ダイヤモンドプロローグ

初めて書きました宜しくお願いします。

プロローグ「全ての始まり」

ここは、長野県須坂市。
蔵の町と呼ばれ、果樹栽培が盛んに行われている自然豊かな町……。
そんな町に産まれた一人の少年がいた。名前は、岡嶋流星。
彼は今、人生で初めて野球と言うスポーツに取り組んでいた。体験に行ったらたまたま練習試合中だったのだ。
彼の実力が気になった監督は、流星を代打で送り出した。

監督「打て!!流星!!逆転だ!!」

しかし、初の打席……。
緊張して足も震えていた。その姿を見た相手チームのバッテリーは、余裕の表情だった。
初球は、ど真ん中に球速70キロのストレート。
普通のバッターなら簡単に打てるが流星は、見逃してしまった。

審判「ストライク!」

キャッチャーの後ろで主審がコールする。
回は、六回。
3対2で相手チームが勝っている。
ランナーは、二三塁。一打逆転と言う場面だった。
その後、二球目も同じコースに投げてきた。ボールがキャッチャーミットに収まる頃に振っていた。

審判「ストライクツー!」

ツーストライク。追い込まれて後がない状態だった。自分の状況に理解してパニック状態になっている流星。対して、余裕の表情でマウンドに立っている相手チームの子は、三球三振にしようと思うと大きく振りかぶった。
それを見て、焦る流星の脳に一人の少女の声が聞こえた。

少女「打てるよ!流君なら打てるよ!」

その声を聞くともう一度バットを握り直した。
三球目も同じコースに投げてきた。
流星は、タイミングを合わせて振り抜くと綺麗な金属音がグランドに響き渡る……。

監督「走れ!!」

監督の激にびっくりして慌てて左バッターボックスから出ると一塁ベースに向かって全力で走った。打球は、綺麗な放物線を描きながら右中間に飛んで行ってた。すると、追いかけてる選手が急に追うのを止めた。
野球の知識も乏しい流星は、不思議な顔をしていたが審判が右人差し指をぐるぐる回してる姿を見て自分のチームのベンチの人全員が喜んでいた。この時、初めてホームランを打った事に気づく。
ダイヤモンドを回ってホームに帰ってくるとチームメイトが迎えてくれた。そして、ベンチの後ろには拍手していた幼馴染みの青木七海だった。

これが、岡嶋流星の初打席だった。




あの後、岡嶋流星は両親の都合で県外に引越しした。そして、数年の時を経て二人は高校生になった。
七海が進学した学校は、私立の須坂星秀学園高等部。
そこは、中高一貫校で野球部には、凄い力を入れてきた。長野県の中で唯一春夏連覇を成し遂げた名門校だ。
しかし、数年前から甲子園に出場する機会が減った。それは、通信制の松本俊英高校が出来たのだ。そこには、野球専門コースがあり朝から午前の授業を除いて夜遅くまで野球漬けの毎日を送っている。それに、外部コーチなどに元プロで指導の資格を持ってる人を雇い指導させるなど徹底していた。
その成果もあり20年連続出場を記録していた。
更に、昔からライバル校として有名な長野大学付属高校や上田第三高校が力をつけてきている。
そして、須坂星秀学園野球部の部員数は、15人……。
少人数では、夏は勝てない。誰もが分かってる事だ。去年の秋県大会は、ベスト16止まりだった。
そんな中、今年の春……。
まるで運命の糸に引き付けられたかのようにして一人の少年が帰ってくるのだった……。

ダイヤモンドプロローグ

いかがでしたか?
楽しめたなら幸いです。
これからも宜しくお願いします。

ダイヤモンドプロローグ

この作品は、野球小説です。 初めて書くので上手くいかない事も多いと思いますが頑張りますので宜しくお願いします。 因みに作者は、文才なしです。

  • 小説
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  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-10-16

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