拙い言葉の橋
思いの行方
恋い焦がれる日々に倒れた日に気が付きました
溢れた思いは星屑になるようです
その星屑はとても重く、空へ昇れずに、病床へ散りばめられます
病に倒れた私は今日も胸を押さえて
散らばった星屑を数えます
貴方に届かなかった星屑たち
可哀想に、せめて空へ昇ことが出来たなら、貴方に見てもらえたのに
短命の星は強い光を放って、貴方の目にその生命を焼き付けるでしょう
光を放つことも、貴方に近付くことも出来ない哀れな星屑を産んで、今日も痛みだけを感じてます
貴方の体温を感じながら、意識を手放したいと、星屑に口付けながら願い事を呟き、眠ります
えにし
郷愁と貴方への恋慕はとても似ている
貴方を遥か昔から知っているように思う
出会って数年しか経っていないのに
これを縁と呼ぶのでしょうか
感傷と郷愁に相まった、貴方への恋慕について
私は拙い言葉を組み立てて、貴方へ続く橋をつくる
完成まで数日か、数ヶ月か、数年か、数十年か…
もしかしたら今世では無理なのかもしれないと、気弱になるところが、貴方への懐かしさの正体なのかもしれません
拙い言葉の橋