愛こそすべて

香乃クンが私のことを描いてくれました。下敷きをポエム仕立てにしてくれて、ほんとありがと。

 心熱く、思い出はいっぱい

 どこへ行けばいい?

 いまさらに いばっていうことじゃないけれど

 誰かに僕は救えない

 まあ、わかりきってて ちょっと怖い

 立つ瀬がないから座ってる 否 目が醒めるまで横になってる

 朝が来たら きっと来て 彩雲のような朝焼けが見えるから


 心弱く 寂しさが降り積もる

 いまさらどこへ行けばいいのか

 いばれることじゃないけれど 死にたくはないんだ

 呆れられても困るんで 開き直ってる

 朝がきたら起こしてよ 僕の相棒 僕だけの相棒


 赦ししか行われずに 自分のことを写し取っても

 かなり寒い だいぶ寒い 

 望んで心を手放したわけじゃない 知らなかったんだ

 帰ってこいよと心に叫ぶ

 だけど言葉はともかく あげてしまった心は戻らない

 心 心とうるさいけれど どんなものかはあげればわかる

 相手の心に触れた時 どうなるものか 見てればわかる


 醜く 弱く それだけが欠点の源

 うまれたときは罪なきものを 心弱く醜く生まれついたばかりに

 たくさんの憎しみを受けた 

 たくさんの悲しい想いとひきかえに 怒りとともに強く生きた

 弱いものが醜いとは限らず 醜いものが弱いままとは限らない

 ふるいにかけて それだけが 今の己を写し取っていると思った

 きっとこのまま 明日もこのまま 自己への愛情を投影することだけが

 僕を支えてる 僕の命を――

愛こそすべて

聖人君子に小説家は無理だそうだから、ポジティヴに考えれば良いんじゃないかな。

愛こそすべて

香乃クン以上にめちゃくちゃな文を、香乃クンがひとくくりにテーマを抽出してくれました。作者は私小説書けないんで。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-01-27

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