原始時代
嘘みたいに晴れた日はやっぱり嘘だった
「愛」とは何を捨てて得る道楽でしょうか?
泣いても笑っていてもどっちでもいい
震わす表情筋の働きの違い程度のことで
惚れてはいけない それは煩わしさの輪郭だ
トイレで希望の講釈を垂れ流す間に
世界地図から大陸がひとつ消えてしまっても
事の重大さに誰もが気が付かないだろう
我々はミサイルの射程圏内でじゃれあっていた
「最後は必ず正義が勝つ」と述べられても
己の内に掲げたモノがすべからく正義なのでは?
つまりは「最後は必ず皆が勝つ」んでしょ?
LOSERって諦観者の成れの果てかお仲間
嘘みたいに晴れた日はやっぱり嘘だった
「真実」とは何と引き換えに得る愚考でしょうか?
泣いても笑っていてもどうでもいい
震えた琴線の弦の太さの違い程度のことで
同情してはいけない 余りに大きな荷物になる
原始時代