秋の句。一
石ころや立秋の日を吸いたりし
寝転びて雲を見つめし秋の蝉
織姫や今年最後の口重ね
秋の蝶や世を吸いたりし羽の色
山の日や今日ひねもすに山を見ず
田園や秋夕焼けが広がりし
背負いたる鞄さわれば残暑かな
夢の香や君の名を呼ぶ秋の夜
白露や命の如く留まりし
空高し浮きたる世にも水の空
身に入むや風の流れし朝の道
蚊の潰れ肌に広がる秋の色
秋の句。一
以上の十二点です。私の作品に最後まで触れてくださった方、本当にありがとうございます。また不定期的ではありますが、このような形で自分の作品を見てもらえたらなと思います。
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