友達
友達それは俺と彼女では全くの別物だった。誰が嘘で本当かも分からない。
短編の4話構成。第一話 怒
静かな夜。時折通る車の排気音がほんの少し聞こえる、A君は煙草を吸いながら空を眺めていた。明日は学校かぁ…と思い出し部屋に戻り静かに眠りについた。
騒がしい朝が来た、教室は動物園かと思うぐらい騒がしかった。「朝から元気すぎるだろ」ボソッと小声で呟いた。その時後ろからハイテンションのB子が「A君ー!!」と叫びながら駆け寄って来た、不機嫌な態度を隠しB子に合わせる。「おはよう、朝から元気だな笑」満面な笑みを浮かべるB子にさらに腹が立ったが見なかった事にした。
B子は俺の彼女で高1から付き合ってから1年ちょっとだ。こいつは男友達が多く不安な所もあるが、みんな俺の友達でもあるし信頼しているから大丈夫だと信じてる。そうだ「ちょっとトイレ行ってくるわ」そう言って逃げようと思った矢先、さらに騒がしい友達らが向かって来た。「おぉAとB子じゃねぇか!!!おはー!!」黙れ耳が痛い。後、おぉ!じゃなねぇよ…同じクラスだろうが。と心の中で独り言を吐き、またテンションを合わせる。
C子はクラスメイトの女子で波長が俺とよく合う、絡んでて結構楽だ。そしてDとE君、こいつらもクラスメイトで騒がしい連中だ。いい歳なんだからカンチョウして盛り上がるなと毎日思う、けどみんないい奴らだ。
チャイムがなる「さぁ今週も気合い入れて頑張りますかね。」と、みんなに言うと口を揃えて「そのテンションで気合い入れてんのかよ!」とツッコミを入れられて心底殺意に満ち溢れた。
友達
注意 彼女がいる人 はあまりオススメしません。胸糞悪くなります。