私にまつわる昔話

私は昔、阿保の子だった。

その昔、私はまさに傍若無人だった。

さっき、二階でアシンガグモの小さいのを見つけ、父に「知ってるか、蜘蛛って自分の糸に絡まって死んだりするんやで」と教えると、「そんな蜘蛛おらへんやろ、阿保やん」「阿保やで」と言いあった後で、そういえば、と思い出した。

私は小さいころ、綿あめと称して蜘蛛の巣を木の棒でくるくると集めるのが好きだった。

蜘蛛にとっちゃ嫌だっただろう。それを言うと「あんたはほんまに阿保の子やで」と笑われた。
小学校の先生にも可哀想だからやめなさいと言われた。怒られてもやる子だった。

一人遊びが好きなせいで、変なことばかり思いつくのだ。

もっと昔は男子の股間に傘を刺すのが好きだったし、前習えのときによく前の子の背中を刺してはいちびりした。

今じゃあ考え付かない発想である。

しかしひそかに考えているのは、犬がいなくなったらペットと称して蜘蛛を飼うことだ。
あれは案外害はない。

そんなこと考えてる27歳、女。
ただいまviviでローラの可愛い写真を眺めて遊んでいる。
どうせお洒落するならこのクラスまで行きたいので、適当な今はその期にあらず、と念じている。

私にまつわる昔話

案外変わっていないのかもしれない。

私にまつわる昔話

このまま生きてていいんでしょうか。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-10-01

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