休日のサラリーマン

サラリーマンの日常

「いやー週末のビアーは最高だね」

休日のサラリーマン

「いやー週末のビアーは最高だね」
「一発逆転のホームラン打ったみたいだよ」
「しかし、さあ、こう暑いと営業成績ががた落ちだね、仕事に身が入らないというか、酒で誤魔化すしかないよ。」
「いや、全くですね。サラリーマンにも夏休みが欲しいっていうか、暑さ皆勤賞でも貰いたい気分ですね。」
「いやーその通りだ、毎日骨身削って仕事してると何か生きているって感覚がなくなるよ。」
雑踏のビルの屋上で、
「明日からまた、暑くなるらしいですよ。」
「夏から生まれる誕生日も秋口だったり」
「おりゃー、暑い日に生まれたと思ってたけど秋に近いことで結構涼しかったりすんだよな。」
「みんな働いてりゃー息つく暇もないってもんよ、こんな間中だって、生き急ぐハイエナみたいになっちゃってるもんな、いっそのこと若いねーちゃん見に浜辺で、海水浴もしてみたいもんだよ」
「全くだ。」

ビアガーデンで4人のサラリーマンが飲んでいた。

結構なことですね。一気に読んだあらすじもわからないまま、休日から明日の仕事へと切り替わる

「先輩!どうです?あの子の具合は?」
「体調が悪いみたいだよ。」「しきりに暑さで気が狂ってしまったと泣き言いっていたよ」
「しかし、さあー、世も常だよなー。根性論なんて団塊世代の泣き言には叶わねーよな」
「しきりに働いてさー現状は定年、迎えるまで年金もらえないんだぜ」
「朝から晩まで仕事して、行き着いた晴れやかな定年は60から65まで先延ばしされるとわよ。」
「会社も当てにならないってことですよ、先輩」
「これから時代が変わっていく時代に年金生活も落ち着いたもんじゃありえないね。懐に金貯めてりゃー貧乏くじもひいても、後の祭りだよ」
「確かに。」
生きてりゃいいのさ、生きてりゃ。
なんとかなる。そんな現状を笑うやつもいれば悲しむやつもいる。ようは考え方次第だ。
敢えて口に刺すこともない。大いにやりゃあいい。

休日のサラリーマン

人間関係

休日のサラリーマン

生きている

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-10-10

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