Happy

男子のような女子の有紀の日常は毎日笑いが絶えなかった☆

「有紀って本当に男子みたいだよな!」

「はぁ~!!どこが??」

「女子じゃないだろ(笑)」

「ふざけんなよ!ばーかッ!」

他の女子よりも短い髪の毛そして、クラスNO.1の運動神経で男女問わず
友達の多い有紀はいつものように隣の席の飛翔にからかわれていた。

「飛翔はいちいちうるさいんだよ!」

「うぉ~!相変わらず毒舌ですなぁ~!」

「うっさい!」

「有紀~!ちょっといい??」

同じバスケ部の光沙が有紀に問いかけた

「全然だいじだよ~!」

「今日の部活の事なんだけどね!今日はバレー部が体育館使うから、外練だって!」

「マジかぁ~また校庭20週かよ!マジ嫌だわぁ~・・・」

「有紀はいつも早いからいいじゃん!先輩とか有紀の後についていこうとしてるけど、
なかなか追いつけないで有紀に5週差とかつけられてるよね!w」

「マジで!んじゃぁ今日は先生来ないと思うからゆっくり走るわぁ~!」

「ってか一緒に走ろうよ~!」

「良いよぉ~」

「んじゃぁ、部活の時にねッ」

「うん!ばいばい~」

教室に戻ったら、もう授業が始まっていた。

「やべーーーーーーー!!あれっ!まさかのギリセーフじゃん!」

「セーフじゃないよ!お前は何してんだ??」

数学の先生は授業に少しでも遅れるといつもこう言う。

「あはははは・・・・」

「そのクールな笑顔をみんなに見せてくれるのはうれしいが俺は理由が聞きたいんだ!」

廊下にクラスのみんなの爆笑する笑い声が響き渡った

「う~んと!うちには休み時間が短すぎるというか・・・忘れましたぁ~」

また、廊下に大きな笑い声が響き渡った

「まったく・・・もう座れ」

数学の先生はあきれた様子だった

「ナイス有紀!」

前の席の愛が私に笑いかけてきた

「サンキュー!」

私も愛に笑いかけた


つづく

Happy

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  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-07-01

Copyrighted
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