After Summer Bus
麦藁帽子の匂いが混じって
君らしさに見送られる
時刻表のバスがまだまだ来なくて,
暑いね って言ってくれたから
うん そうだねって答えたんだ。
良い陽射しの天気になって
海が教える綺麗の強さが
波に合わせて隠れて見えたり。
着いたら きっと と言ってくれたから
うん 分かった って答えたの。
閉じた目で振り返っているのは
毎日歩いた坂の中に
後ろを見ている景色があることと,
真横の君の背景だった
ベンチ横のポスターは,
古びていても落書きがないままだということ。
真っ直ぐ見てる景色の中に
未来を見ている貴方を見ていて,
少しだけ足早だったから
ちょっと前行く横顔を想って
だから後ろ向く。
ベンチに座ってる。
開いたメールは一番上
送ることばをくれた君の
名前と一緒の
一番上。
返事をくれた貴方のメール
イベント情報の メールのもう次
名前と一緒に
流れた次。
iPodのカタッポイヤホン
シャッフルでもリピートでも。
一曲のブリッジが流れて聴こえて
初めて今日の君と会う。
時刻表の予定が伝える,
バスの時間はもうすぐ来る。
笑えてればいいと思う。
笑顔に似合う君が居るから。
ブリッジの中の一曲は
今日の貴方と合う気持ちの通り。
もうバスの時間みたいで,
きちんと見送るのです。
笑えてたみたい。
笑顔で応える貴方が居るから。
麦藁帽子を押えてる
君らしさに見送られ
iPodのカタッポイヤホン
次に進む曲を待ってる。
After Summer Bus