、年齢の事も有るが、スタイル、顔も劣っていた。
夜は昔話で、遅くまで二人は眠らずに語り合って、菜穂の気持ちも和らいだが、翌朝「大変よ!」の留美の電話にたたき起こされた二人。
スポーツ紙を持って、数分後の部屋に飛込んできた留美が「これ見て!」座敷机に大きく広げた。
(清純派タレント北条菜穂!異常な性癖!渋谷SMホテルでの密会!)と裏面一杯に文字が並んでいる。
「えーー!何これ?」驚く菜穂。
「ここに、付き人の子がインタビューに答えている記事が載っているわ?」恭子が言うと、食い入る様に読み始める菜穂。
読み終わると「何よ、この子見ても居ないのに、こんな嘘が良く喋れるわ!」怒る菜穂。
「でも、この記事と週刊誌で、菜穂の事は世間では、変態女に成ってしまったわよ!」恭子に言われて「反論出来ないの?」怒る菜穂。
「今、出て行くと、袋だたきに成るわ、私が動くから、ここに隠れて居て」恭子に説得されて落ち着くが、新聞には詳しい記事は無く、近藤早代のインタビューが中心だった。
昼頃に週刊トピックが売店に出るので、買ってきて読む事に成った。

早速朝のワイドショーでは、この新聞記事が話題に成って、各局が取材に自分を捜している事が判った。
既に週刊誌を手に入れた放送局が芸能記者を交えて、討論会の様に話し合って、菜穂の異常な性癖を過去の芸能人を対象に話している。
正月放送の吊し上げられたシーンを再び取り上げて「本当は自分から望んで、このシーンを撮影したのでしょうか?」と憶測で話していた。
「あの北条菜穂さんが、この様な不倫、そして変わった性癖が有るとは思えませんが、事実は小説より奇なりと申します」そう話して、大いに盛り上がっていた。

その頃大阪の菜穂の自宅にも大勢の人から抗議の電話が殺到していた。
何も知らずに役所に行った兄正一も、ニュースに困惑して早退をしてしまった。
父の一成も、先日までの美人で頭の良いお嬢様で鼻が高かったが、一転変態淫乱女に変わってしまい身の置き場が無く成った。
家族には信じられない青天の霹靂が起っていたのだ。
テレビ局の取材の申し込みが殺到、抗議の電話、張り紙がその日を境に増加した。
竹本プロにも、菜穂に対する取材が殺到して、混乱の極みに成っていた。
だが、夕方に成って菜穂に追い打ちをかける出来事が、勃発して尚更窮地に陥ってしまうのだった。

追い打ち

33-017
夕方のワイドショーに、木原の妻涼花が乳飲み子を連れて出演をして、涙ながらに訴えたのだ。
木原良純が、時代劇の共演で北条菜穂と出会って、タイプだから濃厚なキスとか乳房を強く揉めとか強要されたと証言した。
その後、渋谷のホテルに誘われたが、まさかSMホテルだとは知らずに、色々指示されて恐くなって逃げ出して、自宅に戻り主人が自分に告白したと証言をした。
主人は共演のタレントさんと、少なからず過去にも浮気をしていました。
今回も軽い気持ちで、美人タレントに誘われてホテルに行ったけれど、北条菜穂の異常な性癖に驚いて逃げ帰って来て、総てを話して謝りましたと説明した。
週刊誌の状況をより一層確定にさせて、北条菜穂のSM趣味が全国的に確立されてしまった。
その後は、時代劇のシーンが何度も画面に流れて、検証の様な話が進んだ。

「何故?こんな事に成るのよ!」テレビを見ながら興奮する菜穂。
旅館に恭子が電話をしてきて「見た!大変な事に成ったわね、世の中で貴女は変態の悪女に成ってしまったわ、今日は木原も、付き人も会う事が出来ないわ、落ち着くのを待ちましょう!出たら駄目よ!」と念を押す恭子。
自宅にもその日の夜から(変態女)(俺が吊してやろうか?)等々強烈な抗議が始まって、家族は自宅から出られない状況に成った。
菜穂と連絡が出来ないので、一層不安が広がるが、自宅には連日マスコミが張り込みをしている。

小柳プロデュサーはこの報道に驚いて、自分の楽しみで撮影したのに、その後木原とこの様な事成っていた事に怒りが出ていた。
しかし、SMの趣味が有った事は全く気が付かなかった小柳。
それなら、清楚なイメージを作る必要も無いのでは?小柳には木原に菜穂を取られた気分に成っていた。
だが心の何処かに、この事件は本当なのか?本当に北条菜穂がSM趣味でマゾなのか?の疑問も残っていた。
小柳は夜に成って友人の斉藤プロダクションの社長、闇プロの有藤と三人で銀座に飲みに出ていた。
店でも話題は北条菜穂の事に成って、小柳の趣味を知っている二人が「木原に完全に取られた様ですね」と笑った。
「あの、週刊誌の記事もテレビの証言も自分には信じられないのですよ、何度も北条菜穂とは話しましたからね」小柳が二人に話す。
「でも、この事件は完全に北条菜穂が不利に成っているよな、特に木原の奥さんの涙は大きい」斉藤が言う。
「今後は、竹本プロが大きな痛手で、経営が苦しくなりますね」有藤が話した。
「そうだな、それ程大きくないプロダクションだから、大変だろう?小柳さん何か助けてあげる方法は無いのかね?」斉藤が小柳に話す。
「そうだな、今後の成り行き次第だが、何か考えてみるか?」小柳が話す。
「小柳さんは、業界に詳しいから、良い知恵が有るでしょう」有藤が微笑みながら、酒を飲み刺身を摘まんだ。
「まあ、今後の展開次第でどの様に成るか?判りませんがね、あの木原って男、女癖が悪いのだろう?」
「相当手が早いらしいな」
「でも北条菜穂は良い女ですよ、気立ても良いし、頭が良くて美人だ!」と小柳が褒めると「髪が長くて、清楚だろう?」そう言って笑う三人。
小柳の髪フェチを知っている三人の会話で、盛り上がっていた。

翌日妻の涼花に続いて他局が、木原の単独インタビューを流せば、対抗の局に近藤早代がゲストで出演して、菜穂の持ち物に変なSEX道具を見た事が有ると、新たな作り話を作り上げた。
その日の夕方、北条菜穂のCMが総ての画面から消えて、スポンサーから自粛のコメントがマスコミに流れた。
それは、事件の真相が不透明と判断したスポンサーが、一時中止にしたからだった。

(私、北条菜穂は、今報道されている様な事実は、全く無く!一方的な報道に驚いております)の文章がマスコミに向けて配信されたのは夜に成ってからだった。
その報道に一番驚いたのは菜穂本人で、恭子から「何故この様なコメントを流したの?」と怒りの電話がかかった。
全く知らないと答えると「木原かも知れないわ、菜穂を表舞台に引きずり出す魂胆かも?」と困惑した。
全国には菜穂の熱狂的なファンも沢山居るので、このFAXが何処から発信されているのかは、判らない。

菜穂の自宅では、父も兄も職場からしばらく休む様に勧告を受けてしまう。
理由は連日マスコミ関係者が取材に訪れて、仕事が出来ない状況に成ってしまうからだ。
五日目の夜に漸く自宅に電話が繋がった菜穂は、涙ながらに母昭子に訴えたが、母は菜穂に信用しているからね、でも自宅には戻らないでね、マスコミも張り紙も投書も凄いのよ、落ち着くまでは連絡もしなくて良いからねと伝えた。
母を始めとして、家族全員がもううんざりした状況に成っていた。
菜穂には、安らぐ場所は存在しなくなった。
あの卑劣な木原の罠に落ちたと、後悔をしても今更戻す事も出来ない。
付き人の近藤早代に尾行されていた事、木原が芸能記者にホテルの外で出会ってしまった事で、自分を正当化する為に出鱈目を話したと想像した菜穂。
恭子に自分の推理を話すと「多分それに間違い無いけれど、証明するのは困難よ」と言われる。
「でも、まだ人目は避けて隠れて居なさいよ、落ち着けばチャンスは有るわ」と元気付けた。
恭子は、翌日木原に面会に行く予定だった。
「何故?安藤さんに会わなければ?」と言う木原に「奥さんに会いに行きましょうか?北条さんから、総て聞いて知っているのよ」と言ったのでホテルで会う事に成った。

安藤恭子の危機

33-018
木原には恭子の出現は非常に困ってしまう、今更自分が悪者に成る事は、役者生命の崩壊に繋がるので、どの様に恭子を騙すか?それとも別の方法で弱みを握るかを考えながらホテルに向かった。
菜穂が木原に薬を飲まされたと聞いていた恭子は、飲み物を口にしない事を決めていた。
喫茶で会った木原は緊張気味に「安藤さんが、私に何の用ですか?電話では北条さんの話とおっしゃっていましたが?」嘯く木原。
「冗談は辞めましょう、貴方と菜穂の事は総て聞きました、渋谷のラブホから出た時に週刊トピックの記者に捕まったから、咄嗟に話を作ってしまったのでしょう?貴方の嘘で菜穂がとんでもない事に成っているのよ、正直に話して下さい。菜穂は貴方に強姦された事には目を瞑ると話していました」と説得をする。
「写真も撮影されているし、付き人の証言はどうするのだ?俺はマスコミに話した様に、北条さんに襲われたのだよ!恐い女だよ!お前も仲間か?」全く反応が無い木原。
ここで認めれば今度は自分が終わってしまうので、承諾は困難だと思う恭子。
「どの様にすれば認めてくれるの?」
「それは、俺に嘘の証言の強要か?」
「菜穂を助けて欲しいの、貴方の嘘で彼女の運命が大きく変わったのよ、純粋で初心な子を弄ばないで欲しいのよ」
「そう思っているのは安藤さんだけだよ!嘘の証言は出来ないよ!助けてあげたいけれど無理だね」
「お金を払えば良いの?」
「お金で、売るのか?そんな事出来ないよ!嘘の証言をしろと?」
「違うわ、本当の事を言うのよ、その為のお金よ!」
「安藤恭子さん、買収は駄目ですよ」
「買収では有りません、お願いです」この様に話は同じ事の繰り返しで終了して、木原が「また、会いましょう」と不気味な言葉を残してホテルを後にした。
冷めたコーヒーが、そのままテーブルに残って、恭子は空しい思いに慕って帰って行った。

竹本プロに菜穂がお詫びの電話をしたのは、丁度その時間だった。
澄江が電話を受けて「何処に隠れて居るの?大変な事に成ったわね、木原って男に騙されたのよね、判っているわ」と優しく応対をした。
「私が軽率でした。あの様な男と食事に行ったのが間違いでした」
「私達もいけなかったわ、あの様な付き人を付けた事を後悔しているのよ、ごめんなさい」
「私も、近藤さんがあの様な恐い子だとは気が付きませんでした。すみませんでした」
「事情も聞いたし、隠れて居るのは安藤さんから聞いていたので大丈夫よ、もうしばらく隠れてからマスコミを集めて記者会見の準備をしましょう、元気でね」で電話は終わった。
竹本は、記者会見の段取りを模索していた。
渋谷のSMホテルから出て来た事実は消す事は出来ないので、謝る以外に方法は無い。
問題は木原との関係なのだが、否定する方法に苦慮している竹本だ。
安藤が木原に交渉に行ったが、何か良い条件を持って帰らないか?それが頼りの竹本社長。
世間は少し沈静化して、電話も比較的繋がる様に成っていた。

翌日、その竹本プロにCM契約の打ち切り通知が一社から来た。
(大変残念ですが、弊社の企業イメージと北条菜穂さんのキャラクターが、合わないので打ちきりとさせて頂きます。細かい事は後日ご連絡致します)このFAXの翌日、新聞紙上にお詫びのコメントが企業の名前で発表された。
この発表は、躊躇していた他の企業を誘発させて、一斉に契約解除の動きに成ってしまった。
八社のCMが総て無く成ってしまった竹本プロは、一気に経営状態が悪化に追い込まれるのは必定だった。

この話は小柳にも直ぐに知る事に成って、竹本プロを助けてやりたいと考えて居た小柳を動かす事に成った。
竹本と小柳は昔からの知り合いで、過去にも数多くのタレントを、テレビで使って援助はしていた。
「とんでもないタレントさんを引き受けて、大変ですね」と労いの電話をすると「あの子が綺麗で、純粋過ぎたのですよ、可哀想な事をしてしまいました」と自分の非を述べた竹本に感動をした小柳。
小柳には竹本の真意は伝わっていなかった。
竹本も混乱の渦の中で、小柳に総てを話せる程の余裕が無かったのも事実だった。
世間と同じく小柳も、北条菜穂の行動に疑問を持っていたのだ。

翌日、恭子に木原が「交渉をしましょうか?」と急に態度を変えてきた。
「急に何を?」不思議に思う恭子に「これを聞けば交渉に来るでしょう?」と先日のホテルの会話が編集されて流れた。
「えー、これは?」驚く恭子に「この録音を買いませんか?貴女が北条菜穂の為に、私に買収を迫っているのですよ」
「卑怯な男ね!」怒る恭子に「駄目なら、放送局に売りますよ、これで貴女も終りですがね」
「待って、幾らで売るの」交渉に応じる恭子、自分自身も窮地に陥ってしまいそうな雰囲気に仕方が無かった。
翌日先日のホテルに来いと言われて、仕方なく出向く恭子。
自分の失敗だとは思っても腹が立つ木原の行動、木原はホテルに自分の知り合いを行かせて、恭子を待ち構えて居た。
喫茶に居ないのでしばらく待っていると、恭子と同じ位の女性が「安藤恭子さんですか?」と尋ねた。
ファンの人かと思い笑顔で、答えると「木原の使いで来ました、一緒に来て頂けませんか?」と言われて、駐車場に向かう二人。
「何処に行くのですか?」の質問に「聞かれたら困るでしょう?車で待っています」黒のワンボックスを指さした。
扉が開くと同時に突き倒されて、引きずり込まれると「あっ、何するの?」の言葉を遮る様に、口にタオルが押し当てられて、異臭が恭子の鼻を襲った。
「うぅ、うぅ」の声と同時に意識を失ってしまった恭子。
後ろ手に縛られて、車は駐車場を走り去って行った。

刺青の親分

33-019
木原には、安藤恭子は驚異の存在で、自分の立場が崩壊してしまうのでは?の恐怖が絶えず湧き起こっていた。
親交の有る暴力団員に頼み込んで、安藤恭子の拉致を計画して、北条菜穂と同じ様に、卑猥な写真を撮影して、脅しの材料に使おうと考えた。
劇団員の女性を使って車に連れ込んで、暴力団員に後は任せる。
共進会の事務所をいつの間にか、異なる暴力団が譲り受けて使っていた。
地下の部屋は、色々な道具は片づけられて、警察に押収されて無く成っていたが、今田組と呼ばれる小さな暴力団が安価で買い取った形だ。
地下室に連れ込まれた恭子が、漸く気が付いて「ここは何処よ」と人相の悪い男に言う。
「ここは、地獄の一丁目かな、お前アナウンサーだってな!ここではモデルに成って貰うのだよ」近づいて微笑む。
「いやー」後ろ手に縛られているので、立ち上がるのも大変な恭子。
「木原さんがね、貴女にうろうろされると困るのだって、大人しくして貰えって言うのだよ」
「誘拐は罪が重いのよ!知っているの?」後退りながら言う。
「誘拐はしないよ、撮影に来て貰っただけだよ」
「撮影って?何よ!」恭子が壁に背をあてて、今度は横に逃げる。
「勿論ヌードだよ」そう言うと身体を掴む男。
「いやーー」と言うのと「バシー」と頬を叩くのが保々同時で、倒れ込む恭子。
「タレントも、女優も関係ないのだよ、我々は頼まれた事をするだけだ!暴れると服が破れて、何処にも出られなく成るぞ」恐い顔で、ジャケットの前を鷲掴みにした。
「たすけてーー」と叫ぶ恭子の処に「親分カメラこれで良いですか?」小さなカメラを持って地下に若い男が降りてきた。
「さあ、大人しくして、撮影をして貰え」背中に回って手首の紐を緩める今田。
「いやーー、やめてーー」声は出すが、逃げる事をしない恭子、先程叩かれたのが恐かったのだ。
木原が恐ろしい男だと、身に浸みて感じている恭子だが、今はこの場をどの様に切り抜けるかが、問題だった。
ジャケットを脱がせる今田が「自分で脱いで見ろ!見てやる」と言う。
前でカメラを構える若い男。
「無理です、脱げません!お金なら差し上げます、私に協力して貰えたら、木原さんよりも沢山払います」恭子は一か八か話してみた。
「何、木原よりも沢山貰えるのか?」目を輝かせて言う今田。
「でもな、綺麗な別嬪の裸も見たいからな!」今田が惜しそうに言った。
「。。。。。。」言葉を失う恭子に「別嬪さんとSEXが出来たら、俺は木原を売るかもな!」と今田が言う。
恭子はこのまま、ここで撮影されるのなら、この男を取り込んでしまった方が良いのでは?
逃げられないのは確実に思えるから、この今田と言う男に抱かれる?と考え始めた。
兎に角ここを脱出する事、あわよくばこの暴力団員を味方にすれば、一気に木原を追い込めると思う。
こんな変な暴力団に身体を任せるのは嫌だが、現状打破には最善の方策だ。
自分は菜穂とは違うから、男の扱いも慣れているとの自負も有った。
「判ったわ、親分さんと楽しみましょう?シャワーを先に浴びたいわ」と挑発をする恭子。
「そうなのか?一緒に風呂場に行こうか?向こうに在る!風呂場は広い、ここの持ち主はここで女を飼っていた様だ」
「えー、飼っていた?」
「そうだよ、今は刑務所だがな、馬鹿な親分だよ!女の髪の毛が好きだったらしい?ここに閉じ込められていた女は有名な歌手」
「えー、あの雨宮典子さんがここに!」驚きの表情の恭子が「噂話だと思っていたけれど本当だったのね」と言いながら、部屋を見廻す。
「当時の面影は無いぞ、改装したからな!俺には変な趣味は無いからな!行こう」風呂場に向かう二人。
恭子は、上手にこの親分を仲間に引き込んで、脱出して木原を追い詰める。
菜穂とプロダクションの名誉を回復する。
広い風呂場に行くと「俺の刺青を見たら興奮するぞ!」嬉しそうに上着を脱ぎ始める。
上着を脱いで、シャツに刺青が薄らと透けて見えるが、意味不明の絵柄の刺青が背中一面に彫られている。
「別嬪さんも早く脱いで、見せてくれよ」自分はズボンを脱いでステテコ姿に成る。
仕方なく服を脱ぎ始める恭子は「親分さん、味方に成って下さいよ」脱ぎながら念を押す恭子。
「テレビで見た事有るよな!」急に嬉しそうに、まじまじと見ると「恥ずかしいわ、親分さん!少し、向こうを向いて下さいませんか?」
「そうか、恥ずかしいのか?判った、判った」背を向けると、ステテコをパンツと一緒に脱ぎ捨てて、シャツも一気に脱いで、意味不明の図柄の刺青を恭子に見せた。
スラックスを脱いで、ブラウスを脱ぐ恭子の姿を若い男が撮影をしていた。
「脱いだか?」今田が尋ねると、丁度ブラジャーを外した時で、振り返った今田に慌てて胸を押さえた恭子。
ショートカットの短髪を栗色に染めて、ボーイッシュな感じだが、裸に成れば女を感じさせる。
小振りの乳房が、ボーイッシュな服装をさせているのだろう?
「俺が、最後は脱がせてやる」恭子の身体を抱きすくめて「あっ、いや」と言う間もなく、パンティを脱がせてしまう今田。
カメラを構えている若い重田に、目で合図をして撮影をさせる。
後ろから撮影されているので、恭子には判らない。
「別嬪さんは、乳がちいさいのう!」そう言いながら揉み始める今田。
「うぅ」顔を引きつらせる恭子、今田の手が今度は股間に向かって伸びると「ここは、薄くて舐めやすそうだ」指で触って微笑む。
「シャワーを。。。」と言いながら、ノズルを触ると「つめたいーー」急に水が上から今田の身体に注がれて、恭子から離れる。
直ぐに湯に変わったので、恭子は自分の身体を流し始める。
「俺の刺青凄いだろう?」と尋ねると「何の絵なの?判らないわ」微笑む。
「地獄絵図だ!」薄汚い黒とか青の意味不明の背中の刺青を、本人は気に入っている様だ。

恭子は罠に

33-020
小柳は竹本プロが今後多額の違約金の請求を受ける可能性が有ると、CM会社の人に聞いて知った。
その為、自分が知っている関係先に、色々な意見を聞いて何か役に立てばと気にかけていた。
小柳には最高の美人で清楚な北条菜穂が、変態の性癖が有った事が今でも信じられないが、現実は動かしがたい事だと、竹本夫婦の事を心配していたのだ。
だが、中々救済策は無く時間だけが過ぎていく。
契約会社から、まだ何も行動が無いのか?竹本は、それ程切羽詰まった様子が無いので、安心していた小柳だった。

地下室のベッドで、刺青の背中に汗を噴き出させて、今田は恭子とのSEXの真っ最中、その様子を撮影している重田。
「ああー、いいわー」恭子が角刈りの今田の頭を抱きかかえて悶えている。
大きく腰を動かす今田は「どうだ!別嬪さん!良いか?」と尋ねる。
何十枚と撮影をされているが、恭子には判らない。
マジックミラーの向こう側に、重田が居てカメラを構えているから、何も見える事は無い。
大きく足を広げて、自分のペニスが挿入されている姿をカメラに向けて、恭子の頭を持って鏡を向かせる。
恭子は自分の淫らな姿を見て、再び興奮をして仰け反る。
恭子には元々、彼氏が居て最近までSEXを楽しみ結婚?しかし彼氏の突然のアメリカ転勤で立ち消え状態に成っていた。
久々のSEXで今田の熟練した技に、すっかり身体を焦がしてしまった恭子。
「俺の物を舐めて、綺麗にしろ!お前のマン汁で汚れてしまった」一回射精をして、休んでいる恭子に命じる。
緩んだコンドームを外して、精液に塗れた今田のペニスを舌で舐め始める。
久々に逝かされて、満足をしていた恭子は、今田のペニスを大きく口を開いてくわえ込んで、大きく動かす。
「おおー上手だ!」喜ぶ今田のペニスは再び鎌首を持ち上げる。
「これを被せろ!」コンドームを枕元から手渡す今田。
受け取ると起用に口にゴムを咥えて、そのまま今田のペニスを咥えて数秒で装着をしてしまう。
「お姉ちゃんはプロか?」と呆れる今田、恭子は学生時代学費を稼ぐ為に半年間風俗で働いた経験が有ったのだ。
昔は黒髪で肩より長かったが、就職が決まって髪を切って茶系に染めたのだ。
その為、テレビに出ていても、誰一人過去の恭子を識別出来る人は居なかった。
公共放送のアナウンサーに成るとは思いもしなかったので、変身が必要だった。
その昔の技が役に立った格好だが、再び挿入された今田のペニスに逝ってしまうのは早くて、疲れてベッドに横たわった。
充分過ぎる程撮影をした重田は自分の中で終わって、この男もぐったりとしていた、
しばらくして、シャワーを浴びて着替えると「もう帰っても良いぞ!良かった!」今田が喜んで恭子に告げた。
「今後、木原の情報を教えてよね、今日の事は表に出せないけれど、協力してね」微笑むと「判った!重田送って行け!」と命じた。
恭子が出て行くと電話で「あの女は、相当な女だ!ベッドも慣れたものだったよ」と伝えた。
「写真は写したか?」木原が尋ねる。
「沢山写したから、売る程有るぞ」笑う今田。
「総て買い取る。送ってくれ、そこには一枚も残すな!警察事件に成った時、困るからな」木原は恭子の行動を読み切れないので、慎重だった。

一方、不倫、SM騒動で菜穂はすっかり、木原の話した妊娠の事を忘れていたが、危惧に終わっていた。
数日後、竹本プロでは、北条菜穂のお詫び会見の日程の調整に入って、記者会見の会場をホテルで調整を始めた。
安藤恭子は、この会見の日迄に木原の嘘だったのコメントを引き出そうと考えていた。
菜穂も自宅に何度か連絡したが、父と兄の怒りは頂点に達して「自分で総てを始末着けるまで帰るな!」と怒りをぶちまけた。
子供の事を信じたい気持ちも大きいが、余りにも風当たりが強く耐えられない。
今まで「美人の娘さんで、頭も良くて、テレビで有名に成られて、これ以上の事は有りませんね」といつも褒め称えられていたのが、逆に成ったのだから、世間の目は一気に冷たく成った。

翌日、恭子に衝撃の写真が送られてきて、仰天してしまった。
木原が「大人しくして、何もしない事だよ!この様な写真が出回れば、北条さん以上のスキャンダルに成るな!判ったか!」
「。。。。。。。」恭子は罠に填まった事を痛切に感じた。
この状況で、この写真が発覚する事は、地獄に突き落とされる意味だ。
写真も取り返して、木原を追い詰める方法を考えなければ、自分の身も危険だと思案する日々に変わった。
その日の夕方「木原の尻尾が掴めないわ、ごめんね」(千鳥)に衰弱した声で恭子が電話をしてきた。
「先輩ありがとうございました。近日中に記者会見をする事で、竹本社長と話が終わりました」菜穂も覚悟を決めて、記者会見の場に向かう事にした。

小柳のフェチ仲間には、地位も名誉も有る人物も参加して、闇プロの撮影会にやって来る。
長い髪の女性が断髪されるビデオの撮影を見学料を払って見に来る。
世間では髪フェチと呼ばれるが、髪フェチは髪のみに興味を持つので、他の陰毛とかには全く興味を示さない。
中に、サド的な髪フェチ、毛フェチの趣味の人が居る。
小柳もサド的な髪、毛フェチの部類に入るから、北条菜穂の緊縛シーンの撮影に力を入れた。
来月久々に、そのサド的な撮影が行われるとの招待を受けた小柳は、久々に興奮をして有藤に電話をした。
「良い女か?」興味が言葉に表れていたが「AV女優が売れなく成って、過激な撮影をするらしい!本人は知らないらしいぞ!橘杏樹って知っているか?」
「ああ、一昔前に人気で、うちのテレビのお色気シーンに使った子だ!もう三十歳こえているだろう?」小柳は遠い昔を思いだしていた。

記者会見

33-021
三月初旬、東京のホテルの会見場に、いつもは白い服が多い北条菜穂。
今日は黒い色の服を着て会見場に入って来た。
竹本プロの社長竹本康三と妻で専務の澄江に付き添われて、会場に入るといきなり深々とお辞儀をする三人。
長い髪を後ろで束ねているが、前に落ちて床に着きそうに成る程のお辞儀から始まった。
「この度は我が社のタレント北条菜穂が、世間をお騒がせ致しまして申し訳御座いません」康三が口上を述べてから菜穂が「私の為に各方面に多大なご迷惑をおかけしました事をお詫び致します」と話すと三人が前のテーブル席に座った。
「これからの質疑に付きましては、私司会をさせて頂きます下田が進行させて頂きます」
と挨拶をした。
質問を受け付けると早速「一連の報道の、木原良純さんとの不倫は本当ですか?」の質問が飛ぶ。
「不倫と呼ばれる行為は本当ですが、もう二度とお会いする事は無いと思います」気丈に答える菜穂を見て、その場の誰一人SM趣味の女性には見えないと思った。
次の記者が「木原さんとはいつからのお付き合いですか?」と質問をする。
「時代劇の打ち上げの時です、二回お会いしただけです、もう二度と会いません」同じ事を強調する菜穂。
「それは、今回の事件が起ったからでしょうか?」
「違います!仕方なく会いました。もう二度と会いません」
「渋谷のSMホテルに行かれたのは本当ですか?」
「。。。。。。。はい」と答えると大きな響めきが起る。
「でも、そのホテルがその様なホテルだとは知りませんでした」と答えた菜穂。
「木原さんは、北条さんに迫られたと証言されていますが?」
「それは違います、私は知らずに入ってしまいました」
「時代劇で縛られるシーンが有りましたが?好きだったのですか?芝居は好きですか?」
「はい、芝居は楽しかったですが、あのシーンは正直苦痛でしたが、芝居は好きです」と答えたので翌日の新聞に北条菜穂は、緊縛が好きだった!と大きく書かれてしまった。
その後も延々と質問が続いたが、結局会見で出た結論は、木原にはもう二度と会わない、今回の様な事が無くても会う気が無く成ったのは、飽きたからだで結論された。
SM行為を北条菜穂は好きだと決めつけられてしまった。
お詫びの会見に、長い髪を床に着ける程お辞儀をしたが、今後は大きなイメージチェンジは必死か?と書かれた。
これまでの知的、清楚は通用しないと新聞では評された。
一応の会見で、一段落はなされた格好だが、仕事は皆無で引き続き謹慎状態に成った。
木原は、会見で自分が矢面に出なかった事に安堵していた。
菜穂も木原を責めると、色々な事を話さなければ成らないし、警察問題にするには証拠が必要で、中々揃えられない。
結局泣き寝入り状態で、菜穂が全面的に損をした事に成ってしまった。

最初の記事を書いた安達はこの状況に成っても、自分の書いた記事に自信が無かった。
それは、この日の会見の場で北条菜穂を見ていて、尚更その気持ちが強く成っていた。
何度も何度も、もう二度と会いませんと叫んでいたのは?何か他の事を言いたいのを我慢していた現れでは無いのか?大きな不信感が支配した会見に聞こえたのだ。

会見の翌日安達は竹本プロに取材を申し込みに向かった。
事務所には澄江が、恭子と今後の仕事で話をしていた。
態々出向いた安達に澄江は「菜穂さんの取材なら無理ですよ、昨日のお詫び会見で疲れて、近日中に海外旅行に行く事に成っています」と答えた。
「私が、最初に記事を書いた者です」と言うと「えーーー貴方が?その様な方がまた傷口に塩を塗り込むのですか?」怒る澄江。
「違います、私は自分の記事が間違いでは無かったのか?と今でも思っています!。。。」そこまで話した時、恭子が出て来て「私がお話を伺うわ」と話した。
「恭子さん、そんな恐い記者に、話をしたら駄目よ」澄江が止めるのを制して、安達を応接室に招き入れて、澄江は呆れて自分の机に向かう。
恭子は部屋に入るといきなり「今から話す事を信用されるか、されないかは貴方の良心にお任せします」と切り出した。
菜穂から聞いた一連の事件の経緯と、付き人近藤早代の行動を話して、最後に自分が暴力団にレイプされた事実も訴えた。
安達が最初は本気で聞いていなかったが、自分のレイプを切々と話す姿に、この話は総て本当の事だと確信した。
そして、恭子は木原の悪行と暴力団を捕まえたいから、協力して欲しいと訴えた。
安達は涙ながらに訴えた恭子に感動をして、協力して木原を追い詰めようと心を決めたが、簡単に動くとまた恭子の二の舞に成るので、慎重に考える事にした。
今後は連絡を密にして、時間がかかっても追い詰める事に成った。

菜穂の記者会見で、自分の話が否定されなかった早代は、最近仕事が無く成ったのと、世間の注目が減った事に苛立ちを感じて、新たな暴露をして注目を浴び様としていた。
それは信じられない仕業で、週刊誌三社に売り込む作戦を立てた。
「面白い物を持っています、北条菜穂の付き人時代に、彼女の私物の中に見つけた物です」と電話をして買い取らせ様とした。
安達の週刊トピック、佐々木望の映好も含まれていたが、安達も佐々木も知らない間に社が情報を買ってしまった。
翌週の三社の週刊誌に記事付きで(今明かされる北条菜穂の秘密の道具の数々、SMの愛用品)と銘打った、縄、バイブ、浣腸器等の写真が、北条菜穂のネーム入りのバッグと一緒に、紹介された。
「何!あのバッグ!」菜穂が驚いて声を上げる。
自分の事務所のロッカーに、置いていたお気に入りの有名ブランドのバッグが、いつの間にか持ち出されて、使われたのだ。
以前公共放送の時代に、ロケ先で特別に作って貰った物でテレビでも紹介された品物。
勿論菜穂の名前が刺繍された物。
「バッグを盗んでいたのだな」竹本社長も呆れて、週刊誌を読んでいた。
「卑劣な子ですね!これで益々、北条さんは窮地に立ったわ」澄江も呆れていた。

AV女優の悲劇

33-022
早速取材が飛込む竹本プロ、菜穂は只今休養中です!の一言で終わって反論も何もしない。
だがこの記事が切っ掛けで、一番大手のCM依頼をしていた企業が、損害賠償の請求に動いた。
竹本プロではその金額に驚いて、澄江が倒れて病院に搬送された。
翌日の新聞にも大きく取り上げられて、同じCM自粛の企業も追随して、損害賠償請求に踏み切った。
菜穂は記事を見て、取り急ぎ謝ったが、竹本は自分が雇った近藤早代の事を逆に謝って、菜穂は被害者だから、気にしなくて良いよと優しく語った。

小柳は竹本プロを訪れて、相談に乗って色々アドバイスをした。
想定出来た事だとは思っていたが、現実に起ると対策に苦慮する事は必定だった。
小柳が知り合いの弁護士を捜して、近日中に連れて来ると言って慰めるが、金額の減額は有っても、竹本プロには支払える額を超えるのは必定だ。
数日後、弁護士を立てて、お互いの意見の集約と妥当な金額が話し合われる様に成る。

安達と恭子は、この記事に憤慨をして急遽相談をして、この近藤早代を潰す事を先に実行しようと、安達が罠を考える事にした。
幸い安達の事を早代は悪く思っていない、仲間だと思っている程だから、罠に填まり易いと結論着けた。

翌週から小柳の紹介した弁護士、鈴木が精力的に各企業の担当者に面会を開始して、長期戦の様相を呈したが、金額の減少が焦点に成るだろうとの見解だった。

三月の中旬に成って、闇プロ主催の橘杏樹の断髪ビデオの撮影会が行われた。
AV女優のSM初挑戦とのキャッチタイトルが付いているが、何処にも断髪作品とは書いていない。
知っているのは、ここの会員で見学に来ている数十人のみで、撮影される橘杏樹は全く知らない。
女スパイが捕らえられて、SMで責められるお決まりのストーリー。
橘杏樹は今年三十三歳、AVの作品には数多く出演していたが、最近年齢と共に売れなく成ったので、プロダクションが本人を説得して、SM作品への出演と成った。
会員には各ブースに見学の椅子が置かれて、十数人が着席して撮影が始まるのを待っていた。
お互い有名人も居るのか?目にはマスクを着けて、人相の発覚を避けていた。
小柳は横に座った初老の老人に会釈をして「久しぶりの撮影会ですね」と話しかけた。
「私はもう年寄りですから、女性は必要無いのですが、昔から女性の髪は好きでね、特に長い髪が切られるのに、興奮しますよ」そう言って微笑む。
今までの見学会でも二度程出会った様な気がするが、話をしたのは今日が初めてだ。
「SMは好きなのですか?」小柳が尋ねると「大好きだよ、女が嫌がり痛がるのは、大好きじゃな」老人は微笑む。
「最近話題の、北条菜穂はSM好きと書かれていますが?どう思われますか?」小柳が尋ねた。
「ははは、あの子は、SMは知らない子だと思いますよ!誰かが作り上げた話ですよ!もしも実際にあの子のSMが有るなら、幾ら出しても見たいものだよ!お金を持って死ねないからな」そう言って笑った時に、橘杏樹が黒い皮のジャンパー姿で格好良く現れた。
彼女の裸に興味の有る人は、このスタジオの見学者には一人も居なかった。
ボブの髪が切られるのを楽しみに来ている髪フェチの集まりだった。

麻薬の密売組織に潜入捜査官として、忍び込んだ橘杏樹がマフィァに捕らえられたシーンからの撮影に成っている。
AVビデオの場合、九割はSEXのシーンか、女性の肌か露出しているので、物語性は殆ど失われている。
「シーン11、スタート」のかけ声がスタジオに響いて、撮影が始まった。
杏樹のジャンパーが剥ぎ取られると、何故か下着の様なボディスーツが現れて、既に乳首がスーツに張り付いて見えている。
直ぐに縄でその胸を縛り上げてしまう、縛り上げるのは梶原だが、画面には映らない、手先だけがアップに成っている。
俳優は、小牧、小松の二人が、このシーンの担当の様だ。
素早い縛り方で、乳房に縄が巻かれて飛び出した状態に成った。
「少し、痛いわ、もう少し緩めに縛ってよ!」杏樹が文句を言うと「カット!」有藤が大きな声で撮影を止めた。
「本番中に、台詞以外の事を喋らないで下さい」と怒る有藤。
「だって、SM初めてで、こんなに痛いとは思わなかったのよ」と言い訳を始めた。
「シーン12スタート」の声で、滑車が回って、身体が浮き上がる。
「いやー、痛い!やめろ!」と騒ぐが、今度はカットが無い。
嫌がる仕草が、良いと有藤はそのまま撮影を続行すると「痛いーー、降ろせ!」杏樹は益々大きな声で騒ぐ。
小牧が猿轡を手に持っている絵が撮影されると「カット」の声に、降ろして貰えると安堵の顔に成ったが、脚立に上がって梶原が「口を開けて」と杏樹に言う。
「何よ!降ろしてよ」いきなり鼻を摘まむ梶原、苦しくなって口を開くと、猿轡のボールが口に填められてしまった。
「うぅ、うぅ」の声がするのみに、後頭部でベルトを締め上げる。
「シーン12、延長!」の声に杏樹の顔色が変わる。
この撮影所での撮影は初めてで、昨日異なるシーンを撮ったが普通で、今日は雰囲気が異なる。
観客席迄設置されて、緊縛シーンが初めての杏樹には恐怖の気持ちが表れていた。
スラックスを小松が脱がし始める。
このシーンは台本に有ったが、吊されるシーンがこれ程の痛みを伴う事は想定外。
スラックスを脱がすと、パンティ一枚に成る。
上半身はボディスーツの様な生地の、ノーブラ状態だ。
台詞が始まって「麻薬捜査の、プロもここは鍛えて無いだろう?」小松がハサミの先で、パンティを突いた。

断髪

33-023
その頃恭子と安達は、早代をSMホテルに誘い込む作戦を考えついた。
安達の知り合いのニューハーフのジュンに、早代の調教を頼んだのだ。
新宿のSMホテル薔薇の扉に誘い込む作戦を恭子と計画して、恭子から菜穂に連絡がされて、作戦に協力して貰う事にした。
菜穂も恭子の頼みを快く受けて、作戦を進める事で話が決まった。
これまで、やられっぱなしで、怒っていた菜穂は、これで仕返しが出来るし、二度と自分を苦しめないだろうと思った。

スタジオではハサミを持った小松が、パンティのゴムを持って切り裂いている。
「ここを、切れば丸見えだな」微笑みながら、刃先を入れると切り裂いた。
股間に挟まれて落ちない杏樹のパンティ「おお、締まりが良いのか?」そう言いながら小松が指で摘まんで引っ張ると、パンティを引き抜いた。
綺麗に手入れされた陰毛が、形良く生えている。
「おお、綺麗に手入れをしているな」小松が短い陰毛をハサミの先で撫でる。
「うぅ、うぅ」台本に無い行動に驚いて、声を出しているが、小松達は完璧に無視。
胸の膨らみに刃先を置くと、ボデイスーツの乳首の部分を摘まんで引っ張ると切り裂いて、乳首が飛び出した。
これは台本に有るので驚かない、左右の乳首が飛び出した時、散髪屋の助手小池がワゴンを押して、入ってきた。
ワゴンの上に、安全剃刀とシェービングカップに刷毛が載せられている。
あれは?剃毛?聞いて無い道具に恐怖の顔に成ると「カット」の声が響き渡る。
梶原が杏樹の右膝に縄を巻き付けて、直ぐに滑車の縄に結びつけると有藤が「シーン13、スタート」のかけ声を発する。
身体が吊り下げられて痛いのに、今度は右足の膝が上に引っ張られて、股間が開いていく。
「うぅ、うぅ」目が聞いていないと訴えるが全く無視で、どんどん上がって、ぱっくりと開いて固定された。
「綺麗に整えているが、今度はその必要は無いぞ!」小松が言うと、小池が綺麗に整えられた陰毛に刷毛でシェービングクリームを塗り始める。
足の痛みが気に成って、剃られる事への抵抗は殆ど無い杏樹。
陰毛は生えているのは、クリトリスの廻りだけで、他の部分は綺麗に手入れをされている。
足を引っ張られているので、陰部は大きく開いて膣口も尿道も見えている。
白いクリームの色と、膣口のピンクのコントラストが見ているフェチの人達には良いのか、生唾を飲み込む音が聞こえる時も有る。
「動くと大事な処が傷ついてしまうぞ!」小牧が安全剃刀を持って、陰毛を剃り始める。
「ジョリ、ジョリ」と音がして、少ない陰毛が剃り落とされてしまう。
「少ないので、味気ないですね」小さな声で老人が呟く。
「ご老人は剃毛プレーがお好きですか?」小柳が尋ねると、頷く老人。
直ぐに、剃り上げられて綺麗な陰部を、タオルで拭き取る小池。
今度は、小松が極太のバイブを持って、無毛の陰部に突き刺そうとしているが、濡れていないのでスムーズに成らない。
「カット」有藤が大きな声で叫んで、バイブにローションを塗り込んで「シーン14スタート」と叫ぶ。
天井から吊り下げられて、身体は痛みで顔が歪んでいる股間に、ローションの浸いたバイブがねじ込まれて「うぅ、うぅ」の声を上げる杏樹。
「日頃のAV撮影とは違うだろう?中々この様な事は無いから、嬉しいか?」小松にバイブを操作されて「うぅ、うぅ」と声が出ているが、気分は全く良く成っていない杏樹。
しばらくバイブで遊ぶと「カット」の声がスタジオに響く。
梶原が足の縄を緩めて、右足が下に降りて天井の滑車も緩められて、つま先が床に着いて止った。
今度は理髪師で美容師の井上が入ってきて、手には散髪用のハサミを持って、いきなり杏樹の前に行くと髪の毛を掴んで、引き寄せると「ジョキ、ジョキ」と髪の毛を切った。
驚きの表情で「あぅ、うぅ」と叫ぶが、頭を小牧に押さえられて、更に「ジョキ、ジョキ」と切られて床に髪が散乱している。
滑車の縄がもっと緩められて、足が完全に床に着いたが、頭を押さえられて、髪の毛を引っ張られているので動けない。
杏樹が見えるのは床に散乱した髪が、増えているのを見るだけだ。
その時、小松が背後から、全裸に成って股間にペニスを突き立てる。
「うぅ、うぅ」驚きと挿入の痛みで、嗚咽が出る。
腰に力を入れて、奥まで挿入されたペニスが動き始めるが、感じている様子は無い。
次々髪がハサミで切られて散乱して、今度はバリカンの大きな音が耳元で鳴り始める。
後頭部にバリカンの刃先が入ると、一気に頭頂部まで刈り散ってしまう。
大量の髪が床に散乱して、杏樹には何が起ったのか判らない状況、突き上げるペニス刈り取られた髪。
前屈みに刺せられて、床しか見えないが、もう足の踏み場も無い程に髪の毛が散乱している。
何度電気バリカンが頭を移動したのか判らない程、動いて綺麗にボブの髪は消え去って、イガグリ頭の杏樹が出来上がった。
丸坊主に成ると、小坂のペニスが股間から抜かれて「カット」の声が大きく響いた。
会場で見物の面々から拍手が起って、項垂れて呆然としている橘杏樹の姿が印象的だった。
「まずまずでしたね」と小柳が老人に声をかけると「そうじゃな、お前さんが話していた北条菜穂の見学を死に土産にしてみたいな」と話した。
しばらくして、運転手の様な男に連れられて、老人は帰って行った。

小柳は有藤が出て来るのを待って「いつもながらに、残酷な撮影をするな!橘杏樹泣いていたぞ!」
「仕方が無い!もう売れないAV女優は話題が必要なのさ」と簡単に言う。
「会場に見学に来ていた老人は誰だ!」と尋ねた。
「本当は、素性は教えられないのだが、お前には教えても良いだろう?あの爺さんは美容、理容の全国チェーン、K&Cの会長、衣川拓次郎だよ」
「あの爺さんが?」驚く小柳。
「一代で、作り上げたのだけれど、昔から女の髪の毛が好きなフェチだな」
「好きだから、成功したのか?」と口走って小柳はスタジオを後にした。
帰り道にもしかしたら、あの爺さんに相談すれば竹本プロを助けられる?その様な事が閃いた小柳だった。

SMホテル薔薇の扉

33-024
安達から「情報が入りましたよ、北条菜穂は最近新宿のホテル(薔薇の扉)に通っているらしい」と早代に連絡が届いた。
「それは何ですか?」
「ニューハーフが集まって秘密で、SM調教を楽しんでいるらしいよ、それを有料で会員に見せている様です」安達が言うと「木原さんが相手にしないから、我慢が出来なく成ったのね?」と自分で解釈をする早代。
「相当なマゾなのでしょうね?」と話を振ると「先日の道具見せたけれど、もう少し確実な証拠が欲しいのよね、責められて喜ぶ姿を撮影出来るとかね」早代は自分の情報に必然性を付けたいと思っていた。
「近藤さん、実は内緒で会員の入場券が手に入るかも知れないのですよ」安達は話を振ってみた。
「安達さんが取材に行けば良いのでは?」
「それが、ニューハーフか女性のみなのですよ、北条さんが行くのは?それが原因なのでは?」
「成る程、それなら中々見つからないわね、でもその様な場所に行く何て、相当な好き者だわ!私が暴いてあげるわ」一気に乗り気に成った早代。
「日にちが判ったら連絡しますよ、スクープは一番に下さいよ!大きく取り上げますからね」「判っているわ、高く買って下さいよ」早代は儲ける事も忘れていなかった。

竹本の損害賠償の請求の減額を調整していた弁護士の鈴木が、竹本プロを訪れて「社長色々交渉してきましたが、総ての会社の合計で一億の示談金迄、下がりましたがこれが限界です」と報告に来たのは四月の初めに成っていた。
「鈴木さん、頑張って頂いてありがとうございました、当初の半分に成って嬉しいですが、この竹本プロも終りかも知れません」と悲痛な表情で話した。
「そう言わずに、示談金は分割で大丈夫にして置きましたから、頑張って下さい」鈴木はその足で、小柳の自宅にも行って事の成り行きを話して、竹本夫婦の状況も伝えた。
「雇った女の性癖まで判らないからな、気の毒だ!」小柳は竹本に大いに同情をして、鈴木の功績を褒め称えた。
「でも、竹本さんを助ける方法は無いのか?気の毒ですね」鈴木が口走る。
「無い訳では無いが、交渉が上手く運ぶかが問題だ」
「どの様な、交渉ですか?私でお役に立てれば、頑張りますよ」鈴木が身を乗り出した。
「衣川拓次郎さんって老人知っているか?」小柳の問いに「あの爺さんか?K&Cの会長だろう?」簡単に答える。
「鈴木何故知っている?」不思議そうに尋ねる小柳。
「昔、弁護した事が有ったな!それから何度か仕事をさせて貰った」
「そうなのか?どの様な弁護をしたのだ?」
「今は、もう歳で仕事していないだろう?でも十年程前は店に出ていたのだよ!」
「あれ程大きなチェーンの会長が自ら?髪を切るのか?」
「それが不思議だけれど、時々客に訴えられて、俺が交渉に行ったよ」
小柳は「髪を切り過ぎて?」と言うと「何故?判った?」と驚いた。
「老人だから、手先が狂ったとか?聞いていた長さを忘れてすみませんと、示談金を払ったな」鈴木は思い出しながら話した。
小柳は鈴木に、一度会わせて欲しいと頼み込んで、事情を説明して理解を求めた。
「お前は、K&CのCMに北条菜穂を使って欲しいと頼むのか?」
「このままでは、竹本プロも北条菜穂も共倒れだろう?華麗なる変身はK&Cチェーンで!のキャッチなら、会長も乗ってくるだろう?」
「と言うと、北条菜穂のロングの黒髪をショートに変身させる?」
「その通りだよ、交渉次第だが、先ずはスポンサーのOKが出れば、北条菜穂と竹本さんを説得するよ」そう話して目を輝かせた。
「スキャンダルの北条菜穂をCMに使うだろうか?」心配顔の鈴木。
「兎に角会わせてくれ、交渉してみる」小柳は自信を示した。

数日後、安達が近藤早代に「今週末に、集まりが有る様だ!先日渡した会員券を持って行けば入れる」と連絡すると「マンションに張り込むわ、何時に始まるの?」
「夕方四時だから、三時過ぎに自宅を出るだろう?」と事前に打ち合わせた時間を教える安達。
当日、念の為に二時過ぎからマンションの近くにやって来た早代。
カメラの小型の良い物を買って、帽子を被ってマスクで変装している。
三時に予定通り、大きな庇の帽子を深く被り、マスクをしてマンションを出る菜穂。
その姿を見て、情報の確かさを喜ぶと写真を写す早代が、態々顔の見える様にカメラの方に顔を向けた菜穂。
「良い写真が写せた」と口走って喜ぶ。
タクシーに乗り込むと、直ぐに自分もタクシーに乗り込むが、場所が判っているので安心の表情で付いて行く。
方向も新宿に向かっているので、悠然と構えて運転手に「北条菜穂さんを、どの様に思う?」と尋ねる余裕を見せる。
「驚きましたよ!昔からファンだったけれど、最近は嫌に成りました」と聞いて喜ぶ早代。
車は新宿のホテル薔薇の扉の近くの路地に止る。
離れて車を降りると、ホテルの方に向かう菜穂を確認して路地を入って行く。
菜穂は顔が見える様に、早代の方向に顔を見せて、写真を写させる仕草をした。
「良いポーズをしてくれるね、助かるわ」早代は自然と口走る程、良い写真が撮影出来たのだ。
ホテルに入る時も振り返って、エレベーターに乗り込む菜穂は、態々帽子を脱いで見せる様に、笑顔に成って乗り込んだ。
止る階を確認して、エレベーターを待つ早代は、どの様なシーンが撮影出来るのだろう?間近で、菜穂のSMシーンに興奮を隠せない早代。
一度もその様な行為の現場を見た事が無いので、想像だけでも濡れてくるのを感じる。
八階に降りて、部屋を捜すと八百二号室の扉に(薔薇の会)と小さな紙が貼り付けてあるので、扉をノックする。
「会員ですが」中に入ると小さな声で伝えると、急に腕を捕まれて引っ張られる。
「調教希望の女性が来た様だ」と伝えた女?男?見分けが出来ない。
「違います、けん。。。。。」と言い始めるのを、口を大きな手が塞いだ。

始まったアナル調教

 33-025
口を一人が押さえると、他の女?男?区別が出来ない人が、早代の身体を押さえて奥の部屋に連れて行った。
部屋の中央には診察台の様な台がひとつ置いて在る。
「この子が、今日の調教希望の子よ!」すると部屋に居た女が二人近づくと、直ぐに早代のスカートを脱がしてしまう。
恐怖の顔に成る早代はこの時初めて、自分が罠に填められたと感じ始めていた。
口から手が離れると「北条菜穂に頼まれたの?菜穂は何処に!」と叫ぶが、直ぐに上着も脱がされて下着姿にされてしまった早代。
「何をするのよ!やめなさい!」騒ぐが誰も何も話さない。
五人の女?男?一人は確実に女に見えるが、他の四人は区別が出来ない。
「早く服を脱がして、台に載せてしまいなさい」ジュンが他の人に告げる。
「何をするの?間違えているでしょう?ここに来た北条菜穂はどうしたのよ?」必死で抵抗しながら叫ぶが、ブラジャーを外されてもう一人がパンティを引きずり下ろすと、全裸に成った早代。
三人が早代を抱えて、台に持ち上げると四つん這いにして、肘を折った状態にしてベルトで固定をする。
両足も同じく膝を折って、ベルトで固定する。
「何をするの?私は調教希望では無いのよ」叫ぶと、直ぐに口にボールの猿轡を填められて、後頭部で結んで、喋られなく成った。
「ここに来た人は、総て調教希望の人として処理します、貴女が何処の何方か知りませんが、それが薔薇の会のルールです。お楽しみ下さい」そう言うと腰にベルトを巻き付けて、天井の縄に結びつけた。
「うぅ、うぅ」驚きの表情に成ってしまった早代。
この状況は完璧にアナルを調教されて、アナルSEXをされる様に成ると思うと、恐怖で顔が引きつった。
ジュンと呼ばれた男がここのボスの様で、他の四人に指示をしている。
その時扉が開いて男が入って来て「新人?今夜この女で試したい!」と片言の日本語を喋る。
東洋人だと判るが、アナルSEX専門で、アナル処女専門の男の様だ。
ジュンが、早代の肛門にクリームを塗り込む為に、指で肛門を突く。
「うぅ、うぅ」驚きの声が早代の口から漏れる。
部屋の何処にも菜穂の姿が見えないから、ここには来ていない?部屋を間違えた?
その時、ジュンの指が早代の肛門に挿入されて、痛みが脳天に達して何も考えられなく成った。
もう逃げられないと思った時、指が肛門の中で大きく動いて痛みが倍増していた。
「浣腸の準備は出来たか?」側の女に尋ねる。
「はい」と答えると「この女は便秘症だ!量を多くして、無理矢理出してしまおう」と指示をした。
しばらく肛門の中で、指を動かされて、変な気分に成ってきた早代。
クリームの中に媚薬が混入されている事は、全く知らないので、感じると誤解をさせるのだ。
大きな浣腸器が二本用意されて、台の横に並べられた。
ジュンが交代して、女が浣腸器を手に持って、なんの躊躇いも無く早代の肛門に突き刺した。
「うぅー」声を上げると同時に液体が注入され初めて、一本目が入ると早代のお腹が大きく膨れ始める。
比較的抵抗も無く一本目の注入が終わると、二本目を持って直ぐに肛門に突き立てる。
今度は中々押し込めないので、時間がかかる。
早代は顔を真っ赤にして、痛みに耐えているのか、頭を大きく振って我慢をしているが、苦しさと、腹痛が始まっていた。
背中に汗が噴き出して、二本目が最後の段階に成って「もう入りませんかね?」女が言うとジュンが交代して「押し込まないと駄目ですよ」力は完全に男で雰囲気は女。
胸も大きく膨らんで、下腹部は見えないので判らないが、どちらなのか?
「おお、苦しそうですねお嬢さん」先程来た東洋人が、タオルで早代の顔の汗を拭き取る。
「私のペニスは大きいです、でも堅いから肛門には入ります!処女のアナル大好きです」嬉しそうに話す。
ジュンが二本目を押し込んで、今度はアナルキャップを手渡されて、肛門を押さえながら、大きいアナルキャップを早代の肛門に押し込んだ。
「ぎやーー」と声が聞こえる程の痛みが有ったが、差し込むと「これでしばらく薬の効果を待とう」早代をそのままに放置して、隣の部屋に行って六人でビールを飲み始めた。
これからの数分間が、早代には地獄の苦しみが訪れた。
強烈な腹痛が身体を襲うが排泄出来ない状況で、頭が変に成ってしまう程、強烈な痛みを味わっていた。
しばらくして、戻ってくると「痛みが、限界に成っただろう?お前のこの姿はあのカメラに撮影されている、希望者に見せてリクエストを受ける」ジュンが意味不明の事を言うが、お腹が痛くて話も聞いていない早代。
お尻にビニール袋が添えられて「トイレに行きたいだろう?」と尋ねると「うぅ」と大きく頷く早代。
「じゃあ、外してやるよ」ジュンがアナルキャップを少し緩めると「スポン!」大きな音がして、ビニール袋の中にアナルキャップが飛んで、黄色い液体が勢いよくビニールを染めて、もの凄い!臭いが室内に漂った。
ここの人達は慣れているのか、気にもしていない。
早代はもう泣き始めて、収拾が出来ない状態に成っている。
お腹が一気に萎んで、汗だけが身体に残って、ぽたぽたと台の上に落ちている。
消臭スプレーを噴射しながら「お前の糞謝は格別臭いな」と笑うジュン。
漸く、お腹の物が総て出たのか?ビニール袋をお尻から離して、結ぶと臭いが徐々に消えて行った。
今度は濡れたタオルで、早代の肛門から陰部を女が拭き始めて、飛び散った糞を綺麗に掃除した。
「お嬢さん、これからここが使える様に、訓練を始めるぞ!陳のチンコは大きいからな、訓練が必要だよ」
「うぅ、うぅ」と声が出て首を振る早代。
アナル拡張器にローションを浸けると、早代の肛門に挿入して広げていく。
大変な事態に、為す術が無く成った早代はこの時初めて自分の行動を後悔し始めていた。

アナルSEX

33-026
恭子と安達は新宿のレストランで、早代の捕獲に成功した事を喜んで話し合っていた。
安達が「次は木原を罠に落とさないと、終わりませんよ」と恭子に言う。
恭子が「私と菜穂の受けた屈辱を、何とかしたいわ!」と話す。
「木原も、北条さんと別れて、マスコミの注目も有ったので、自由な行動が出来ないので、女性に飢えていると思うのですよ、それで彼の好みの女性を準備して罠にかけましょう」
「でも罠にかける女性は犠牲に成るわね、それにその様な女性が居るかな?」
「女性さえ用意出来れば確実に罠にかかるのだがな、それも若い女性が良いと思う」
「若い女性ですか?」恭子は頭の中に一人の女性が閃いた。
「二十歳未満の女性で木原好みの女性が居たら、飲酒で木原を捕まえられますよ」
「菜穂と同じ方法で強姦する?」恭子が尋ねる。
「その通りです、一度成功すると何度も同じ方法を使う物ですよ」
二人は具体的な方法を話し合って、先ずは木原好みの女性を準備する事で一致した。

早代の肛門は大きくアナル拡張器で開かれて、ローターが挿入されて刺激を与えて、膣にもバイブを突き刺して、振動を両方で与え始める。
女性がアナルで感じる為には、膣への刺激、子宮への刺激が不可欠で、前立腺の有る男性とは決定的に異なる。
「このベルトを巻き付けてあげるわ」中央に振動する物が入ったベルトを腰に巻き付ける女。
テーバックの様なベルトは、丁度巻き付けると早代のクリトリスに振動の部分があたる様に成っている。
「これで三点責めよ」そう言いながらスイッチを入れると「うぅぅ」大きく頭を振らせて、悶え始める早代。
「どう?体中に電気が走っている?」笑うジュン。
今度はアナルからローターを取り出して、拡張器を抜き取るジュン。
横に女がアナルパールのバイブを持って待っている。
緩んだ肛門に、白いアナルパールを挿入するが、緩んでいるので抵抗も無く挿入されると、スイッチを入れて、再び三点責めが始まる。
頭を大きく振って感じる早代は、下半身の痺れを感じる程の刺激に興奮して、愛液がバイブから流れ落ち始めた。
「もう少し大きい物を入れてやろう!陳さんの物は大きいからな」
アナルバイブの太い物を、女が持ってジュンに渡すと、挿入されている物を抜き取る。
肛門が緩んでローションが漏れて、肛門から垂れている。
太めのバイブを挿入するが、痛そうな動きを見せる早代が大きく頭を振る。
「難しいか?今日が初めてだからな、痛いか!」そう言いながらも、ゆっくりと押し込んでいくジュン。
「あぅ、うぅ」痛みで声を出しているが、声は猿轡でかき消されている。
「その内、良く成るよ!前にも後ろにも入れて貰える身体に成れば、喜ばれるよ!お嬢ちゃん」話をしながらバイブを奥まで押し込むと、スイッチを入れると「ああーうぅー」大きな声が猿轡を超えて聞こえる。
「感じてきたな、これに慣れると次は陳さんの物を食べさせて貰えるぞ!」
ジュンのバイブの動きに、横から一人が早代の乳房を、揉み上げて感じさせる。
「あーうぅー」と声を出しながら、痛みよりも感じる動きが見え始めて、固定の足と手の固定を外す。
すると四人が身体を抱え上げて、そのまま台から降ろしてマットの上のマジックテープに固定する。
腰を吊っている縄はそのまま移動されて、尻は突き出した状態、ジュンはその間も抜けない様にアナルと膣のバイブを支えて、動かし続けた。
その為早代は、台を降ろされた事も判らない程、感じ続けていた。
しばらくして、アナルバイブを抜き取る時、横には陳が全裸でペニスを大きく隆起させて、コンドームを着けて、ローションをたっぷり塗り込んで準備をしている。
直ぐに、ジュンが場所を譲ると、腰を左手で抱えながら右手で自分のペニスを持って、肛門に宛がうと腰に力を入れて挿入を始めた。
「あーぅー」大きく頭を上げて仰け反る早代は、強烈な痛みが肛門に走って、クリトリスの快感も膣のバイブも判らない状況に成っていた。
陳は腰に力を入れると、早代の肛門にペニスが吸い込まれていく。
すると、痛みに慣れたのか早代の顔の感じが変わってきた。
「写真写してあげましょう」そう言いながらカメラのシャッターを切ると「このカメラでも沢山写してあげるよ」早代のカメラで次々と撮影されて、腰を動かす陳の動きに「ああーああー」大きな声と共に、逝ってしまう。
陳はペニスを抜き取って早代の背中に射精して、ぐったりして意識の無い早代の身体から離れた。
しばらくして、気が付いた時には、綺麗に身体を拭かれて、横には着ていた服を一式置かれて「気が付いたか、気持ち良かったか?」と問いかける。
「。。。。。。。」放心状態の早代。
「この名刺あげるわ、そこの電話をかければ、また可愛がって貰えるからね」と言って女が微笑む。
「早く帰りな!と言っても歩くのも痛いか!」
「ハハハ。。。」と大声で笑うジュン。
睨みながら立ち上がるが、お尻が痛くて「ひいー」と声を上げる早代。
早代は、部屋の女の手助けで、タクシーまで送られて漸くホテルを後にした。

数日後、鈴木弁護士の紹介で小柳はK&Cチェーンの会長、衣川拓次郎の自宅を訪れていた。
「こちらNKAテレビの小柳プロデュサーです」と鈴木が紹介をすると「初めましてかな?」と笑って応接に通して、直ぐにコーヒーが出された。
「鈴木君から少し聞いたが、CMに使って欲しい役者が居ると聞いたが?私はもう会社の事には口出しはしてないのだよ」と微笑んでコーヒーを勧める。
「はい、使って頂きたいのはスキャンダルで有名に成った北条菜穂です」小柳が言うと目を輝かせて「北条菜穂と言えば髪の長い、背中まで伸びた黒髪の女性だな」そう言うとコーヒーを飲み始める衣川。
しばらく無言でコーヒーを三人が無口に成って飲んでいた。

交渉

33-027
しばらくして、衣川が「鈴木君、少しテレビの裏話とか、女優さんの事を小柳さんに聞きたいので、君には悪いが席を外して貰えないか?」突然言い始めた。
「はい、会長私は先に席を外します、色々聞いてCMの話にも耳を貸して上げて下さい」と微笑んだ。
しばらくして、コーヒーを飲み終わると鈴木は、挨拶をして衣川の自宅を後にした。
鈴木が帰ると衣川が「君は闇プロで出会った人だな!」といきなり尋ねた。
小柳は微笑みながら「会長お判りでしたか?」と言う。
「わしが、あの席で言った事を覚えていて、この話を持ってきたのか?」
「はい、その通りです、K&CチェーンのCMに最適かと思うのですが?」
「あのスキャンダルの女優が、何故我が社のCMに最適なのだ!」
「会長の会社は美容、理容業界のガリバー的な存在です、彼女が大きなイメージチェンジで立ち直る象徴にする為に、一大決心でイメージチェンジをする為に、髪を切り生まれ変わると言う設定です」と熱弁を振るう。
「成る程、あの綺麗な髪の毛を大胆な髪型に変えるのか?」
「はい、その様な感じを表現出来たら宜しいかと思いますが?」
「大胆とは?坊主か?つるつるの坊主か?」
「それは、会長の思いのままに!」と笑みを浮かべて話した小柳に、目が輝く衣川。
「それで、CM代は幾らだ!」
小柳が指を一本立てて「一億程お願いしたいのですが?」
「大きく出たな、その金額なら私の望を総て聞いて貰わないと無理だな」
「坊主以上に何を?」知りながら尋ねて挑発する小柳。
「あの子は、濃いのか?髪の毛身体の色、襟足の感じから見て、濃い感じはするが?」
「はい、大丈夫です、時代劇の時の衣装の着付けの人間に確かめました。会長の希望の様です」
「そうか、それじゃあ、条件が三つ有る、撮影は闇プロで行う事、理由は私が満足するSM好きを見てみたい。もう一つは、私に長い髪を一度洗わせて欲しい。最後に濃い陰毛を剃らせて欲しい」
予想はしていたが、この爺さんに髪を洗わすのと、陰毛を剃らすのは中々難しいと、首を傾げる小柳。
「その条件が叶うなら、一億を出そう!返事を待っている」
「北条菜穂の髪を洗いたい、陰毛を剃りたい、闇プロでSMショーを見たいですね」
「わしの条件はそれだけだが、あの長い髪はつるつるに剃ってしまえ!CMはインパクトが必要だ!」老人とは思えない精気に満ちた話し方だ。

小柳は交渉には成功したが、難題を抱えての帰宅に成った。
直ぐに、そのまま闇プロに向かって、有藤に会うことにして、内容を総て話してアイデアを聞こうとした。
「先日話題に成ったSM好きの女優だな、髪の長い清楚な感じの美人だ」有藤が言う。
「俺も、あの事件を知るまでは、清楚な美人で公共放送の堅さを解す為に、時代劇であの様なシーンを入れたのだが、好きだったとは驚いたよ」
「お前が好きだっただけだろう?」有藤が笑う、
「何か良い知恵は無いか?」と尋ねた時、松宮が部屋に入ってきて「小柳さん今日は何か良い話か?」と尋ねた。
有藤が大まかに事情を説明すると「爺さんに陰毛を剃らせるのは簡単だ!」と笑う。
「それが一番難しいと思うのですが?」小柳が言う。
「これから夏に向かうじゃないか?CMの話と水着の撮影でイメージチェンジだと言えば?最近の水着はハイレグが多いだろう?これから病院にも沢山患者が来るのだよ」
「民間のエステも忙しいと聞きますね」
「そうだよ、民間の方法は本格的で無いから、直ぐに戻ってしまうが、美容整形の脱毛は所謂永久脱毛だからね」
「北条菜穂を松宮美容整形に、連れて行けば解決ですね」
「普通は、女性がするのだが、妻に頼めば誤魔化すだろう」と微笑む。
「爺さんに髪を洗わせるのは、自分の美容院に彼女に行かせて、撮影すれば簡単だろう?」有藤が話して、続けて「カットはここに、セットを作れば井上がするだろう?SM撮影はどの様にするかは咲江先生に相談しておく」と総ての段取りを組んでしまった。
難しいと思われた事が簡単に進んで、明日にでも竹本社長に話して、北条菜穂を説得する必要が有ると意気揚々と、自宅に戻った。

翌日小柳は、竹本プロを訪れて応接室に居た。
「今日は仕事を持ってきました」開口一番笑顔で話した小柳に「安藤さんの?」と澄江が尋ねる。
「いいえ、違います!北条菜穂さんへの依頼です」
「インタビューはもう許して遣って欲しい、私が悪かったのだから」と申し訳なさそうに言う。
「社長、一億も払うのは不可能でしょう?今回の話はCMの依頼です」
「えー、誰のCMだって?北条君にか?」驚く竹本。
「そうです、依頼主はK&Cチェーンです」
「あの、美容理容の大手か?」
「そうです、でも条件が二つ有ります、それを北条さんがOKなら一億が出ます」
「えー、一億大きな出演料だな、ヌードなら、今私が断る!彼女に罪が無いのに受ける訳にはいかない」竹本は頑なに菜穂を守った。
「違いますよ、北条さんの長い髪を切ってイメージチェンジのCMを作るそうですよ!その短い髪で水着を着て今までの堅いイメージからの脱却をテーマに、CMを作るそうです」
「髪を切るかな?彼女のシンボルの様な黒髪ロングだからな」竹本が躊躇うと澄江が「一度本人を呼んで、尋ねてみましょうよ、一億有れば助かるわ」と言い始めた。
竹本も渋々納得して、電話で菜穂を呼び出す事に成った。

しばらくして、菜穂が帽子を深く被り、事務所にやって来た。
小柳を見て軽く会釈をして、ソファに座ったので、早速澄江がCMの話を始めるが、乗り気な様子は見えない。
小柳が「北条さん、このままでは竹本プロが無くなってしまいます、貴女のCMで一億の損害賠償の請求をされています」と話してしまった。
菜穂は、全くその事実を知らないので、驚きの表情に成ってしまった。

悪魔の契約書

33-028
「社長本当なのですか?」と尋ねると「小柳君、北条君に心配させる様な事を言わないでくれ」と困惑顔に成る。
しばらく考えた菜穂が「私が軽率な行動をしたのが原因です、私の髪を切って解決出来るのなら、喜んで協力します」と言い切った。
「北条さん、水着の撮影も有るのよ、良いの?」澄江が心配して尋ねる。
「ヌードでは無いので大丈夫です、今回はそれ以上の話題に成りましたから!」微笑む菜穂。
竹本が「北条君、無理をしなくても良いのだよ」と再び忠告するが「これで、私も吹っ切れます」と昨年からのスキャンダルに別れを告げる切っ掛けにしたい菜穂。

翌日早速小柳は衣川に「契約成立です、闇プロから制作費の請求が有りましたが、これは?」と尋ねると「よし、早い対応に五千万制作費に上乗せしよう、明日小切手を自宅に取りに来てくれ、CMの契約金として支払おう。但し撮影が出来なかったら一億八千万返金して貰う、契約書も忘れるな!それから一週間以内に撮影を始める事」
「判りました、順番に消化していきます」で契約は成立した。

翌日契約書を受け取ると、小切手を持って今度は自分が制作した契約書を竹本プロに持参する。
菜穂も同席して、契約書を読み始める。
①北条菜穂はこれまでのイメージを大きく変更する大胆な髪型にする事、K&Cの企業イメージをアップの為に、自分のこれまでのイメージの打破がテーマ。
②その髪型での水着撮影の為の準備を、CM会社の指示により行う事、肌を綺麗にする意味で、水着着用の為の美容脱毛も医療機関で行う事、CM会社より指定の病院を指示するので、費用はCM会社が全額負担。尚、独自でエステ等に行かれて、美容行為等をされCM会社の意図に反する場合は、キャンセルと成る場合も有る。
③撮影は、品川のK&Cの美容室で行うが、ここでは洗髪のみの撮影で、実際の撮影は照明等の関係でスタジオにて行う。
④水着はビキニ、セパレートの二種類での撮影とする。
⑤時代劇のイメージが残っていますので、その連続で作品を制作する可能性が有る。その場合は、全面的にK&Cが資金面のバックアップをして作品を制作する。
尚この契約には、映画の制作費も含む。

「美容脱毛も、エステも行った事無いわ、嫌いなのよ!でも高校以来の水着着るなら、仕方ないわ!前から多少は気に成っていたから、良かったかも」の菜穂の言葉に微笑む小柳。
「それで、宜しければサインをして下さい」小柳が言うと「あの時代劇では、随分迷惑したので、忘れたいのですが?」菜穂が言う。
「逆に先方は気に入られて、一文を入れる様にと」小柳が恐縮して言う。
「この様な名前のCM会社聞いた事が無いな」竹本が不審に思う。
小柳が「我々の間では有名な会社ですよ、闇プロって変な名前ですが、所謂黒子の意味ですね、本当の制作会社の裏で実務の仕事を行う会社です、大手は下請けに殆ど仕事を任せるのですよ」と竹本の不安を払拭した。

昨日衣川に「あの時代劇の、着物姿が気に入っている、何かに使えないか?」と言われた小柳。
「会長実は、北条君には美容整形に行かせる予定なのです」
「美容整形?何処を治すのだ?」不思議そうな顔の衣川。
「違いますよ、脱毛に行くのです、会長の為ですよ」
「病院に私も入れるのか?」嬉しそうに尋ねる。
「闇プロの社長が松宮美容整形の院長ですよ、奥様があの咲江女医です」
「本当なのか!それは最高だな!咲江女医の亭主は整形外科か!」嬉しそうな顔に成る衣川、これまで何度か咲江の責めを間近で見学していたので、この時点でわくわくしている。
「はい、ですから脱毛も普通の脱毛には成りませんよ、会長が喜ばれる様に成りますよ」
「本当か、先生にお金を渡してくれ、これを別に診察料として、わしのポケットマネーで払うよ」そう言って五百万の小切手を渡した小柳。

企みを知らずに、サインをする竹本と菜穂。
「私の為に、すまないね!ありがとう、ありがとう」と涙を流しながら握手をする竹本と菜穂。
「この黒髪ももう直ぐ見られないのね、菜穂さんのトレードマークだったのに、惜しいね」と澄江が黒髪に触りながら抱き合っている。
「奥様、髪は直ぐに伸びますわ、新たな気持ちで頑張ります」菜穂が言う。
「北条君のお陰で竹本プロも助かったよ、本当にありがとう」小柳は不思議に思いながら契約書を胸に竹本プロを後にした。
スキャンダルで苦しめた女優を、何故竹本は大事にするのだろう?自宅に戻るまで疑問は続いた。 
しかし、直ぐに電話で闇プロの有藤に「契約成立です、制作料三千万でよろしくお願いします、咲江先生には別に診察料として五百万頂きました」
「あの爺さん、奮発したな!事件に成らない様に充分注意をして、満足して貰える作品を作る準備をするよ、三千五百万頂ければ道具も、エキストラも雇える」有藤は充分過ぎる報酬に喜んだ。
闇プロは各テレビ局にも、小柳程では無いがコネクションを持っているので、CMを流すのは安価で行える。

衣川はこの日を境に、北条菜穂の事を調べ始めて、楽しみを倍増させていた。
特に最近のスキャンダル、時代劇、出演していた放送の録画を集めて楽しむ徹底振りで、関係者を驚かせる。
会社では絶大な力を持って、株式も個人で過半数を所持して、重役達も衣川の言葉に神経を尖らせる。
子供は女の子が一人居るのみだったが、その娘も癌で亡くなっている。
孫が美容師として東京の店を任されているので、後継者はこの衣川丈だと社内ではもっぱらの噂が有る。
美容師だが、理容の免許も取得して、今後会社全体の管理運営に役立てようとしていた。
父親は祖父と意見が合わずに、母と若い時に離婚で、その後は全く姿を見せた形跡も無い。
丈は父の事を知って祖父に反感を持ち、成人すると家を出て、一人暮らしで、祖父とは時々顔を合わす程度だ。
拓次郎の妻も、遠い昔に離婚をして、現在では他界したと聞いていた。
一緒に美容、理容の店を経営していたが、拓次郎の性癖が二人の仲を絶縁にして行った。
若い時から性癖は有ったが、成功するとその欲望は増大して行った様だ。
衣川老人には、一億を税務署に払うか、CMに使うかの違いだから、損の無い話だった。         

仕掛けられた罠

33-029
一方恭子は、安達に「良い子見つかったわ!一度面接してみて」と連絡をしていた。
水野芽生と言う女の子は今年高校を卒業して、芸能界で人気グループのオーデションにやって来たが、年齢がオーバーとの理由で選に漏れたのだ。
その時の司会を担当したのが縁で、恭子はメール、電話では時々話するのだが、芽生は芸能界が諦めきれない。
チャンスが有れば、どの様な事をしても目立ちたいと言う様な女の子だった。
顔、スタイルが良くても、成功出来ないのが芸能界で、運が大きなウエイトを占める事は、再三の話で教えていた。
先日、閃いた女の子がこの水野芽生だった。
早速、話をすると「有名に成れるのなら、何でもします」と声を弾ませて言った。
「でも、危険な仕事よ、例の木原良純にレイプされるかもしれないのよ!それでも良いの?」と尋ねると「上手に逃げますよ!もしもレイプされても有名に成れるなら我慢します」と力強く話したので、安達に連絡をしたのだ。

「使えそうな女の子だな、木原好みか?」
「従来の木原の好みだと思いますよ、奥さんの涼花の若い頃に似ていますから、大丈夫だと思います」
「判った、一度会って話をしてみよう、早く木原を捕まえて北条菜穂さんの名誉の回復させてあげたい、私の記事で大きなダメージを与えてしまったので、気が重い」
「明日、早速連れて行くわ、十一時に錦糸町の会社の近くで良いかな?」
「近くに来たら、メール下さい」で二人の作戦は進んだ。

有藤が品川の店に打ち合わせに行くと、衣川丈が名刺を差し出して挨拶をした。
名刺を受け取って「衣川?」と有藤が呟くと「会長の孫です」と挨拶をした。
「また、お爺さんが変な事をお願いしたのでしょう?」丈は申し訳無い様な顔で話した。
「いいえ、普通のCMの依頼ですが?」と話すと「変ですよ、あの数ヶ月前スキャンダルで話題に成った北条菜穂をCMに使うなんて、何か有りますよ」と疑う丈。
三十歳の丈は独身で、比較的二枚目の顔立ちで女性客には人気が有った。
日頃から、女性客と接する機会が多く、理想の女性が中々見つからないのと、両親、祖父母の離婚を知っているので、結婚に対する拒否反応も有った。
「会長がこの店を使いたいとおっしゃって、打ち合わせに来ました」有藤が話すと「祖父の要求は?」と尋ねる。
「北条さんの髪を自分が洗いたいと、ここでは洗髪のみの撮影に成りますが、駄目でしょうか?」
「予想はしていましたが、洗髪だけで我慢したのが不思議ですがね、祖父は昔から長い髪の美人に度々慰謝料を払う事件を起こしていますから心配でした。北条さんのあの髪で美人!スキャンダル!高額のCM出演料、不思議ですが、僕には祖父に逆らうだけの勇気も有りません」と話して、有藤の段取りを聞いた。
北条菜穂が、イメージチェンジをする為にこの店に現れて、超ロングの髪を切ってショートにして、新たな仕事に向かう設定を聞いて納得する丈。
実際のカットシーンはスタジオ撮影と聞いて怪しむが、金額から考えて祖父の手で行うのだろうと思った。
CMの意図を聞けば、理解が出来る部分も多く、北条菜穂が本当にSM好きなのかは知らないが、K&CのイメージCMは悪くは無いのかも知れないと思った丈だった。
店の定休日の来週の火曜日の撮影で一応合意に成って、当日はエキストラの女性を数人客にして、店の風景を撮影する事に決まった。
衣川に報告すると「丈に、わしの後を頼んでくれないか?洗髪は少ししたら、それで充分だからな、丈の顔も写して遣って欲しい」と意外な話をした。
自社のCMだから、有藤には文句の言う問題では無いので了承した。

錦糸町の喫茶店で、安達は水野芽生と面談をして「本当ですね、涼花の若い時に似ていますね、必ず成功しますよ!明日にでも私の地元岡崎の子だと紹介して、会える日を決めますよ」と嬉しそうに話した。
「芽生さん、気を付けるのよ!木原って相当な悪なのよ、暴力団の知り合いも居て、恐いのよ」恭子が改めて忠告すると「木原さんって嫌いなタイプでは無いから、一度位SEXしても構わないわ!有名に成るのでしょう?」と明るく言う。
呆れる安達が「変な薬を持っているらしい!気を付けた方が良い」
「でも、叔父さん達、木原の尻尾を掴むのでしょう?私は有名に成りたいから、危険は覚悟よ!その代わり大きく取り上げて有名にしてよ!週刊トピックの巻頭を飾る様な感じでね」最近の若い子の考えが判らない安達と恭子は呆れて聞いていたが、この子なら木原を罠に落とせるのでは?の期待を抱かせた。

翌日安達が「お願いが有って電話をしました」と話すと「安達さん、スキャンダルも沈静化して、僕の廻りの記者も居なく成ったよ!どの様な話?」比較的機嫌が良かった。
「実は私の地元岡崎の女の子が、芸能界に興味が有って上京して私を頼っているのですが、私は記者ですから、本人には無理だと話したのですが、納得しないので木原さんが無理だと説得して貰えませんか?」
「僕にその様な事が出来るのかな?」
「実は、水原と言う子ですが、木原さんのファンなのです!ですから木原さんの話は聞くと思います」
「そうなの?僕のファン?顔とかスタイルはどう?芸能界向き?」
「私には、田舎の女の子に見えますが?本人は綺麗だと思っている様です、十八歳ですから、まだ何も判らないと思いますので、よろしくお願いします」
木原は、安達の頼みと十八歳に心引かれたのか?快諾をした。
最近全く、女性との接触が途絶えていた木原は、少しの期待も持っていた。
安達は、電話の感触で、脈有りと判断して恭子に伝えて、芽生に直ぐさま連絡が届いて、来週の火曜日に会う事に成った。
それぞれの思惑が、来週の火曜日に集中した。

始まるCM撮影

33-030
菜穂の携帯に「私、松宮美容整形の前田と申します、闇プロ様からの依頼で、北条様の日程の調整をさせて頂きたくお電話をさせて頂きました」
「はい、聞いております」と答えると「水着撮影の為の脱毛とお聞きしましたが、お間違いございませんか?」
「はい、その様に聞いていますが、プライバシーは大丈夫でしょうか?」
「大丈夫です、完全個室で、先生と看護師二人程度で、全員女性ですよ、ご安心を」
「良かったわ、恥ずかしいので、心配していました」安堵の声に成った。
「水着撮影の場合、背中、脇、足、そしてVゾーンの脱毛、身体のシミが主な施術の場所に成ります、その為生理とかの場合は行えませんので、その辺りを考えて日程を決めたいと思いますが?」
「比較的正確で、来週の火曜日以外なら、翌週一杯までは大丈夫ですが、何かそれまでにする事有りますか?それと時間はどれ位必要でしょうか?」不安な菜穂が尋ねると「別に何も有りませんが、体調が悪い時は出来ません、一応は毛根をレーザーで焼きますから、完全に脱毛までには時間が必要ですが、撮影時には、殆ど影響が無いと思います、時間は半日程度を考えていますが、実際は一時間程度かも知れません!北条さんの身体を先生が診察されてからの事に成ります」
「はい、判りました、また日時を連絡下さい」で前田からの連絡が終わった。

前田から有藤に連絡がされると、衣川に問い合わせが行く。
「火曜日に触れたら私はもう我慢が出来ないから、早い時期に頼むよ!」
「実際の撮影は、一ヶ月後を予定していますので、早い方が良いでしょう」
「闇プロでの撮影は、その後一ヶ月も待つのか?」不思議そうに尋ねる。
「はい、彼女の体調も考慮して、五月末を予定しています」
「成る程、今度はSMプレーだから、体調が悪いと出来ないな!判った、その時間はわしには長いな!」そう言いながら渋々承諾した。

前田が翌日菜穂に「水曜日の午後を予定しますので、十一時過ぎに、プロダクションの車がお迎えに行きます、勿論お送り致します」と連絡をして、菜穂は迎えに来て貰えるなら変装も何も必要無いと喜ぶ。
「当日は施術着にお着替え頂きますので、簡単な服装でお越し下さい」と付け加えた。

火曜日、撮影の為に、K&C品川店美容室に向かう自宅に、迎えに来た闇プロの車。
付き人は最近仕事が無いので、付いていないが、闇プロのメイキャップ係の鈴木と山本が同乗してきた。
ワゴン車の中で「北条さん!向こうに到着したら、この服にお着替え下さい」と菜穂の好きな白のワンピースを差し出した。
半袖の服を見て「もう暑いですから、半袖でも充分ですね」と微笑んだ。
鈴木も山本も、この女性が?不倫でSMホテルに行くの?信じられないと思っていた。
清楚、美しく知的、髪は背中の真ん中まで伸びて、今日は纏めていないので、ストレートに流してさらさら状態。
弾力が有る黒光りの光沢を放って、二人のメイク係も間近で見て美しい髪だと感動をしていた。

髪フェチの衣川老人が品川の店舗で、孫の丈に「わしが決めたCMは奇抜な発想だっただろう?スキャンダルを起こした女性が立ち直る為に、このK&Cでイメージチェンジをして、やり直すのは最高のCMに成るだろう?」にこやかに自慢する。
「お爺さんの趣味に合う美人の黒髪ロングだからだろう?」
「違う、それだけではない、あのスキャンダルが無ければお前の嫁にふさわしいと思う位だ」と自分の趣味では無いと言う。
丈には信じられない祖父の言葉、昔から何度か示談には成ったが、美人の髪を切りすぎた祖父だから、あの黒髪を見て我慢が出来る筈が無いと思う丈。
「わしは、洗髪を少ししてCMに写して貰うだけだ!疑うならお前がカットするか?」と言い始める衣川拓次郎。
そこに、有藤達スタッフが、エキストラの美人達を連れてやって来た。
五人程の美人モデルは、髪の長い人、少し長い人、短い人と様々で「この人達はカットモデルに使います、適当に配置させて、店の雰囲気を出して下さい」と話したが、丈が「この人達が美人さんで髪も綺麗ですから、主役の北条さんが目立たないでしょう?」と危惧した。
「もう直ぐ到着しますから、本人をご覧に成ってから、構成は行いましょう」有藤が話して、モデルの配置を考える。
ロビーで待つ人、カットされる人、パーマの人と振り分ける丈。
そこに「お待たせしました」と鈴木が言いながら入り口を入ってくる方向に、全員の眼差しが向く。
長い髪をストレートに流し、元気よく店に入った菜穂に、髪に釘付けの丈と拓次郎。
美容の仕事をしているので、髪に目が行くが美人の顔とのマッチングがもの凄く良いと見とれてしまう。
「こんにちは、よろしくお願いします」軽くお辞儀をする菜穂。
有藤も見るのは初めてで、清楚、黒髪、美人、知的がぴったり当てはまると、心で感嘆の声を上げていた。
「こちらが、会長の衣川拓次郎さん、お孫さんの丈さんで、この店の店長さんです」と有藤が紹介をした。
「申し遅れました、私が闇プロの専務兼監督の有藤と申します、今日は小柳が遅れてしまいましてすみません」とお辞儀をする。
遅れて丈と拓次郎が慌ててお辞儀をして「よろしくお願いします」と言った。
「この度は、私をCMに使って頂きありがとうございました」と丁寧に拓次郎の前に行って、深々とお辞儀をした。
長い髪がお辞儀の時に、拓次郎の顔面を掠めて、シャンプーの香りが鼻に刺激を与えた。
もう、拓次郎の心臓が破裂する程の音で動いて居るのが自分でも判った。
丈も同じ様な興奮を感じて、この人がSMホテルで?信じられない?嘘だろう?
清楚で知的美人が、SMホテルで?とても信じられない。
逆に拓次郎は、この清楚な仮面の下に隠れるマゾの血を暴いてやると思っていたが、信じたくは無かったのかも知れない。

震える洗髪

33-031
その頃、レストランに安達に連れられて水野芽生が、木原を待っていた。
約束の時間を少し遅れてやって来た木原は、期待もしていなかったのか、不機嫌そうな顔で現れて、芽生を一目見る成り「やあ!僕のファンって本当?」急に態度が変化した。
「はい、昔から木原さんの大ファンです」と笑顔を振りまいた。
「何食べる?ここの料理は最高だよ」と急に話し出して「私ハンバーグが大好きです」と芽生が言うと「そう、ここのハンバーグは最高!安達君この子の事は僕が何とかしてあげるから、お任せ有れ」と態度が大きく変化した。
明らかに好みだと態度が示していて、北条菜穂の様な頭の良い女性に比べて、この芽生が木原には合っていると安達が見ても判る程だ。
北条菜穂が美しくて、一時の気の迷いがあの様な事を巻き起こして、全くSEXに鈍感な北条菜穂が騙されて強姦されてしまった事は、明らかに思えた。
この子が上手に、木原を騙してくれるのを祈るだけだが、後は天に祈るのみだ。

恭子は火曜日に久々に竹本プロを訪ねて、澄江から菜穂のCMの話を聞いて驚いたのだ。
一億のCM出演料に、何か変な事が再び起る予感がした。
だが澄江の話では、先程小柳と社長が一緒に撮影の現場に向かったと言うので、嘘では無いと思った。
「菜穂さんもよく思い切ったわ、あのトレードマークの黒髪を切ってショートにするのだからね」
「えー、それ本当なの?」
「イメージチェンジで、立ち直る為の美容院がテーマとか、話していたわ」
「成る程ね、彼女もこの半年大変だったからね」と話しながら木原の顔を思い出す。

撮影現場では、洋服を着替えて、K&Cの美容室に入る菜穂が撮影されて「次、椅子に座って、イメージチェンジを頼む場面を撮影します」と有藤が話した時、竹本と小柳が到着して会釈をした。
「お客様、どの様に致しましょうか?美しい髪で惚れ惚れ致しますが」顔は丈だが、声は小松が担当して、菜穂の髪を触る丈は緊張気味に成っていた。
「私、イメージチェンジがしたいのです、大胆な髪型にお願いします」
「それは?短くされるという意味でしょうか?」
「はい、それも含めて大胆にお願いします」
「はい、判りました!お任せ下さい、では先ずはシャンプーから行います」
「カット!」有藤が大きな声で言う。
CMは二分物、一分物、三十秒物、の三種類の構成に成っていると有藤が説明して、一番長い二分物は入店から水着までだと説明していた。
「創業者の会長が、シャンプーをされるカットの撮影をします。これは社内用ですから、CMには出ませんので、よろしくお願いします」
菜穂が長い黒髪を、洗髪台に流して仰向けに座る。
拓次郎の至福の時が訪れて、カメラが回ると、菜穂の顔に薄い布が被せられて、シャワーの湯が黒髪を濡らすとカラスの羽の様な光沢を放って、シャンプーが髪に付けられて、老人の手が菜穂の黒髪に触って洗い始める。
夢を見ている様な顔に成っている拓次郎は、しばらく触っていたが、やがて「丈、後を頼む」と言って場所を譲った。
「失礼します」と言うと今度は丈が菜穂の髪を洗うが、カメラは撮影を終わって、片付けの準備に入った。
突然「ご両親は、どちらのお店に?」菜穂が撮影の終りを知って声をかけた。
「父は、何処に居るか知りません、母はもう随分昔に亡くなりました」と答えた丈に「すみません」と謝る菜穂。
「スキャンダルで大変でしたね」と今度は丈が話しかけると「濡れ衣ですわ、私はSMなんて、興味も何も有りません、言い訳には成りますが木原さんの罠に引っかかったのと、付き人の子が悪い子で。。。。」と話して、涙ぐんだ。
「すみません」と謝る丈、撮影の人は後片付け、有藤と小柳、竹本は拓次郎に呼ばれて、奥でコーヒーを飲んで雑談を始めている。
不思議と二人の廻りには人が居なく成っていた。
「もったいないですね、こんなに綺麗な髪を切るのは?」
「でも、今回この様な事に成って、応援して頂いて助かりましたので、私もイメージを変えたいのです」と話した菜穂に感動する丈。
しばらくして洗い終わると、元の椅子に戻って長い髪を乾かしながら丈は「今後は、過去を忘れて頑張って下さい、僕も応援をさせて頂きます」と気持ちを伝えた。
「ありがとうございます、私も必ず立ち直ります」と好印象を持った菜穂だった。

木原も完全に芽生に興味を持ったので、安達は急用を装って、レストランを後にした。
しかし、その行為が木原の警戒心を呼び起こし、自分の行動を安達に見られて、スクープにされると困ると思って、しばらくの後芽生と電話番号とメール交換のみで、別れて帰ってしまった。
別れた芽生が、安達に「叔父さん帰ってしまったわ」と残念そうに電話をしてきた。
「仕方ない、また必ず誘ってくるから、その時まで気長に待とう」と慰めた。

翌日「間近で見たが、本当に綺麗な髪だったな」拓次郎は、松宮美容整形の院長室で松宮に話している。
「昨日は、髪が綺麗で今日は陰毛が楽しみですわね」咲江がコーヒーをテーブルに置いて話した。
松宮が「会長それにしても早いでのでは?」時計を見て微笑む。
「昨日は興奮で眠れなかったよ、本当は直ぐにでもあの髪を切りたい衝動に成ったが、辛うじて我慢したよ!孫に色々言われたからな」話に力が入る。
「有藤さんから聞きましたが、本当に綺麗な髪で、切るのが惜しいと言われていましたよ!どうしても坊主にしてしまいますか?」咲江が尋ねる。
「あの清楚な顔の裏にマゾの顔が隠れて居るのが、許せんから炙り出してやりたいのですよ、昨日は孫に切らしてやると話しましたが、まだ正直決めていませんがね」
異なる話をして、今からの楽しみを紛らわしていた拓次郎。

悪魔の松宮美容整形へ

 33-032
菜穂のマンションの前に、闇プロの小松がメイクの鈴木と山本を伴って迎えに来た。
顔見知りを迎えに行かせる事で、不安感を取り除こうと言う作戦だ。
「おはようございます」声をかけると「おはようございます、昨日と同じ方ね」菜穂は安心した様に挨拶をした。
車に乗り込むと早速心配事の話題に成る。
「お二人共、脱毛エステって行かれた事有りますの?」菜穂は一番の心配事を聞いた。
山本が「脱毛エステも、医療系の脱毛も行きましたよ、美容エステの脱毛は痛いだけで、直ぐに戻ってしまって、受ける前より濃く成った気がしました」
「そうなの?痛いって我慢出来ない程なの?」菜穂は痛みに敏感に成って尋ねた。
「私が行った処は、糊の様な物を塗ってむしり取るのよ、痛くて目から涙が出たわ、二度と行かないと思ったわ」鈴木が脅かす。
「そう、その点医療系は、痛い時は麻酔が使えるからね、それにレーザーは痛いけれど我慢が出来るから、永久脱毛に成るから、一年程で完了して綺麗に成るのよ」
「えー、一年も必要なの?」驚く菜穂。
「北条さんが、今回の撮影だけで、もう脱毛をしなくても良いなら、それはそれで良いのではないでしょうか?」
「アップで撮影の時、映ると変でしょう?陰毛とか剃り跡は困るわよね」鈴木が微笑みながら話す。
「そうですね、ビキニラインの処理は不可欠よね」と菜穂は考え込む。
「今行く病院は女性だけでしょう」
「私は松宮病院でしたわ!痛いって言ったら、麻酔を軽くしましょうか?て言われて簡単だったわ、最初は少し恥ずかしいけれど、直ぐに慣れたわ」
「山本さんも松宮さんで受けたのね、美容整形って色々な手術もするのでしょう?」
「脱毛エステの個室が三部屋有るから、プライバシーも確かよ!レーザーが目に当たると危険だから、アイマスクしていたら寝てしまったわ」筋書きを話す二人。
「一番多いのは、包茎の手術らしいですよ」鈴木が話すと「男性の包茎手術ね!」と菜穂が恥ずかしそうに言った。
「違うのよ、女性よ!一番はビラビラの手術で二番目が包茎よ!」
「えー、女性にも包茎って有るの?」驚き顔に成った菜穂。
「知らなかったの?病気に成り易いのよ、それと感度が悪い女は包茎なのよ!実は私も松宮さんで最初のエステで、指摘されて手術して貰ったのよ!それからは快調よ」山本は明るく話すが、菜穂には初めて聞く話で、自分も?包茎?病気?でもSEXの時感じるけれど?とは言っても五回?四回か?と頭の中を色々な事が巡って、理解不能の事も多かった。
二人は咲江と有藤から言われた筋書きを話して、松宮美容整形の前に到着した。
「午後は休診って?」入り口の札を見て言う菜穂に「北条さんは特別ですよ、患者さんが居たら困るでしょう?」鈴木が笑って、山本がインターホンを鳴らした。
病院から、前田が出迎えに来て、菜穂を案内して入った。
「終わりましたら、彼女たちがまたお送り致しますので、ご安心をして下さい」
「よろしくお願いします」と軽く前田に会釈をして、応接室の様な場所に通された。
「ここで、色々先生から、エステ脱毛の説明が有りますので、話をされてからお互いに納得の上、施術に成ります、お飲み物は何を?コーヒー、紅茶、ジュース、緑茶がございますが?」
「私はアイスコーヒーをシロップ抜きでお願いします」菜穂が伝えると前田は応接を出て行った。
応接室で、患者さんとのカウンセリングを行うとは聞いた事が有るが、飲み物も出てサービスが良いのだと考えていると、白衣を着た咲江が入って来て会釈をして座った。
「北条菜穂さん!当医院の松宮咲江です、本日の施術の脱毛エステを担当させて頂きます」と挨拶をした。
「よろしくお願いします。北条菜穂です」とお辞儀をした。
「これから色々お尋ねしますので、判る範囲でお答え下さい」
「はい」と返事をした時に、前田がコーヒーと紅茶を持参して、テーブルに置いた。
前田が咲江の隣にそのまま座って、用紙に記入の係に成った。
「先ず、脱毛エステは初めてでしょうか?」
「はい、今まで肌を露出する仕事も無かったので、それに私恥ずかしいのですが、毛深い方だと思いますので、恥ずかしいのも有りまして、行きませんでした」
「普通、毛深い方は行かれる事が多いのですがね」と微笑む。
「身体全体が毛深い訳では有りませんよ、部分的に多いです!の意味です」と微笑むとストローをコーヒーに入れる。
咲江もアイスティーを飲み始めて「今日は暑かったですね、腋と、Vゾーンが多いのですね?」と尋ねる。
「はい、そうですね、背中とか足には殆ど生えていませんが、襟足、脇、Vゾーンと呼ぶのですか?そこですね」そう言うと、コーヒーを飲み始める。
「レーザー脱毛は、効果は高いのですが、回数が五回以上必要なのです、それで保々永久脱毛に成ります」
「私は、今回の撮影だけで、今後もこの様なお仕事をお受けするとは思いませんので、撮影用で大丈夫です」と今回を強調した。
「レーザーは毛根を根絶しますので、剃毛をして必要な部分を残して、毛根を焼きます」
「はい、判りました」と答えたが、菜穂は毛根の焼く部分を剃ると勘違いをしていた。
「尚、レーザーで毛根を焼くので、化膿止めの注射を局部に行います、化膿する事は有りませんが、念の為です」と嘘の説明をする。
十分程度その他の説明を聞いて、尋ねて、懇切丁寧な対応に悪い気分はしていなかった。
そこへ、杉本が「これが施術用の下着と施術着です」と持参した。
下着が有るのかと不思議に思ったが「隣に、着替えのロッカーが有りますので、ご案内します」と前田が連れて漸く応接を出て行った
「暑かったですね、コーヒー総て飲んでしまいました」と笑いながら、歩いて行くが媚薬がたっぷりと入ったコーヒーを、飲まされていた。
施術室の横に、着替えの部屋が有って、その中に入る菜穂は袋に入れられた下着と、上着を取り出して「えーこんな小さなブラジャーを?ゴム製?」独り言を言いながら見ている。
カメラがこの様子を映し出しているので、別の部屋で松宮と咲江がモニターを観察している。
インターホンで「このブラ小さいと思うのですが?」と尋ねる菜穂に「大丈夫ですよ、大きく伸びますから、バストトップが隠れたら良いのですよ」前田が答える。
ゴムのパンティを持って「何なの?これ」中央に割れ目が出来て、直ぐに広がる構造、お尻は紐一筋状態で同じく素材はゴム、卑猥な下着で、普通にしていたらパンツ、開くと総てが露出する仕組みに成っていた。

始まる剃毛

33-033
木原はその日も、芽生にメールを送って挨拶程度はしたが、それ以上の行動に出ない。
紹介者が安達だから、危険を感じていたので、今度呼ぶ時は何か仕事の事を切っ掛けにしようと思っている。
だが、あの子は自分の好みは間違い無いので、早く自分のものにしたいと考えているのだ。
菜穂をものにした薬もまだ残っているので、準備が出来たらいつでもホテルに連れ込めると考えている。
仕事で向かう先でいきなり「可愛い女の子が居るが、使ってくれないか?」と尋ねる厚かましい木原に変わっていた。
すると昼過ぎに「君の写真を送ってくれないか?心当たりが出来た」と電話をした。
兎に角早く何とかしたい気持ちが先走っていた。

松宮美容整形のロッカーに私服をしまい込む菜穂は、異常に小さなゴムのブラジャーにゴムのパンティを履いてガウンの様な施術着を着て、髪はピンで団子に丸めていた。
「色は白いですな、股間と腋は黒い、特に股間は剛毛の様ですな」嬉しそうな拓次郎。
「会長のお好みでしょう?」松宮が尋ねる。
「わしは、いつ死んでも良い気分に成っているぞ!」興奮は隠せない。
興奮は菜穂も同じで、身体が暑くて火照っている気分がしている。
今から、人に見られるからだろうか?それとも股間を触られるからだろうか?自分では判らない興奮した気分で、施術室に入った。
テレビで見た手術の部屋に似ていると、見廻す菜穂に前田が「一応説明します」と伝えた。
手術台の側に乾燥機の大きな物が置いて有って、先に器具の付いた物が数種類在る器具を指さして「これがレーザー治療器で、この器具の使用中は全員この眼鏡をします」と水中眼鏡の様な物を見せる。
「患者さんにはアイマスクかタオルを目に当てて守ります」嘘の説明をする。
金属製のワゴンの上には、剃刀、ハサミ、シェービングカップ、刷毛が並べられて、準備が整って、その内の一つは既に泡立てられている。
「看護師の杉本さんが加わって、三人で行います、先ず腋の下の剃毛からレーザー照射、その後Oラインの剃毛、照射、Vライン、Iラインの順に行いますが、VラインとIラインは同時に処理します」
菜穂は、Vとかがよく判らないが、股間の事なのだろうと、頷いていた。
施術台は中央に置かれて、手の部分と足の部分が分れる仕組みに成っていて、横たわると大の字に成って股間に人が入れる仕組みに成っているのは直ぐに判る。
天井からは丸い大きな無影灯が、今は明かりを消して静けさを醸し出していた。
「北条さん、そのまま台に仰向けに寝て下さい」前田に言われて覚悟を決めてスリッパを脱いで、台に尻を降ろすと、杉本が「ここに、頭を置いて、足は両方揃えて前に伸ばして下さい」言われた様に、白いカバーの付いた枕に頭を載せて、両足を伸ばすと「緊張されていますね」と足先をマッサージの様に触る咲江。
菜穂の向う脛を見ながら「ここは、綺麗ですね、脱毛の必要は有りませんね」と微笑む咲江。「両手を水平にして下さい、動かない様にゴムバンドで固定します」
菜穂が、腕を水平にすると、杉本と前田が左右の腕を固定して、更に上に上げて、菜穂の脇が大きく露出した。
先日まで長袖の為、腋の手入れは殆どしていないので、濃い腋毛が見える。
腰の辺りにもゴムバンドをし始める二人に「こんな場所も。。。。」話す言葉を遮って「微妙な動きで、形が崩れますので動か無い様にしますね」と微笑んだ。
腰と胸をゴムバンドで締め付けて、両足は皮のベルトを膝の部分に巻き付けて固定している。
菜穂は、これで全く動け無いと足に力を入れるが、膝から上は動かせない様に成っていた。
つま先とか膝から下は自由に動く様だ。
「先生、準備が出来ました」咲江に告げると「杉本さん、腋から剃って下さい」
「前田さん、患者さんの血圧の計測と心音を聴いて下さい、時々不整脈の方がいらっしゃいますから」
「はい」菜穂の左腕に血圧測定の器具を巻き付ける前田。
杉本がシェービングクリームを刷毛で、右の腋に塗り始めると、菜穂は普段では感じないと思う感触が伝わってきた。
媚薬効果にて脇で多少感じていたのだが、本人はそれ程の意識は無い。
「先生、血圧は正常です」前田が告げて、ガウンの胸前を無造作に広げる。
黒い小さなゴムのブラジャーが、辛うじて菜穂の乳首と乳輪を隠している程度で、Dカップの形の良い乳房の七割が露出状態。
聴診器で、乳房の下を力強く押す前田に「ぅ」と小さな声を出した菜穂。
それを見て、媚薬の効果が既に現れて敏感に成っていると感じる咲江。
この後、衣川老人が剃る前に、感度が異常に上がる注射を化膿止めと偽って、局部に注射する予定に成っている。
一度も局部を剃られた経験が無いので、剃毛がどの様なものかが知識に無いので、感じてしまう事は間違い無いと考える咲江。
「先生、心音大丈夫です」前田が答えると「胸の脱毛は必要無い?」咲江が言うと、いきなり小さなブラジャーを引っ張って、乳首を露出させる前田。
「乳輪に、産毛が多少生えています」と伝えるが、菜穂はいきなり乳房を見られて驚いていた。
「後で、サービスで乳房も脱毛してあげて」咲江が微笑みながら言うと、小さなゴムのブラジャーが再び乳首を覆った。
「取り敢えず、タオルを目に被せますよ」杉本が、分厚いタオルを縦に折って菜穂の顔の上に置いた。
同時に、無影灯が点灯されて「始めますね」左右の腋に前田と、杉本が同時に剃刀を使い始めた。
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」大きな音が室内に聞こえるので、驚く菜穂。
手首に巻いた集音マイクが剃刀の音を集めて、スピーカーから流して、臨場感を高めている。
この後の陰部の剃毛を恥ずかしがらせる趣向と、衣川が喜ぶ為の配慮だった。
剃られている菜穂も、音に非常に敏感に成っているから、効果は抜群だ。
「凄く、音が。。。。」菜穂が側の前田に話しかけると「目が見えないから、音に敏感に成っているのよ、普通よ!北条さんの毛が堅いから、剃刀の刃が駄目に成るのが早そうだわ」
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と音だけが室内に響き渡る。

気を失う

 33-034
腋を剃り終わると「これからレーザーで毛根を処理しますね、痛かったらおっしゃって下さい」前田が言うと「医療レーザーは感染症に成りにくい、毛穴が目立たない、腫れと痛みも少なく、肌の引き締め効果が有りますよ」咲江が話して「バチ、バチ」と音を立てながら、腋の処理が始まり、レーザー照射が進む。
瞬く間に終わって「終わりましたよ、冷却ジェルを塗り込みます」冷たいクリームが塗り込まれて、冷やしたタオルが腋にあてられて、目のタオルが取り払われた。
「冷たいでしょう?毛根を焼いたので、冷やしています」前田が言うが、目を急に開いたので、眩しそうにしている菜穂。
「痛かったですか?」咲江が尋ねると「全く痛みは有りませんでした」笑顔に成る菜穂。
「VとIにはこの器具は使いませんので、少し痛いかも知れませんね、その時は麻酔をしますからね」咲江が微笑みながら話して、脇の冷えを待っていた。
別の部屋で衣川は興奮状態で「わしの正体が見つからないだろうか?」と心配に成っている。
「強烈な薬をしますから、女性の手か男性の手かを考える余裕は有りませんよ」松宮が笑って言う。
「中々スタイルも良くて、乳房も美しい、色も白い、本当にマゾの性癖が有るのか?不思議だ」画面にかぶり付く程の距離で見ている衣川。
もしかして?勃起をしているのか?松宮が老人の股間に目を移した。

しばらくして、冷却が終り「北条様、この様に美しく成りました」と鏡で菜穂の腋を見せる前田。
「本当ですね、毛穴が見えませんね、夏に剃刀で手入れしますが、この様に綺麗に成りませんわ」と微笑む菜穂は、満足顔に成っていた。
身体は火照って、ガウンが暑い位に成っていたのを計算してか「前を開きましょうか?」ガウンを大きく開いて、胸を曝け出してしまった前田。
「それではOラインの脱毛に入ります、台が動きますからね」急に台が上昇を始めて止ると、今度は両足が開いて、上昇した。
「えー、Oラインって?」驚く菜穂。
「お尻の毛の脱毛ですよ、特にアナル近辺の毛を毛根から焼きますよ」
「はい、今後は動いても取れないアイマスクにしましょう」前田がそう言うと直ぐに菜穂の目にアイマスクを着けてしまった。
益々足が上がって止ると、部屋に衣川が入って来て「中々の眺めだ」と耳打ちをした。
「恥ずかしいわ、お尻にも毛が沢山生えていますか?」菜穂は自分では見た事が無いので心配に成った。
「少し多いですね」と言いながら、筋の様なパンティを引っ張って、肛門を見える様にした。
咲江が肛門を見て、この女性は一度もアナルSEXはしていないと確認をした。
アナルが嫌いなのか?マゾの女なら殆ど浣腸プレーもする可能性が高いが、毛も生やしているから、剃毛プレーもしていない事は明らかだと思った。
本当に報道されている事は事実なのか?杉本がシェービングカップに刷毛を浸けて持ってきた。
「剃毛を始めますよ」声をかけると「お願いします」とか細い声が返ってきた。
生まれて初めてこの様な姿で、脱毛を受ける事に驚きを感じていた菜穂。
そのお尻を刷毛が動くと、肛門の筋肉が大きく収縮して「あっ」と少し大きな声を出した。
刷毛は、肛門の廻りを何度も移動して、剃刀に変わった。
お尻の肉を引っ張られて、肛門の近くに剃刀の刃が当たると、ぞくぞくと変な快感が菜穂の身体を支配した。
声が出そうに成って、口を覆う手が動かない「うぅ、うぅ」思わず溢れる声。
咲江が、この女お尻も嫌いじゃ無いわと決めつける。
しばらくして、剃り終わると「冷却ジェルを塗りますよ、冷たいですよ」と言った時もう塗り始めていた。
「ひー」思わず声が出てしまう菜穂の顔の近くに行って、ゴムのブラジャーの胸を覗き込む衣川。
触らないかと、どきどきして見守る前田。
今、感づかれると総ての事が失敗に終わって、警察の事件に発展する事態も考えられる。
流石に、衣川は触らずに、顔から髪に目を移して、肌も白くて綺麗だと見とれている。
「レーザーを使いますよ」と伝えると直ぐに、肛門の廻りの毛根に照射を始める。
数分で完了すると、直ぐに足が降ろされて、普通の状態に戻って菜穂は気分的に楽に成った。
「これから、VラインとIラインを同時に行いますが、北条さんは陰毛が堅くて多いので、違う器具を使います、痛い時は言って下さいね」
「はい」と返事をする菜穂。
「化膿止めと感染症の薬を注射しますよ、少しチクッとしますが我慢して下さい」
「はい、お願いします」
股間のゴムの割れ目を、大きく広げる杉本、前田から長い注射針の付いた注射器を受け取る咲江。
直ぐさま、顔の処に向かう前田「少し、痛いですよ」と大陰唇の陰毛をかき分けて、右側に針を突き刺す。
「あーー痛い」と大きな声を出す菜穂は、驚いて涙が噴き出した。
「はい、もう片方ですよ、我慢にて下さいね」左側に針が突き刺さると「痛いー」悲鳴の様な声を出す。
サドの咲江の顔が完全に緩んでいる。
それを見ている衣川も額に汗が噴き出す快感に成っていた。
「今度で最後ですよ、我慢して奥歯を噛んで下さい」咲江が言うと、クリトリスの下辺りにぐいっと、注射針が突き刺さった。
「いたーーーーい」で、菜穂の身体の力が抜けてしまった。
「先生、気絶してしまいました」前田がアイマスクを外して、涙を拭き取って新しいアイマスクに変更した。
「もう直ぐ、気が付きますよ!女性が一番敏感な場所に、この様な針が刺さったので驚きと痛みで、気を失っただけですよ」平然と言う咲江。
「もう直ぐ効果が現れて、刷毛でも逝かす事が出来るかも知れませんよ」と話していると気が付いたのか、顔を動かす菜穂。
「痛かったのね、でもこの注射をしておかないと駄目なのよね、もう痛くないわよ」
「見えなかったので、余計に驚きましたすみません」謝る菜穂。
「これから、陰毛を総て剃ってから、脱毛しますね」前田が言うと「えー、全部剃るのですか?」と驚く。
「形を整えて、必要以外の部分はレーザーで、毛根を焼きます」と説明した前田。

至福の剃毛プレー

33-035
「全部剃らないと駄目ですか?水着撮影に邪魔部分だけでは駄目ですか?」尋ねる菜穂。
「陰毛が有ると、レーザーが乱射して危険なのですよ、黒い物に反応していまいますから、斑に成って、綺麗に整いませんし、危険なのですよ!綺麗に成ってすっきりしますよ」前田が耳元で話す。
「先に、乳首を綺麗にしてあげて」咲江が言う。
杉本がシェービングカップを持って、胸の処に行ってゴムのブラジャーを引っ張って乳首を出した。
小さなピンクの乳首に、産毛が乳輪に生えているが、何の支障も無いが、感度を調べるには最適だった。
一ヶ月後の調教スケジュールを決める為に調べたかったのだ。
前田が刷毛で右の乳首の廻りにクリームを塗り始めると「いやー、感じちゃう」と言葉に出して反応をした。
中々反応が良いと目を細める咲江と衣川の思惑は同じだった。
乳首の先を左手の指で摘まむと、剃刀を乳輪にあてると「いやーん、駄目です」完璧に感じている菜穂。
同じ様に左もと思ってブラジャーから飛び出した乳首は既に勃起して、待ち構えて居た。
この時菜穂の股間は暑く、一触即発状態に変化していて、衣川の剃毛作業を待つのみに成っていた。
乳房は両方がはみ出した状態で放置されて、菜穂の身体を隠しているのは纏わり付いたガウン、股間のゴムのパンティだけで、股間の両脇に咲江と杉本が衣川の手助けをする為に待機していた。
ワゴンには、洗面器にタオル、ハサミ、日本剃刀、シェービングカップ、刷毛が載せられている。
「始めますね」杉本がゴムのパンティの割れ目を指で大きく開いて、菜穂の陰毛を総て出した。
「あっ!」指で触られるだけでも声が出る菜穂。
ゴムのパンティの割れ目がこれ以上広げられない程、広げられてVラインからIラインの総てが露出している。
シェービングカップの刷毛が入った状態で手渡された衣川が、刷毛にたっぷりとクリームを浸けて、いきなりクリトリスの上に置いた。
「ひーぃー」大きな声を上げる菜穂を見ながら、刷毛を動かして多い陰毛の刷毛を滑らせて、白く塗っていく。
再びクリームを浸けると、同じ様に刷毛をクルクルと回転させて、塗り込むと「あぅ、いゃーん」陰毛の先がクリトリスを刺激しているのか、もう声が消えない状態に成ってしまった。
今度は閉じた膣口の上を刷毛が滑ると「あぅ、うぅ」菜穂の口元がお半開きに成って声が出てしまう。
楽しそうな衣川は、遊んでいるかの様に、刺激を続けると股間は真っ白に変わって、黒のゴムのパンティとのコントラストが鮮やかに成った。
「蒸しタオルで蒸らしますよ」前田が顔の処で喋るが「は。。。。。」と曖昧な返事に変わってしまった菜穂。
タオルを畳んで、陰部に押しつけると「あつーーい」と口走るが気持ちが良いのか、口を少し開いて放心状態に成っている。
「気持ちが良いのね」前田が言うと頷く菜穂、陰部が敏感に成って少しの刺激でも感じている。
しばらくして、タオルを取り除く衣川が、蒸された陰毛を引っ張ってハサミで切り始める。
「ジョキ」と切ると陰毛を横の紙の上に置く衣川。
引っ張っては「ジョキ」と切り込むと時々菜穂の口が少し開いて「うぅ」と小さな声を出している。
数回切ると長い陰毛が無くなって、再び刷毛でクリームを塗り始めると「うぅ、うぅ」小刻みに声が漏れる菜穂。
再び股間が白く盛り上がると、日本剃刀を手に持って下腹部から、皮膚を伸ばしながら「ジョリ、ジョリ」と大きな音を立てて剃り始める。
その音に興奮しているのは、菜穂と衣川の二人で、三人はその反応を楽しんでいる。
専門家は剃るのが早いと思ったのは、下腹部の剃りやすい部分のみで、クリトリスの近くに成ると急に剃るのを遅くして楽しみ始めた。
既に白い紙の上には菜穂の陰毛が盛り上げられて、並べられている。
Vラインが半分以上残って、Iラインは手つかずの状態でこの量なので、相当な毛の量だと判る。
再び刷毛でクリトリスを刺激して遊ぶ衣川「うぅ、うう」もう声を我慢出来ない菜穂は、弄られる度に小さな声を上げている。
剃刀が再び動いてクリトリスの廻りを「ジョリ、ジョリ」と音を立ててそり始めると「あ、ううぅ」嗚咽を発する菜穂。

「薬の効果が出ているわね」咲江がいつの間にか、裏の部屋に入ってきて松宮に「予想通り包茎ですね、あなたの腕の見せ所だわ、手術して下さいね」と頼みに来たのだ。
「判った、レーザーは麻酔だろう?強い麻酔にしてそのまま手術をしてしまおう、他は身体も綺麗で感度も良い、本当にこの女マゾなのか?」疑い始める松宮。
「一月後、私が暴いて上げるわよ、クリを剝いてやれば、我慢出来なく成って本性を現すから、一応中は今日調べてみるけれどね!」と微笑むと再び部屋に戻って行った。
衣川の剃刀は、大陰唇に移り指が屡々膣の上を掠める様に、引っ張って広げて「ジョリ、ジョリ」と音を立てて剃っていくので、もう菜穂は感じて何も考えられない状態で、愛液が膣口から流れ出して、衣川の指に絡めて付いていた。
「もう終りね!」小さな声で咲江が言うと、レーザーの準備を始める前田。
沢山の陰毛が紙の上に山の様に積まれて、満足そうに衣川が菜穂の股間を離れて、杉本がタオルで剃り上がって青くなった股間を拭き取っていった。
「北条さん、お疲れ様、剃毛は終わりましたよ、これから脱毛に成りますが痛いから、麻酔をしましょうか?」前田が尋ねても放心状態で「。。。。。。。。」返事が無い。
薬の効果で、感じてしまって、我を忘れている菜穂。
「北条さん、貴女は包茎ですから、この場で手術も一緒に行いましょう!」咲江の言葉に急に正気に戻って「えー、私包茎なのですか?」と改めて尋ねる。
「完全包茎ですね、感度も悪く、病気にも成る可能性が多く、世間で言うマグロに成っていますよ」マグロと言われて大きなショックの菜穂。
しばらく考えて、この言葉に手術を承諾したのだった。
咲江の罠が、菜穂を淫乱地獄に追い込んでいくのだろうか?個室の悲劇はまだ続いた。

クリトリス包茎手術

 33-036
「北条さん、麻酔の前に中を検査しますね、傷が有ったら困りますからね」
杉本がクスコを持って、咲江に手渡して「先生、必要ですか?」ローションを見せる。
「大丈夫だと思うわ」中はまだ充分潤いが有ると思う咲江が、股間に入って「北条さん、力を抜いて下さい」と言いながら、小陰唇を指で開いて膣口にクスコの先を挿入し始める。
「うぅ、うぅ」の菜穂の声と同時に、ネジを廻すとどんどんと中に吸い込まれて行くと同時に膣口が大きく開いて、ピンクの肉片が見え始める。
ライトで照らしながら「綺麗な膣だわ」とは口走ったが、咲江はこの時二つの事に気が付いたが、誰にも言わなかった。
SEXの回数が異常に少ない事、そして名器だと言う事を心に閉まってしまった。
自分が調教をして育てる為には、あの事件は出鱈目で木原の狂言だとは言えない状況に成った。
名器を教えると男が必ず北条菜穂に近づいてくるから、自分の手を離れるとの理由が誰にも言わない事にしてしまった。
咲江は自分のペットに育て様と、SEXに無知なマゾ奴隷が手に入ったと喜んでいた。
クスコを抜き取ると「異常は無い様ね、始めて」と咲江が言うと、杉本が麻酔の注射を持ってきた。
「局部麻酔をしますね、最初少しチクッとしますが、先程の注射とは異なって、痛みは最初だけですよ」咲江が言うと直ぐに、注射針がつるつるに成って青い大陰唇に突き刺さる。
「あっ、いたー」と声を上げる菜穂、感度が上がっているので当然だが、二カ所目に成ると「あっ」程度で、三カ所目に成ると痺れて来たのか、無反応に成って、二本目の注射針がクリトリスの近くに突き刺さっても「うぅ」程度に変わって、クリトリスの右側、左側に注射の時は反応が無くなった。
麻酔が終わると、レーザーで整える程度の処理が行われて、松宮が入って来て早速包茎の手術が始まる。

クリトリス包茎の説明をしますと、クリトリスとは「陰核」とも言われ、女性器の一部を指します。
尿道口の少し上にあり、皮膚に覆われている突起のような部分がクリトリスです。
尿道口がわかりづらい場合は、小陰唇(女性器のヒダの部分)が体の前側で集まっているちょうど先端の部分あたりを探すとわかりやすいかと思います
クリトリスは小さな突起のように思われますが、実はクリトリスのほとんどは体内に埋まっています。
男性でいる陰茎にあたるのがクリトリスです。
排尿などの生命維持に関わる役割は持っておらず、性的な感覚を得るためだけの部位だというので驚きです。
男性で言う陰茎にあたるクリトリス。
敏感な場所だけに通常時は包皮に覆われて守られている場合が多いのです。
特に幼少期はほとんどが包皮に覆われている方がほとんどで、成長するにつれて皮が剥けてきて、日常的に1/3~2/3のクリトリスが露出している方もいますが少ない。
また、性的な快感を受けると男性の陰茎と同じようにクリトリスは勃起します。
勃起したときに、クリトリスが包皮から出てくる場合も有ります。
そもそも包皮に包まれているのが通常のクリトリスなので、基本的にクリトリス包茎であっても問題ない場合も多いのです。
ただやはり包皮が厚くなってしまうと、重なってシワシワになってしまい、その皺の中に恥垢がたまるなど衛生面で注意が必要な場合もあります。
また、恥垢が貯まることによる臭いが気に成る場合が有るのです。
さらに包皮が厚いことで性行為中の感度が悪くなり、不感症の原因になる場合もある様です。
クリトリス包皮は、クリトリス亀頭から体部にかけて存在します。
実際に包茎の手術として切除するのは、亀頭の部分です。
また、小陰唇にかけての脚という部分が、 小陰唇にかかっているような人は、 小陰唇にかけての包皮も切除して形を整えます。
この手術をする事により、 形態としても感覚としても良くなります。
さらに、恥垢も溜まりづらくなり、清潔も保ちやすくなります。
手術の方法では、完全にクリトリス亀頭を 露出させる方法と、部分的に露出する方法が
あります。
平均的な切除量の目安として、クリトリス亀頭の 1/3から2/3が露出する程度とします。
包皮はふにゃふにゃしていますので、クリトリスの機能と形態にとって 最善になるように、 切除をします。

菜穂は意識が有るが全く痛みを感じていないので、股間での人の動きを感じているだけだ。
松宮のメスが菜穂のクリトリスに突き刺さって、クリトリス亀頭の海綿体や血管を傷つけない様に配慮しながら 愛護的に包皮を切除が始まった。
出血して、白い肌に鮮血が流れて、直ぐさま完全に止血をした。
完全に止血を確認した後に、縫合が始まる。

クリトリス包皮は、切開すると すぐに内巻きに巻き込んでしまう性質を持ちます。
そのまま縫ってしまうと、皮膚の表面同士がくっつく様になります。
このような縫い方をインバートすると言います。
きちんと生傷同士がくっつく様に縫わないと 綺麗な治癒になりません。
また、細い糸で縫合をしなくてはいけないのは言うまでもありません。

糸の痕がつかない様に、極細の糸で縫合して、 縫合が終わったら、軟膏をつけてガーゼで保護した。
時間にして、僅か十五分程度で、松宮の手術が終了した。
「北条さん、総て終わりましたよ!これで臭いもしなく成りましたよ!」と言われて「私、臭いがしていたのですか?」驚いて尋ねる菜穂。
「少しね、でも包茎の女性は、少なからず匂いますから、これからは安心ですよ」
「はい、ありがとうございます」とは言ったが匂う!の言葉はショックだった。
「今日は、局部のシャワーは駄目ですよ、勿論SEXもね、明日の夜のシャワーは出来ますよ、SEXは一週間程我慢ですよ」咲江が言うと、アイマスクが外されて、菜穂が目をぱちくりさせる。
大きな瞳が、何か新しい世界に入り込んだ様に廻りを見廻していた。

思惑違い

 33-037
北条菜穂は、残酷な脱毛とクリトリス包茎の手術まで受けて松宮整形外科を後にした。
山本が「時間かかりましたね、手術も受けたのですか?」と興味有り有りで尋ねた。
「ええ、まあ」と答えた菜穂、この人達が世間に喋らないか?心配に成っていた。
三人の話は脱毛の話に終始して、有藤の菜穂が疑念をもって居なかったかの探りに成っていた。

松宮の応接室では、興奮が収まらない衣川が「本当にあの子はSM好きのマゾなのか?私には信じられないよ、控え目で清楚は本当だったよ!陰毛の手入れも全くしていないから、遊んでいる様には思えなかった、奥さんはどの様に思った?」咲江に尋ねる。
「そうですね、会長がおっしゃる様に遊んでない様に見えましたね、でも木原とのプレーがどの様なもので、その頻度は判りませんから、もう少し調べてみなければ判りませんね」
「先生はあの子のマンコを調べていましたが?回数は多かったのか?」
「回数までは判りませんわ」と笑う咲江。
「奥さん、回数では無いよ、多いか少ないかを尋ねているのだよ」今度は衣川が笑う。
「それなら、少ないですね」と答えると「そうだろう!あの子はSM好きでは無いよ、そうだよ!間違い無い」と確信した様に言うと「だが、一ヶ月後が楽しみだ」そう言うと嬉しそうに帰って行った。
しばらくして前田が「あのお爺さん、北条さんの陰毛を持って帰りましたよ!」と驚き顔で話した。
「老人の楽しみよ!今度は髪を持って帰るわ!」と笑う咲江だった。

翌日恭子が「美容院のCMに出演したの?」と携帯に連絡をしてきた。
「恥ずかしかったけれど、プロダクションに迷惑かけたからね、我慢したわ」菜穂が答えたので、CMに出るのが恥ずかしい?意味不明の話に「髪切ったの?」驚いて尋ねた。
「髪は切ってないけれど、水着を着るので昨日エステに行ったのよ、だから恥ずかしかったのよ」
「ああ、エステに行ったの?菜穂には大冒険をしたわね!手入れなんかした事無いでしょう?いつも濃いからね」そう言いながら笑う恭子。
「でもエステが、恥ずかしくて痛いのは、知らなかったわ」
「そうよね、女性だけれど見られるのは良い気持ちしないわね」
「総て剃られるとは思っていなかったから、ショックよ!」
「レーザー脱毛だわ、それが一番良いのよ!つるつるに成って毛穴も綺麗なのよ、涼しく成っちゃったでしょう?」
「そうなのよ、風邪に成りそうだわ」
「菜穂は濃いから、そんな感じに成るわね、でも一回だと直ぐに戻ってしまうわよ」
「私は今回の撮影の時だけで良いわ、もう二度としないわ」
「いつ撮影なの?明日?来週?」
「一ヶ月程先なのよ、五月の末だって聞いたわ」
「変ね、折角脱毛しても、殆ど生えているでしょう?陰毛一ヶ月で生えるわよ」不思議に思う恭子。
「レーザーの処は生えないから、大丈夫だって聞いたわ」
「そうだけれど、今の方が綺麗に決まっているけれどね!」
「話は私の事なの?」
「違う、違う、木原尻尾を掴めそうなのよ、貴女の潔白を証明出来そうよ!私の復讐もね!」「先輩の復讐って?」
「あの人を許せない事が有るのよ、必ず捕まえて上げるからね、もう少しの我慢よ!でもよく髪を切る気に成ったわね」
「私の為にプロダクションに迷惑をかけたからね、髪で助けられるならと思ってね、それと私のイメージ壊れたから、良いチャンスかも知れない」最後は涙声に成っていた菜穂。

翌日咲江は、有藤と初めての撮影会議を開いた。
先日の剃毛の結果と、衣川の仕草、喜び方等々を加味して、どの様な撮影にするか?
世間では、SM好きのマゾ女として有名に成っているので、その暴露的な作品が世の中に爆発的に売れる事は確定だ。
あの時代劇の延長線上の作品を制作すると、衣川の希望の断髪、剃髪をどの辺りに入れるかが問題だ。
CMの撮影が無いのなら、簡単なのだがK&Cの撮影がネックに成った。
小柳、有藤、松宮、咲江、千田が頭を並べて考え込んだ。
小柳が衣装を貸してくれるので、全く同じ着物での撮影が可能に成るから、時代劇のポルノは制作可能だ。
水着の撮影を先に鬘で行って、時代劇一色にしてしまう?
それぞれの意見が乱れて、惨撮DVDを制作する事は全員一致だが、CMをどの様に撮影するか?
心機一転ショートカットに変身して、水着で活動的な姿の北条菜穂を撮影する事は決まっている。
カットのシーンを撮影する事に困っていた有藤達、結局話は結論が出ない状態で、衣川に聞きに行く事に成った。

翌日、衣川に会いに行った有藤に「有藤さん、お願いが有るのですよ、孫の丈がカットしたいと言うのですよ、どうしたら良いでしょう?」と言われて益々困惑の有藤。
拓次郎の頼みを聞けば、全く丈の頼みは聞けない。
自分がカットしたいのに、剃髪まで望む拓次郎とは全く相反する事に成る。
拓次郎も、自分が陰毛を剃った女性の事を孫に言われて戸惑ってしまったのだ。
丈が北条菜穂に好意を持っているとは気が付いていない。
会社のCMの為に孫が協力をしてくれたのだ。
丈も漸く大人に成って、今後自分の後継を担ってくれると、喜んでいた。
「困りましたね、日にちを変更して、鬘で撮影をしましょうか?」苦肉に策を話す有藤。
「そうだな、丈が鬘で納得するかな?」困惑の衣川。

誘惑

 33-038
だが、丈は意外にも鬘の北条菜穂をカットして撮影する事に納得した。
驚いたのは有藤と衣川で、美容師がCM撮影で本物の髪をカットしないで、鬘をカットする前代未聞の話が進んだ。
丈は、綺麗な北条菜穂の髪を切りたく無かったから、この話に賛成したのだ。
想いが日々大きく成って居る丈の気持ちの表れで、綺麗な髪を自社のCMで切るのは惜しいと思ったのだった。
数日後、菜穂に伝えられて、驚きと嬉しさが込み上げてきた。
そして闇プロのスタジオにK&Cのセットを作るので、五月の連休明けの撮影に成る事と、
正月のテレビの時代劇と同じ様な作品を、DVDで発売が決定して、撮影を五月末に撮影をする。
この作品が芸能界復帰作品に成ると説明して、スポンサーがK&Cだと付け加えた。
以前の契約書に記載が有った時代劇の制作とは、この作品の事だったのか?と思いだした菜穂。
題名は「大奥秘話陰謀図」だとメールが送られて来て、近日中に台本を送ると記載が有った。

二回目の会合が翌週行われて、有藤から「時代劇惨撮DVDの撮影で、衣川さんの了解を得ました、今お手元の台本は仮の物で、本編は只今制作中です」と説明をした。
「時代劇の惨撮DVDは珍しいですね」小柳が言うと「時代劇の撮影現場がテーマで、実際は現在の設定ですよ」と補足説明をした。
「成る程、主人公が撮影中に夢の中を彷徨う?」咲江が台本を見ながら話した。
「そうです、正月の時代劇の撮影現場のシーンで、夢の中を彷徨う主人公を北条菜穂に演じて貰う」有藤は嬉しそうに説明した。
「本当に、夢の中に追い込むのですね、記憶が消えるガスの使用ね」と微笑む咲江。
「スタジオでは、テレビ局の様な撮影は無理ですからね、テレビで使用していないシーンを小柳さんに頂いて、作る予定にしています。俳優さんの顔は変えられる部分を使用して、誤魔化します」有藤が話すと、全員が納得した。
スタジオでの撮影は、ハードな撮影を予定していると有藤が言うと、拍手が起った。
咲江以外の全員がこの時点で、北条菜穂はSM好きのマゾ女だと信じ切っていて、世間を騒がせた罪を償わせると考えていた。

木原は中々芽生の売り込み先が見つからず切っ掛けを失っていた。
木原の我慢は限界に達して、暴力団の今田を使って芽生の誘拐を計画した。
だが恭子は、事前に暴力団の今田を探偵篠崎にマークさせて、自分をレイプして裏切った復讐を考えていた。
何も知らない今田と重田は、木原に頼まれて水野芽生の誘拐チャンスを狙っていた。
恭子は、暴力団の存在を芽生には教えていない。
自分のレイプが世間に出る可能性が有るので、内緒の行動に成っている。
その罠に今田達が墜ちたのは連休最後の日だった。
木原に呼び出されて、マンションを出て渋谷に向かう芽生を尾行する二人。
芽生は安達に(木原さんに呼び出されて、渋谷のシティホテルのロビーに向かいます)メールを送った芽生。
安達はいち早くシティホテルに向かう事にして、木原の存在を確認しようとしていた。
今田達を探偵篠崎が尾行をして、恭子に(今日の行動は変です)とメールを送っていた。
恭子は二人の犯行なら、自分と同じ様に事務所のあの部屋に連れ込むだろう?そして木原を呼んで、レイプをするのだろうと考えた。

木原は用心深く、安達の紹介だから中々手を出さない。
確実に今田達が捕らえて、安全を確認してから事務所の地下に向かう計画だから、全く急いでなかった。
勿論、渋谷のホテルで食事は嘘で、行く気も無い!連絡を待つだけだった。
安達の紹介で無ければ、直ぐに頂いているのに、と常に想っている木原だから、強行に走ってしまった。

自宅から駅に歩く芽生の側に車を近づけて、女性が「すみません、この近くのマンションだと想うのですが?判りますか?」住所と地図を見せると、そこには自分のマンションの住所と自分の名前が書いて有る。
「これ私の住所です!」と叫ぶ芽生。
「お届け物ですよ!」荷台を指さす女「大きな物?何方から?」と尋ねる。
「送り主さんは。。。と書類を見て「木原良純様から、鉢植えの胡蝶蘭が届いています」
「えー、胡蝶蘭ですか?」驚く芽生は、車の後ろに目を向けて「家に戻りましょうか?近いですから」と尋ねると、待っていた様に「すみませんね、またここまで送りますよ」後ろの扉を開くと芽生を引きずり込んだ今田。
「き。。。。。。」と声を出す前に、布で口を覆われると薬の臭いがして、気を失ってしまった。
この様子を見ていた探偵篠崎は直ぐに、恭子に連絡をした。
恭子は行き先が事務所以外の場所に向かうなら教えて欲しいと篠崎に伝えて、今田の事務所に向かった。
車は尾行を知らずに、事務所に向かって走って行くが、木原に捕らえた事を連絡して喜ばれていた。
「中々可愛い娘だな」寝顔を見ながら、いやらしい顔に成っている今田。
事務所に連れて行って、可愛がってやろうと思いながらも、いきなり胸を揉み始める今田。
意識を失って眠る芽生は、後ろ手に縛られて薬品の染み込んだタオルを口に咥えさせられている。
尾行の篠崎は恭子に「間違い無く事務所です、十五分程で到着します」と連絡をした。
恭子も事務所の近くに到着して待ち構えるが、携帯電話で警察に通報する準備を固めている。
問題は木原がここに来るのか?それが一番重要な事だ。
しばらくして車が到着して、地下の駐車所に入って行った。
何分までが、限界だろう?今日木原を捕らえられなければ、この娘での木原捕獲は難しくなる。
時計を見ながら恭子は、事務所の入り口に目を光らせる。
探偵の篠崎に仕事は終了したと連絡して、木原を待つが現れる気配は無い。

逮捕

33-039
地下室で、猿轡のタオルを外すとしばらくして、気が付く芽生。
「おお、気が付いたか、眠って居る時におっぱい揉んでやったが、良い感じだったな」と言うと、ぼんやりとしていた芽生が急に正気に成って「あなた方は誰なの?私をどうする気!」と尋ねる。
話では自分を襲うのは、木原の予定に成っているのに、見るからに暴力団の親父が前に居る。
「まあ、後で俺の物を食べさせてやるから、待ってなよ!放り込んで置け」重田に命じて、木原に早く来る様に催促をした。

恭子は時計を見ながら「もう限界だわ」と口走ると警察の緊急電話の携帯ボタンを押した。
いきなり暴力団に友人が誘拐されて場所は、暴力団の事務所地下ですと伝えた。
しばらくして、サイレンの音が鳴り響いて、木原の車をパトカーが追い越していく。
「事件か?事故?」まさか自分が行く場所に向かっているとは考えもしない木原。
しばらくして、五台のパトカーが恭子の目の前に集結して地下の駐車場に入って行く。
全員が拳銃を片手に、恐る恐る突入する。
驚いたのは今田達「警察が、何の用だ」と言ったが銃口を向けられて、思わず手を上げて「何もしていない」怯え始める。
「娘さんを誘拐監禁で緊急逮捕する!」と警官に告げられて「何故?誰が通報したのだ!」と言い始めるが、奥の檻の中から水野芽生が助け出されて、今田と重田は緊急逮捕されてしまった。
三人を載せたパトカーが現場を離れる時、漸く木原が到着してその現場を目撃した。
もう少し早かったら自分もあの様に成っていたのか?胸を何故降ろしたが、今田達が自分の事を喋らないか?それが心配に成ってきた木原だ。
恭子の強姦の時に、お互いが失敗しても絶対に仲間は売らないと約束をしているが、それでも心配な木原。
未成年で被害者の名前の公表を警察が控えた為、絶好の機会を逸した芽生。
恭子と安達は、これで木原が水野芽生には手を出さないだろうと、また新たな獲物の用意を迫られる事に成って頭を痛めた。
安達には、何故ホテルに木原が来なかったのか?芽生が暴力団に拉致監禁されたのか?理解出来ない出来事に終わった。
水原芽生が有名人なら、これはこれで記事に成るが、無名の未成年では全く記事の要素も無かった。
恭子は、一人には復讐が出来たが、肝心の水原を取り逃がした事は大きい。

菜穂の元には台本が届き、中身を読み始めると、大奥で将軍のお手付きに成った菊乃が、世継ぎ争いに巻き込まれて、妊ったとの噂で敵方に誘拐されて、中条流の町医者に連れて行かれて堕胎をさせられそうに成るが、危機一髪脱出して悪を退治する活躍をしたが、事実では妊娠は噂で、これからと思った矢先将軍が急死して、大奥を去って尼に成る波乱と陰謀の渦に巻き込まれるストーリーに成っている。
先日の正月時代劇の、連想作品の様な感じの作り方で、その後も連想させると、台本を読み始める菜穂。
中条流ちゅうじょうりゅうとは、堕胎を専門にする女医を意味する言葉だが、同名の薬も存在していた。        
「中条流」の語源は、元来豊臣秀吉の臣、中条帯刀を祖とする産婦人科の流派に始まる。
しかし、太平の世が続く間に、いつの間にか、これが堕胎専門医の名目となってしまった。堕胎と言っても、現在の医学で行われている方法とはかけ離れ、そのほとんどが、強引に流産、死産をさせる方法で、母体の健康をも害してしまう荒っぽい治療であった。
特に「中条丸」なる薬は水銀と米粉を混ぜあわせ錠剤にしたお粗末な丸薬であったのだが、当時大ヒットし、お局までが愛用していた薬である。                            
このように、当時の国民こぞって享楽を軽んじる風潮を幕府が黙認するはずがない。
天保改革時にはこれら中条に関る女医を取り締まる法律が施行されたがその効果はなく、その後地下に潜った中条流は益々繁昌したのであった。            

手術を受けてから、シャワーの勢いが陰部に当たると身体に電気が走る様に成る時も有る菜穂の指が最近は陰部に行く事も多く成っていた。
陰毛が生え始めて痒い関係も有るが、一人の時は直ぐに指が向かう、何故ならこの作品の中に、将軍との寝所のシーンが書かれていて、木原とのSEXを想い出してしまった。
その後には、脱毛の前の剃毛の感覚が蘇ってしまう菜穂だった。
思い出すシーンに成っているので、絡みは無い様に想われるが数少ないSEXを想いだしてしまう。

翌日、闇プロのスタジオから迎えが来て、いつもの運転手と山本と鈴木が同乗してきて、菜穂の安心感を演出している。
「こんにちは、お世話に成ります」と車に乗り込む菜穂。
「手術後の体調は如何ですか?」山本がいきなり尋ねる。
「ええ、少し慣れてきました」と答えた菜穂の言葉に、クリトリスを剝かれて刺激が有って困ったのだわと感じて、微笑んだ。
「私も最初は戸惑ったけれど、その後はとっても良く成ったわ」山本が微笑むと鈴木が「マグロって言われなく成ったのよね」笑った。
菜穂の心配を払拭する二人の言葉は、計算された物だった。
その後は、今日の撮影の段取りを話して、水着の写真をビキニで撮影予定だと説明した。
「でも、鬘を切る何て信じられないわね」山本が言うと「これなのよ!見てみて」と鬘の入った箱を見せた。
箱を開けて中身を確かめる菜穂「長い髪の鬘も有るのね、これ人毛ね!驚きだわ」
菜穂はこんなに長い髪を売る人が居る事に驚きだった。
車がスタジオに到着するのと、丈が到着するのが同時で、菜穂を見て微笑んで会釈をした。
「今日はよろしくお願いします」菜穂も笑顔で挨拶をすると「私も緊張します」と丈は握手を求めてきた。
握手には熱い思いが一杯込められていたが、菜穂には判る筈が無い。
悪い気持ちは無かったが、丈の思いまでは伝わらない状態で、スタジオに入って行った。

ときめきの時

33-040
有藤が「この鬘を使えませんか?」菜穂の髪より短い鬘を見せて、丈に尋ねる。
菜穂と同じ長さの鬘の使い道が他に必要に成るのではとの考えが浮かんだのと、同じ物が一つしか手に入らなかったのだ。
「カメラで、適当に変えられるなら、アップで撮影すればそれでも大丈夫ですよ」有藤の不安をいとも簡単に受け入れた丈に驚く。
「その鬘は使わない、これを二つ使って誤魔化す」と山本と鈴木に伝える。
K&Cの美容院がスタジオに再現されて、準備が始まって有藤が丈と菜穂に段取りを説明して、微笑む菜穂。
カメラの馬淵と仙道を交えて、打ち合わせを始めて撮影方法が決まった。
最初は鬘を着けずにそのままで撮影が始まって、丈の手先がアップに成った時、予備の髪を切って短く成った時、鬘の菜穂の全体の姿にして今度はその鬘を切って、ショートボブに仕上げる方法にした。
丈は菜穂の髪を切りたくない気持ちが大きく、これ程綺麗なロングの黒髪の人には中々巡り会わない事を充分知っていたのと、スキャンダルの為に仕方なく切る事を充分知っていた。

しばらくして「シーン一、スタート」のかけ声で、菜穂の髪を櫛でとき始める丈には至福の時だった。
「綺麗な髪ですが?今日はどの様な髪型にしましょうか?」
「大胆なショートにして欲しいのです、イメージチェンジをしたいのです!お願いします」台詞を言って、ハサミを菜穂の黒髪に入れた時「カット」で終わった。
「シーン二」で、今度は手先のアップに成って、丈のハサミが大胆に用意された髪を切り裂いていた。
菜穂は、セミロングの鬘を着けて再び鏡の前に戻ると「シーン三、スタート」のかけ声で、菜穂のセミロングの鬘を「ジョキ、ジョキ」と大胆に切っていくと、ショートボブに仕上げていく丈。
鏡の中にイメージの大きく変わった菜穂が現れて「カット」の声に撮影が終わった。
「お上手ね、綺麗だわ」と丈に小さな声で言うと「ありがとう」そう言いながら照れる。
「次、そのまま全身を撮影します」の有藤の声に、隣の部屋に向かう菜穂。
「頑張って!」と声をかける丈は笑顔で菜穂を見送った。
「シーン四、スタート」で全身の姿を写して、髪型と服装の撮影が終わった。
「次水着の準備をして、三番のスタジオに半時間後」有藤が全員に伝えた。

着替えの部屋で、水着に着替える菜穂が「こんなに小さいの?」と水着の小ささに驚く。
カメラが仕掛けて有るとは知らない菜穂は、衣服を脱いでビキニを身に着ける。
Dカップの乳房がはみ出しそうな小さなブラと、同じく以前の陰毛なら確実にはみ出す小さなパンツに着替えている。
「早いな、伸びるのが陰毛は既に相当生えている」有藤がモニターを見て言う。
咲江が「自然に成るね、月末に成ったら、四十日未満で元に戻るのね」と今後の調教の事を考えているのか、微笑んでいた。
「衣川老人が喜びますね」有藤が言うと「一度経験しているから、今度はもっと感じてしまいますよ!あの子、クリトリスも剝きましたから、どれ程この前よりも進化しているか、私も楽しみです」
「DVDも表と裏を発売予定ですから、相当売れると想います」
「闇プロの最高作品に成る可能性が有りますね」
「素晴らしい身体ですね、私もこの仕事何年もしていますが、十年に一度の逸材ですね」
「そうなのよ、だから私も最高に調教したいのよ!あの黒髪を切るのは気乗りしていないけれど、スポンサーは神様ですからね」と微笑む。
自分だけが、菜穂が遊んでいない初心な女性だと知っている自負が、咲江を一層奮い立たせていた。

しばらくしてガウンを着て、菜穂が三番のスタジオに入って来た。
夏らしいセットと小道具、バックの空のスクリーンと合わせると、海に居て今にも泳げる感じがする。
「シーン五、スタート」のかけ声で、ガウンを脱ぎ捨てて走ってくる菜穂を、カメラが追い掛ける。
バックが白に変わって、寝そべった姿を撮影する。
髪型を強調するカットで、数分間の撮影が行われる。
スタジオの間から、丈がその眩しい肢体に目を細めて眺めている。
しばらくして「カット」の声に、慌ててガウンを纏う菜穂「綺麗に撮影が出来ました!お疲れ様」の声に丈が出て来て「綺麗でしたよ」と声をかけると「恥ずかしいわ、生まれて初めてよ!こんな水着着たのは」と照れ笑いの菜穂。
「帰り祖父の処に行きますが、一緒に行きませんか?」と誘う丈。
「一度御礼にお伺いしなければと、思っていました!連れて行って貰えますか?」笑顔で言う。
「そう?行ってくれますか?ありがとう」と笑顔の丈。
「着替えてきます」丈に誘われて悪い気はしていなかった菜穂。
鈴木達に「衣川のお爺さんに挨拶に行ってきますので、送って頂かなくても大丈夫です」と着替えて挨拶をした。
それを聞いた咲江と有藤は驚いて唖然としていた。
自分の陰毛を剃り落として楽しんだ爺さんに、御礼に向かうとは考えもしていなかった。
その上菜穂はショートボブの鬘の状態で、丈の車に乗り込んでしまって、颯爽とスタジオを後にした。

「短い髪もお似合いですね」と車の中で言われて、始めて鬘の状態を思い出す菜穂。
「あっ、忘れていました」と外そうとするのを、丈が「お爺さんを驚かせましょう」と止めた。
「何処かで食事をしてから向かいましょうか?」時計を見ながら微笑む。
丈はすっかり菜穂の虜に成っていたので、成るべく長い間一緒の時間を過ごしたい気分に成っている。
お金持ちの御曹司で独身、二枚目、菜穂は超が付く美人、二人がレストランに入ると客が「あれ、北条菜穂?」「違うよ、髪が短いから別人よ」と囁く声に、二人は悪い気はしていない。
この様な冒険も時には楽しいと思っている菜穂。
楽しい一時を過ごした二人は、衣川拓次郎の自宅に向かった。

二人の仲

  33-041
「もしかしたら衣川の孫は、北条菜穂に惚れているのか?」有藤が言う。
「困った事に成るわね、一度あの爺さんに確認をしなければ、困った事に成りますわ」咲江にもそう言われて、困惑の表情に成ってしまう。
今日の撮影が終わると明日から大道具さんが入って、色々なセットを組み立てる予定だ。
特に中条流の町医者のセット、大きなプールの設置等大がかりなセットを組み撮影の準備に成る予定だ。
明日、有藤が衣川老人に最終確認をする事で、話が終わった。
咲江には今更中止は大変困る事だから、何とか当初の計画を実行したいのだ。

食事が終わって、自宅に向かうと菜穂は衣川老人の豪邸に驚く。
「凄い豪邸ですね!」見上げて、閑静な住宅街に一際大きな家の門をくぐる。
「この家にお祖父様だけが住んでいらっしゃるの?」
「住み込みのお手伝いさん二人と、運転手が住んでいますよ」
「それだけ?」不思議そうに尋ねる菜穂に「親父とお爺さん仲が悪かったからね」と説明をした。
事前に電話をしていたのか?お手伝いが応接に案内するが、この応接間が広い。
大きな絵画が壁に飾られて、有名な画家の作品だと直ぐに判った。
しばらくして拓次郎が入って来て開口一番「こん。。。。。。」で止った。
「その髪は?切ってしまったのか?」驚きの表情に成って尋ねる。
切るなら自分が見ている時にして貰わないと困ると、憮然とした雰囲気が伝わってきた。
「お爺さん、これは鬘だよ!切ってないよ!撮影の為に鬘を切ってボブにしたのだよ」と丈が説明すると急に笑顔に変わって「そうか、そうか!中々上手にカットしたな!これがCMに流れるのか?」と尋ねた。
コーヒーを家政婦が持参して「お美しいですね」じろじろと菜穂を見て、テレビのワイドショーの様な事をしているのに、丈様を誘惑しているの?その様な目で見ていた。
「中々ショートも似合うじゃないか!」と安心したのか褒めて笑いながらコーヒーを飲み始める拓次郎。
「この度、CMの撮影が終わりましたので、ご挨拶に参りました。どうもありがとうございました」立ち上がって深々とお辞儀をした菜穂。
「丁寧に御礼に来てくれたのか?気にしなくても良いのだよ、良いCMが完成してのK&Cのイメージが上がれば良いのだよ」そう言いながら笑った。
しばらくの雑談の後、丈が菜穂を自宅まで送ると行って出かけた。
お手伝いの渋井が「上品な顔をして、もの凄い事をしているのですよね」と片付けに来て話す。
「中々裏の顔は判らないものだよ」拓次郎もそう言った。
「会長様、丈様があの女に興味が有るのでは無いでしょうか?私が見ました感じでは、骨抜きにされてしまいますよ!相手は恐ろしい雌猫ですから」渋井が拓次郎にけしかける。
「そうなのか?丈が興味を持っているのか?」
「私の目は確かでございます」自信が有る様に話した。
「もう、半月もすれば化けの皮が剥ける、そうすれば丈も気が付くから、大丈夫だ」
「そうでございますか?気を付けて下さいませ」渋井に言われて多少は気に成ったが、後二週間程で、闇プロの惨撮DVDの撮影に成ると、逆に先程の姿と裸を思いだして興奮する拓次郎だった。

自宅付近で停車すると「今日は本当にありがとうございました」御礼を述べて、別れ様とした菜穂に「菜穂さん、僕と結婚を前提にお付き合いをして頂けませんか?」といきなりの告白をしてしまった丈。
「えー、突然言われましても、家庭環境も違いますか。。。。」と言い始めた時、いきなり抱きしめられて、唇に丈の唇が覆い被さった。
シートベルトをしている菜穂は、咄嗟に身体が動かせなくて、受け入れてしまう。
丈が自分のシートベルトを先に外していたのに、気が付かなかった菜穂。
久々のキスは、木原の時とは全く異なる感触で、菜穂の心に残って、丈は紳士的に離れた。
「お願いします」と言われて、頷いてしまった菜穂に「来週の火曜日、お暇ですか?」と尋ねられて、返事を躊躇う。
「撮影の台本を覚えないと」と言うと「復帰作ですね、良かった」と笑顔に成って「取り敢えず電話します」と答えると嬉しそうに帰って行った。
まさか自分の祖父の仕掛けた罠が、復帰作だとは考えもしていない丈だ。
久々のキスの余韻に酔いながら、自宅に戻った菜穂が、確かめる様に自分のショートボブを見て「意外と可愛いわ」と口走っていた。

翌日有藤は最終確認の為に、衣川拓次郎に電話をした。
「今日から撮影の大道具を運び込むのですが、予定に変更はございませんね」と尋ねると「どう言う意味だ?」と反対に聞かれる。
「実は昨日の撮影で、お孫さまの丈さんが、北条菜穂さんに好意を持たれているのでは?とスタッフが言いますので確認をと思いまして」
「丈の嫁に?冗談だろう?木原とか言う俳優とSMホテルで密会をする様な女と丈と付き合わせる訳にはいかんよ!絶対に駄目だ!」強い調子で否定する。
「判りました!会長様の考えがよく判りました、予定通り勧めさせて頂きます」
「そうだよ、あの清楚な顔の裏側を見てみたいのじゃ、楽しみだ」改めて菜穂のDVDの制作に力を入れた。
有藤は予定通りに大道具の運び込みを開始して、一番大変な道具は大きなアクリルの水槽の様だ。
再び魚を泳がせて、菜穂の皮膚を攻撃する為なのか、制作に取りかかった。

翌日丈は仕事の合間をみて、菜穂にラブコールを送る。
菜穂も昨夜のキスの余韻から、悪い気分では無いので、雑談をすると「僕は長い間美容師をしていますが、菜穂さんの様な長くて綺麗な髪は見た事が有りません、だから切れなかった」と告白したので、菜穂は感動してしまって「来週の火曜日、時間を作ります」と答えていた。
拓次郎の思惑と全く異なる世界で二人の愛ははぐくまれ様としていた。

木原は、逮捕された今田達が自分の事を喋らなかった事に感謝して、再び水野芽生を狙おうとしていた。
恭子も、安達も事件が起ったので、木原はもう水原芽生を狙わないと考え、新しい餌を探す事にしていたのだ。

準備進む

 33-042
安達は翌週から、ビッグカップルの取材でハワイに出張に成っている。
恭子も仕事で、木原の監視も芽生の監視もしていなかった。
もう木原が芽生を狙うとは考えられなかったので、二人は完全に油断をしていた。
そんな木原が芽生に電話で「良い紹介相手が見つかった、来週末打ち合わせをしたいと連絡をしてきた」
芽生は暴力団の事件でも話題に成らず、忘れられた状態に成っていたので、木原の誘いを大いに喜んだ。
だが、考えて翌週安達に連絡だけはしておこうと電話をしたが繋がらない。
飛行機の中の安達には、連絡は届かなかった。

丈は連絡を前日菜穂にして、火曜日早朝白の車でマンションの近くに迎えに来た。
先日菜穂が、白が好きだと話したのでレンタカーを借りてきた様だ。
「衣川さん、今日は白の車?」不思議そうに尋ねると「レンタカーですよ、サラリーマンですからお金は有りません、マンション住まいですから、河口湖に行こうと思っているのです、良いですか?」今日は長い髪を後ろで束ねて、白のワンピースで半袖姿の菜穂。
「本当に白が好きですね」服装を見て、一気に喋って嬉しそうな丈。
「大きな家にお祖父様は一人なのに、一緒に住まないのですね」
「お爺さんとは、合わない部分が多いから、一緒に住んでないのですよ」過去に何度か事件を起こしている祖父の趣味も丈は合わない原因のひとつだった。
母から何度かその話を聞いた事、それが原因なのかは判らないが、父と合わず祖父が追出した事も原因だ。
「私河口湖って初めてですわ、天気も良いので楽しみだわ」
「今日は鬘では無いし、誰でも北条菜穂さんだと判りますよ」微笑む丈。
「もう逃げ隠れしても仕方が無いでしょう?CMも流れますから」笑顔で答える菜穂。
「僕は、菜穂さんの事は信頼していますから、安心して下さい。だって結婚をする気持ちは本気ですから」照れながら話す丈は、車を発進させた。
車は中央道を河口湖目指して走るが、丈は初めてのデートで緊張しているのが手に取り様に判る。
菜穂も何を話せば良いのか、戸惑うので沈黙が続いている。
「河口湖は観光地多いのですか?」漸く何かを喋ろうと菜穂が話した。
「洞窟とかに行けば、菜穂さんが見えないから良いかも?」そう言って初めて喋り始めた。
「洞窟があるのですか?」初めて聞いたので興味が湧いた菜穂。
「富岳風穴と西湖の蝙蝠穴ですね」と言うと早速スマホで探し始める菜穂。
「指紋認証しているのですね、楽ですか?」スマホの操作を見て話した丈。
「暗証番号を付き人に見られた様なので、変更しました」と微笑む。
探し出して「面白そうだわ、洞窟行きましょう」

二人の行動とは全く別の世界で、有藤達の準備は順調に進み大きなアクリルの水槽がスタジオに設置されて、スタジオの全員が大きさに驚いていた。
有藤と、咲江は時間が出来ると、綿密な打ち合わせを行う。
今回の撮影には見学会員の入場はさせないで、小柳と衣川の二名のみが見学者と成る。
エキストラの人も皆無で、咲江を始めとして闇プロ関係の人達が出演する事にした。
全員が鬘に着物姿で、時代劇の衣服を着て撮影をする事に成った。
小柳が衣装を貸してくれるので、制作費も助かっていた。
時代劇の撮影所でのSM調教に成るので、現在と江戸の二つの要素を持たせた作品。
「先生、例のガスですが、量を間違えるとどの様に成る?」
「少ない時は、効果は全く無いけれど、多い場合は記憶の欠落が起るらしいですよ、間違えると大変なのよ」
「時間は?どれ位の間の記憶が消えるのですか?いつもよく判らない」
「個人差が有るけれど、二時間から三時間の記憶が欠落する様です」
「意識の有る麻酔の様なものだね」有藤は微笑む。
ここのスタジオでも、数回使用の経験が有るが、毎回使用には神経を使っていた。
意識の無い時に色々な事は出来るが、それでは全く面白く無い!暴れて色々問題が起っても困る場合に、その両方の効果が期待出来る薬がこのガスに成る。
「元は麻薬ですから、身体には危険ですが、面白い薬だと思います」
会話の後、スタジオのセットを見て回る咲江「ここが中条流の部屋ね」と見るとカメラが二台置ける台と、木の枠の中に自動撮影のカメラが五台準備されて、天井のライトの横には全体を撮影出来るカメラが準備して有る。
将軍の寝所に向かう時に、誘拐される場所は簡単なセットが在るのみで、数分間の撮影だけの為にしては、きっちりと作られていた。
大きな水槽の部屋には、天井に滑車の設置が梶原の指示で今作られていた。
「ここは、大掛かりですね」と咲江が言うと「これを境に、マゾ女に変わるシーンですからね、重要です」有藤が答える。
最後の部屋には、木枠に首、手を入れて、腰を吊り下げる縄が準備されている。
「ここで、最後の調教で、二穴を徹底的に責める場所に成るのですね」
「ここまで来た時には、もうされるままで抵抗も無く、先生の自由でしょう?」と微笑む有藤。
咲江は殆ど男性経験の無い菜穂に、二穴調教を出来る事に興奮を感じていた。
その後の会議の中で、自分以外の人間は全員、北条菜穂はSM好きのマゾだと思っているのが、おかしくて吹き出しそうに成っていた。

丈とのデートを楽しむ菜穂は、すっかり打ち解けて会話も弾んで楽しい時間を過ごしていた。
平日で、洞窟の中には人気が少なく恐い雰囲気に、手を繋ぐ機会が増えて、我慢が出来なく成った丈が、菜穂を抱きしめて唇を重ねる。
「菜穂さん、好きです」と語る唇は、菜穂に重なると激しいキスに変わって、舌が絡み合う。
帰りに成って別れるのが辛くなる丈が、ホテルに誘うが「駄目ですわ、結婚が決まらなければ、私はその様な処には行きません」と目の覚める様な断り方をした菜穂。
我に返った丈は、菜穂のマンションの近くでキスをお額にして別れた。
「今度お会い出来るのは、撮影が終わってからに成りますので、すみません」と言った。
丈も「今度会う時までに、意志を固めて来ます。良い作品が出来ます様に衣頑張って下さい」そう言って二人は別れた。
それは、丈が祖父に結婚の許しを貰うと言う意味だった。
最後まで、作品の詳細の話が無く、拓次郎の作品だと丈は知る事は無かった

魔の手

33-043
菜穂が受け取った台本には、実際には行わない郊外でのロケも書かれていた。
その為、台詞を覚えるのに時間が必要と成って、翌日から自宅に籠もっての勉強に入って居た。
来週スタジオの撮影が行われて、その次の週にロケが行われて終了のスケジュールに成っていた。
翌日も、朝から丈は小まめにメールを送ってきて、菜穂の心を穏やかで楽しいものに変えていた。
来週の撮影の台詞を集中して覚える菜穂、気掛かりな事は再び縛られる様なシーンが有る事が少し気に成る。
大奥から連れ去られて、町医者の処に連れて行かれるシーンが何故か胸騒ぎを感じていた。
妊娠していないのに、堕胎される場所に連れて行かれて、浪人者に危機一髪を助けられる設定。
その浪人者と一緒に悪を成敗する事に成るのだが、少し腑に落ちないと思いながら読んでいた。

水野芽生は安達に連絡が出来ないけれど、有名に成りたいので、木原の誘いに乗る事にしていた。
自分は木原と関係が出来ても、有名に成りたい願望が強いので、進んで会うと返事をしてしまった。
木原は来週の火曜日にホテルで食事をしたいと、連絡をしてきた。
木原は奇しくも菜穂を強姦したホテルでの食事に、招待をしていた。
縁起を担いだ訳では無かったが、一度上手く運んだ場所は木原も手慣れていたので、選んでいた。
連絡を貰った芽生は、電話が繋がらなかったので最後だと思って、メールを安達に送りつけた。
(明日、木原にホテルで食事を誘われました)このメールを受けた時、今度はアメリカ国内の飛行機の中、安達が恭子に連絡したのは当日の昼過ぎだった。
恭子は九州に仕事で出かけていたので、早く戻っても水曜日の午後。
以前から渡しているボイスレコーダーは、必ず装備して一言一句を録音する事。
予備に必ずもう一台も録音をする事、危なくなったら逃げる様にとのメールを安達は送るのが精一杯だった。
芽生は、上手く録音出来れば、有名に成れると信じている呑気な娘だから、安達も不安一杯だ。
翌朝に恭子は仕事を切り上げて、飛行機で帰ろうと予約を入れたが台風接近で、時間が未定に成って鹿児島空港を離陸出来ない。
ホテルに連絡すれば、失敗は確実で木原の尻尾は掴めない。
もう、芽生に運命を託すしか道は無いと、新幹線の駅に予約に向かう恭子。

一方、闇プロは最後の点検を行って明日の撮影準備が万全だと、衣川拓次郎と小柳に連絡をして、十一時から撮影を始めますと伝えて、十時半にはスタジオに来て欲しいと伝えていた。
菜穂は九時にはスタジオに入らないと準備、化粧、着替えが待っている。
菜穂の携帯に、有藤から「明日九時前にはスタジオに来て頂きますので、八時過ぎにお迎えに行きますので、準備をよろしくお願いします」と連絡が入った。
(丈さん、明日はメール出来ないからね、九時から夜まで撮影だから、終わったら私からメールするから、我慢してね)と送った。
(寂しいけれど、我慢します、後少しの辛抱だから、頑張って!復帰作期待しています)と返信が来た。
丈も今日から名古屋地区の店長会議に向かって、明日の午後東京にもどる予定に成っていた。
月、火、水が店の定休日が重なるので、関西は月、火が多く、関東は火、水が多いので、会合等は週初めの三日間に集中する。
今は、祖父の下で働く人が社長だが、実質は拓次郎のワンマン経営の会社だ。
最近は、拓次郎は高齢で各地に行く事は無いので、手分けをして丈も各地に行く事に成っていた。
将来は多分社長に成るだろう!は社内では決まった事に成っている。

火曜日の夜、小型のボイスレコーダーを隠し持って、待ち合わせのホテルへ向かう水野芽生は、不安半分期待半分でロビーに入った。
ロビーにサングラスで顔を隠した木原が、直ぐに芽生に気づいて近づいてきた。
芽生は全く無名の女の子で、可愛いだけだから、ホテルの従業員も客も全く関知していない。
「久しぶりに見ても可愛いな!もう直ぐテレビ局の人が来るので、レストランに行こう」
「テレビ局の人が来られるのですか?」笑顔に変わる芽生。
「先に食事をして、来るのを待とうか?お腹が空いただろう?」そう言いながらホテルの奥に入って行く木原。
芽生はこの時、木原が本当に紹介してくれるのでは?と思い始めていた。
「和食にしたよ、好きか?」と尋ねられて「大好きです」と答えて付いて行く。
予め個室を予約していたのか、畳の個室で入り口を入った右側の部屋だった。
座ると着物を着た従業員が「いらっしゃいませ」と言って、料理をお持ちしますと告げて「お飲み物は?」と尋ねると直ぐに木原が「赤ワイン二つと注文してしまった」
給仕の女が出て行くと「私未成年なので、お酒は?」と芽生が遠慮をすると「十九歳?お酒が飲めないと、タレントは無理だよ!」と決めつけて言う木原。
「君は、タレント希望か?歌手か?」と尋ねて期待を持たせる。
「私は歌が上手くないので、タレントか女優さんが希望です」と微笑みながら話す姪。
しばらくして、ワインが運ばれて先付けが一緒に運ばれてきた。
「それじゃあ、芽生ちゃんの芸能界入りをお祝いして、乾杯!」とワイングラスを合わせた木原。
一口飲むと、直ぐにワイングラスをテーブルに置いて、飲まない芽生は注意している。
食事の方を食べ始める芽生は「美味しいわ」と嬉しそうな顔に成った。
直ぐに刺身の盛り合わせが届いて、木原は既に一杯目を飲み干して、二杯目を注文している。
芽生は飲み物を一口飲んだだけで、全く飲む気配が無い。
「芽生ちゃんはお寿司が好きか?」と尋ねる木原「はい、お寿司は大好物です」と答える芽生。
木原はこのホテルの常連で、店の従業員もよく知っている。

無念の思い

33-044
しばらくして、運んできた女性に「にぎりが欲しいのだが?芽生何が好きだ?」と尋ねる。
「私、いくらとホタテ、中トロが好きです」と答えるとそのまま注文して「赤だしも付けて欲しい」と注文をした。
木原は雑談をしながらも、時間を計ってトイレに立ち上がって、部屋を出て行った。
芽生はこのワインを飲まなければ、薬を飲まされる事は無いと注意を払っていた。
しばらくして「お待たせ、お寿司が来たよ」と仲居がワインを持って来るのと同時に戻って来た。
時間を計って自分が寿司のカウンターまで取りに行ったが、帰ってくるとワインを注文して、同時に持ってきた様に見せたのだ。
寿司がテーブルに置かれると、芽生の箸が直ぐににぎりに向かう。
赤だしの椀を飲み始めて、にぎりを瞬く間に食べてしまって、赤だしも飲み干してしまう。
ワイン以外に飲み物を注文していないので、芽生は飲み物が欲しかった。
その様子を見て「芽生ちゃん、ワイン飲まないの?僕が頂くよ」そう言いながら芽生にワイングラスを手に取って飲み始める。
しばらくして、飲み干すとからのグラスを、芽生の前に戻すと既に芽生は「なんか変」と頭を押さえる。
給仕の女性が、茶碗蒸しを持ってくると「だから、お酒飲んだら駄目だと言ったのにね」と耳打ちをした。
「大変でございますね」と芽生の様子を見て微笑む。
この時、机に頭を付けて眠った様に成ってしまった芽生。
しばらくして、完全に酔っ払いの症状に成ったので自分の肩を貸して「大丈夫か?」そう言いながらエレベーターに連れて入った。
「ここは?」急に尋ねる芽生に驚きながら「部屋で休んで帰った方が良い、酔っ払ったからね」そう言っても、急に「。。。。。。。。」眠った芽生。
エレベーターから部屋には、完全に意識が無く抱きかかえる木原、菜穂の時と全く同じだ。
この後意識は戻るが、身体の自由が効かなく成る筈と、経験が有るので次の行動が読めると思う木原。
涼花の若い時に似ているなと、抱きかかえて顔が近づいて尚更その様に思う木原。

安達も心配だが、迂闊にメールも電話も出来ない状況で、恭子に国際電話をしてきた。
「安藤さんは今、どちらですか?」
「鹿児島です、朝一番の飛行機で帰る予定で切符をと、思ったのですが台風の影響で、新幹線に成りました」
「今頃、木原と会っていますよね、一応ボイスレコーダーを二台持たして居るのだが、大丈夫だろうか?」
「あの子の運に賭けるしか有りませんね、まさかこんなに早くアプローチをして来るとは思いもしませんでした」
「好みだとは思っていたが、暴力団の逮捕事件が起ったので諦めたか、もう少し時間を置いてだと油断していました」
「二時過ぎにはホテルに到着出来ると思いますが、その時点でどの様に成っているか?」
二人の会話は、運に賭けるしか方法が無いとの結論に成った。

木原が部屋に連れ込んで、菜穂と同じ様にベッドに放り投げた時、目を覚ました芽生。
「目が覚めたか?お嬢ちゃん」と言う声が遠くで聞こえる。
芽生はボイスレコーダーの所在を確かめ様と、ポケットを捜すと指に感触は有るので、木原には見つかって居ないと確認が出来た。
「さあさあ、スカートを脱がせてあげるよ」スカートに手をかけて「何だ?この堅い物は?携帯にしては小さいな」とポケットに手を入れて、発見すると「これは、ボイスレコーダー!お前こんな物を持っていたのか?」取り出すと再生ボタンを押して、聞き始める。
先程の食事の会話が録音されている事を確認すると「バッシー」と平手打ちが芽生の左の頬を直撃した。
「洒落たまねをするな、安達の差し金だな!そうだよ!お前と同じ様に北条菜穂も薬を飲ませて強姦したのだよ、卑猥な写真を撮影して渋谷のSMホテルに呼び出したのだよ!素面で暴れたら困るのでね!だからSMホテルに呼び出したのだよ!あの菜穂はSEXの経験が殆ど無い女だから、SMホテルも知らずに来たよ!大人しいな!口が動かないのか?」
頬を叩かれた勢いでベッドから墜ちそうに成ったが、漸く頬を押さえて起き上るが、言葉は消えて反応が無い芽生。
「脱がせてやるよ、身体が動かないのは判っている」スカートを脱がせて、パンスト姿にして、上着を脱がせ様とすると、胸のポケットを調べる芽生。
ここにもボイスレコーダーが入って居るので、守ろうと手が伸びたが、芽生の手にボイスレコーダーの感触が無い。
小型の物だったが、食事の時は動いて居るのを確認したから、ここに来る時に落とした?
二個のボイスレコーダーが無くなってしまえば、この木原に自分は犯されて終りだ。
有名にも成れないし、何も無いと思ったら急に涙がこぼれ落ちた芽生。
「泣いているのか?恐くないぞ!良い気持ちに成れるぞ」
半袖の上着を脱がせて、ブラウスのボタンを外して行く木原は嬉しそうな笑みを漏らす。
「き。は。らさん、抱かれても。。。。」漸く少し言葉が出る芽生。
「話が出来なかったのか?薬が効きすぎたのか?分量を間違えたのかな?」
慌てた木原が、赤だしに入れた薬が多くて、声も出せなかった芽生が「私を有名にして下さい!強姦するならそれ位は。。。。」と言葉を遮る様に木原が唇を奪ってきた。
「良い声を出して楽しませてくれたら、考えてやるぞ!口を開け」木原のタバコ臭い息が芽生の鼻に突き刺さる様に近づいた。
舌が侵入して、芽生の舌に絡まって唾液で、唇が濡れるキス。
ブラジャーを素早く外すと、若い弾力の有る乳房に、吸い付く様に舐め始める木原。
「菜穂は怒って、声も出さずに頑張っていたぞ!お前も頑張るのか?」そう言うと今度は軽く乳首を噛んで「うぅ、うぅ」と芽生は声を発した。
「女は同じだ、菜穂も同じ様に我慢出来ずに声を出したよ」乳首から口を離して、今度は左の乳房を吸い始める。
「あっ、あっ」声が大きく成ってくる芽生に、嬉しそうな目に変わった木原。
「もう、濡れてきたか?写真を写してやるからな、パンツも脱がしてやろう」
今度はパンストの中に手を入れてくる木原が、再び乳首を噛んだ。
「いたー、うぅ」声が大きく部屋に響き渡って、芽生のパンストの中の指が陰毛を弄り始めた。

強姦された芽生

 33-045
菜穂は昼間、竹本プロに挨拶に行き「付き人居なくてごめんよ、変な人を再び付けたら大変だから吟味するよ」竹本が言う。
「明日から撮影だったよね、時代劇だから衣装が大変だね」澄江が話す。
「私も見学に行く予定にしていたのに、急に仕事が入ってね!行けなくなったよ!小柳君の紹介だから、断れないからね!ロケの時は必ず行くよ」微笑む竹本夫婦に見送られて帰った。
小柳は菜穂の撮影を見に来ない様に、仕事を与えて東北に行かせる事にした。
菜穂はその後、明日からの撮影の為に、夕方から美容院に行く事にしていた。
本当は丈の店に行きたかったが、留守なので従来の店に行って、整えてシャンプーをして貰って「いつ見ても、綺麗な髪ね!シャンプーすると輝くからね、何を食べたらこの様な髪質に成るのだろうね」髪を乾かして解きながら話す店主。

その頃、ホテルの部屋では、全裸にされた芽生を木原が大きく股間を開いて、両手で大陰唇を左右に大きく開くと、膣口に中指をグイッと挿入した。
芽生は身体が自由に動かせない状態なので、逃げる事も抵抗も出来ない。
「身体が動かないだろう?気持ち良いか?」指を動かし初めて尋ねる。
「良くないわ、本当に悪者ね!北条菜穂さんが気の毒ね!あぅ、うぅ」話の途中に指の動きを早くしたので、感じる芽生。
「そう言いながら、変な汁が出て来たぞ!」と笑う木原。
「お前は結構遊んでいるな、北条菜穂は処女に近かったぞ!」そう言いながら益々指を早く動かす。
「ああー、うぅ」顔を大きく動かして感じ始める芽生。
「お前に比べたら、倍程ここのマン毛生えていたな!神秘だったぞ」
しばらく指で責めると、今度は自分が衣服を脱ぎ始めるが、逃げる心配が無いのでゆっくりして、カメラを持ち出して「良いポーズだ」シャッターを次々切って、大きく足を広げさせて嬉しそうに写した。
全裸に成った木原が今度はベッドに上がってきて「おい、これを舐めて大きくしろ!」芽生に顔の前に、中途半端な立ち方のペニスを突き出した。
「いゃー」顔を背けると「ネットに先程の写真を公開して欲しいのか?」と脅迫をする。
「そんな事に成ったら、芸能界に入れない」と泣き始める芽生。
「フェラをしたら、流さないから早く口を開け」
ゆっくりと口を開くと、いきなりペニスを押し込んで「舐めろ」と強要する。
ペニスを奥まで入れるので「げー」と嘔吐きながらも、徐々に大きく成った木原のペニス。
今度は、そのまま股間に入って、芽生の膣口にそのまま滑り込ませる。
「うぅぅぅ」と挿入されて、仰け反る芽生。
今度は倒れ込んで、乳房を揉みながら、腰を動かし始めると「どうだ、良いか!」と尋ねながら腰の動きを早くしていく。
「今夜は寝られないかも知れないぞ!俺は良い薬を飲んできたからな」そう言いながら腰の動きを早くする。
「ああー、ううー」腰の動きに合わせて声が出る様に成っている芽生。
「良い感じだ、良くなって来たぞ!」腰を動かしながら漸く芽生の動きに満足を始める。
身体が動かないので、変わった体位が楽しめない木原。
しばらくして芽生の身体から離れて、吊り下げた服のポケットからバイブを持ってくると、今度はそれを使って芽生を責め始めて自分が休憩に入った。
もう、芽生は何も考えては居なくて、SEXに溺れ始めていた。
股間でモーター音が聞こえて「ああーうぅ」声を上げて腰を動かしている芽生。
年齢は若いが、SEXの経験は豊富だと判る動き方だと木原は見ている。
妻の若い時と全く同じ感じだが、ここで行き過ぎると今の奥さんの様に結婚を迫られてしまうと、思い出しながらバイブの勢いを最高にした。
「ああああーーー」身体が小刻みに波打って、芽生はがくっと力が切れた様に声が出なくなった。
「逝ったか?」微笑みながらバイブを膣から、抜き取ると白い液体に塗れたバイブが出て来た。
「お前は終わったけれど、俺はまだだよ」そう言うと今度は自分が股間に入って、ペニスを挿入する。
「うぅ」と小さく反応しただけの芽生。
「俺は、この様に中々終わらないのよ!何故SMホテルの時は直ぐに終わったのだ?」独り言の様に言いながら腰を動かしている。
反応が悪くなって「うぅ、うぅ」の声を小刻みに出すだけの芽生を相手に、終わらない木原のSEXだった。
いつの間にか芽生は、そのまま眠ってしまって、木原は満足してホテルを後にした。
ボイスレコーダーをポケットに入れて、危なかったと微笑みながら帰って行った。

運命の水曜日、菜穂は窓を開けて「良い天気だわ」そう言うと、丈にメールを書いていた。
(先日は、ごめんなさい!貴方の事は好きですが、結婚が決まるまでは関係は持ちたくなかったのでお断りしました。今スタジオでの撮影が終わりました。時間が有れば是非お会いしたいのですが?迎えに来て頂けませんか?愛する丈さんへ菜穂より~)このメールは撮影が終わって着替える時に送信する為に保存にして、携帯を見ていると(今日は撮影の日だね、頑張って!近日中に良い話が出来る様に、祖父に会いに行く)と丈からメールが届く。
(はい、楽しみに待っています)と返事を送ると、簡単な服装で出かけ様として、着替えのワンピースをスーツケースに入れて、撮影の後のデートの準備をした。
殆どノーメーク状態で、八時過ぎマンションを出る菜穂。
しばらくすると、いつもの鈴木が小松と一緒に迎えに来た。
「おはようございます、山本さんは?」二人を見て訪ねる。
「山本さん張り切っているは、今日の撮影に参加するのよ!北条さんを誘拐する侍女の役よ」
「えー、山本さんが誘拐犯するの?」と驚く菜穂。
「今頃、化粧しているわね、菜穂さんは寝所の着物だけれど、彼女は着物に鬘だから大変よ」
「そうだった、私は今日の撮影は鬘も無いし、大層な着物も無かったわ」
「一段と髪綺麗ですね」菜穂の髪を見て鈴木が言う。
「昨日、美容院でセットとシャンプーしてきたのよ、このまま後ろで結ぶだけでしょう?だから、楽な様にしたのよ」微笑む菜穂を乗せて、車は悪魔の撮影所に走り始めた。

哀しい結末

33-046
「お爺さん、今夜話が有るから行っても良いでしょうか?」名古屋のホテルから電話をした丈。
「何の用事だ?今夜は遅く成るから明日にしなさい」拓次郎は丁度出かける寸前だった。
「そうなの?木曜日なら遅く成るけれど構いませんか?」
「木曜なら遅くても大丈夫だ、泊まって帰れば良い」そう言われて、話の内容を言わないで終わった。

菜穂が闇プロに到着して、有藤が「一応最初の誘拐の場面の打ち合わせとセットを見て欲しい」と連れて行った。
小さな部屋に、セットが組まれて居て「向こうが将軍の寝所で、こちらが湯殿で準備を終わって、向こうに向かう時に誘拐される設定だ」と説明する。
「はい」と答えると「向こうに駕籠が在るでしょう?」と指を指す。
立派な駕籠が置いて有るが、中が丸見え状態だ。
「あの駕籠に押し込められる事で、隣の町医者で降ろされる事に成る」
後ろの景色が変わる仕掛けが判るので、急に町の中に中条流の看板が在る前に変わって「こちらのセットが町医者の中だ」
「ここは、立派なセットですね」驚きの表情に成る菜穂。
「ここで、堕胎手術される寸前に浪人轟小平太に助け出される事に成って、この場所で殺陣が有るのでこの様に成った」と説明をした。
両手を万歳の姿で縛られる頑丈そうな棒が、丁度正面に見える。
手前から撮影なのか?確か寝所の衣装は、下着が無いから気を付けないとカメラの方に映るわと思う程だった。
有藤は、ここまで菜穂が何事も無く進めてくれなければ困るから、態と教えたのだった。
菜穂が見た手術室の壁の棚は、布で隠されていたが、その中には咲江達が使う色々な道具が置いて在った。

メイク室に入ると、鈴木が話した様に、山本が既に鬘を着けて着物も着終わって「北条さんおはようございます、よろしくね」と笑顔で挨拶をした。
菜穂も「おはようございます」と挨拶をしてメイクに入った。
「北条さんの衣装は簡単ね」と側に置かれた寝所の衣装を見て山本が言う。
「でも、白だから透けて見えそうで恥ずかしいわ」と答えると「下着が無いからね、時代劇は最近カメラも良く成っているから、下着のラインが映ってしまうのよね、私はこんなに沢山着込んでいるから、関係ないけれどね」と話して笑う。

その頃恭子は新幹線で東京に向かっていた。
安達は恭子にも電話が繋がらないので意を決っして、芽生に電話をした。
芽生は安達の電話が鳴るまで眠っていた。
「叔父さん!」と言うと同時に、大声で泣き始めて「強姦されちゃった」そう言うと再び泣き始める。
「ボイスレコーダーは?どうした?」そう言うと再び泣いて「奪われてしまったの、だから何も無いの、北条菜穂さんも同じ方法で強姦したと自慢をしていた、裸の写真を一杯撮影された」それだけ話すと再び泣き始めた。
「そうか、それは残念だったね!仕方が無い木原が一枚上手だったな、気を付けて帰りなさい、もう一度脅迫されたら、連絡をしなさい」と話すと電話を切った安達。
予想はしていたが、北条菜穂も同じ様に薬を飲まされて、強姦されて写真で脅されて再び渋谷に行ったな?初心な北条菜穂はSMホテルが判らなくて入ってしまったのだと、確信をした安達。
安達は直ぐに、恭子にメールを送って、木原はもう多分芽生を誘わないだろう、今後木原を罠にかけるのは至難の業だと、落胆と憤りを感じた安達と恭子だ。

化粧が終わった頃、小柳も衣川も闇プロに到着して応接で、コーヒーを飲んで撮影を待っていた。
「このモニターは、北条菜穂の控え室ですよ、生着替えが見られますよ」とモニターのスイッチを入れる有藤。
暇な人はここの三人のみで、他のスタッフは全員忙しい役者と裏方に成っていた。
メイクの鈴木が着付けを行っている画像が、映し出された。
丁度ブラジャーを外す菜穂の姿が現れて「おお、何度見ても素晴らしい肢体だな」小柳が言うと「今日は一段と髪が綺麗だ」と異なる事を話す衣川。
下着の上に着物を羽織ると、着物の中に手を入れてパンティを脱いで、自分の鞄にしまい込む菜穂。
「見えないな、残念だ!わしが刈り取ってやったマン毛はもう生えそろったのか?」
「大丈夫です、四十日程経過していますから、自然に成っているでしょう、レーザーを照射した部分は多分、殆ど生えてないと思いますよ!クリの皮を剝いた効果が今日は楽しめますよ」有藤が説明すると、微笑む衣川。
顔は既に興奮の色が見えて、この後の撮影ではどう成るのか心配な程だった。

恭子は大阪駅から芽生に電話をして、三時に品川駅の改札を出た時計台で待ち合わせをしようと話した。
再び涙の芽生は失意の底だったので、恭子が慰めて安心させる役目を担った。
芽生は午前中ホテルの部屋で過ごす事に成って、ルームサービスが届けられたからだ。
ホテルの予約が食事付きで、連絡が有ったので腹が立つとお腹が減った様だ。
食事をしながらテレビをつけると、木原が出演している番組が流れているので、芽生は思わず「私その男とSEXしたのよ」と画面に怒鳴りつけていた。
私の名前は水野芽生十九歳です、昨夜木原良純さんに強姦されました。芸能レポーター方は詳しい話が聞きたければこの携帯番号までどうぞ」と画面に向かって空しく語りかけた。
携帯の番号まで話して「ああー、嫌だ、嫌だ」と画面に向かって語ると、再び大声を上げて泣き始めた。

時計を見て有藤が「そろそろ行きましょうか?」十一時の時報と同時にスタジオに入って、監督の顔に成った。
二人だけの客席は、スタジオ毎にかぶり付きに設けられて、先ずは第一スタジオ、大奥の廊下と駕籠の場面に着席した。
二人の心臓の高鳴りが聞こえる程近くに陣取る有藤監督。
「はい、撮影始めます、シーン二十から、スタート」大きな有藤の声にカメラが廻り始めた。

始まった撮影

33-047
撮影は十一時過ぎに始まった。
菜穂が湯殿から、二人の侍女に連れられて現れて、そこに山本演じるお局が登場して「今夜は将軍の寝所には行けません」と遮る。
「無礼者、私の行く手を遮るとは、お袖様とは言え許せませぬ!そこを空けなさい」と言った時、横に付いていた侍女がいきなり菊乃の身体を押さえる。
声を上げ様とした時、もう一人が口を塞ぐ「うぅ。な。。。」と暴れると、山本が手拭いを丸めて塞いだ手を退けて菊乃の口にねじ込む。
「うぅ」恐怖の顔に変わる菊乃の手を縛り上げると「カット」の声がして「少し、緩い感じがする全体的に厳しくしなければ、駄目です!遠慮は駄目です!菊乃ももっと必死で逃げて下さい」と有藤がNGにした。
この後のシーンに役立たせる為の布石で、菜穂にはそれが判らないので、もっと厳しくされるのだと思ってしまうのだ。
「シーン二十-の二回目スタート」同じ撮影が行われて、この前よりも逃げる方も捕らえる方も真剣に成っているが、再び「カット」の声に成る。
一度衣服を整える休憩に成ったので、衣川が「このシーンが大事なのですか?」と横の有藤に尋ねる。
「はい、ここをしっかりしておけば、強く縛られても不思議に思いませんでしょう?」
「成る程、次の布石ですか?」納得した様に話した衣川。
「髪を乱したら駄目ですよ、大事な物ですからね」と今度は注文をつける衣川老人。

咲江は既に町医者の衣装と鬘を着けて、顔には江戸時代のマスクの布を鼻から下に着けて、人相が判らなく目だけが出ている。
前田も、杉本も同じ様な衣装と布を着けて、人相を隠している。
千田だけは、顔を露出して菜穂がここに連れ込まれたら、対応をする事に成っている。
ガスのボンベは判ら無い様に、手術台の下に隠されてホースも布が巻き付けられ、マスクの部分は布でカムフラージュされている。
台本では、麻酔薬の布を鼻に当てられて気を負しなう菊乃、手術が始まって危機一髪で浪人轟小平太が乱入して救われる設定で、この場面は気絶しているので、全く台詞が無いのだ。
「先生、ガスは何秒?」千田が尋ねる。
「総てをガスで押しきるのは無理なのよ、二穴調教は意識が戻って記憶に残ってしまうと思うのよ、縛る時間も必要だから最後までは無理、多分前半でもう身体は性奴隷に成るでしょう、後半はもうお任せ状態に成っていると思うから、三時間で二十秒って感じだわね」
「それって、ぎりぎりですね」千田が懸念する。
「慎重に吸わせてよ、長いと意識が無いから面白く無いわよ」
「前半の殆どがここの撮影ですから、失敗すればおしまいですね」と微笑む千田。
自分の得意のアナル調教は後半戦に成るから、ここでの失敗は自分も面白く無い千田。
アナル処女の北条菜穂に、調教出来る楽しみは千田には楽しい以外の何物でも無い。
先日の脱毛エステの結果を聞いて、アナルも開発可能と知って、今日も色々な責めを考えていた。

「はい、本番行きます」の有藤の声に、スタジオに緊張が走る。
今度は一発でOKを期待して「シーン二十、スタート」のかけ声で、見違える様な荒々しい勢いで、菊乃役の菜穂を捕らえる三人の女、痛い程だがこれは仕方が無いのだと納得して、猿轡に手を縛られて廊下を連れ去られて行った菊乃。
「カット!良かった、そのまま駕籠に押し込められて、町医者のシーンに進むぞ!」
菜穂の縄も猿轡もそのままで、駕籠の近くで武士の三人と、山本の局の登場に成る。
「菊乃は逃げたい感じを表現して下さい!それではシーン二十一、スタート」の声に始まる。
暴れる菊乃を三人の武士が駕籠に押し込むと山本が「中条流に、急いで」と駕籠を担ぐ男と、武士に伝える。
「カット」の声と同時に、背景が変わって「次、町医者前の撮影!轟小平太が、その様子を近くの茶屋の二階から見ているシーン」と有藤が伝えて「シーン二十二、スタート」のかけ声で始まる。
駕籠が町医者の路地に到着して、駕籠から運び出される菊乃、その様子を見ている轟。
戸を開いて「先生、連れて来ました、段取り通りお願いします」と山本の台詞。
「奥に連れて行って下さい、先生がお待ちです」千田が答えて、抱えられて運ばれる菊乃。
「カット!良かった」喜ぶ有藤が「もう、お昼過ぎている、休憩!シーン二十三は一時半から撮影!」と大きな声で告げる。
「中々撮影はこんなに近くで見ないので、興奮するよ」衣川が嬉しそうに話す。
「次は第二スタジオですよ」小柳に言われて「わくわくするよ、楽しみだよ」と椅子を立ち上がる。

「応接に弁当が届いています、一緒に食べましょう」有藤が誘って応接に連れて行く。
部屋に入るとお茶と、弁当が四つ置いて在る。
「誰かお客さんか?」衣川が尋ねると「北条菜穂さんがご挨拶を兼ねて、ご一緒されますよ」
「本当か、そりゃ嬉しい!汚れる前の最後の晩餐だ!」そう言って笑いながら椅子に座る。
しばらくして、衣装の上にガウンの様な薄い物を羽織って応接に入って来た菜穂。
「こんにちは、お世話に成っています」とお辞儀をした菜穂。
「ここで、一緒に昼食をしましょう」と有藤が勧めて、隣の椅子に座る菜穂は着物の前が気に成る様子で腰掛けた。
事前にこの食事の席の事は言われていたので、違和感は無いが衣装のままなので気に成る事は多かった。
「中々、良かったよ、似合うね!時代劇が」衣川老人が菜穂の髪を舐める様に見ている。
「中々迫真の演技だったが、実際は痛かったの?」小柳が尋ねると「はい、とっても痛いのですが、我慢しました」と答える菜穂。
「縛られるのは好きだろう?」衣川が尋ねると「お祖父様!私は嫌いです、誤解をされているのですわ」と丈のお爺さんが頭の中に在る菜穂が思わず喋ってしまった。
「衣川会長の事をお祖父様と呼ばれましたね、身内の様だ」小柳が言う。
「わしは嬉しいな!親しみを感じるぞ!今後もその様に呼んでくれて良いぞ」と上機嫌に成って弁当と食べ始める。
「これは、美味い弁当だな、有藤監督!いつもこの様な美味しい弁当を食べているのかね」
小柳も有藤も特別美味しいとは思わなかったが、話を合わせて「美味しいですね」と声を揃えた。

手術台に縛られて

33-048
闇プロで食事の最中、漸く水野芽生は失意の中ホテルをチェックアウトして、渋谷から品川に向かい始めた。
大失敗を後悔しながら、足取りは重く成っている。
もう一つのボイスレコーダーは、店から部屋までの間で抱きかかえられた時に落としてしまったのだろう。
誰かが拾って聞いても、和食料理店の会話だけで、誰の会話なのかも判らないので、消去で終りだと思う。
フロントで、一応ボイスレコーダーを無くしましたと伝えて、出て来ても意味が無いと思った。
山の手線のホームで、若者が声をかけて来たが「五月蠅い!」と大声で怒鳴ってしまう芽生。
「可愛い顔して、恐い」と二人の若者は逃げる様に立ち去った。

「さあ、午後の撮影に入りましょう」放送でスタジオの中に有藤の声が響いた。
第二スタジオの前の席に小柳と衣川が座って、始まる前の様子を見ている。
「菊乃が、町医者に連れ込まれる場面からに成りますので、準備をして下さい」有藤がメガホンで叫ぶ。
「ここで準備をして下さい」と係が入って来た菜穂に伝えて、梶原が来て「貴方はあの時の。。」と時代劇の撮影の時を思いだした。
「よろしくお願いします」と軽く会釈をすると「梶原君、準備してくれ、強く結んでくれよ」有藤が指示をすると、既に日本手拭いを中央で結んで猿轡の準備をしている。
「口を開いて貰えますか?」申し訳なさそうに言う梶原。
ゆっくりと口を開くと、後ろから梶原が結んだ部分を菜穂の口に放り込むと、後ろに一杯引っ張った。
「うぅ」とうめき声を上げる程強く縛られて、口の中にすっぽりと結び目が入って喋る事が困難に成る菜穂。
手首を後ろ手に紐で結ぶと「準備終わりました」と有藤に伝える。
先程に比べて、強く猿轡をされているのは、菜穂自身が一番驚きを感じている。
「準備出来ました、三人の武士に連れ込まれるシーン二十三、スタート」駕籠から降ろされて、男達に抱きかかえられる菊乃、暴れる仕草を見せると足を持たれて運び込まれる。
裾が乱れて、水色の裾よけが見えて白い足先から向う脛が衣川の目の前を通り過ぎた。
「おお!」色気が衣川の脳裏を掠めて、セットの中に連れ込まれた菊乃。
「先生、手筈通りよろしくお願いします」と金子を渡す山本の演技「うぅ、うぅ」とうなり声を出すだけの演技の菜穂。
「カット」の声に全員の気が抜けると「次の準備に入って下さい」と有藤が伝えるが「連続カットにしますので、菊乃をその台に載せてしまうシーンにします」と打ち合わせと変更する。
「菊乃は、暴れて下さい、お袖は菊乃の頬を叩いて大人しくさせて下さい」と指示を出した。
台本では、ここで手術台に寝かされて、麻酔をされて意識を失って、手術の前に助けられる事に成っている。
「それではシーン二十四、スタート」
「もうじたばたしても無理よ、大人しくするのよ!」
「バシー」と本気の平手打ちが菊乃の頬に炸裂して、驚きの顔に成った菜穂を手首の紐を解いて、男達が抱き上げて木の手術台に載せる。
手首を持たれて紐で、頭上の頑丈な棒を握らせて縛り付ける。
台本通りだが、先程の平手打ちは強烈だったと考えている間に、手は完全に固定されて動かせない状態に成った。
「後は、終わりましたら連絡します」と咲江が話して、山本と男達は、手術部屋を出て行く。
「そんなに恐い顔をしなくても、眠っている間に終わる」千田が顔の側で話す。
「お袖殿、この女子は子供を産んだ事が有るのかな?」隣の部屋に確かめる様に尋ねた。
「ございませぬ」と答えるお袖。
こんな台詞有ったかな?縛られて天井を見ている菜穂に天井のカメラのレンズが光った。
上にもカメラが有るのだわ、気を付けないと下着が無いから映ってしまうと考える菜穂。
「それじゃあ、初産だな、随喜を準備しなさい」咲江が前田に命じる。
「痛くない様に、ゆっくり広げて上げるからね、安心をしなさい」千田が意味不明の言葉を発する。
天井から縄が数本降りている事に、気が付く菜穂。
縄の先には革で作った鐙の様な物が付けられているので、不思議そうに見ていると「準備を始めて」と咲江が言うと、いきなり寝所着の前を開く杉本、水色の裾よけの中に手を入れると、鐙の様な物を菜穂の膝に巻き付けると、同じ様に片方の足にも巻き付ける。
裾を捲られただけでも見えそうに成るのに、と足に力を入れた菜穂。
次の瞬間天井の縄がぴんと張って、天井に巻き上げられ始めた。
驚きの顔に変わった菜穂だが、誰も表情も変えずに縄が天井に巻き上げられて行く。
「うぅうぅ」首を大きく振って訴える菜穂をあざ笑うかの様に「手術の準備の為に邪魔な恥毛を剃りましょう」と言い始める咲江。
足が膝から吊り上げられて、着物からはみ出して来ると思わず手を叩きそうに成って止める衣川。
両方の足が同じ早さでゆっくりと、引っ張り上げられるが、菜穂は驚きで暴れる事をしなかった。
多分もう止って「カット」の声がかかると思っていたからだ。
しかし縄の動きが変わって、徐々に足が開き始めたので「うぅうぅ」と驚きに変わってしまった。
目の前に金属の洗面器が見えて、剃刀が並べられているのも見えている。
「裾よけが邪魔で、足が上がらないわ、取り払って」の言葉に恐怖が一段と増大した。
千田が腰に手を持って行くと、寝所着の腰紐を解いて緩めると、手を入れて裾よけの紐も直ぐに緩めてしまう。
前が広がった寝所着から、足がどんどんはみ出して、左右に開いて止る。
白い太股が丸見えになって、両膝が吊り下げられて、膝から下は菜穂が足をぶらぶらと抵抗の意思を示している。
「麻酔の準備」この言葉は台本の通りだが?辛うじて股間は裾よけが隠している状態で見えてはいない。
次の瞬間鼻と口を何かが覆って、風が口元に来る。
咄嗟に息を止める菜穂だが、苦しくなって一気に吸い込んでしまった。

彷徨う世界

33-049
品川の中央改札前の時計に、元気が無くやって来た水野芽生、時計はまだ三時まで少し有る。
目の前に旅行社が見えるので、パンフレットでも見て時間を過ごそうと入って行った。

菜穂はガスを吸って、一瞬放心状態に成ったが戻って雲の上にいる様な不思議な感覚が身体を支配していると思った。
「先生、少し多かったかかも知れません」千田の声が遠くに聞こえるが、内容は判る菜穂。
千田が、腰の処に来て寝所着の紐を完全に外して、前を開くと裾よけの紐も完全に外して「腰を浮かして」と菜穂に命じるが、反応をしない菜穂。
すると無理矢理、引っ張って抜き取ってしまうと菜穂の股間が曝け出されて、白い肌に整った黒い陰毛が股の間に見える。
「おお、綺麗に生えそろっている」と嬉しそうに声を出す衣川。
大きく開かれた股間、梶原が腰を持ち上げて、腰から下の台を取り外すと、完璧に股間が突き出した状態に成って、現在の婦人科の台よりも一層卑猥な姿で股間が露出して閉まった。
両足を膝で縄に吊りあげられて、股間は大きくこれ以上開けない程開いている。
千田が胸も大きく開いて、乳房を曝け出させたので、肩の部分に少し布が残る程度。
髪の毛は結んだ部分が床に付いて、垂れているので乱れる心配が無い。
衣川の角度からは左の後ろに見えている状態に成る。
菜穂は自分がとんでもない状況に成っていると思っているのだが、夢を見ているのか?
不思議な感覚に成っていて、逃げ出す事も出来ないライトの下で股間を曝け出している。
「さあ、料理に取りかかりましょうか?」咲江が言うと、ガラスの注射器を杉本が差し出す。
千田が両手で小陰唇の左右を持って、大きく広げると、ピンクの膣口と尿道がライトに眩しく光った。
覗き込む衣川と小柳「綺麗なピンクだな!」嬉しそうに言う。
「そうですね、サームンピンクと言う感じですね」と言いながら生唾を飲み込む二人。
咲江がガラスの注射器の先を膣に挿入すると「これで、気持ち良く成れるわよ」と注入をした。
「うぅ」と小さな声を出しているが殆ど聞こえてこない。
千田が今度はお尻の肉を左右に開いて、肛門を大きく曝け出した。
異なるガラスの注射器を今度は、その肛門に突き刺した。
「うぅ、うぅ」今度は聞こえる声が菜穂の口から漏れて、その場の人に聞こえていた。
「初めて、肛門に異物が入って驚いたのね」と注入が終わると微笑む咲江。
「今から、北条菜穂のM度を調べて上げるわ、前と後ろから媚薬を注入して上げたから、もう本性は隠せないわよ!」咲江にそう言われて夢の中とは言え恐い気分に成っている。
銅の洗面器にお湯が注がれて、その中に随喜が二個浮かんでいる。
随喜とはハスイモの葉柄の皮をむいて乾燥させたものである。
これは食用にもなるが、芋そのものは固くて食用にはならない。
これに含まれる成分サポニンが男女の生殖器、とりわけ女性の膣に刺激をもたらし、性的快感を与える。
また、この有効成分により陰茎に流入する血流が増加し、陰茎も一時的に増大する。
腐敗させなければ、製品から有効成分がなくなってしまうまで何回か使用できる。
紐状にしたままのものや、皮を編み上げ張形として使えるようにしたもの、あるいは陰茎にかぶせるキャップ状に編み上げられたもの等がある。
水または湯に浸して柔らかくしてから使用する。

洗面器の中に小さな指サックの様に、随喜を編んだ物を新たに二個放り込む咲江。
「これは、随喜って物よ、楽しい江戸時代のおもちゃよ!貴女が泣いて喜ぶ品物なのよ、少し待ってね、もうここが少し暑く成ってきたでしょう?」咲江が陰毛を触ると「うぅ。うぅ」と声を出す菜穂。
「感じるのね、もう直ぐここをつるつるにしてあげるわね、好きでしょう?」再び触ると「うぅ、うぅ」と首を振って反応をする。
「大丈夫よ、今度はマンコの毛だけじゃ無いのよ、身体中の毛を剃り落として、性奴隷に調教されるのよ!貴女の綺麗な黒髪をそこのお爺さんが欲しいのだって、性奴隷にしてあげるから我慢してね」菜穂には夢の中に響く声だが、恐ろしい話に「うううう」大きく首を振る。
「そろそろ、出来上がったわ、これが最初の小さい方よ」随喜を手に持った。
時代劇の中の撮影の一コマだから、現在の道具は成るべく使わない。
男性の性器の形をした随喜の大小を洗面器から取り出して「ほら、こんなに大きさが違うのよ」と菜穂に見せる。
「最初はこちらの小さい方を、入れてあげるわね」そう言うと直ぐに千田が菜穂の陰毛をかき分けて、股間に両手を添えて、小陰唇を押し広げてピンクの膣口を剥き出しに広げる。
「美味しいわよ」咲江が小さな随喜を、膣口に滑り込ませる。
「これは、小さいから簡単に入るのよ、こちらは少し訓練をしてから入れてあげるわね」
膣に食い込んだ随喜が、最初に注入された媚薬と感度が上昇の薬と相まって、陰部を暑くし始める。
肛門からの薬は腸に吸収されて、菜穂の身体をより感度が良く変えていった。
「さあ、始めて!」そう言いながら場所を変わると、千田がシェービングクリームを狸の毛に浸けて恥丘に塗り始める。
「うぅ」天井を見たり、廻りの人に目を移したり、自分が夢の中に居るのに、何がどう成っているのか判らない。
刷毛が移動すると、剥き出された赤いクリトリスの豆を、刺激を始めると「あぅ、うぅ」大きな反応に変わって、つま先が真っ直ぐ伸びて力が入った。
膝の部分から足先までは、固定がされていないので、反応が如実に出ている。
「気持ちが良いのね」そう言いながら、今度は随喜の先端を動かして、小陰唇から大陰唇を刷毛が移動する。
「あぅ、うぅ」目が精気を失ってぼんやりとしている菜穂。
徐々に陶酔の表情に変わっているのがよく判る。
菜穂の陰毛が白く変わると、日本剃刀を手に持った千田が恥丘の上部から、剃刀を入れ始める。
「ジョリ、ジョリ」大きな音がスタジオの中に響いて、衣川老人の眼が大きく見開いている。
時には口から涎が流れて居る様にも見える。
小柳もこの状況を凝視しているので、スタジオの中に「ジョリ、ジョリ」の音だけが大きく聞こえる。
夢なの?でも気持ちが良いわ、剃られるのは二度目?あの時も気持ちが良かった?
菜穂は現実と夢の狭間を彷徨っていた。

剃りあげられた陰毛

 33-050
「お待たせ!」恭子が品川の時計の下で、水野芽生に三時過ぎに会った。
「元気が無いわね、コーヒーでも行きましょう、何か甘い物でも食べれば元気が出るわ」
「はい、でも悔しくて!薬には注意していたのですが、赤だしに入っていた事に気が付きませんでした」
「もう忘れなさい、又チャンスは有るわ、水野さん美人だから」そう言って慰めるしか術が無い恭子。
近くの喫茶店に入ると、ショートケーキを注文する恭子。
「でも、木原が私に話しましたよ、同じ薬で北条菜穂さんをホテルに連れ込んだって」
「やはりね」と納得する恭子。
「あの薬は、からだの自由を奪うのよ、話は出来るのだけど足も手も殆ど動かせないわ、それでSEXをして裸の写真を沢山写されたわ!北条さんはその写真を武器に、SMホテルに連れ込まれたのよ、木原が話していたわ」
「それが、録音されていたら動かない証拠に成って、逮捕出来るのにね」残念そうに言う恭子。
ケーキを食べ始める二人、その時突然芽生の携帯が振動を始めて、スマホの画面に見た事の無い番号が表示された。
「知らない番号?木原?恐いわ!」と携帯を避ける様にする芽生。
「私が聞いてあげるわ」と携帯を耳に当てる恭子に「水野芽生さんですか?こちらは渋谷警察です」と声が聞こえる。
「違いますが、代わります」と携帯を耳から外して「渋谷の警察よ!」と携帯を手渡す。
「警察?」と携帯を耳にして「私が水野芽生です」と答えると「至急渋谷署まで起こし頂けませんか?」と言われて「何か?」不思議に思って尋ねる芽生。
「渋谷のホテルK&Kにボイスレコーダーを落とされましたね、その事についてお尋ねしたい事が有りまして」
「何処に落ちていましたか?」
「ホテルの従業員の方が警察に届けられましたが、内容に付いてお聞きしたいのです」
「はい、直ぐに行かなければいけませんか?」落としたボイスレコーダーが見つかったと思った。
「水野さん、木原良純に暴行されたのでしょう?」その一言は芽生の耳に突き刺さって「はい、直ぐに、直ぐに行きます」と大きな声に成っていた。
「どうしたの?」不思議そうに尋ねる恭子に「私が、木原に暴行された事を警察が知っているのよ」勢い余って大きな声に成って、廻りの人がその声に驚いて見る。
「どう言う事?」
「よく判らないけれど、ホテルの人がボイスレコーダーを警察に届けた様なの」
「えー、急ぎましょう、私も一緒に行くわ」二人は食べ始めたケーキをそのままに、喫茶店を駆けだして、タクシーに乗った。
恭子は菜穂の携帯に電話をするが繋がらないので「木原が逮捕されるわ、貴女の無実が証明されるわ!」と留守番電話に入れた。

だが、携帯はマナーモードで、空しく控え室で振動をしているだけで、本人は今「ジョリ、ジョリ」と大きな音をスタジオ中に響かせて、恥丘からクリトリスの廻りを剃り上げられて、時々クリトリスに触れる感触に「あぅ、うぅ」と嗚咽を発して目は虚ろで、随喜と薬の効果で別世界を彷徨っていた。
千田は剃りながら、豆を弄くるので菜穂の足の指が伸びきってしまう時も起る。
前田が菜穂の乳房を揉み始めて、一層身体は蕩けそうな感覚に進んで行く。
「この子は濃いから、剃るのも大変よね」クリトリスに神経を使いながら、一本残さず剃るので、何度も豆を弄くり廻されて「あぅ、うぅ」目が放心状態で、焦点が定まらず吐息だけが大きく成っている。
口の猿轡は唾液で濡れて、小さく成っているのを見て「カット」有藤の声が響いて、I
ラインの部分を残して、背伸びをする千田。
梶原が猿轡の上から日本手拭いを二つに折って、口全体を覆い隠す様に猿轡をした。
「色っぽく成ったわ」それを見て、微笑む咲江。
「後半スタート」の声に今度は膣の廻りをそり始める千田は、随喜を動かすので、今度は膣に刺激が変わって「あぅ、うぅ」と声を出す菜穂。
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」剃刀は大陰唇の陰毛を下に向かって剃り上げていく。
前田が今度は乳房を舐め始めて、益々菜穂の身体は溶けていく。
「もう直ぐ終りよ、随喜が身体に浸透して、最高の気分に成っているでしょう?」咲江が顔の側で話すが、殆ど聞いてはいない。
「ジョリ、ジョリ」と剃刀が動いて、青く光る恥丘、流れ出た愛液に光り輝く随喜の廻りの肉片。
「終わったわ」千田が剃り終わって腰を伸ばした。
杉本が濡れた手拭いを持って股間に入ると、随喜を持って廻して「これの役目は終りね」と抜き取った。
「うぅ」と声が聞こえて、緩んだ膣口が見える。
陰部を丁寧に手拭いで拭き取る杉本、前田が今度は身体にオイルを垂らし始めて、乳房の上にたらたらとオイルを流して刺激を与える。
右乳首の先に液体が流れ落ちて、白い乳房を伝って腹から腋に流れ行く。
今度は左の乳首に同じ様に流していくと、感じているのか足の親指が伸びて「うぅ」と嗚咽が出る。
千田が今度はそのオイルをクリトリスに垂らし始めると「あぅ、うぅ」オイルはクリトリスから股間に流れ落ちていく。
前田が流したオイルを手で広げて、塗り込み始める。
股間のオイルも千田が伸ばし始めると、綺麗に成った股間をオイルで刺激する。
「あう、うぅ」今度は頭が仰け反り始める刺激が有るのか?
頭を大きく動かし始めると、垂れ下がった長い髪が大きく揺れて、衣川を刺激している。
杉本が加わって、三人でオイルマッサージを始めると、菜穂はもう我慢が出来ない状況に成って「ああぅぅぅ」と嗚咽を漏らして、三人がかりの股間から首筋までの媚薬入りのオイルマッサージを受けて、乳首が大きく隆起して時々その先を摘ままれて「ああーうぅ」と逝きそうにさせられると止められる、寸止め状態に変わっている。
白い身体が薄らと赤みを帯びて、ライトに光って最高の肉体を惜しげも無く晒している。
「カット」の声に、マッサージが終了してぐったりと成った菜穂。

夢の中の世界

33-051
渋谷署で刑事が「これは貴女の持ち物ですね」と小型のボイスレコーダーを机の上で見せる。
紛れもなく自分が胸のポケットに隠し持っていた物に、間違いが無いと証言した。
「これは何処に落ちていましたか?」
「ホテルの部屋を掃除された方がフロントに届けられて、警察に届けられたのです。ベッドの下に落とされていたそうですよ、大きな声で名前と携帯番号を怒鳴られていたので、直ぐに電話をしましたが、内容が内容なので事情をお聞きしたくて」の言葉に表情が一気に明るく成る二人。
ホテルの中の一部始終が録音されているのは確実だった。
連続録音時間二十時間以上だったので、当然総てが録音されていた。
聞き始める二人と刑事達、所々状況を確かめる刑事に、詳しく恥ずかしげも無く告げる芽生。

一方スタジオでは、休憩時にぐったりした菜穂の寝所着を脱がせる為に、腕の紐を解いても殆ど抵抗も無く寝所着を脱がせて、全裸にしてしまった。
再び両手で棒を掴ませて紐で縛ると、口の日本手拭いを外して、唾液で小さく成った猿轡を外した。
「フー」と大きな息を吸い込む菜穂は、正気に戻った様に見えるが「ここは?撮影は?」と意味不明の言葉を発している。
「まだ、撮影はこれからよ、気持ち良いでしょう?」咲江が言うと頷くので、殆ど夢の中だと思う。
有藤が時計を見上げて「四時から、始めます」メガホンで伝える。
菜穂以外は、飲み物を飲む人、タバコを吸う人とそれぞれが、五分程度の休憩をした。
全裸で足を大股開きで膝を吊り下げられて、夢の中を彷徨う気分の菜穂。
「はい、シーン二十五、スタート」の声に菜穂の顔の処に、木の棒に布を巻き付けた物を千田が持って「今度はこれを咥えるのよ、口を開きなさい」と命じる。
「マゾは命令に従うのよ!」咲江が言うが反応が無く天井を見ているだけだ。
「こうして欲しいの?」千田が菜穂の鼻を摘まむと、苦しくて口を開くと杉本が木の棒を口に噛ませる。
頭を持ち上げて、長い髪を避ける様に後頭部に結びつける。
「本当に綺麗な髪ね、でももう直ぐ無くなるのよ、私も一度坊主にされたけれど、伸びるのに時間が掛ったわ、貴女は長いからここまで伸ばすのは大変だわ」
「うぅ、うぅ」首を振って、杉本の言葉に反応をする。
杉本が「後で綺麗に、マンコの様につるつるにして貰おうね」と笑って猿轡を確かめる。
今度は「喉が乾いただろう?このジュース飲ませてやろう」千田が水差しにジュースを入れて持ってくると、猿轡の隙間から流し込まれるので飲んでしまう菜穂。
ガスの作用を強くする作用の薬品と、理性が無くなる薬が混入されているので、解放されてしまうのだ。
咲江は、この場に居る全員が北条菜穂はSM好きのマゾだと思っているので、その様にしなければ全員の失望を招くと考えている。
本当は、咲江は菜穂が殆どSEXの経験が無いので、自分の事が判らないと思っていた。
この薬を使う事で、本当にマゾの性格が炙り出されたら、ラッキーの気持ちで使用に踏み切った。
「美味しかったか?」千田が上手に猿轡の棒の間から、ジュースを飲ませ終わって尋ねる。
喉の乾きを感じていた菜穂は、殆ど飲み干してしまって、咲江は満足そうな顔をした。
「自分のマンコを見てみる?」咲江が告げると天井に画面が現れて、菜穂の股間が映し出された。
「うぅ」首を振ってその画像に反応する菜穂に「これは、今のお前のマンコなのよ、触ってみようか?」と言うと前田が、大陰唇の肉を大きく広げた。
「あぅぅ」触られた感覚がもの凄く感じてしまう菜穂は、画面が自分の物だと直ぐに判った。
「よく見えるでしょう?これがクリトリスよ、ピンク色で大きく成っているでしょう?敏感に成っている証拠よ、これが尿道?判る?おしっこが出る処よ、試しに出してみましょうか?」微笑むと、杉本が尿道カテーテルを持って来て「先生、入れますか?」と尋ねると頷く咲江「これは撮影じゃないのよ、検証しているのよ」と言う。
「うぅ」とうなり声が聞こえると同時に、尿道に差し込まれた。
細い管の先から、尿が流れ始めると下の器に集めている。
「ほら流れ出ているわ、貴女のおしっこよ」尿道も充分マゾを責めるには最適なので、見せている。
衣川が「あれは?貰えるのか?」と口走る。
有藤が、衣川にその様な趣味が有ったと驚いて、咲江に合図をして耳打ちをした。
後半アナル開発から、二穴調教に成って、最後は男優達に両方の穴にペニスを入れて昇天させるスケジュールに成っているが、この老人が菜穂のおしっこが欲しいと言い始めたので、咲江はもしかして男性とのSEXを拒否して、調教が難しいのでは?と考え始めていた。
自分が好きな女が、虐められて喜ぶ姿は好きでも目の前でSEXをされるのは好まないだろう?自分がSEXを出来たらしたいだろう?その様な事を考えている間に、おしっこが小さな入れ物に溜まった。
「もう終りね、抜いてあげるわ、邪魔でしょう?」咲江がカテーテルを抜き取る。
小さなコップに一杯程度しか溜まらなかった容器を咲江が有藤に手渡すと、直ぐさま衣川の手に渡った。
受け取ると嬉しそうに臭いを嗅ぐ仕草をして、今度は指を入れてその指を舐めて味を確かめると、予想した通りに一気に飲み干して「小柳さん、これで五年長生き出来ますよ!」と微笑んだ。
それを見ていた咲江は、自分の予想が的中しそうで、困惑していた。
小柳も衣川老人の仕草に驚きを感じたが、微笑んでその場を濁した。

咲江が指に随喜のサックを填めてこれから、せせりを行おうとしていた。
膣の中の粘膜擦り込まれるとむず痒くなり、セックスの快感が倍増する掻痒成分サポニンが含まれている。
挿入時には違和感の無いように随喜を柔らかくなるまでお湯につけ、人肌に温めて使用します。
その方がかゆみの成分も出やすいそうです。
随喜には指に巻きつけて、女性器の中を捏ねまわす”せせり”というプレイもあるそうですが、随喜汁まみれになった女性器はかゆみとえぐみで気も狂わんばかりだそうです。
このせせりは、処女の女性でも昇天させる効力が有ったと言われている。

狂う道具

 33-052
渋谷署では、録音を聞き終わって「木原の犯罪は確定です、水原さんの訴えで逮捕は出来ますが、出来ましたら北条さんの訴えも頂けたら、尚更重い罪に問えるのですが?」刑事が二人に話して、再び携帯に電話をするが留守電の状態。
「取り敢えず、緊急逮捕に向かいます、後程お聞きする事も多いと思いますが、包み隠さず公にして頂く様にお願いします」刑事が二人にお辞儀をして頼み込んだ。
強姦事件は土壇場で告訴を取り下げる場合が多く、苦い経験が多いのだ。
恭子は自分が、暴力団員の今田に強姦された事も刑事に話して、今田の証言も重要ではないかと論じた。
今田は拘置所に収監されているので、別の刑事二名が事情を聞きに行く事に成った。
「良かったわね、菜穂の無実は完全に晴れたわよ、何処に居るのよ、早く連絡を頂戴、もう直ぐ世間は大騒ぎに成るわよ!」留守電に吹き込む恭子。
しばらく警察で、逮捕されるのを待つ事に成って、緊張をしている二人。
竹本プロに「菜穂は今日何処に居るの?連絡出来ないのだけれど?」と電話をすると「恭子さん、北条さんは復帰のDVDの撮影に行っているわよ」と答えた。
「そうなの、復帰作の撮影に日に、良い事は重なるわね」
「どうしたの?何か良い事でも有ったの?嬉しそうね、九州から帰ったの?」
「菜穂の無実が証明されたのよ、木原が逮捕されるわ」
「えー、本当なの?北条さん喜ぶわ、早く伝えてあげたいわね」
「今、撮影の真っ最中の様だわ、留守電に入れたから、連絡が有るわ」
恭子は撮影と聞いて、電話に出られないのは当然だと思って、連絡が来るのを待つ事にした。

だが、菜穂の膣に随喜のサックを装着した咲江の指が侵入して「うぅ」と嗚咽を発していた。
「濡れているから、スムーズには入るわね、これで掻き回されるとむず痒く成ってね、入れて貰わないと駄目に成るのよ」そう言いながら、ゆっくりと指を動かす咲江。
「うぅ、うぅ」指の動きに声が出て、どんどん声の間隔が早く成ってくる。
「中が、粘々してきた様だわ」そう言うと指の動きを早くして「ああーーうぅ」頭を大きく振りながら声が大きくスタジオの中に聞こえる。
猿轡も木を咥えているだけなので、舌を噛まない様にしている程度だ。
「ああーーうぅ」「ああーーーうぅう」声が止らない菜穂の身体が赤く染まって、汗が噴き出してくる。
仰け反る頭、足の指が痙攣を起こす程指先が伸びきって、力が抜ける。
「逝ったのか?」と指の動きを止める咲江が、指を膣から抜き取ると、白い薯蕷芋の様な粘りの有る液体が、絡みついて糸を引いている。
「疲れたわ、代わって」既に千田がサックを着けて準備をしている。
その様子に釘付けに成っている衣川の口からも、涎が流れ落ちているのがよく判った。
「逝ったのか?」小柳が咲江に尋ねる。
「このせせりは何度でも、頂点に達しますよ、男性の物で漸く沈静化するのです、ペニスは使いませんから、彼女はもうむず痒くて身体が疼いてどうしようも無い状態ですよ」
「気が狂う程だろう?」小柳が心配するが「大丈夫です、ガスと薬で精神が普通で無いので、大丈夫です、ガスも薬もしていなければ、この時点でSEXをして収めてやらないと、狂うでしょうね」平然と言う咲江。
この様子を見ている衣川は紅潮して興奮の絶頂に成っていて「マゾの兆候は見えているのか?」と質問をして「髪をハサミで切るのは、勿体ないぞ!」と意味不明の事を言い始める。
坊主にしてしまえと話していたのに、一体どの様に代わってしまったのか?不思議に思う有藤。
今度は千田の指がサックを着けて膣口に滑り込むと「ああーーうぅ」大きな声を出して仰け反って、つま先を伸ばす。
「美しい足だ!」いきなり立ち上がると、中にはいってしまって、足の指を舐め始める衣川老人、カメラマンが驚いて、カメラの角度を変えて、映らない様にした。
大スポンサーなので逆らえないが、この老人少しエキサイトし過ぎて、見ているだけでは我慢が出来なく成った様だ。
菜穂の足の指を丁寧に舐め始めて「あぅ、うぅ」菜穂は足先にも刺激が伝わってしまった。
杉本と前田も、今度は菜穂の乳房を揉み始めて、体中に手と口が性感を刺激するが、時々痙攣の様に身体が成るが、再び戻って「うぅ、ああー」と声を出して悶え続ける。
しばらくして、指サックを動かす千田が疲れて、指を抜き取る。
老人は千田を股間からしりどかせて、自分が今度は菜穂の股間に入って、粘々に成っている小陰唇を広げて舐め始める。
「ぺちゃ、ぺちゃ」と音を立てて舐めると「ああーーうぅ」「ああーーーうぅう」声声が一段と大きく成る菜穂。
その声に益々興奮する衣川は、舌を丸めて刺激を与える。
充血して赤く大きなクリトリスを、今度は舌の先に転がす様に舐めると「あああーーー」大きく頭を振って髪がブランコの様に揺れてしまう。
全員が呆れ顔で見ているだけで、前田も、杉本も乳房への刺激の手が止って、見とれてしまった。
離れた場所に、咲江と有藤が行って「凄いわね、どうする?」困り顔に代わってしまう。
「そうだな、この様な展開は考えなかったな、SEXは出来ないが、指とか口は凄い!の一言だ」有藤もこの後の撮影を変更しなくては?と考え込んだ。
「髪を切るなと、言い始めたから困ったわね」
「男優とのSEXも難しいと思う、おしっこを飲んで、爺さん狂ったか?」
その間も菜穂の嗚咽は続いて、長い老人の舌技が続いて、漸く身体から離れた。
「久々に美味しい物を頂きました」笑顔で椅子に座る衣川。
菜穂は力尽きたのかと思っていたが、陰部から愛液が流れ出ているのを咲江が見て「随喜のせせりが、求めている様だわ、普通ならもう狂っているかも知れないわ」
「会長、誰かに入れさせましょうか?この子垂れ流していますよ」と尋ねる咲江に「駄目だ!マラは入れてはいかん!」と怒り始める。
予想はしていたが、この老人北条菜穂に惚れているから、この様に言い始めたのか?
最初から、SEXはさせない予定だったのだと理解した有藤。
「男性のペニス形の梁型では、宜しいでしょうか?」と有藤が尋ねると、渋々頷く。
「シーン二十五、スタート」のかけ声で、木で作られたペニスの形をした物を咲江が持って「これで、調べてあげるわね」と愛液が滴り落ちる膣口に挿入を始めた。
「ああー、うぅー」とくわえ込む菜穂、しばらく動かし続けると「あああーーーうう」と声が大きく成って、今度は簡単に、足を痙攣させて、仰け反って逝ってしまった。

放心状態

 33-053
「漸く、逝ってしまったな」小柳が呆れて言うと「梁型では駄目ですよ、まだ残り火が残っていますから、直ぐに戻ってしまいますよ」咲江が小柳に教える。
「休憩をしましょう」有藤が話して、コーヒーが運ばれてきた。
菜穂の手の紐を外して、吊られていた足も降ろされて、漸く足が閉じられて普通の状態に戻った。
放心状態で、手術台に寝そべっている菜穂の木の猿轡は、そのままの状態に成っている。
「隣の第三スタジオで、断髪から剃髪の予定にしていましたが、会長が中止とおっしゃったので、どの様に変えようかと思案中でございます」とコーヒーを飲みながら有藤が話す。
衣川もコーヒーを飲みながら「誰が、中止と言ったのだ?」不思議な顔をする衣川。
「会長が先程、髪を切るのは駄目だと、おっしゃいましたよ」有藤が言う。
「そうじゃ、髪を切っては駄目だ!あの様に長くて綺麗な髪を切っては駄目だ」
意味不明の顔をする有藤に「判らないのか?剃り落とすのだよ、総て根元から剃り落として私に貰えたら、それが最高なのだよ」衣川の意図が始めて判った有藤が、コーヒーを残して奥に消えた。
寝ている菜穂の身体を見て「あの腰の括れ、胸の張り、性器も綺麗、色も白い、感度も最高だ、絶品な女だ、私が十年若ければ、絶対に離さないがな!でもSMが好きなのか?マゾなのかは判らないな」衣川は自分の理想の女性だと、何度も話す。
小柳も「本当にSM好きなのか?マゾ?」と考えていた。

その頃、マンションに帰ってきた木原良純が刑事に逮捕されて、渋谷署に連れて行かれた時だった。
「何事ですか?私は俳優の木原良純ですよ、覚醒剤とかその様な事はしていませんよ」と両腕を捕まれて、怒りながら言う。
「未成年の水野芽生に薬物、飲酒をさせて、強姦した罪だ!覚えが有るだろう!」と言われてパトカーに乗せられてしまった。
逮捕の瞬間を見た人が、直ぐさまネットで各地に報告するが、テレビ局も新聞社もノーマークで、広がらない。
安達は週刊トピックの本社に、恭子に聞いて既に原稿をメールで作成していた。
逮捕の時間と同時に、メールの送信と恭子の連絡を待っている状態。
大スクープと同時に、自分の早まった行動で黒い噂で苦しんだ北条菜穂を助けるのだと思っていた。

だが、その北条菜穂は、更なる責めに直面しようとしていた。
第三スタジオには、大きなアクリルの水槽が設置されている。
天井には滑車が数台置かれて、縄が数本垂れ下がって、これからどの様な事を行うのか?
興味津々入って来た衣川と小柳。
縄で縛るのは間違い無い様な雰囲気は見て取れる。
梶原が、時代劇の衣装で、スタジオの隅の椅子に座って待っている。
舞台の左奥に大きな水槽、中央には奇妙な椅子が置いて在る。
右側には木のギロチン台が、主役の登場を待っている様に不気味な構えで待っている。
その横には、多分菜穂を俯せにして、SEXを膣とアナルの両方からする為のマットの様だ。
両手をマットに縛り付けて、腰を上から吊すのだろう?だがSEXは衣川が禁止にしたので使えない可能性が有ると、小柳はスタジオ内を見ていた。

舞台裏では、千田と咲江が有藤と第三スタジオの段取りで纏まらない論争をしていた。
もう直ぐ薬の効果が切れるので、素直には成らないので、早く性奴隷化しなければ!現段階では随喜せせりの余韻が残って、再び狂う可能性が有ると主張する咲江。
有藤は、老人があの様に主張しているので、SEXが出来ない以上このまま断髪か剃髪をしてから、アナル調教に進みたいと主張した。
「その為には、ガスをもう一度吸わせる必要が起るけれど、後遺症が心配なのよ」
「今まで、経験が無いのでしょう?」
「私は無いわ、でも海外では狂ったとか、記憶の欠落が戻らなかったの、症例が有るのでね」
「もう既に三時間は過ぎていますから、切れますよ」千田が時計を見ながら話す。
前田と杉本が、菜穂の身体をタオルで綺麗に拭き取って、猿轡を外して次の準備をしている。
放心状態だった菜穂が前田の顔を見て「何処かで見た様な方ね」と言って廻りを見渡して居るが、焦点が定まっていない。
杉本が直ぐに咲江の処に来て「薬が切れそうです、どの様にしますか?」と尋ねる。
有藤が「最後のシーン六十を先に撮影すると誤魔化して」と答える。
「最後って?どの様な?」杉本は台本の番号を覚えていない。
「将軍が亡くなって、尼に成るのだよ!白い着物を着せて準備をしてくれ」
「はい」慌てて衣装の部屋に走る杉本。
「私どう成っていたの?」菜穂が尋ねるが、答えられない前田。
そこに、杉本が着物を持って戻ってくると「今から、最後のシーンの撮影よ!シーン六十」そう言いながら着物を着せるが、菜穂は自分が全裸で剃毛されている事も、把握していない状況。
「将軍が亡くなって、尼に成るのよね」と台本は記憶に残っている様だ。
白い着物を着て立ち上がろうとするが、ふらついて杉本が手を貸す始末。
「私どう成ってしまったの?変なの?撮影の途中だった様な」
「具合が悪くなったのよ」と答えると「そうなの?」と言うが、放心状態が続いている。

三人の話は、もう一度ガスを吸わせて、最後まで一気に撮影をしてしまう事で話が纏まった。
咲江には大きな冒険に成るが、後は北条菜穂の運次第だと、決めつけて自分の罪を逃れ様と言い聞かせていた。
今の段階ではマゾなのか?は判らない状況。
有藤が「菊乃は、将軍を自分の自由にした罪に問われたので、仕置きを受ける事に成って、そのまま尼寺に放り込まれる設定に成った」とスタジオで説明をした。
前田に「さあ行きましょうか?」と言われて、肩を借りながら、歩いてスタジオに入って来た菜穂。
「大丈夫?」有藤が尋ねると「少し目眩がしていますが、大丈夫だと思います」と答える菜穂。
「菊乃が、尼寺に送られるシーンの撮影に入りますが、大丈夫ですか?」
「はい、尼に成るのですよね」比較的はっきりと答えられる様に成ってきた菜穂。
「将軍を誑かした罪を問われて、追放されるのです」有藤が教える。
「その様な、台本に成っていましたか?」不思議な顔をする菜穂。

仕置き

33-054
木原が渋谷の警察に連行された事実を確認した恭子は、直ぐさま安達にメールを送って逮捕を伝えた。
受け取った安達は仕事の前で、急いで編集部に作成して置いた原稿を送信して、レポーターの仕事に演劇の会場に入った。
この行動が、編集部にメールが発信されていない事に、気づくのが遅れてしまった。
レポーターの仕事が終わって、会場を出てから気づき、直ぐさま送る事に成ったのだ。
この僅かな遅れが、雑誌の締め切りに間に合わない悲劇を作ってしまった。
独占スクープが、競合他社と同じ時期成ってしまい、安達は大きなミスをしてしまった。

第三スタジオでは、意味不明の状態で撮影が始まって、役人役の横溝が「そこの罪人に縄をうて」といきなり台詞を喋る。
菜穂は、この場の台詞を全く知らないので唯驚くのみで、中央の変な椅子の前に筵が敷かれて在る処に、後ろから来た役人に連れて行かれる。
小牧がこの役人の役をしていて、奥から梶原が縄を持って筵の処に繰る。
「そこに、座るのだ」横溝が告げると肩を押して、座らせてしまう小牧。
当初の予定では、菜穂とのSEXを最後のシーンでする事に成っているから、楽しみも多い二人。
ここで剃髪されて、拷問を装った二穴調教をされて、その後五人の男優が代わる代わる菜穂とSEXを上下で行う恐い筋書きに成っている。
老人の願いで、SEXが中止に成った事は五人には告げられていないのが、当初の予定で撮影は始まっていた。
白い浴衣生地の着物を牢屋の着物に見立てているが、菜穂は全く気づかない。
「大奥において、亡き上様に数々の言上をした罪は許し難き事なれども、亡き上様のご寵愛を受けし身、ここで俗世を忘れられる様にして貰い、尼寺で亡き上様の菩提を弔われよ」横溝が口上を告げる。
こんな台本有ったかな?ぼんやりしていたから忘れたのか?考えながらいると「頭が高い、御礼のお辞儀をせよ」と小牧が言うので、前に指を立ててお辞儀をした菜穂。
「縄を!」の言葉で、梶原が直ぐに菜穂の腕を後ろ手にして、腕の自由を奪った。
今度は縄を乳房の上に巻き付けて、締め上げると「痛い-」と口走る菜穂、続けて乳房の下にも縄が巻き付けられて、締めあげる梶原。
菜穂のDカップの乳房が、白い着物の中に大きく突き出しているのが判る。
「痛いーわ、何故。。。。」と言った時、口に今度は竹で作った猿轡が、はめ込まれて喋れなく成った。
頭の下の方に結ばれた紐、細い透明の紐が竹の筒から出ているのが見えるが、カメラには殆ど写らない。
撮影も本気モードなの?痛いわ?徐々に正気に戻ってくる菜穂は、不思議な状況を感じ始める。
「尼寺に行く為に、これから得度式を行う、そこの椅子に罪人菊乃を座らせよ」
自転車のサドルの様な、腰掛けが有るのみで、後ろが背中までの柵の様な木が、横にも柱の様に木の柵の様に立っている。
前の空いた檻の様な感じだが、座っても肩の高さまでなので低い。
引きずられて、檻の様な物の中に座らされるが、ごつごつして座った感じが最高に悪いと思う菜穂。
後ろの縄を柵に縛り付けると、身体が動かせなく成って、今度は足に重りを足枷で取り付けられた。
足も全く動かせない状態にされて、散髪屋の井上と助手の小池が床屋の姿で登場した。
「床松、その者の得度をして貰えるか、上様の御霊を弔う為に尼寺に行くのでな」
「承知致しました」井上が返事をして、小池が道具箱を横に置いた。
中には、ジェルと剃刀が数本入って、光っている。
「それでは、得度式を始めよ!」
井上が、菜穂の頭を触って、手前に引き寄せると後頭部が小さな枕の様な物に当たる。
「うぅ」すると今度は、透明で見えない紐を左右から引っ張って、柵に結びつけてしまう。
顔が動かせない状態に成った時、股間に振動が伝わって「うぅ、うぅ」驚きの声を発する菜穂。
股間のサドルの様な物は総て電マで、菜穂のお尻から陰部クリトリスを、すっぽりとフィットさせる物だった。
「あぅ、うぅ」直ぐに感じ始めるので、井上が髭剃りジェルを受け取って、頭皮に塗り込み始める。
「あぅ、うぅ」感じて悶える菜穂に、ガスボンベを持ってくる前田と千田。
「さあ、これをもう一度一杯吸い込んで、今度正気に戻ったら性奴隷に成っているわ」と言うと鼻にマスクをあてる。
「横に漏れるわね」竹の猿轡が在るので、ガスが漏れてしまうが、吸い込むのを見て「これ位にしましょう、危険よ」と外して、立ち去る。
「カット」有藤が、一度カメラを止めて、菜穂の様子を確かめるが「あうぅうう」と目も虚ろな状態に代わっている。
ガスが原因か、電マが原因か不明だが「シーン六十の二スタート」で再開される。
剃刀を持った井上が菜穂の額に手を置くと「うぅーーいやー」と大きな声が聞こえる。
だが無情にも剃刀は富士額の中央に入って「ジョリ、ジョリ」と大きな音を立てる。
菜穂の気が抜けた様に成って「うぅ、うぅ」今度は電マに反応をし始めた。
薄れゆく意識の中で、剃髪に抵抗していたのだろう?完全に身を任せてしまった状態に成った菜穂の額からどんどん剃り込まれていく頭髪。
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」大きな音がして、身を乗り出して衣川老人が覗き込んでいる。
カメラに写らない様に、小松が老人の身体を押さえる程に興奮をしている。
心地よく電マが菜穂のクリトリスから小陰唇に振動を与えて、薬の効果が徐々に浸透して、夢の世界に再び突入してしまった様だ。
杉本と前田が、白い衣服から乳房を取り出して見せると、上下を縄で縛られて突き出した乳首が大きく張り出して、感度の良さと興奮度を示している。
その乳首に電気を流す為に、掴む金具を上手に布で隠して乳首を挟むと、弱電流を流して刺激を与える。
「ああーーうぅ」と大きな声が発せられて、涎が竹の猿轡からこぼれ落ちだした。

剃髪

 33-055
電マの出力は上昇して、乳首の弱電流は心地よい刺激と成り、口を開いて「ああーうぅ」と止めどなく嗚咽を発する菜穂。
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と剃り上げられた頭は、落ち武者の様な頭に変わり、綺麗な髪は下に落ちて行った。
長い髪の途中と先を束ねてあるので、散乱はせずに最後は綺麗に纏まって、衣川の手に渡る手筈に成っている。
今度は細い透明の紐を外すと、頭を起こして再び頭皮にジェルを塗り込む二人。
今度は左右を二人で一気に剃り上げてしまう様だ。
横から杉本がつるつるに成った部分の頭を押さえて、左右から剃刀で剃り始める。
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」長い髪は剃刀が動く度に下に落ちて行く。
頭を押さえられていても「ああー、うう」と声を発する菜穂は、もう完全に夢の世界で感じる事を覚えたのだろう。
どんどん、髪が無く成って青い綺麗な頭に変わって行く菜穂。

警察に大勢の記者が押し寄せて、ニュース速報は俳優木原良純、未成年少女監禁、強姦で逮捕と流れて、世間は大騒ぎが起っていた。
必死で見ている小柳の携帯にも電話が掛ったが、無視していると今度はメールが来ていたが、それも無視状態で、撮影を見入っていた。
今度は、監禁強姦を受けた少女がインタビューを受けると、報道関係者が殺気立つ騒ぎに成っていた。
被害者が顔出しで、インタビューは過去に聞いた事が無いので、九時から共同記者会見と発表したのだ。
水野芽生は早速美容院に行き、最高の洋服と化粧で出演だと、時間を遅くしたのだ。
その強かさに驚いたのは恭子で、こんな事件に顔を出してインタビューを受けなくても良いのにと止めたが、今が売り時だと言い放って、発表をしてしまった。
安達はこの芽生の行動で、大スクープを逃して、単独記事も消えてしまう事に成ってしまった。

スタジオでは、綺麗な坊主頭の尼さんが完成して、井上が長い髪を揃えて衣川の処に来て渡した。
「おお、最高だ、この艶に長さ申し分が無い」と頬刷りをして喜んで「もういつ死んでも悔いは無いぞ!良かった!良かった!」大いに喜んだ。
菜穂はぐったりして放心状態で、電マ椅子から降ろされたが、座っていた場所は水を撒いた様に濡れて愛液のシミが大きく残っていた。
白の着物を捲り上げて、下半身を剝き出しにすると赤く腫れた様に、大きく成っているクリトリスと愛液で汚れた陰部が全体的に赤く成っていた。
長時間の刺激が、この様にしたのだろうと見ながら「咲江が、あの極太の随喜を入れてあげましょう、今なら入るわ」と嬉しそうに言う。
床に大きく足を開かれて、放心状態で寝ている菜穂。
長い髪が無くなって、顔が変わった様に見えるが、それはそれで可愛い美人に見えるから不思議だ。
衣川はその様子を見ながら、同じ様に髪に頬刷りを繰り返しているのだ。
着物を捲り上げて、腰に紐で巻き付けて、今後下に落ちない様にする梶原。
次のアナル調教の準備に入っていた。
「先生、充分大きく成っていますよ」随喜を洗面器に入った状態で持ってきた杉本。
取り出すと「少し広げて」と咲江が言うと、杉本が菜穂の小陰唇を大きく広げて、ピンクの肉片が見える程大きく開いた。
そこに大きな随喜を挿入して行くが、苦しい状況で「うぅ、うぅ」と声を出して目を見開いた菜穂。
「うぅ、あぅ」と口走った時、随喜は菜穂の膣口に吸い込まれて、咥え込んだ。
「猿轡を外しても大丈夫よ、夢の中だから」梶原が猿轡を外すと、大きく息を吸い込む菜穂。
「何なの?頭が軽いわ」と首を振る仕草の菜穂。
「尼さんに成ったのよ、ほら」頭を撫でる咲江に「何故?夢?」と尋ねる。
「貴女の髪は衣川さんが持って居るわ、見てご覧なさい」と指を指すと、頬刷りをして嬉しそうな老人の顔が目に入る、
「嘘でしょう?夢でしょう?」動けない身体で、衣川の様子を凝視している。
「ここは、どんな気分!」と随喜を触る咲江「いやーん」と甘い声を出して反応するが、ガスの効果で、夢の中を彷徨う菜穂。
向こうで、アナル調教の準備をしている千田が、準備が出来たと合図を送った。
梶原は縄が数本天井から垂れ下がっている場所で、手に縄を持って待っている。
男性三人が、菜穂を抱え上げてその場所に連れて行くが、男達は褌一枚の姿で、いつでも菜穂とのSEXが出来る状況に準備をしている。
大きく開いた股間には白い大きな随喜が見える。
「どうしたの?」放心状態で神輿の様に持ち上げられて、意味が判らない菜穂。
膣には随喜のエキスが浸透してゆくが、まだ実感は無い。
数本の縄が垂れた下に連れて行かれると、梶原が後ろ手の場所に手に持った縄を結んで、頑丈に縛っている。
それが終わると天井の縄を手に持つと、菜穂の右膝に二重三重に頑丈に巻き付けて強く縛る。
同じく左膝にも同じ様に、天井の縄に頑丈に結びつけていく。
今度は三本の縄を纏める為に、脚立を使って少し高い場所で縄を固定する梶原は、縄を慎重に調べて脚立から降りてきた。
縄は緩められているので、菜穂の身体に縄の痛みはそれ程感じていないが、吊り下げられる事は間違い無い様だ。
「何をしているの?」不思議そうな顔をして放心状態の菜穂だが、股間の随喜が気になり始めて、腰を動かせて落ち着かない様子に成っている。
頭が青白く輝き、異様な雰囲気を醸し出しているのが、髪の有る時と極端に異なっている。
梶原が背中の縄を前に引っ張ると、自然と菜穂の身体が前に引っ張られて腰が上がって、尻が浮き上がって、縄を固定して腰が浮いてお尻を突き出した菜穂の後ろに、千田が陣取って「さあ、私の出番よ!覚悟しなさい!綺麗な肛門が見えているわよ!羨ましい程、性器も肛門も綺麗だわね、調教のし甲斐が有りそうよ」嬉しそうな顔で、白い尻を撫でた。

昇天した

 33-056
「頭が良くて、美人でスタイルが良い、理想の身体で、羨ましいわね」白いお尻を撫でて、指にクリームを浸けて、いきなり肛門を触る千田。
「何?なにするの?」後ろを振り向く様にして、見ようと身体を動かすが動けない菜穂。
「可愛い、頭に成ったわね、今度はここを調教してあげるからね」と言うと肛門を指で突く。
「いやー、変な処を触らないで!」と大きな声を出す。
「そうなの?気持ちが良いかも知れないわよ?ここを取り敢えず綺麗にしなければ、調教は出来ないのよ」指で肛門のマッサージをする様に動かして、刺激を与える。
「いゃーー変な事をしないで、やめて」と怒る。
杉本が千田に太い浣腸注射器を、先にクリームをたっぷりと浸けて渡した。
「さあ、お腹を綺麗にして、調教をしてあげるわ」
菜穂の肛門に大きな浣腸器の先を突き刺すと「あううーーーーーー」顔を上げて驚きと痛みに大きな声を出す菜穂。
一気に押し込む浣腸器のポンプ「いゃーーーーー痛いーー助けてーー」初めての浣腸に、夢心地も消えて、驚きと痛みに身体を硬直させるが、千田はお構い無しにポンプを押し込む。
必死で見ている衣川の顔が真っ赤に成って、長い髪を握りしめて興奮している。
千田は、元来は二本の浣腸をするのだが、今夜は一本を注入すればそれで充分だと思い、押し込み終わる。
「終わったわ、漏らさないでよ、これを入れてあげるわ」と小さなゴムの詰めを菜穂の浣腸器を抜いた肛門に押し込む。
本来なら、抜けないアナルキャップをするのだが、今夜は小さな栓の様に入れて終わる。

梶原に合図を送ると、梶原が紐を引っ張ると滑車が廻り始めて、縄が菜穂の頭上に集まって、身体が起こされると、徐々に上に引き上げられる。
すると両膝が引っ張られて、完全に菜穂の身体がM字開脚状態に成って、上にどんどん上がって行く。
「何! 恐い!助けて!」と騒ぎ始める菜穂が「いゃー、いゃーお腹が痛い、助けてーー」の声を残して、大きな水槽の上に移動した菜穂の身体。
ライトに光る青い頭、飛び出した乳房、下腹部には股間に随喜が填まって、M字に開かれた足。
「おおーー」と興奮の衣川老人が、水槽に向かって歩き出して、菜穂の身体が今度は徐々に下に降りてきて、水槽の上まで降りて止った。
小刻みに身体を震わせて、青い頭を大きく揺らし始める。
「痛いーー、お腹が痛いーー、助けてーー」大きな声で騒ぐ菜穂。
水槽に殆どかじり付きそうな衣川が、髪の毛を握りしめると力が入った。
徐々に水槽に下がっていく菜穂の身体「おおーー」顔面は真っ赤の衣川。
同じ様に真っ赤に成って我慢している菜穂が「ああああーーーー」と言う言葉と同時に、水槽に詰め物を飛ばして、黄色い糞を水槽にロケットの発射の爆音の様に一杯にした。
「おおおおおーーーーーーーーーー」と大きな声を出したのは衣川老人だった。

全員が菜穂の水槽浣腸に目を奪われていたが、水槽の前で衣川老人が髪を握りしめて倒れていた。
唖然とした時「衣川さんが、倒れている」の声に直ぐに咲江が駆け寄る。
「あっ!」と倒れた顔を見ると、泡を吹いて息をしていない事を確かめる。
「駄目、心臓麻痺だわ!」と咲江が死亡を確認した様に言うと「大変だ!」有藤が驚いて、今後の対応を咲江と小声で話すと「北条さんを直ぐに引き上げて!」咲江が梶原に命じて、放心状態の菜穂を水槽から引き上げて「前田さん、杉本さん、彼らに手伝って貰って、北条さんを婦人科の入院病棟に移動させて、眠らせて下さい、このままだと気が狂うから気をつけて」引き上げられた菜穂の股間から、随喜を抜き取って、縄を急いで解く梶原。
有藤は、写した映像を隠せと命じる。
小柳が「木原が強姦で逮捕された!」と携帯を見て大きな声で言うと「じゃあ、北条さんは無実か?」有藤が尋ねると「その様です!私達は誤解していた様です」小柳が話した。
困惑の有藤は、この場の始末をどの様にするか?困るが、取り敢えず衣川の自宅に連絡を入れる事にした。
衣川の遺体は、マットの上に運ばれたが、手に握った菜穂の髪を手放す事が無い。
両手で拝む様に握りしめて、運んだ男達も手から取り除く事を躊躇ってしまった。

自宅に連絡した有藤にお手伝いの渋井が「あの美人の女の子無実だったのよ!会長知っていますか?」といきなり話した。
「あの、会長が亡くなられて。。。。」と簡単に説明をすると「丈さんに連絡します、闇プロですね」と驚きながらもはっきりと話した。
電話が終わると警察を呼ぶ準備に入る有藤、老人が興奮して心臓発作を起こした事で、押しきるしか方法は残されていない。
問題は何に興奮をしたか?それが大問題に成ると考える有藤。
咲江が「正直に言えば?この会長髪フェチで、CM撮影で、北条菜穂の剃髪を見て興奮したと言うしか方法は無いわよ、あの髪離さないから」と指を指す。

北条菜穂は縄を解かれて、身体をシャワーで丁寧に洗うと麻酔を注射して、病院に運び込んだ。
起きると狂う事は間違い無いが、その時どの様に対処するか?誰かがSEXをして収めるか?咲江はその後を考えていたが、これ以上の今夜の調教は完全に中止に成った。

その頃、テレビでは水野芽生の共同会見が行われて、木原の悪行を洗いざらい大げさに話して、一躍時の人に変わっていた。
竹本プロでも「良かったな、北条君の無実が証明されて」と話して「本人に電話をしたのか?」竹本が尋ねると「何度もしているけれど、連絡出来ないのよ、撮影中でしょう?」と夫婦は安堵の顔に成っていた。
菜穂の自宅からも何度も電話を母の昭子がかけていたが、これも総て着信されない。
勿論衣川丈もメールと電話をしていたが、全く繋がらないので、撮影中だと思っていた。
だが、渋井の「お祖父様が、闇プロで見学中に亡く成られました」の言葉に、大きな胸騒ぎを覚えて、車を闇プロに走らせていた。
昔から、祖父の性癖を何度か聞かされていたから、最悪の事を考えて車は夜の高速を走って行く。
あの美しい髪を見逃す筈は無いと、疑惑は闇プロに近づくにつれ大きく成っていった。

涙の再会

33-057
警察が闇プロに到着して事情を尋ねて、有藤は「K&CのCM撮影の最終段階の撮影中に、発作を起こされて亡く成られた」と説明した。
そして「近くの医師を呼んで診察を頼んだが時既に遅く、亡くなられました」と付け加えた。
警察は遺体を見て「綺麗な長い髪を握りしめられていますが?どなたの髪ですか?」と尋ねると「北条菜穂さんです」と平然と答えた。
「話題の木原に薬で強姦された美人さんですね、でもあの長い髪は?」警察もニュースで知っていた。
「実は、K&CのCMで、彼女はスキンヘッドに成ったのです」
「えー、スキンヘッドに?あの長い髪を剃ってしまったのかね?」
「はい、CM契約でご覧に成りますか?出来上がったCMを」と尋ねると頷いて、モニターを見始める。
K&Cの店に入って、大胆な髪型に変わりたいと言う菜穂の姿。
そして、丈のカットで短くショートボブの可愛い髪型に変わって、その後に「貴女はここまで変われますか?」とスキンヘッドの北条菜穂が一瞬現れた。
「おお、凄いCMですね」
「成る程、これはインパクトが凄いですね」と警官が口々に驚いて言った。
「唯、残念だったのは、衣川会長は昔から髪フェチだった様です、それで北条菜穂さんのスキンヘッドとその長い髪を貰って興奮された様です」
「その様な事が、過去に有るのか調べてみましょう」直ぐさま、県警視庁に連絡をする警官。
「肝心の北条菜穂さんは?どちらに?」
「それが、会長の死のショックで倒れられて、今近くの病院で眠られています」
「何処の病院ですか?」
「松宮婦人科に、緊急に運びました」
警察の鑑識も監察医も、心臓麻痺に間違い無いと確認して、髪を握りしめている事も、有藤が行った事の証明に成った。
死亡後には、握らせる事が出来ない程強く握っていて、外せる状態では無かったからだ。
その時、闇プロに駆け込んできた衣川丈は「祖父は、ここで何をしていたのでしょうか?」いきなり尋ねた。
「ご遺体は、あちらです」と案内をした。
ベッドに眠る拓次郎の顔は穏やかな微笑みすら感じさせる死に顔に成っていた。
身体に被せられている白い布に、黒い物を見つけて、丈が捲り上げると「わーーーー」と大きな声で泣き始める。
その場に居た人全員が祖父の死に悲しみ始めたと思って、気の毒な顔をした。
警察もその場を出て行った時「菜穂は、菜穂さんは何処ですか?何と惨い事を、貴方は鬼ですか!」と遺体に縋り付いて泣く衣川丈を見て、仙道と馬淵のカメラマンは、この男性が北条菜穂を愛していると確信をした。
しばらくして警視庁から、過去に何度か店で髪の事で告訴を受けた事実が判明した。
警察が一応衣川丈に確認をすると、その場を去って行った。

丈が「菜穂さんは何処に居るのでしょうか?教えて下さい」と有藤に詰め寄る。
「近くの松宮婦人科で、眠っています、衣川さんの死のショックで体調を壊されたので。。。。」と言う有藤の言葉を遮って「嘘だ、菜穂を騙して、あの綺麗な髪を坊主にしてしまっただろう!あなた方は悪魔だ!狂った祖父の言葉に乗って菜穂を。。。。。」再び泣き崩れる衣川丈。
「馬淵、案内してあげてくれ」有藤は自分の間違いに気づいていた。
この話を持ってきた小柳も、本当の事を知らなくて、この様な事に成ってしまったのだと、漸く判った。
テレビは、どのチャンネルでも木原の悪行を大きく取り上げて、被害者の北条菜穂を哀れむ言葉を流していたが、まさか北条菜穂が闇プロの手で、この様な哀れな姿にされた事実はまだ誰も知らない。

深夜の松宮婦人科の少ない病棟の一室に案内された衣川丈。
看護師の前田が、菜穂を見守っていたが、丈が入ってくるとその異様な面持ちに驚いて、病室を出て行った。
咲江と他の看護師も、恐い形相の丈には近づかない事にしている。
自分達は関与していない事を装っていたのだ。
病室の菜穂は、長い鬘を被っているので全く変わらない表情で眠っている。
「菜穂さん、ごめんなさい!僕がもう少し注意していたら、この様な事には成らなかった」とベッドに泣き崩れる。
枕元には、撮影に着て行った簡単な服と鞄、そして携帯が置いて在った。
その時、携帯が着信を告げるが、マナーモードに成っているので音は鳴らない。
丈はその携帯を手に持って「一杯電話も、メールもしたのに」と嘆き悲しむ。
「僕が、読んであげるよ」そう言いながら、菜穂の指に携帯を持って行くとロックを解除した。
沢山の着信とメールの山の中から、自分のメールを探し始める。
丈はその中に、自分に送る為に書いた菜穂の文章を見つける。
(先日は、ごめんなさい!貴方の事は好きですが、結婚が決まるまでは関係は持ちたくなかったのでお断りしました。今スタジオでの撮影が終わりました。時間が有れば是非お会いしたいのですが?迎えに来て頂けませんか?愛する丈さんへ菜穂より~)
それは撮影が終わって迎えに来て欲しいと言う内容で、自分に会いたい気持ちが込められていた。
「菜穂さん!会いに来たよ!でも遅かったよ。。。。。。」と菜穂の愛情を知って泣き崩れてしまう丈。
携帯に連絡が来て、祖父の遺体は自宅に送られる事に成ったが、丈は全く関知していない。
菜穂の側から離れる事をしない。
「あの人離れないよ」前田が杉本に話す。
「もう直ぐ麻酔が切れるわね、どうなるのかしら?」
「私もあの様な男性に惚れて貰いたいな」
「でもあの痴態を見たら、愛せるかしら?お爺さんが死ぬ程の場面だったからね」
枕元に頭を置いて眠る丈、いつの間にか疲れて、眠ってしまったのだ。

「丈!丈!」耳元に名前を呼ぶ小さな声が聞こえて目を覚ますと「菜穂さん!」と菜穂が目覚めて丈を見ている。
「私、夢を見ていたの?変な夢だったのよ!」とまだ放心状態の菜穂。
「大丈夫か?君のメールで迎えに来たよ!」と言うと「届いたの?」と喜ぶ。
直ぐにその口を塞ぐキスをする丈に抱きつく菜穂はまだ何も知らなかった。

驚愕の光景

33-058
「目が覚めたわよ」前田が居眠りしていた杉本を起こして、モニターを見る。
「わーキスしているけれど、随喜の影響無いのかしらね?」杉本が濃厚なキスを見ながら言う。
「私、坊主にされちゃったの」キスが終わるといきなり口走ったので驚く丈。
「納得したの?」と驚いて尋ねると「判らないけれど、髪を剃られたのは知っているのよ、だって今鬘を被っているでしょう?」と話すと、前田が「この子覚えているよ!」と驚く。
「衝撃が大きかったから、覚えているのかも?」杉本が自分が坊主にされた時を思いだして話した。
「知っているなら、話すよ!お爺さんは昔から髪フェチで、問題を何度か起こしたのだ!僕がもう少し注意していたら、この様な事には成らなかったよ!ごめんな!」と話した後、丈はもう少し詳しく拓次郎の事を話して、最後に君の髪を握り締めて、心臓麻痺で亡くなったと話した。
曖昧な記憶が丈の話で繋がった菜穂は、薬の影響と随喜の影響が徐々に現れて「私、お爺さんに体中の毛を剃られたのよ」と言うと驚く丈の手を持つと、薄いタオルケットの中に丈の手を引っ張り込む。
いきなり、寝間着の中に丈の手を持って、自分の股間を触らせて「ほら、無いでしょう?」と微笑むので、驚く丈に「抱いて、お願い!駄目なの」と強請り始めた。
丈の指に愛液が付く程の濡れ方に「お願い!抱いて!」その言葉に我慢が出来なく成る丈が服を脱ぎ始めると、タオルケットを横に退けて寝間着の帯を緩めて引き抜く菜穂。
トランクスに成った丈に「これで、手を縛って」と寝間着の帯を見せる菜穂。
「えー、そんな事を?」驚く丈、同じく驚いたのは前田と杉本だった。

「あの子、マゾだったわ」画面を見ながら、二人は驚いて見入ってしまった。
仕方なく納得すると、寝間着を脱ぎ全裸に成った菜穂の美しい身体を見て、我慢が出来ない丈は、両手を前で簡単に結ぶと「そこの、タオルで私の口を縛って」と言い始める菜穂に「何故?」驚くと「馬鹿ね、ここは病院よ、変な声がしたら、誰か来るわよ」と言われて納得する丈が、枕元のタオルを手に持つと、大きく口を開く菜穂。
「待って、強く縛ってね、外れたら大変だからね」と念を押す菜穂。
丈は大きく開いた口にタオルを結びつけて、長い鬘の後ろで縛った。
菜穂が嬉しそうに仰向けて寝ると、今度は足を開いて丈を迎え入れる態度をする。
「あれを見て、完全にマゾの女だったわね」前田が画面を見て話す。
「調教と薬で、完全に本性が出たのね」杉本も納得した。
丈は指で無毛の陰部を触って、膣に指を滑り込ませると、洪水状態の膣の中に驚くと、トランクスを脱ぎ捨てて、乳房を揉みながら吸い上げると「うぅ」と最高の表情で目を閉じる菜穂。
大きく足を広げて丈の身体を自分の股間に入れて、挿入を催促する仕草。
膣が男性のペニスを求めているので、我慢が出来ない菜穂。
丈がペニスを挿入すると「あぅ」と声を発して、最高の表情に変わる。
腰に力を入れて奥に勢いよく挿入すると、仰け反って喜びを表して、腰を動かし始めると今度は「おお、良いー感じる」と丈が口走りながら、動きを早くすると、しばらくして完全に満足したのか菜穂と、丈は殆ど同時に終わってしまった。
「あっ、しまった」射精をしてしまった丈が、驚いてペニスを抜くと「ごめん!中に出してしまった」と言ったが、菜穂の目は笑っていた。
タオルを外すと「良かったわ、ありがとう」と菜穂が丈に御礼を言った。
漸く身体の異常が嘘の様に消えて行くのが、菜穂自身が一番感じていた。
「結婚しよう、お爺さんが行った事を許して貰えるなら?」と腕の中の菜穂の耳に囁く。
「SM好きの変態女よ、良いの?」と尋ねると「木原が逮捕されて、北条さんの疑いは完全に晴れたのですよ」と教えると「本当なの?」と驚く菜穂。
「もう、テレビはその話題で一杯ですよ、菜穂さんの携帯にも沢山、その電話とメールがあふれていますよ」と微笑む丈の横顔を見ながら「噂は恐いわ」と言って頬にキスをする。

翌朝に成って、菜穂は実家に電話をして「私結婚するわね」といきなり話して脅かせる。
「誰と結婚するのよ、いきなり恐いわ、木原が逮捕されて貴女の疑いは晴れたのに」
「でも、汚れた噂は消えないから、結婚する事が一番よ」と言い放つ。
「誰と?結婚するの?」母親は驚いて尋ねるが、事件の最中は遠ざけていたので、文句も言えない家族。
「K&Cの次期社長さん、衣川丈さんよ」嬉しそうに話す菜穂は、漸く噂も消えて静かに暮らせると思う。

その後衣川拓次郎の自宅で、拓次郎の遺体に対面した菜穂は「お爺さん、私の髪を持って天国に行くの?」と語って手を触ると、その時丈が驚いて「あっ、髪を手放した!」と叫んだ。
お手伝いの渋井と葬儀社の人が「えー、本当ですか?」と棺の処に集まってきた。
これで着物が着せられると喜んだが、先程までどの様にしても手から放す事が出来なかったと唖然とした。

そして葬儀が終わって、丈は自宅に引っ越して結婚の準備に入って、菜穂は芸能界を引退の準備に入った。
拓次郎の四十九日が終われば、結婚をする事にした二人。
結婚式の準備中も、毎日の様に二人は会うと丈の自宅に泊まる事も度々だ。

そして結婚式の二日前に菜穂が闇プロを訪れて、驚く様な事を頼んだ。
「明後日結婚式が有るのですが、お願いが有って参りました」とショートボブの鬘でやって来た北条菜穂。
「ご用は何でしょう?」と有藤が尋ねると、いきなり鬘を外して「伸び始めのこの頭をもう一度剃って欲しいのですが?」前回剃って二ヶ月程経過して、少年の様な頭の菜穂。
「えー、どう言う事でしょうか?」と驚いて尋ねた有藤に、頼み込む菜穂。
有藤は意味が判ら無いが、執拗に頼まれて困り果てたが、仕方なく井上を呼んで伸び始めた髪を再び剃る。
青光りのつるつるの頭が出来上がると「人生が変わりました」と言って、再び鬘を被って帰って行った。

結婚式の当日、沢山の出席者の前、長い髪の鬘を着けた菜穂、テレビ局の取材も有る中、ビデオ紹介で今日から流れるK&CのCMが流れて、坊主の菜穂が現れて画面を見ている式に出席の全員が驚きの表情で見た。
「明日からCMで流れます、K&CのCMをご覧頂きました。ご両人のお色直しも終わりました、皆様盛大な拍手で新郎新婦をお迎え下さい」と司会が紹介して、スポットライトが入場口を照らして、扉が開いて二人が入場して「おおーーーーーーーーーーー」と会場が響めいた。
そこには純白のウェディングドレスで、つるつるで青光り頭の菜穂が丈と手を組んで現れた驚愕の光景だった。

                      完

                     2016.11.07

黒い噂

黒い噂

国立大学を卒業後、公共放送局のアナウンサーとして就職した北条菜穂、先輩の勧めも有って、フリーに成って、アナウンサー以外の分野に進出する。 トレードマークの黒髪が背中まで伸びている菜穂、フリーに成ると早速複数の会社からのCMが舞い込む。 先輩の話した様に、一気に収入が倍増して、転身が成功したと思ったが、いきなりCM撮影の現場で、俳優の木原と歌手の黒田に会ってしまう。 黒田は風体が悪く菜穂の好みではないが、アプローチをしてくる。 全く相手にしない菜穂は、逆に女優としての最初の時代劇で、木原との共演が実現してしまう。 SM作品では珍しく序盤は大人しい雰囲気で始まり、 後半は大きく盛り上がる展開で、SMファン、毛フェチを大いに喜ばせる展開に成り、闇プロの惨撮DVDの餌食に成るのか?

  • 小説
  • 長編
  • 恋愛
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted