口笛吹いて過ごしたい
なんだかほんわりする日常。
とある大人の配慮で、私は大変助かった。
ヤフオクで、過去に三島由紀夫をおさらいしようと中古本をだだっと落札したのだけど、いつもの通り同じ出品者様から複数落札しようとしたら、全部値上げされて最後の一品、豊饒の海第一巻だけが落札可能となっていた。
私は他のも読みたかったなーと、義務感から落札したのだけど、な、なんと、この一冊を新品同様の綺麗な奴に、画像も現物も取り替えて送ってくださったのである。
600円はするんじゃなかろうか。それをあーた、100円で。
ありがとうございます!
そう思っていたら、春の雪はこれで終わりでなく、まだ続きがあるとのこと。
第一巻から順に読ませてくれようとしたのだ。
なんたる配慮か。文学好きのこういった粋なところが好きだ。
その昔、大阪にいたころ喜連瓜破の古本屋で、父に頼まれて血と骨を探していたら、「ああ、この子は文学好きなんだ」という感じでぐっと迫力のある知識人のような方々が優しく接してくださったのを覚えている。
文学とは、人を繋げる力がある。
なんかこう、人が優しいのだ。
ふざけたらそりゃ鉄槌下る。しかし根が真面目で洒落がわかっていれば、なんとも通じるものがある。
後はここに、音楽を取り入れたい。
父は絶賛玉置浩二や永ちゃん、ブルースなんかを進めてくるのだが、私はそれよりビートルズを聞きなおしたい。
勧めてくれる人がいるだけ恵まれてるよな、と思う今朝今時分。
やっぱり流行りを追いかけて昨日は二枚分ほどアルバムを購入してしまったが、一応1万円以内には収めている。ここは褒めてほしい?
いやいや世の中やっぱり一円も使わない人はいる。
金の使いどころを間違えないように、なんて言いつつ、ダジャレの通じ無さそうな文章を書いてることにズコッと来る。
な、なんじゃこりゃ。お堅い文章ではないかー!
きえーっと一生懸命ふざけてみる。
いや敢えてする必要はない。私は元からふざけている。
従姉妹達と長年距離を置いていたせいで、女の子のお付き合いが出来ずにいる。
コレクションしている安房直子の絵本なんかあげたいのだけど、まだ子供は赤ちゃんだ。
絵は奇麗だけど、今時の本が欲しいだろう。
とりあえず、来月になったら小遣いでもあげられるように。そんな風に考えている。
ふと夜中に見たオードリーヘップバーンのムーンリバーの一場面が忘れられずにいる。あの人の出演作でも集めてみようか。
色々やることはある。寅さんがやってるなら、オードリーヘップバーンもやってよ、と私は無言で動画サイトに懇願している。
あの人の作品は、美しい。
祖母が犬用に買ったカートを気に入ってくれ、近所に犬を乗せて出かけていく。
足の運動になって良い。あちこちで「金持ちの犬やねー」と笑われ、そのたび「大阪の犬やからしゃーないねん」と適当こくらしい。
うーむ、田舎じゃ目立ってしょうがないな。
犬がカートを気に入ってしまい、ずっと降りずにいる。
私はもっぱら自分にあてがわれた部屋で、たまにフェイスブックを覗いては、あれやこれやと書き物して、音楽聞いて過ごしている。
今日は豊饒の海を読もうかな。
そんな風に考えている。
ファンになるというのは楽だけど、それだけお金がかかります。まあ1万円以内ならいいかと、口笛吹いてしれっと購入。
それなりの専門家さんには、お金はくれぐれも使わずにと説教食らった昨日です。
まあね、それが正解。
私は今日も、器用貧乏して生きてます。
では。
口笛吹いて過ごしたい
田舎じゃWiFi繋がらない。