滴情
あなたの 流す 涙のことを
決して 綴れや しないけど
あしたを 夢む 瞼のおくを
きっと 写せや しないけど
見ている わたしは 此処にいるから
だから何?
何でもないよ、気にしないで
あなたの 流す 涙の理由を
聞かせて 欲しいの ゆっくりと
あしたを 夢む 瞼の宛てを
聞かせて 欲しいな じっくりと
馬鹿だな こころは 沈黙の底
だけどでも
何でもいいよ、好きにしててよ
いつか来るそのときには
さよならも要らないから
あなたの背中
遠ざかる足音
いつか来るそのときにまた
此処で手を振れるよう
さよならなんか要らない
見えるでしょう?
滴情