そうだインドに行こう。10

How much?

本日は買い物day。

お土産のまとめ買いをします。
まず訪れた店はスパイスや紅茶 お香などが買えるお店。日本みたいにカレールーは無いけれどカレー粉はインドっぽくて分かりやすいお土産かと。
お香は知人からのリクエスト。
店員のお勧めは紅茶。
自分では飲まないから 説明受けても何が何やら。
とにかく色んな種類の商品を出しまくる。
値段を聞きながら 適当に選んでいく。
3,000円する 3色のパステルカラーの梱包に小分けされた紅茶を奮発して当時の彼女用にと。

すると多少 金を使う客だと判断したのか
店員が強く勧めてくる。
『味はこれが とにかく最高。』
『こんな紅茶はそうは手に入らない。』
と 手に真っ黒な箱を持ちアピールしてきた。
見た目は 確かに高級そう。
値段次第で話のネタにと思い
「いくらなの?」
店員の目が光った気が・・・
『10000円。』
・・・
・・・
・・・
紅茶の相場は知らないけれど
無理。
いらない。
買えない。

その後も何回かプッシュしてくるも
完全スルーします。

なんやかんや この店で買える物は一通り必要分購入し、会計すると約8,000円。
ちょっと買いすぎたかなぁと思いながら支払いをしていると 突然店員が手を差し出す。
『これ。 沢山買ってくれたからサービス。』
そう言いながら差し出した手に握られているのは
黒い箱。
10,000円の紅茶。

は?
ちょっと待て。
8,000円のサービスに10,000円がつくものか?
あり得ないだろう?
そもそも その黒い箱 本当はいくらだよ?

苦笑いが消せません。

店を出て 次の店へ。
移動の車内で このサービスの話をアニルに伝える
特になんのリアクションも無い。
カモか?日本人はカモなのか?
普通なんだな?これが?
心がねじ曲がっていくようです。

まもなく民芸品、衣服、宝石等幅広く扱う店へ。
店内に入ってすぐにアニルが側に来て
『この人 この店の店員。日本語大丈夫だから
しばらくこの人と買い物しててください。
ワタシ ちょっと用があるので』
と 店の外へと歩いて行く。

順々に商品を見て 欲しい物を選ぶと店員が預り
最後にまとめての支払い。
会計が終わると同時にアニルが帰って来た。

『はい。これ。』
「ん?」
・・・
「え?」
アニルが突き出しているのは
先ほどの店の黒い箱。
「何?これ?」
『紅茶。』
「いや それは知ってる そうじゃなくて
どうしたの?これ?」
『もう一個貰ってきました』
いやいや 貰ってきましたって
10,000円するんじゃないの?これ?
何がどうなったら
8,000円の買い物に20,000円のサービスがつくのよ?おかしいでしょ?

本当に教えてよ?
この紅茶の値段を?
素直に買ったらいくら損したのかを?

皆様。海外で言い値で買い物するのはやめましょう。絶対にぼったくりですから(笑)

そうだインドに行こう。10

そうだインドに行こう。10

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-10-08

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