鼓動する正義の悪
2xxx年
数々のデュエルに特化した施設ができつつある都市
セントラルデュエルシティ
そこには腕のあるデュエリストか山ほど集まり毎年名のあるデュエリストが誕生しているのであった
そんな中、都市のはずれにある小さな町
オリオン町
そこにはデュエルをする者もいるがその使い方は
恐喝・強盗・殺人・・・
他にもデュエルに特化されたこの都市ならではの犯罪にカードは使われるのだ
そんな荒れた町の中にある高校
オリオン学園
そこにはデュエルで落ちぶれてしまったいわゆる不良の集まる高校
そんな中に彼はやってきた
髪が銀色に染まっている青年・・・
彼の名前は【如月・龍也】
その日彼は普通に登校していた
「クソッ・・・めんどくせぇ・・・」
彼は学園指定のズボンに片手を入れ、学園指定のバックを不良のように担ぎながらオリオン学園へと向かう
彼は父親がオリオン町の数キロ先にあるペガサス町という大手デュエル会社の集中するいわゆる都市の中心部への人事異動が決まった為、龍也はしかたなく父親に付いて行く事になった
母親は小さい頃に強盗に遭いその際の事故によって命を落としたらしい
そのせいか龍也は昔から成績はいいのだが性格が荒くオリオン町に引っ越して来た後もオリオン学園へと無理やり通うことになってしまったのだ
しかし性格とは半面にまじめな彼は
「・・・めんどくせぇ・・・」
と一言、言いつつも学園へと向かうのであった
その登校最中に事件は起きた
?「おい。待てよ転校生よぉ」
突然後ろから声を掛けられた
「あぁん!?」
めんどくさく登校している最中にめんどくさい事に巻き込まれてイラつく龍也
後ろから声を掛けてきたのは
オリオン学園でも有名な不良、【一条・圭太】
彼はやたらと新入生や転校生に声を掛けオリオン学園ではナンバーワンのデュエルによって相手のカードを勝手なアンティルールで奪っていく悪人なのだ
そんな彼は転校生である龍也に仲間を4、5人連れてデュエルを挑みに来たのだ
この都市では誰もがデッキを持っており街中でデュエルが始まるのは珍しくないことなのだ
一条「転校生よぉ、ちょっとデュエルしないか?時間はかけねぇからよ」
少し軽めな口調で龍也にデュエルを申し込む
しかし龍也は
「めんどくせぇ」
その一言を言い放ち学園へと向かおうとする
しかしその前を
不良A「まあ待てよ、転校生」
不良B「今からデュエルしたって学園には間に合うから大丈夫だよ?転校生」
不良達は龍也の前に立ちふさがり学園へ向えないようにする
「チッ・・・めんどくせぇなぁ・・・」
そう言って彼はバックからデュエルディスクを取り出す
「さぁかかってこいよ!!」
そう言って一条のほうに向く
一条「おっ?やっとやる気になってくれたか転校生」
そう言って一条もデュエルディスクを取り出す
「俺が勝ったら二度と登校の邪魔しないでくれ。ついでに俺の名前は如月・龍也だ」
一条「わかったよ龍也君。そのかわり俺が勝ったらちょっと相談があるから相談に乗れよ?」
二人が言い終わると他の不良たちがデュエルヴィジョンの装置をセットする
そして
如月・一条「デュエル!!」
如月LP4000 一条LP4000
一条「俺の先攻!!ドロー!!俺は【キメラ・グリフォン】を攻撃表示で召喚!!」
キメラ・グリフォン
☆4 風 鳥獣族 AT1600 DF1500
このカードの召喚時、デッキからレベル4以下の【キメラ】と名の付くモンスター1体を
効果を無効化して特殊召喚することができる
一条「俺は【キメラ・グリフォン】の効果によりデッキから【キメラ・タイガー】を効果を無効化して攻撃表示で特殊召喚!!」
キメラ・タイガー
☆4 地 獣族 AT1400 DF1600
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから攻撃力1500以下の
【キメラ】と名の付くモンスター1体を手札に加える
一条「さらに俺は手札から【融合】発動!!」
融合
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚する
一条「俺はフィールド上の【キメラ・グリフォン】と【キメラ・タイガー】を融合。現れよ、【キメラ・ファントム】!!」
キメラ・ファントム
☆6 風 獣族 AT2600 DF2400
【キメラ】と名のつくモンスターx2
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
一条「さあ俺はこれでターンエンド」
一条 手札4枚
不良A「出たぜ【キメラ・ファントム】!!」
不良C「これで一条さんの勝ちやな!!」
大量展開され不良たちが騒ぐ中如月のターンが始まった・・・
「俺のターン、ドロー。俺は【ダークマター・ナイト】を召喚」
ダークマター・ナイト
☆3 闇 戦士族 AT1000 DF1000
このカードの召喚時、手札から【ダークマター】と名の付くレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚することができる
「俺は【ダークマター・ナイト】の効果によって【ダークマター・マジシャン】を守備表示で特殊召喚する」
ダークマター・マジシャン
☆4 闇 魔法使い族 AT0 DF1000
このカードは1ターンに1度手札を2枚墓地に送ることでデッキからレベル3以下の【ダークマター】と名の付く
モンスター1体を守備表示で特殊召喚する
「俺は【ダークマター・マジシャン】の効果で手札の【闇の球体・D】と【ダークマター・リターナー】を墓地に送り、デッキから【ダークマター・パラディン】を守備表示で特殊召喚」
闇の球体・D
通常魔法
デッキから【ダークマター】と名の付くモンスター1体を手札に加える
このカードを発動したターン自分は特殊召喚をすることができない
ダークマター・パラディン
☆2 闇 戦士族 チューナー AT200 DF1900
このカードは戦闘を行った場合、エンドフェイズ時に攻撃表示となる
一条「チューナーだと!?」
「さらに墓地に送られた【ダークマター・リターナー】の効果によって守備表示で特殊召喚」
ダークマター・リターナー
☆1 闇 アンデット族 AT0 DF0
このカードは墓地に送られた場合、守備表示で特殊召喚される
このカードは【ダークマター】と名の付くモンスターのシンクロ召喚にしか使用できず
リリース、エクシーズすることもできない
このカードの効果によって特殊召喚されたこのカードがフィールド上からはなれる場合このカードはゲームから除外される
「俺はフィールド上のレベル3【ダークマター・ナイト】レベル4【ダークマター・マジシャン】レベル1【ダークマター・リターナー】をレベル2【ダークマター・パラディン】でチューニング!!」
一条「レベル10のシンクロモンスターだと!?」
「シンクロ召喚!!未知なる闇の将軍、【ダークマター・ジェネラル】!!」
一条「【ダークマター・ジェネラル】・・・!?」
「【ダークマター・ジェネラル】の効果発動。手札を2枚墓地へ送り、フィールド上のこのカード以外のモンスターをすべて破壊する!!」
一条「何だと!?」
ダークマター・ジェネラル
☆10 闇 戦士族 シンクロ AT3500 DF3000
【ダークマター】と名の付くチューナー+【ダークマター】と名の付くモンスター2体以上
このカードはシンクロ召喚以外に特殊召喚できない。
このカードのシンクロ召喚時、手札を2枚捨てることでこのカード以外のすべてのモンスターを破壊し
破棄したモンスターx500ポイントのダメージをお互いに受ける。
「俺は手札の【ダークマター・スケルトン】と【聖なるバリアミラー・フォース】を墓地に送り効果を発動する。ジェネラルバーサーカー!!」
ダークマター・スケルトン
☆2 闇 アンデット族 AT500 DF500
このカードの召喚・特殊召喚時、フィールド上の魔法・罠を1枚破壊する
聖なるバリアミラー・フォース
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動することができる
相手フィールド上の攻撃表示モンスターを全て破壊する
一条「俺の【キメラ・ファントム】がこんなにあっさりと・・・」
如月LP3500 一条LP3500
この展開に周りの不良たちもざわつき始める
「さぁ、止めだ!!【ダークマター・ジェネラル】でダイレクトアタック。ジェネラルスラッシュ!!」
一条「ぐぉおおおおおおおおおおおおお!?」
如月LP3500 一条LP0
不良達は目の前の光景に唖然としている
その時の如月はフッっと一瞬だけ笑った
鼓動する正義の悪