Dβ.ver

自分は凡庸を繰り返している。駅までの道のりを歩く、駅の階段のぼる、改札を出る、職場までの道のりを歩く、なんの変哲もない日常
何も思わなかった。ある日駅のホームで警備員を見かける
event test......

cp01 a_4.7139263,

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朝がやってきた、目をこすリながら洗面所に向かう。
なんというかやっぱリ朝はどうも苦手である。
視線をハブラシに送って
「いややっぱり先顔洗おう」「いやあわだてんのめんどくさい」と朝から無駄な事を考えていた。
事を終え自分の部屋は目を瞑らない限り視界に入る
自分の部屋はいつもと何もかわラない。
引きっぱなしの布団、見ないけどずっとついてるテレビ、しゃレたテーブる
自然光が入ればレンブラントみたいな陰影の部屋,物をいつ買ったかは何となく覚えてるけど明確には思いだせない。

ぶつくさあほんだら騒ぎちらしながら
用意をして、黄ばんだ100均の皿に、コーンフレークを入れ牛乳をぶっかけル、
勢いよく牛乳を入れすぎたもので皿から牛乳が溢れキッチンのシンクに飛び散ってしまった。
あゔぁ 仕方なくシンクを吹いて時間がない朝はテーブルを使わんと、キッチンのせまいスペースで食事をする。「いってきます」と女性が写っている写真に話かける。

エレベーターをおりてエントランスの重い扉を開けて駅に向かって歩いていく
道中上は白いタンクトップでヨレヨレのズボンを履いたおっさんが太陽に向かってぶつくさ言うている。
コンビニエンスストアが見えてきて突き当たりをを曲がると、この世の終わりが如く引きつった表情で内部事情をさらけ出す井戸端会議中のおばはん。
いやこんな事をいちいち見てる暇ではない。ぎりぎりに出てしまったので非常にまずい

いつも見ているイメージが高速で過ぎ去っていく、あっと言う間に小汚い駅の階段を上っていた。
階段一段に「その振込ちょっとまって」「人をおもいやるマナーを」広告が目に入ってきては捨て、入ってきては捨て、ええ
ぷしゅっっっっーーーー1番線に到着の電車は……皆それぞれの目的でこの電車に乗り揺れている。
ふと見渡してみると車両に居る人は全員下を向いていたので急に力が抜けてき。携帯を見ると余裕で遅刻していた。

急いで会社に向かった。まずはゲートを通らないと自分のロッカーにたどり着けない。
汗だくで守衛室に向かって事情を説明した、妙な目つきの守衛が淡々とした口調で
「はい、それでは記入してください」「Aですか?Bですか?」と
記入を済ませ、事を済ませ、準備が整い自分が担当の場所に向かう。
埃っぽい倉庫内に男どもが服に赤いSALEシールを張っている
違う場所では書類片手に何やら段ボールの中の服を仕分けしている
「あれ?君遅いよ、ラインずれちゃったゃないか」
マスクをした主任が目と眉毛の動きで怒っているのが分かった
「すいません。寝坊してしまいました。」
「なんでよ?」
「えっ?」
「聞いてるんやんかこっちが」
「えっ?」
「えっ?」
「あゔぁ」
「もういいよ早くラインついてよ」
自分はそそくさと大量の服の値札にSALEシールを張り出す。

凡庸な毎日ずっとこれが繰り返される、無になれる瞬間があるがそんな物は小一時間だけである。
真激に豪快に時には繊細にシールを張っているこれでお金がもらえるのだ
でもやはりラスト1時間はきつい、休憩はこまめに挟むので切り替えができ気分転換にもなるのだ。
自分としては苦にはならないが、だけどラスト1時間はきつい。


ようやく本日のノルマを達成し、やっとこさ帰路につけるのである。
守衛さんに軽く会釈してゲートを出る。
相変わらず無表情で愛想が悪い
主任とは目を合わさずそそくさと出て行ったが、翌日にはキレイさっぱり忘れているタチだから大丈夫だろう。
駅までの道のりを歩きタバコしながら歩く。
特別タバコは好きではないが、労働の後は格別!それと労働後にしかめっ面でタバコの煙をのんでる自分に酔いしれている部分もあるかもしれない。
いや多分そう……8割ぐらいーー
会社の最寄り駅のホームは古びた地下鉄なもので独特の匂いとなぜかホームの隅っこはいつも濡れている。
電車を待つまでの間、ぱらぱらと人が電車を待っているのを見て暇つぶしとして、ホームの待ち人がこの駅までに至るストーリーを勝手に妄想する。
すると勝手に電車が目の前に現れるのだなんて素晴らしい。


帰路の途中いつも立ち寄るコンビにがある。
さぁて今日の献立はカレーか…と決まっているのにえらい余計なものを買ってしまう。
時にはすごい腹が減っているのに迷いすぎて弁当、パン、弁当、パン、弁当、パンのコーナーを
往復してしまう時もある。
用もないのに毎日訪れたりしてしまう
自分と親密にへばりついてしまっていたのであった。

まだタンクトップのおっさんは上にむかってぶつくさ言うてる、まだ井戸端会議しとる
ずいぶん変な町だ…。

見覚えのある廊下を歩きようやく自分の家の扉を開ける。



朝がやってきた、目をこすリながら洗面所に向かう。
なんというかやっぱリ朝はどうも苦手である。
視線をハブラシに送って「いややっぱり先顔洗おう」「いやあわだてんのめんどくさい」と朝から無駄な事を考えていた。
事を終え自分の部屋は目を瞑らない限り視界に入る
自分の部屋はいつもと何もかわラない。
引きっぱなしの布団、見ないけどずっとついてるテレビ、しゃレたテーブる
自然光が入ればレンブラントみたいな陰影の部屋,物をいつ買ったかは何となく覚えてるけど明確には思いだせない。

ぶつくさあほんだら騒ぎちらしながら
用意をして、黄ばんだ100均の皿に、コーンフレークを入れ牛乳をぶっかけル、
勢いよく牛乳を入れすぎたもので皿から牛乳が溢れキッチンのシンクに飛び散ってしまった。
あゔぁ 仕方なくシンクを拭くいて時間がない朝はテーブルを使わんと、キッチンのせまいスペースで食事をする。「いってきます」と女性が写っている写真に話かける。

エレベーターをおりてエントランスの重い扉を開けて駅に向かって歩いていく
道中上は白いタンクトップでヨレヨレのズボンを履いたおっさんが太陽に向かってぶつくさ言うている。
コンビニエンスストアが見えてきて突き当たりをを曲がると、この世の終わりが如く引きつった表情で内部事情をさらけ出す井戸端会議中のおばはん。
いやこんな事をいちいち見てる暇ではない。ぎりぎりに出てしまったので非常にまずい

cp02 -0.0006038

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いや多分そう……8割ぐらいーー
会社の近くの最寄り駅のホームは古びた地下鉄なもので独特の匂いとなぜかホームの隅っこはいつも濡れている。
電車を待つまでの間、ぱらぱらと人が電車を待っているのを見て暇つぶしとして、
ホームの待ち人がこの駅までに至るストーリーを勝手に妄想する。
もうかれこれこんな事を幾度にくりかえしてる気がするのだが、本当にいつからか思いだせない。
なんで自分は飽きないのか?普通飽きるだろ?
フゥーとため息を吐いて天井を見上げた。
するとかすかに小声で何か聞こえるではないか…

「あにす‥」「アニッス」
「えっ?」
「あリがとうございます」

自分は空耳だと思い天井を見つめていた。
これは凡庸な毎日に嫌気がさし、甲羅にこもった自分に対しての刺々な妄想だと
考えたが、どうも陳腐なきがしてきて笑いがこみ上げてきたがひと笑い吹けなかった。
自分は駅のホームを見渡した、首を何回も左右に、眼球も左右に
すると駅の隅っこで首だけ上下動いている像が何となく確認できた。
あの像から聞こえてきたのであろうか?
ほかにぶつくさ言うてるやつがおるが、なんかいつもと違う。
しかし自分が座っている椅子から、駅の隅っこまで5,6メートルぐらいあるかもしれないのに
なぜ小声で聞こえてきたのであろうか?
先ほど確認できた像から聞こえたのかはたまた、刺ちくりんな幻想か?
妙な戦慄を抱きながら、少しずつ近づいていった。
服装は警備員のような服で、一定の視線で通行人に「あリがとうございますと」言っている。
何に対しての「ありがとうございます」なのだろうか?
工場中で迷惑をかけていて「恐れいります、こちらが通路です、ご協力ありがとうございます」なら分かる。
そして何を守っているのか?何を監視してるのかも分からない
彼の背後はベージュの薄汚い壁しかない。
するとブワッと風がやってきて電車がホームに着いた事を知らせてくれた。


帰路の途中いつものコンビニに寄って、余計な物を買う

「合計で3300円になります」
「はい」
財布を開けるといつも気が付かなかったが紙幣と小銭が異常にある。
「あリがとうございました」
店員は深々と礼をする
財布ってこんなにお金入るこものなのだろうか?
こんなに稼いでいたか?
気になった自分は自室に戻り、改めて数えてみた。

札束、小銭を並べていくにつれ次第に顔、いや全神経系が奮激してきたのだ。
999999999,きっきゅうあwせdRftgyフじlp
いや物理的にあり得ないじゃないか!どうやって収納したんだ?
まず紙幣が束の世界じゃないか、小銭だって!!!!えぇぇ?!
すると朝になっていた、飯も食べてない、財布の中身を確認しただけなのに
夢だったのか?テレビはずっとついていた…。

まずい!今日も仕事じゃ
「いってきます」と女性が写っている写真に話かける。
エレベーターをおりてエントランスの重い扉を開けて駅に向かって歩いていく
道中上は白いタンクトップでヨレヨレのズボンを履いたおっさんが太陽に向かってぶつくさ言うている。
コンビニエンスストアが見えてきて突き当たりをを曲がると、この世の終わりが如く引きつった表情で内部事情をさらけ出す井戸端会議中のおばはん。

埃っぽい倉庫内に男どもが服に赤いSALEシールを張っている
違う場所では書類片手に何やら段ボールの中の服を仕分けしている


「ここからビューに飛ぶなら杉山Pの所へ」
マスクをした主任が目と眉毛の動きで怒っているのが分かった
「ん?」
「………」
「あの…」
「ここからビューに飛ぶなら杉山Pの所へ」
「主任?狂いました?」
「……」
「あゔぁら!」
転びたいのだけレど自分はこロんだ覚えがないので
こロベナかった。

怖くなり自分は飛び出した、守衛さんに話かけた
「だからいつも言っているじゃないですか?」
「今日は暑いですね…」
「ここだけの話ね…物騒なやつがウロウロしてまして」
「守衛さん!主任が!聞いてます?」
「だ、だれだ!!」
「え?」
「今日もご苦労様です」
こんなにしゃべった守衛さん見た事も聞いた事もない…
「Aですか?Bですか?」

「守衛さんまで!おかしいですよ?!」
「どうやらこの間まで龍門組とつるんでたそうで…」
だめだ話にならない…半狂乱になりつつゲートを通った。

なんだ今のは自分は気が狂ったのか?
とりあえず駅に行こう。
無我夢中で駅にむかった。

景色だけは何も変わらずに、自分だけが取り残されている感覚だ。
「とりあえず帰ろう、い、一回帰ろう」
するとホームにはいつもの人たちが電車を待っている。
まさかと思い…いやそんなわけがない。
朦朧としてたたずんでいると、ある事に気が付いたのだ。
全員同じモーションというかある一定の規則的な動きをしている。
ぶつくさサラリーマンは、腕時計を見てイライラしながら貧乏揺すりをしている。
この動作が一寸の狂いもなくループしているのだ。
塾帰りの小学生もずっとゲームをしている一回も上を見ずに。
キャリアウーマンは足を組み替えたりしながら遠くを見ている。
他の人も見ると規則的な動作をループしている。
思わずサラリーマンに話かけてしまった。
自分の方向に向かってスルリと向きを変え
「いやぁ、電車がなかなか来ないのはイライラしますね」
「え、あはぁそうですね」
「いやぁ、電車がなかなか来ないのはイライラしますね」
「え?」
「いやぁ、電車がなかなか来ないのはイライラしますね」
「もういいよぉ!!」
サラリーマンはくるっと回転しまた同じモーションを繰り返した。

ブワっと風が吹いた
暗転

>[motion]

cp03 >[motion]

>event test

「ありがとうございました。」
店員は深々と礼をする
財布ってこんなにお金入るこものなのだろうか?
こんなに稼いでいたか?
「え:」
「あぁ、お?」
我に返り何か妙な気分だ。
店内に戻りあたりを見渡す。
やはり何も変わらないじゃないか。
しかし今何時で、何年何月何日何曜日なんだ?
時計もありゃしない、変わったコンビにじゃないか。
気になったもので立ち読みしている若造に話かけてみた。
「すいません…」
「どのイベントを見る?」
「はあ?」
「どのイベントを見る?」
訳が分からない、
「 01 起床
 02 駅までの出来事
 03 職場
 04 事件
 05 ユリアの死
 06 出会い
 07 咆哮
 08 過去との対峙
 09 end」
「あなたどうかしてますよ」
「インスタントカメラはいる?」
「  99個いる    
  >いらねーよ  」
勝手に選択肢が与えられ、訳の分からん質問ばかり押し付けられた。
怖くなったもんで、店員さんにも状況を説明しようとした。

「すいません」
「いらっしゃいませ!」
「あのちょっとい、いろいろ聞きたい事がありまして」
「お金が足りませんよ」
「うゔぉ」
「ありがとうございました。」
「99個ですね」
「すみません…この辺りはよくしらなくて…」
「いや…」
「そういえば最近やたら挙動不振なやつがよくきますよ」
「気をつけてください!」
「ありがとうございました」
話にならないので半狂乱になりつつ店を出た。
「はぁ…はぁ…」
一心不乱に全力で走ったいつもと違う道を、、

っと言う間に小汚い駅の階段を上っていた。
階段一段に「その振込ちょっとまって」「人をおもいやるマナーを」広告が目に入ってきては捨て、入ってきては捨て、ええ
「ぅぅっぅぅう」
「ぅあっ妙だ」
足ががくがくなっている…
「とりあえず一回家に戻ろう…」

理由はほんとに何もないが家に戻る、でも気持ちはすごい焦っているし家に戻る暇はない…
なんと矛盾ししているのだろうか?
家に戻る途中至る所に道路が謎の記号で覆い尽くされていた。
口で言えない記号…
「えーのゼロのえふえーきゅうまるブツブツ…」
気味が悪いじゃないか。
急に雨が降り出して目の前が薄暗くなり、あたりはびちゃびちゃに…
井戸端会議のおばはんはびしょ濡れになりながらも話している。
僕は少し気になり思わず声をかけてしまった。
「あのぉおお?」


「奥さん聞きました?〇〇区で事件あったそうですよ
しかもヤーさん絡んでるんちゃいますかって」
「いやぁほんまかいな〜」


「すいません!きいてます??」

「奥さん聞きました?〇〇区で事件あったそうですよ
しかもヤーさん絡んでるんちゃいますかって」
「いやぁほんまかいな~」

自分は急に笑いがこみ上げてきてのでひと笑い吹いた。

Dβ.ver

Dβ.ver

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • ミステリー
  • ホラー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-09-18

Copyrighted
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Copyrighted
  1. cp01 a_4.7139263,
  2. cp02 -0.0006038
  3. >[motion]