わたしの色 ひさと 私の命に色を付けるならそれはきっと灰色だろう純白ほど綺麗ではないし漆黒ほど深くもない曖昧で半端で床下を走る鼠のようにポップコーンを摘む鳩のように或いは空を支える雲のような何者でもない私のいのち わたしの色