裏の神社の神サマ。3.5
「神サマ、神サマ?」
『なんだよ?テレビじゃあるまいし何で2回繰り返す?』
「習慣っスかね?(笑)・・・じゃなくてお願いの話なんスけど?」
『おう。なんか思いついたか?』
「はい。時間を止めれる能力ください!」
『・・・犯罪臭くねぇか?』
「え?!い、いや・・・は、犯罪ってゆうよりロマン?、そう!男のロマンっス!」
『絶対、ロクな事しないよな?』
「そ、そんな事無いっスよ~やだなぁ~・・・」
『どうせエロい考えか、盗み系の話だろ?』
「盗みなんかしないっスよ!!!」
『じゃあエロい事はすんだな?』
「さ、さぁ?!何の話っスかね?・・・」
『どっちにしたって ほぼほぼ犯罪だろ。』
「い、いや、・・・そ、そう、例えばお婆さんとかが道で車に跳ねられそうな時とかに時間を止めて助けるみたいなのっスよ!こうゆうのなら犯罪じゃ無いっしょ?」
『あぁ。それ無理。』
「は?何でっスか?悪いコトじゃないでしょ?」
『まず、止めれるの生き物の動きだけだから。婆さん止めても車が止めらんないからそのまま跳ねられちゃうんだよ。』
「ええぇー?!ダメじゃないっスか?」
『うん。ダメだね。婆さんだけじゃなくあちこちで止まらない車で事故だらけだし、飛行機も落ちてきちゃうかな?あと鳥とかもバタバタと落ちるな。もうホラーかSFかって話になるね。』
「そりゃマズいっスね?(汗)」
『かなり マズいっスね。多分、トップクラスの神サマなら完全停止も出来るかも知れないけど俺ぐらいじゃ無理だわな(笑)』
「神サマの問題っスか?」
『俺が止めてって話な?お前が自由に出来る様にって話だと半径50㎝で10秒が限界だな。』
「全然 意味無いじゃないっスか?!」
『何の意味かは解らんけど(笑)まぁ 使い道はほとんど無いだろうな。』
「うー・・・・ダメかぁ・・・あ!んじゃこれは?!透明になる!!!」
『またエロい犯罪臭プンプンだな(笑)』
「男のロマンっス!!」
『一応 可能だぜ?』
「マジっスか!!んじゃそれ行きましょ?!」
『1日1回、3秒が限界で衣服等は消えない。』
「は?」
『だから、時間にして3秒しか消えないの。んで服や靴なんか消えないから。』
「それじゃあ服だけ歩いてるみたいな感じで周りからは見えてますよね?」
『見えてるな。』
「意味無いじゃないっスか?!」
『だから、何の意味かは解らんけどな。』
「あう~男のロマンがぁ~(泣)」
『お前なぁ?普通の人間がそんな特殊能力持つのにそんな奇跡みたいに上手くいく訳無いだろ?それじゃあ神サマの立場無くなっちゃうよ(笑)』
「まぁ、確かに・・・」
『だいたい神サマが犯罪の助長みたいな真似しちゃマズいだろが?(笑)』
「です。」
『そう言う交渉は悪魔とするべきだな。』
「いるんスか?!悪魔?!」
『いるよ?当たり前じゃん。神サマがいるんだから悪魔がいても当然だろ?』
「マジっスか?!紹介してください!!」
『いいけど、すぐに命と魂取られるぞ?』
「命?!」
『悪魔は超がつく程合理主義だからなぁ 願い叶えるならきっちり報酬をってのが当たり前。』
「諦めます・・・・」
『賢明な判断だよ(笑)』
「じ、じ、じゃあ、最終手段!モテる男の最終兵器!ナニを大きく!!!」
『いいよ。大きさ、太さ、形もお好みのまま。』
「マジっスか?よし!これで俺も・・・」
『でもお前、使い道あんの?』
「・・・・無いっス・・・・」
『それこそ意味無いじゃん(笑)』
『・・・・無いっス・・・・」
『他は?あと何がある?』
「また 考えておきます・・・・(泣)」
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裏の神社の神サマ。3.5