そうだインドに行こう。12

旅の終わ・・・る?

ドタバタな最後を迎えながら
空港に。
本当に最後のお別れだ。

アニルは
『また今度 病気が流行ってない時に色んな物食べに来てくださいね。』
と 最後の最後はキレイに締めくくった。

「うん。 またね。」
そう伝え アニルに背を向け
空港の中へ歩いて行く。

振り返ったら 未練が湧きそうで
とりあえず真っ直ぐ真っ直ぐと進んで行った。
しばらく進み 見えなくなっただろうタイミングで
チケットを取り出して行き先を確認する。

字面でなんとか待ち合いロビーを探し
とりあえず腰を落ち着ける。
あとは搭乗開始の合図を待って飛行機に乗るだけ

予定時刻まで あと少し。

予定時刻。

合図無し。

30分経過。合図無し。

遠目に職員らしき人に詰め寄る様に話しかけてる人が居る。

さらに周りを見ると 日本人がいた。
自分じゃ何が何だかさっぱりわからないので
聞いてみる事に。

理由はすでに忘れてしまったが
とりあえず飛行機が飛べないと教えられた。
時間の目処もたってないらしい。
ひたすらロビーで待つしかない。

・・・
搭乗開始の合図が出る。
当初の予定から遅れる事9時間。

なんか もう疲れた。

さすがに帰りの飛行機では
少し眠った様だ。 時間がとんでる。
その後はウダウダ起きてて
しばらくして映画を放映していて
ヘッドフォンで日本語吹き替えがあるのを知り
見始める。

熱中する。

映画がクライマックスを迎える。
ヤバい 泣きそうだ。

その瞬間 画面が真っ暗に。

え?
最後は?

もうじき成田空港に到着。
何せインドはペスト流行中
着陸後、席から離れず 担当係員の問診があるから
そのままお待ち下さいと。

わかった。
待つ。
だから映画の続きを・・・

続きが流れる事はありませんでした。

着陸後 係員が乗って来て
各座席を順々に廻る。

なんか早い。
そそくさと順番が来る。
『どこか痛いとか 気持ち悪いとか
具合悪いところありますか?』
「無いです。」
『はい ありがとうございました。』

ん 終了。
って
いいの?
大丈夫なの?
そんな簡単に済ませて?
こっちは楽でいいけどさ。

意外にすんなり飛行機を降り
帰国の入国審査。

あ・・・忘れてた。

タバコの存在・・・

ドキドキが止まらない。
並んだ列が少しずつ動く。

順番が来る。
『申告してないお荷物ございますか?
お酒 お煙草など?』
「ありません。」
声が震えぬ様に
表情変えぬ様に
絞りだす。

『はい。では 手荷物の中身確認させていただいてよろしいでしょうか?』
「はい。」
怪しまれた?
決まり文句?
大丈夫だよな?
いっぱいいっぱい入ってるけど・・・

『はい。結構です。ありがとうございました。』


死ぬかと思った。
緊張で。
とにかく これで無事終了。
ドタバタ てんやわんやの旅行も
こうして終わってみると
いい旅だったよな。

空港内の時計を見ると
自分の時計と時間か全然違う。
ああ そうだ日本の時間に合わせ直さなきゃ
・・・・
・・・・

ん?
そう言えば
帰国 遅れて・・・
今日の日付は?
・・・
あぁ!今日 法事!!!!
このまま行かないと間に合わない!!!
1週間1回も剃らなかった髭面で
スーツケース抱えて いざ法事!

━終わり━

そうだインドに行こう。12

そうだインドに行こう。12

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-10-09

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