海辺のカフカ

海辺のカフカ

2012/6/23・24日 大阪シアターBRAVA!

原作=村上春樹
脚本=フランク・ギャラティ
演出=蜷川幸雄

CAST

柳楽優弥    カフカ
田中裕子    佐伯
長谷川博己   大島
柿澤勇人    カラス
佐藤江梨子   さくら

高橋 努    星野
鳥山昌克    カーネル・サンダース

木場勝己    ナカタ

新川将人    ジョニー・ウォーカー

妹尾正文    中沢重一/HNKニュースキャスター
マメ山田    カワムラ
堀 文明    警官/がっしりした兵隊
TROY      ジェームス・P・ウォレン少佐
蜷川みほ    岡持節子
多岐川装子   田中/NHKニュースアナウンサー
景山仁美    曽我

深谷美歩    少女

佐々木美奈   ミミ
浅場万矢    ミミ(ダブルキャスト)

土井睦月子   カーネルが呼び出した女の子
手打隆盛    オオツカ/犬/背の高い兵隊



幕が開くと舞台の上ではいくつもの大小のアクリルケースが見えている。
正面には木立の入ったケース、左端に小型のトラックがぴったり収まったケース、
右側には自転車置き場とかカラスのとまった男子用トイレとか、バスなどもケースに
入っているのが見えるが、やがてこれらのケースが舞台の中を縦横無尽に動き始める。

そして正面のケースの奥に一段と小さいケースに丸まったようにして入っているカフカが見える。
このケース操るのはカラス・・・、そう舞台の上にある大小の幾つものケースを人力で動かしているのだ!
余り広いとはいえない舞台の中をぶつからないように所定の位置へ移動するだけでも大変だわ!
舞台の前面にせり出して、ぎりぎりの所で止める黒子さんに感心する!


ケースは物語の場面毎にケースに入っている。
カフカ少年の父の書斎。野方商店街のゴミ置き場や中田さんが猫と話す公園。
四国・高松へ向かう途中のサービスエリアやバスや自動販売機。
星野くんのトラックや甲村記念図書館の受付、佐伯さんの書斎や大掛かりな森など。
この作品の性格上、場面転換がスゴク多くなるのを、このケースごと移動する事によって時間短縮が出来たと思う。
こんな事を思いつく蜷川さんってスゴイッ!

そしてもうひとつ私が気になったのが物語とは全く無関係な天体と言うか太陽系の模型、
中央に真っ赤な太陽を思わせる球体があり、その周りを赤・黄・青(の順番だったと思うのだが・・・?)の光るラインがぐるりと巡っている。

これが時々舞台の後ろの方を右から左へ、左から右へと横切るのだがその意味は不明。


やがてカフカとカラスが座る父の書斎のケースが前面にせり出してくる。
2人はソファーに座りこれから起こそうとしている事の相談をしている。
カラスはカフカの耳に囁く・・・、君はこの世で一番タフな15歳になるのだ!
カラスはカフカの見守りの人であったりカフカの心を代弁する存在でもある。
カフカは父の小型のナイフと姉と映っている写真と共に旅に出る。

私はこの舞台の上演が決った時点で「海辺のカフカ」の原作を買って読んだ。
かなり厚めの文庫本で、上・下2巻になっている。
本の中でもカフカとナカタさんの場面が交互に出てきていて、勿論長い物語なので
舞台ではかなりの部分はカットはしてあるが、基本原作に忠実に舞台転換がある。
物語はカフカの物語とナカタさんの物語が2本立てで進んでいく仕組みなので、
場面転換にこの透明なケースが素晴らしい働きをする。


だが私は敢えてこの感想は出来るだけ場面転換は省いて続けて書いていこうと思う。


舞台は中年の小学校教諭(岡持節子)と思われる女性が外国人の軍人に尋問されている場面に変る。
昭和19年の秋、小学生16人を連れて山へきのこ取りに行き、そこで子供たち全員が
意識不明になった事件があり、やがて殆どの子供は回復したが、ただ一人ナカタサトルと言う子供の
意識が回復しなかったと言う話が語られる・・・、舞台では、今は初老の老人になったそのナカタが登場してくる。

ナカタさんはあの事故のせいて記憶に障害を持っていて、字も読めない書けないし、昔の事も良く覚えていない。
知事さんから補助を貰い(生活保護のこと?)一人暮らしをしている。
だが特技として猫と話が出来るので、今ゴマちゃんと言う迷い猫を探している。
原っぱのような所で色々な猫と情報交換!黒猫のオオツカさん、育ちの良さそうな美人猫(笑)のシャムネコのミミ。
これらの猫はぬいぐるみで中に人間が入っていて、ナカタさんよりも大きいよ(笑)
そこで変な格好をした「猫さらい」が居ると情報を得る。
舞台には大きな犬のぬいぐるみが登場してナカタさんをジョニーウオーカーの家へと案内する。
驚いた事にこの家はなんとカフカの父の書斎なんだ!
休憩時間に観客の一人がジョニーウオーカーがお父さんなんだよ、と言っているのが聞こえたが
本当にそうなら色んな事件のつじつまが合っていく話になるのだが・・・、どうなんだろう?

そしてジョニーウオーカーは、ナカタさんに大型冷蔵庫に入った血だらけの猫の首のコレクションを見せる。
もうーこの場面はドッキリだよー!猫の首は全部で10個有ったよ。数えましたー!(笑)
以前観た蜷川さんの舞台「タイタス・アンドロニカス」と同じように網から垂れ下がった血は赤糸で作られていた。

そしてナカタさんにスゴイ提案をする。自分を殺してくれたらゴマちゃんを解放してやろうと。


カフカは高速バスに乗って四国高松を目指すが、そのバスでさくらと出会う。
さくらを演じる佐藤江梨子さん、舞台で見るの初めてだが早口で喋る台詞も中々ハッキリしていて
好演!このさくら、もしかしたら姉かもしれないという設定。
カフカを演じる柳楽優弥くん、これが初舞台だそうだが、中々落ち着いて良い感じ!
台詞も喋り方にやや舌足らずの感はあるが、ハッキリしていて15歳の少年の言葉として違和感はない。

高松に降り立ったカフカはあらかじめ調べておいた甲村記念図書館に辿りつく。
舞台には本がびっしり立ち並んだ書架のケースが幾つも登場し図書館の雰囲気になり、
右側からテーブルに座った大島さんのケースが静かに登場・・・ドキドキドキ(笑)
テーブルの前に正面を向いてイスに座り白いシャツの袖を少しまくり、膝をぴったりと揃え足を右流す、
私が勝手に「お姫様すわり(爆)」と名付けた座り方で、右手で黄色い鉛筆をくるくると回しながら登場し、
とても優雅な手つきで銀縁のメガネをかけて図書館に入ってきたカフカを見る。
ウワーーーッ 色がとっても白くって手が・指が細いっ!(笑)舞台に現れた瞬間そう思った。
ほっそりとした手首に小ぶりの四角い腕時計、基本的に大島さんの衣装は白で統一されていて
清潔な感じがする。
大島さんはカフカの荷物を預かりながら図書館を利用する概要を説明する。
そして些か難しい話も・・・、神様は人間を男・男 男・女 女・女の3つのパターンに分けたと
親指、人差し指、中指を立てて「3」を示す。
こんな事に反応する私も変だけど(笑)その白くて細い指がとっても綺麗だったので・・・。
その話の途中でケースの後ろを佐伯さんが通りかかり、カフカに注目するシーンも。
そして佐伯さんが案内する、この図書館の建物見学ツアーに参加するカフカ。
別れ際に細い指に挟んだ黄色の鉛筆をヒラヒラさせてニッコリ笑いながら「さようなら」と言う大島さんに又痺れる(爆)

だがある日図書館の帰りに気を失い神社で血だらけになっているのに気が付くカフカ。
困ったカフカはバスで別れ際にさくらが書いてくれた携帯電話に電話してさくらに助けを求める。

図書館の庭のベンチに座って食事をしている大島さんが登場、やはりきっちりと足を揃えてお姫様座りをして、
カップにお茶を注ぐ仕草も、細い指で口を拭く仕草もとても優雅で殆ど女性だわ(笑)
カフカは大島さん以外に頼る人も居ないと助けを求める。

大島さんは、では僕のアシスタントになってここに住めばいいと提案してくれる。
佐伯さんはとくべつな考え方をする人だが反対はしないだろうと。
特殊な人?と訊ねるカフカに特殊と言えば僕の方がよっぽど特殊だよ、と謎めいた言葉を残す。

図書館でカフカはアイヒマンの本を読み始める。ナチスドイツの時代にユダヤ人の大量虐殺を実行した人の話だ。
下手のケースで本を朗読しているカフカ。

その上手側のケースでは椅子に座ったナカタさんがいて、アイヒマンの言葉に耳を傾けたり・・・、
ジョニーウオーカーが鞄の中から猫を取り出しテーブルの上でお腹を切り裂き内臓を取り出すのを見たり・・・。
二つの残虐なシーンが舞台の上でシンクロされていく。
テーブルの上では本物のような血は出るし、心臓を口に入れたり手も口も血だらけだし・・・、目をそむけたくなるシーンが続く。
そして次に鞄の中から取り出したのがあのシャム猫のミミちゃんだった!
ここでナカタさんが切れた!大声を出して止めたが聞かないジョニーウオーカーをテーブルの上になったナイフで一気に刺す。
鞄の中からゴマちゃんも取り出し、「おうちに帰ろう」と言った所で1幕が終了・・・。怖かったーーー!

しかしこの猫殺しのシーンが異常に長かった気がするなぁー。
もう少しここを短くしてもっと本質に関わる部分を入れた方が良かったのでは、と思ったのだが。
特に父親にかけられた呪いの言葉、「その手で父親を殺し母や姉と交わる」
これがカフカが呪いを逃れて家を出る決心をするきっかけだし、後の重大なキーワードになるのだし・・・。

この事件とカフカが血だらけになっていた事とが関係しているのではないかと思われるのだ。
無意識の中で父を殺す。
父親の書斎だし、殺人を犯したナカタさんには血が全くついていないし・・・。
夢の中から責任は始まる・・・、原作の中の言葉だけど。


2幕はナカタさんが警察に「ナカタは人を殺しました」と告げに来る場面から始まった。
テレビのニュースで世界的な彫刻家田村浩一氏が自宅で殺害されているの見つかったと報じている。だが警官はナカタさんが知的障害がある老人だと思い本気で相手にしない。

突然ナカタさんは星野くんのトラックに乗り四国を目指す事になる。
何故急に四国なのかがイマイチ不明なのだが、ナカタさんにそんなインスピレーションが働くみたい。


図書館に二人の女性が現れ、トイレが男女別ではないとか分類の仕方が男性が先に有るのは、男女差別だと文句を言い始めた。
大島さんに「あなたは差別する典型的な男性だ!(言葉を忘れましたがこんな意味の事)」と食ってかかる。
それに対して大島さんは「僕は男性じゃない、女です!」と言ってポケットから証明書のような物を見せる。「僕は生物学的に言っても戸籍上も間違いなく女性だけど意識は男性として生きています。こんな格好をしているけどレズビアンじゃない、女性でありながら僕はゲイです」
私は原作を読んでいるので当然この事は知っているけど、長谷川さんの台詞で語られると結構衝撃を受ける(笑)

カフカは問う「大島さんが自分は特殊だと言ったのはこの事だったの?」
そして大島さんはカフカに田村浩一の事件が乗った新聞記事を見せる。
僕が殺した訳じゃない、だがそう言い切れる自信がないカフカ。
大島さんはカフカに佐伯さんの事を説明する。
むかし甲村家の息子であった男の子と恋をした事、その頃「海辺のカフカ」と言う曲を作った事、
その恋人は学生運動に参加して殺害された事など。
この時小さなケースに入った青いドレスを着た少女が「海辺のカフカの」の歌を歌いながら舞台を移動する。

「海辺のカフカ」

あなたが世界の縁にいるとき
私は死んだ火口にいて
ドアのかげに立っているのは
文字をなくした言葉

海辺の椅子にカフカは座り
世界を動かす振り子を想う
心の輪が閉じるとき
どこにも行けないスフィンクスの
影がナイフとなって
あなたの夢を貫く

溺れた少女の指は
入り口の石を探し求める。
蒼い衣の裾を上げて
海辺のカフカを見る

これはプログラムの最後のページに書かれてる「海辺のカフカ」の詩だけど、私には全く意味不明(爆)
だがこの中に出てくる「入り口の石」・・・、これがこの物語のキーワードになる。


そして四国に着いたナカタさんが突然「入り口の石」を見つけなければいけないと言い始めた。
石について白くて丸いとか、レコードぐらいの大きさだとか、かなりのイメージが有る模様。
ここでやっとカフカの物語とナカタさんのお話が繋がり始めたかな?

星野ちゃんの前に突然カーネル・サンダースが現れ「入り口の石」を知っている言い出す。
女を買えば情報を教えてやろうと言い出した。
この近くの森に「入り口の石」が有ると言う。
石を持ち帰った二人は急に重たくなった石を頑張ってひっくり返す。
ナカタさんが叫ぶ! 「入り口が開きました!」
そして次は図書館を探さなくてはいけないと言い出す。


佐伯さんはカフカに昔雷に打たれた人の話を書いたと話す。
カフカは雷の話から佐伯さんが母ではないかと想い始める。

原作ではカフカは佐伯さんの少女時代の夢を見て、その少女に恋をするのだ。そして現実の佐伯さんと少女がオーバーラップして
現実の佐伯さんに母かもしれないと想いつつ恋をする。
これがよく判るのだが舞台では突然にカフカと佐伯さんが結ばれるシーンになって行く。
別々に入っていて離れていた2つのケースがぴったりとくっついた。
佐伯さんは青い衣装を着たままだが、カフカはシャツを脱ぎ全裸になる。
このシーンをカラスがぴったりケースに寄り添って逐一説明するのがなんだかなぁー(笑)
ある意味可哀相な役廻りだね!
青い光の中でかなりエロチックだが綺麗な交わりのシーンだった。田中さんも頑張ったねぇ!

大島さんが県警がカフカを探しに来たと告げる。
これ以上大島さんに迷惑をかけたくないというカフカに対して、
今までの大島さんに似合わず強い口調で「君はとっくに僕にもう迷惑をかけているんだ」と言う。
かなり冷ややかな言い方にチョット驚いた。
大島さん、怒ってるーー?

「起きてる?」
カフカが寝ている所へ大島さんがやってくる。
舞台の中央の奥から手前に歩いてくる姿も女性の雰囲気なんだなぁー!(笑)
面倒な事になったから君を山の中へ連れて行くという。
その第一の理由は警察が今までとは違う真剣さでカフカの事を探し始めていると。
60代の男と共犯ではないかと疑っているので、これ以上カフカを図書館で匿うのは難しいと。
カフカが第2の理由を聞くと大島さんはカフカが佐伯さんと関係を持った事を察していた。
そして佐伯さんが今死にかけていると言う。その原因はカフカに有ると。
だから山へ連れて行くのだと。
助けて欲しいと願うカフカに山では何もしなくて良い、風の音を聞いていればいいという。
何が起きてもそれはカフカのせいではないと大島さんは優しくカフカの肩に手を置いた。

ナカタさんが佐伯さんの所へ現れ、佐伯さんはずっとあなたが現れるのを待っていたと言う。
二人とも入り口の石は知っていると言う。
二つの物語を繋ぐキーワードは「入り口の石」だったけど、それがどうしたの・・・?(爆)
私には最後まで・・・いや今でも意味不明のままだ。



「改めて原作を読み返してみた。
佐伯さんは自分と恋人との世界を守るために「入り口の石」を開けたと言っている。
 
ナカタさんはそこに居る筈だった15才の子の替わりにジョニーウオーカーを殺したとも言って いる。   
恋人が死んでからの人生が空っぽだった佐伯さんと事故以来記憶をなくしたナカタさん、
二人の影が半分だと言うのは理解できるけど、何故二人が引き寄せられたのか? 
そこがやっぱり・・・判らない」


ナカタさんも佐伯さんも無くした半分の影をずっと探していたと言う。
そして二人とも、ここへはもう居られないという。
これが・・・、多分この物語の核心部分のはずなのだが意味がよく判らないんだなぁー(涙)

そしてナカタさんは星野さんのそばで眠るように死んでしまう。

大島さんはカフカを連れて山小屋へやってくる。
佐伯さんは僕がこの小屋を持っている事は知らないと言う。
舞台に現れた森の風景が素晴らしかった。
前も後ろも舞台を埋め尽くす木立の植わった大小のケースがライトに照らされて森の緑がスゴク綺麗!
6個くらいあったかな?高さはは5メートル以上有るかもしれない。凄いセット!
そこへ佐伯さんが現れる。入り口が開いているうちに今すぐここを出て前の生活に戻って欲しい。私がそうして欲しいの。
あなたさえ私のことを覚えていてくれたらそれで良い。昔捨ててはならないものを捨てた。私を許して欲しい!
これって私はあなたの母親よ、と言っているのよね(笑)
カフカはお母さん、僕はあなたを許しますと抱き締める。
佐伯さんは髪留めを抜いて自分の腕に突き刺し、流れる血をカフカは口で受け止める。


舞台は暗転し霧雨が音もなく降っている中、立ち尽くすカフカ。
そこへ大島さんが傘をさしかける。

大島さん「これからどうするんだい?」
カフカ「東京へ戻ろうと想う。警察へ行って事情を話す。学校へも戻る」
大島さん「それがいい!」
カフカ「さようなら、大島さん、そのネクタイ素敵だよ!」
大島さん「何時そう言ってくれるかと思っていたよ」

そこへさくらから電話が入る。
変った事は無いのね、さよなら。
さよなら、おねえさん。


休憩20分を入れて3時間45分の舞台だったが、全く長いとは思わなかった。
長谷川さんがこの作品に出演すると知ってから、スゴク楽しみにしていたが、期待を裏切らない素晴らしい舞台だった。
千秋楽のカーテンコールには蜷川さんも登場して会場全員のスタオベの大拍手!
最後のステージにはあのケース移動に関わったスタッフ達も登場した。やっぱり若い人が多いな!
ご苦労様ーーー!
私も勿論大拍手しました!

だけど村上作品の言葉は難しい!
判らない事だらけ・・・(笑)

役者さんは皆ぴったりの配役だった。
勿論長谷川さんが演じる性同一性障害の大島さんは宝塚から抜け出てきたかと思われるほど綺麗だったし、仕草もまるで女性。
男性として生きているのだから、もう少しキリッとしていても良かったかな思うくらい。
カラス役の柿沢さんは、私は初めてだったけどルックスも良いし、声も良いし、四季出身だそうだから
ミュージカルへの出演もあるかもと思って楽しみにしたい。
ナカタさんの木場さん、相変わらず役にぴったしの演技にうなるばかり!
ナカタさんとコンビを組んだ星野ちゃんを演じた高橋努さん、温かくてほのぼのとした星野ちゃんの存在がほっこりと心を潤してくれた。

最後に私が感じた長谷川さんへのNGを・・・(笑)
主だった役者さん全員が台詞がとても歯切れが良くて聞き取りやすかったのに、長谷川さんの台詞の切れが悪かったと感じた。
勿論大島さんの台詞は膨大で、とても理屈っぽくて難しい言葉が沢山出てくるし、言い難かっただろうとは思うけど、
そこはもう長年舞台俳優の経験のある長谷川さんなのだから、きっちりとクリヤーして欲しかった。
長谷川さんが表現した大島さんの姿かたちがスゴク素敵だっただけに、とても残念に思えました。

まだまだ舞台の事沢山書きたい事があるけれど、長くなり過ぎるのでこの辺りで止めて置きます(笑)
兎に角大島さんがもうーーー綺麗で素敵でしたっ!



なんと! 大阪の舞台に記録用のカメラが入っていたそうです。
希望的観測ですが、できればこの舞台の映像が見られれば良いなと願っています。


6/27
  追記です
26日の新聞に蜷川さんの「カフカ」の談話が載りました。
記事が小さくて読めないかも知れませんが、村上春樹さんが舞台をご覧になったそうで、良かったと言ってくれて嬉しかった!・・・と。

許可(?)が出てDVDにならないかなぁー!(^^)/^ 


7/30
  またまた追記です

本日読売新聞に読売演劇大賞の中間選考作品が掲載された。
なんと『海辺のカフカ』が作品賞・男優賞・演出家賞・スタッフ賞の4部門のにノミネートされた。
「海辺のカフカ」から4人の男優賞の候補があがりそのトップに長谷川さんが選ばれた。

「清潔感ある演技で、実は女性と言う難しい役になりきり、存在感を示した」

これが選考理由です。
最終決定は来年の2月ですがきっと選ばれると信じています。

海辺のカフカ

海辺のカフカ

  • 随筆・エッセイ
  • 短編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-06-25

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

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